時給1000円は安い?高い?手取りや年収を詳しく解説!

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この記事のまとめ

  • 時給1000円で週5日・1日8時間働いた場合、年収は190万円前後になる
  • 全国の最低賃金の平均は1,004円なので、時給1000円は平均以下といえる
  • 時給は地域によって差があるため、時給1000円が安いとは言い切れない
  • 時給1000円は労働時間や勤務日数によって、余裕のある一人暮らしは難しい
  • 安定した給与を望むなら、賞与や昇給がある正社員として就職するのがおすすめ

「時給1000円は安い?高い?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。居住地域や出勤日数にもよりますが、時給1000円で一人暮らしをするとなると厳しい生活になってしまうことも。このコラムを読んで、時給1000円の手取りや年収を確認しながら、生活に必要な年収について考えてみましょう。また、正社員を目指す際のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

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時給1000円は安い?高い?

時給は地域によって差があるため、一概に「高い」「安い」とは言い切れません。その地域の最低賃金を確認することが、時給1000円が高時給か低時給なのかの判断につながります。

厚生労働省が発表している「地域別最低賃金の全国一覧(P.5)」によると、2023年10月時点で最も高い最低賃金は東京都の1,072円、次いで神奈川県の1,071円、大阪府の1,023円です。また、全国平均の最低賃金は1,004円となっています。
一見すると、時給1000円は全国平均以下という風に思えてしまいますが、仕事内容や地域によっては時給1000円が高時給になるところもあり、一概に安いとは言い切れない部分も。時給の高いアルバイトや派遣の求人を探したいときには、まず地域の最低賃金を確認することがポイントになるでしょう。

参照元
厚生労働省
地域別最低賃金の全国一覧

最低賃金が改定されたのはいつから?

厚生労働省により、2023年10月から全国47都道府県で最低賃金の引き上げが順次実施されました。全国平均の最低賃金は2022年度の961円より43円高い1,004円となり、1,000円台を突破するのは初めてのことです。主要都市を中心とした全国的な最低賃金の上昇に伴って、平均時給も増加しているといえます。

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時給1000円の手取りと年収

時給1000円で1日8時間・週5日働いた場合、1ヶ月の勤務日数が5日×4週で20日とすると、日給8000円×20日で、16万円の月給となります。それに伴い、年収は192万円程度です。
しかし、1日8時間・週5日勤務の場合、社会保険料や税金なども支払うことになるため、手取りや年収は先ほどの金額よりもさらに低くなってしまいます。

また、アルバイトの場合は、希望通りにシフトに入れないこともあるため安定した収入を得られる保証は薄いといえるでしょう。「フリーターの年収はいくら?時給別で計算した金額」のコラムでは、フリーターの平均年収を紹介しているので、併せて参考にしてください。

週4勤務の場合

時給1000円で1日8時間・週4日働いた場合、1ヶ月の勤務日数が4日×4週で16日とすると、日給8000円×16日で、12.8万円の月給となります。それに伴い、年収は154万円程度です。
ただし、1日8時間・週4日働いた場合も社会保険料や税金の支払いが発生するため、手取りや年収は前述した金額を下回ります。

時給1000円で扶養内に収めたい場合は何時間労働がいい?

親や配偶者の扶養内で勤務したい場合は、年収を130万円以内に収める必要があります。時給1000円の方が年収を130万円以内に収めるには、出勤日数を減らしたり短時間で働いたりなど、働き方を工夫しなければなりません。以下では、扶養内に収まる働き方の例をいくつかご紹介します。

  • ・時給1000円で週5日働く場合は、1日4時間勤務で年収104万円程度
    ・時給1000円で週4日働く場合は、1日6時間勤務で年収125万円程度
    ・時給1000円で週3日働く場合は、1日8時間勤務で年収125万円程度

また、2023年10月より、厚生労働省の「年収の壁・支援強化パッケージ」が始まりました。扶養内で働くパートやアルバイトの方が、繫忙期の影響などで一時的に年収130万円を越えてしまったとしても、事業主がその旨を証明することで引き続き扶養に入り続けることが可能となる取り組みです。万が一、繫忙期の影響などで年収が130万を越えてしまった場合は、一度職場の上司に相談のうえ確認してみましょう。

参照元
厚生労働省
年収の壁・支援強化パッケージ

時給1000円で一人暮らしはきつい?

時給1000円で働く場合、一人暮らしはできても厳しい生活になる可能性があるでしょう。以下では、一人暮らしにかかる費用を詳しく解説します。

一人暮らしにかかる費用

一人暮らしをするには、どの程度の収入が必要になるのでしょうか。一般的な生活費の内訳についてご紹介します。

  • ・家賃→約6~7万円
    ・食費→約3万円
    ・光熱費→約1万円
    ・通信費→約1万円
    ・消耗品→約3千円
    ・交際費→約2万円

上記の金額はあくまで一般的なものであるため、地域差や個人差は出てくるでしょう。しかし、少なく見積もっても、13万円以上はかかるものと考えられます。

時給1000円の1人暮らしの生活レベル

時給1000円で1日8時間・週5日働いた場合、月給は16万円になりますが、税金や社会保険料などが引かれることを考慮すれば、余裕のある生活をすることは難しいかもしれません。節約しながら生活したとしても、貯金できるほどのお金は残らないでしょう。少しでも余裕を持ちたいと考えるのであれば、240万円ほどの年収が必要となります。

時給1000円であっても労働時間や勤務日数が少ない場合は、生活に困窮することになりかねません。生活に必要な金額を想定し、時給だけでなくどれくらいシフトに入れるかといった点にも注意を払うことが重要です。一人暮らしのフリーターの節約術については、「フリーターの一人暮らしはきつい?審査や家賃の気になる疑問を解決!」のコラムでも取り上げています。こちらも併せて確認すると、より知識を深められるでしょう。

時給1000円から正社員を目指そう!仕事探しのコツ

時給1000円から年収アップを目指すのであれば、フリーターではなく正社員として就職するのも一つの手段です。正社員は賞与や昇給がある場合も多く、長い目で見ればフリーターと正社員の収入には大きな差が出るでしょう。

ここでは、時給1000円で働く方に向けて、正社員として就職する方法や仕事探しのコツを紹介しています。

ハローワークを利用する

時給1000円のフリーターから正社員を目指す方法として、ハローワークを利用する方法があげられます。ハローワークでは、無料で正社員への就職支援を受けられるので、自分の住んでいる地域やその近辺で正社員就職したい方におすすめです。また、未経験の業種に挑戦する方や、自身のスキルを向上させたい方に向けての職業訓練も実施しています。
ハローワークでは求人数が多い分、ブラックな求人に注意しましょう。気になる会社を見つけたら、応募する前に企業研究や情報収集をしておくことが、ハローワークでの仕事探しのコツといえます。
お近くのハローワークは、厚生労働省のWebサイトに掲載の「全国ハローワークの所在案内」をご確認ください。

参照元
厚生労働省
全国ハローワークの所在案内

求人サイトを活用する

正社員就職を目指す時給1000円のフリーターには、求人サイトの利用も選択肢の一つです。求人サイトは求人の掲載数が多く、業種や職種も幅広いため、豊富な選択肢から仕事を探せます。「学歴不問」「未経験者歓迎・OK」「経験者優遇」など、こだわりたい条件が多い方におすすめといえるでしょう。また、ハローワークと違い、相談員などの第三者を介さないため、自分のペースで応募できるのも魅力です。
ただし、第三者に相談することができない分、自分で求人をしっかり見極める必要があります。闇雲に応募するのではなく、会社のWebサイトを隅々まで閲覧したり、口コミを検索したりするなどして応募企業のリサーチを行いましょう。

就職エージェントに登録する

時給1000円のフリーターから正社員を目指すのであれば、就職エージェントを利用するのも一つの手です。就職エージェントとは、求人募集の検索・応募、書類の添削、面接対策などを行っている民間の就職支援サービスのこと。ハローワークと違い、専任のアドバイザーが付くので、マンツーマンで就職活動をサポートしてもらいたい方におすすめです。

ハタラクティブでは、実際に取材を行った企業の求人のみを取り扱っています。求人サイトには掲載されない情報を得ることができるうえ、企業に直接尋ねづらい給与や福利厚生についても詳しく知ることも可能です。
専任のアドバイザーがプロの目線で丁寧にカウンセリングを行い、一人ひとりに合った求人をご紹介。書類添削や面接対策など包括的にサポートいたします。正社員就職を目指したい方は、お気軽にハタラクティブにご相談ください。

こんなときどうする?時給1000円の方に向けたQ&A

現在時給1000円で働いている方には、さまざまな疑問や不安があるのではないでしょうか。ここでは、想定される時給1000円の方のお悩みをQ&A方式で解決していきます。

時給1000円のアルバイトと正社員になるのはどちらが良い?

安定した給与を望むなら、賞与や昇給がある正社員として就職するのがおすすめです。正社員として就職することで、長期的に雇用や収入が安定します。会社によっては、福利厚生が充実していたり将来的に昇給が見込めたりするなどの点も大きなメリットです。

ただし、短時間で働きたい方や扶養内で働く必要のある方には、正社員よりも時給1000円のアルバイトが向いているでしょう。アルバイトであれば働く日数や時間に融通が利く場合が多いので、プライベートを大事にしながら働けます。「週5のバイトと正社員になるのはどっちが良い?給与や待遇面の違いを解説!」のコラムでは、アルバイトと正社員の待遇面の違いなどを詳しく解説しているので、参考にしてください。

時給1000円のアルバイトと正社員の収入の差はどれくらい?

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査の概況(P.12)」によると、正社員の平均年収は20代前半が221万円、20代後半が約256万円となっています。 時給1000円の年収はおよそ190万円前後なので、20代前半は約30万円の差ですが、20代後半では約66万円の差が開いています。また、30代からは昇進や昇給が伴うため、収入の差はさらに大きくなっていくでしょう。

参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況

時給1000円から収入アップさせる方法を教えてください。

時給1000円から収入アップさせるには、さらに時給が高いアルバイトをする、副業をする、勤務時間を長くするなどの方法があります。

しかし、同じ週5日のフルタイム勤務で収入アップを図ることを考えると、正社員を目指すのが賢明な方法といえるでしょう。ハタラクティブでは、フリーターからの正社員就職をサポートしているので、ぜひ一度ご相談ください。

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