簿記の資格は転職に活かせる？レベルや役立つ仕事もご紹介！

「簿記の資格にはどんな種類があるの？」「転職に役立つの？」など疑問がある人は多いのではないでしょうか。今や定番のビジネス資格といわれている簿記検定。このコラムでは、簿記の資格について解説しています。資格の種類やそのレベル、さらに転職にどのように活かせるのかもご紹介。簿記の資格取得を検討している人は、ぜひご一読ください。

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簿記の資格について

簿記とは、企業や団体の財産の増減・出納に関する記録をつけることをいいます。お小遣い帳や家計簿をイメージすると、わかりやすいかもしれません。簿記には資格があり、全商簿記検定・全経簿記検定・日商簿記検定の3つの検定があります。その中で、最も知名度が高く多くの人が受検しているのが日商簿記検定です。以下、その日商簿記検定の詳細をご紹介します。

日商簿記検定とは

日商簿記検定とは、日本商工会議所ならびに各地商工会議所が実施する簿記検定です。経理事務に必要とされる会計知識のほか、財務諸表を読むためのスキルや基本的な経営管理・分析力などを習得できるため、人気の資格となっています。

日商簿記検定のレベル

日商簿記検定は、1級～初級までレベル分けされています。レベルごとで求められる知識やスキルが異なるため、受検の際はそれぞれの内容をよく確認しておきましょう。

1級

最も難易度が高く、経営管理や経営分析を行うためのスキルが求められるのが1級です。合格すると税理士試験の受験資格を得ることができるため、公認会計士や税理士といった国家資格の取得を目指す人がチャレンジする傾向にあります。

2級

企業の経理担当になるために必要とされる知識が2級レベル。3級と違い、製造業の簿記「工業簿記」が出題されるため、商業簿記と工業簿記の両方を習得する必要があります。

3級

初学者の多くが初めに受検するといわれている3級。基本的な商業簿記の習得、青色申告書類をはじめとする各種書類に関する実務程度に相当します。

簿記初級

4級に代わって新設された簿記初級。簿記に関する基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、なおかつ業務に活かせるレベルとされています。

原価計算初級

2018年に新たに設けられた原価計算に関する検定です。原価計算の基本用語、原価と利益の関係の分析および理解度が問われます。

簿記の資格は転職に役立つ？

結論から述べると中途採用の場合、即戦力を求める傾向にあるため、資格よりも経験の有無を重視する企業は多いようです。しかし、就活生や異職種からの転職など、実務未経験であれば資格を有することで、一定のスキルが備わっていると証明されます。また、資格は仕事への熱意を示すアピールポイントの1つになるため、書類の通過率が上がるかもしれません。こちらの「経理未経験から正社員になるのは難しい？役立つスキルや転職のコツを解説」には、経理職未経験の方に向けた情報が記載されています。最近では、未経験スタートの求人も増えつつあるので、コラムを参考に転職を検討してみてはいかがでしょうか。

簿記の資格が活かせる仕事

簿記の知識を活かせる代表的な仕事といえば経理事務ですが、営業職や販売職、小売業など、お金に直接関わる機会が多い業種でも活かされています。また、「しっかりお金の流れを知りたい」という学生や社会人の間でも、簿記は注目されているようです。需要と実用性が高いといわれる簿記検定。お金に関するスキルが身につくため、実務だけでなく日常生活にも役立てられるでしょう。簿記の資格が活かせる仕事については「簿記ってどんな資格？保持するメリットと活用できる仕事」にも紹介されています。こちらも併せてご一読ください。

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