フリーターでも一人暮らしできる?費用や審査を通すコツを解説

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【このページのまとめ】

  • ・1000円前後の時給で働くフリーターの場合、年収の目安は200万円
  • ・一人暮らしをする際は引っ越し代や前家賃、家電代などの初期費用が必要
  • ・フリーターが一人暮らしする際は固定費の見直しや自炊で節約を心がけよう
  • ・一人暮らしする前に審査の厳しさや必要な出費を把握する
  • ・生活費に余裕が欲しい場合は、フリーターから正社員を目指そう

「フリーターも一人暮らしできるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。フリーターが一人暮らしをするのは可能ですが、初期費用や生活費などのまとまったお金を用意する必要があります。引っ越ししてから資金不足で慌てないよう、事前に貯金しておくと安心です。
このコラムでは、フリーターの一人暮らしに必要な初期費用や生活費、家賃の相場などをご紹介します。安心して一人暮らしを始められるよう、ぜひ参考にしてください。

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フリーターだと一人暮らしは無理?

フリーターであっても一人暮らしは可能ですが、収入によって選べる物件が変わります。まずは、フリーターの月収と年収の目安をチェックしましょう。

このコラムでは、東京都の最低賃金を参考にします。2021年時点での東京都の最低賃金は1013円。時給1013円で1日8時間・月22日間働いた場合のボーナスを含まない月収と年収は、以下の金額です。

・月収:17万8288円
・年収:213万9456円

なお、上記の金額の約2割が社会保険料や税金として引かれるため、実際に受けとる金額(手取り)の目安は以下のとおりです。

・月収:約14万2600円
・年収:約171万1200円

上記から、時給が1000円前後のフリーターの場合、年収の目安は200万円です。ちなみに、2021年6月時点での東京都の最低賃金は全国で最も高い金額でした。働く地域によっては、上記の金額よりも低くなることを念頭に置いておきましょう。

家賃の目安は手取りの30%といわれているので、手取りが15万円のフリーターが一人暮らしするなら、4万5000円~5万円の物件が妥当です。フリーターの家賃相場については、「家賃の目安は手取り額で決まる?収入に対して理想の割合を解説」もあわせてチェックしてみてください。

参照元
厚生労働省
地域別最低賃金の全国一覧

フリーターが一人暮らしするための6つの初期費用

フリーターが一人暮らしをする場合、引っ越しの初期費用を用意する必要があります。初期費用の目安は、約30万円〜40万円です。フリーターが事前に把握しておきたい一人暮らしの初期費用の内訳を、下記で紹介します。

1.引っ越し費用

引っ越し費用は、荷物の量や移動距離、時期によって変わります。同市内への引っ越しで荷物が少ないと2万円代で済み、長距離で荷物が多いと10万円近くかかることもあるようです。引っ越し業者は一人暮らし向けのサービスを展開しているので、費用を抑えられるプランがあるか調べてみましょう。
一人暮らしする時期にこだわりがなければ、3~4月以外のオフシーズンを狙うと節約できます。また、数個のダンボールに収まる程度の荷物なら、宅配便を利用したり車で運んだりすれば、引っ越し費用を抑えられるでしょう。

2.敷金、礼金

賃貸の部屋に一人暮らしする際、基本的に敷金・礼金が必要になります。敷金は部屋を退去するときの修繕費となる費用です。家賃の約1カ月分を敷金として入居時に支払いますが、退去時に修繕費を差し引いた額が戻ってきます。礼金は大家への「お礼」のお金で、相場は家賃の約1カ月分です。敷金とは違い、礼金は退去しても戻ってきません。

3.前家賃

賃貸契約の際には、敷金・礼金のほか、あらかじめ翌月分の家賃である「前家賃」を支払います。

4.仲介手数料

物件を紹介してくれた不動産会社に支払う費用です。仲介手数料は家賃の0.5カ月~1カ月分(+消費税)が相場。仲介手数料の上限は法律で定められており、家賃の1カ月分と消費税を足した金額です。

5.火災保険料

一人暮らしする家の火災や水漏れといったトラブルに備え、1万円前後の損害保険に加入する必要があります。

6.家電、家具、調理器具、日用品

一人暮らしする際は、以下の家具・家電が必要になります。

・ベッド
・テーブル
・カーテン
・照明
・冷蔵庫
・電子レンジ
・炊飯器
・掃除機
・洗濯機
・テレビ
・エアコン
・フライパン、包丁、鍋などの調理器具
・洗濯ハンガー、収納ケースといった日用品

家具や家電は商品によって値段が異なりますが、上記をすべて買うと最低でも15万円ほどかかると考えられます。

敷金・礼金や前家賃以外の費用がかかるか確認しよう
物件によっては、入居時に鍵の交換費用や消毒代、害虫駆除代を請求される場合があります。予想外の出費に慌てないよう、一人暮らしする家を決める前に、不動産会社に確認しましょう。

フリーターの一人暮らしにかかる1カ月の家賃、生活費

フリーターが一人暮らしする場合、1カ月で最低でも13~15万円必要になると考えられます。ここでは、一人暮らしする際にかかる1カ月の家賃や生活費の目安を確認しましょう。

・家賃:5万円
・食費:3万円
・光熱費:1万円
・通信費:1万円
・交際費:1万円
・娯楽費:1万円
・日用品代:3000円
・衣服代:5000円

合計:12万8000円

月によっては、冠婚葬祭のためのお金や医療費、実家に帰省するための交通費などもかかるので、13万円以上は必要になると考えておきましょう。フリーターが一人暮らしする際の家賃や生活費については、「フリーターの家賃相場はどのくらい?一人暮らしの生活費もご紹介」のコラムも参考にしてみてください。

一人暮らしのフリーターの節約術5選

一人暮らしをするフリーターは、固定費の見直しや計画的な買い物などを行うと生活費を節約できるでしょう。

1.固定費を見直す

固定費は、毎月発生する費用のことです。家賃や水道光熱費、通信費や保険料などの固定費を見直し、安いサービス・プランを利用すれば節約が期待できます。
たとえば通信費は、現在の支払い額と他社の格安プランを比較し、乗り換えても支障がなさそうであれば契約変更するのも一つの手です。
そのほかには、電気の契約アンペア数を減らすと基本料金が安くなります。自分がどれくらい電気を使うか計算し、最適なアンペア数で契約しましょう。ただし、節約になるからとアンペア数を下げすぎると、すぐにブレーカーが落ちる原因となります。最も電気を使う時間帯を考慮し、契約アンペア数を決めましょう。

2.自炊をする

外食や惣菜を買う機会が多い人は、自炊を心がけましょう。「毎日料理を作るのはきつい…」という人は、週に1回作り置きをしたり、調理の手間がかからないレシピを調べたりして工夫してみましょう。

3.節電・節水をする

一人暮らしの水道光熱費に関しては、「こまめに電気を消す」「水を流したままにしない」「料理は一度にまとめて作る」などの行動が節約につながります。
そのほか、電力の消費を抑えるために、冷蔵庫に食べ物を詰め込みすぎるのは避けましょう。また、冷蔵庫は壁や家具にぴったり合わせて置くのではなく、少し隙間をあけて放熱スペースを確保すると、省エネ効果があります。

4.家電は必要最小限に抑える

無駄な出費を抑えるために、一人暮らしで所有する家電は必要最低限にしましょう。たとえば、部屋がそれほど広くなければ、掃除機は必要ない場合もあります。掃除の際はモップやワイパー、粘着クリーナーがあれば、部屋を清潔に保てるでしょう。

5.衝動買いをしない

無駄な費用を抑えるために、事前に買うものを決めてお店に行くことをおすすめします。買う物をリスト化していれば、バーゲンセールにつられて衝動買いするのを防げるでしょう。

節約はできる範囲で行おう
一人暮らしするフリーターが節約する際は、無理のない範囲で行うのがポイントです。「食費を浮かせたいから夕食を抜く」といった極端な節約はストレスで続かなくなってしまうので、実践しやすいことをコツコツ行いましょう。

フリーターが一人暮らしする際の5つの注意点

フリーターが一人暮らしをする際は、「審査の厳しさ」や「想定される出費」「家の周辺環境」などに注意しましょう。

1.フリーターは審査が通りにくいこともある

物件を借りる際、安定した収入が保証されていないフリーターは正社員よりも審査が通りにくくなる場合があります。まとまった貯金があることやフリーターとして毎月安定した収入を得ていることを伝え、スムーズに審査が通るよう工夫しましょう。

2.一人暮らしする際の初期費用や生活費を把握する

一人暮らしする際は、引っ越しの初期費用や1カ月にかかる生活費などの出費を把握しておきましょう。どれくらいの金額が必要か分かれば、前もって貯金したり節約を意識したりできます。

3.一人暮らしする家に求める条件を絞る

家賃や立地、築年数、セキュリティ、間取りなどの条件は、すべて希望どおりにしようとすると選択肢が少なくなる可能性があります。あらかじめ優先順位を決め、多少の妥協は必要になることを念頭に置きましょう。

4.一人暮らしする家の周辺環境をよく確認する

物件を内見する際は、家の周りを歩いたり周辺施設を確認したりして、住んだ後の生活を想像してみましょう。近くに飲食店街があると夜は騒がしかったり、街灯が少ないと一人で夜道を歩きづらかったりする可能性があります。たとえば、図書館によく行く人なら徒歩圏内に図書館がある家、散歩やジョギングが趣味なら近くに大きな公園がある家だと、プライベートの時間を充実させやすいでしょう。

5.一人暮らしの物件は複数の最寄り駅で探す

最寄駅を1つに絞ると、その分候補の物件数が減ります。通勤可能な範囲で、最寄駅を複数設定して物件の選択肢を増やすのがおすすめです。希望する駅の隣駅を候補に入れ、視野を広げて物件探しを行いましょう。

相場より安い物件は注意
物件を探す際、家賃の安さは大切です。ただし、あまりにも安すぎる物件には注意しなければなりません。相場より極端に安い物件は、築年数が経っていたり、環境に問題があったりと何かしらの事情がある可能性があります。安い物件を見つけてもすぐに飛びつかず、不動産会社に理由を聞いたり、内見で環境を確かめたりしてから決めましょう。

一人暮らししたいフリーターは正社員就職を検討しよう

毎月の生活費にゆとりを持って一人暮らしを楽しみたいなら、収入を増やすことが一番の近道です。収入がアップすると、暮らしに余裕が生まれるだけでなく、貯金ができて将来への安心感にもつながります。安定した収入が欲しいフリーターは、正社員への就職がおすすめです。

フリーターは正社員と違い、昇給やボーナスの機会が少ないため、なかなか収入アップを図れません。そのため、年齢を重ねるほど正社員との収入差は開くでしょう。

「フリーター経験しかないのに、正社員になれるの?」と思う人もいるでしょう。しかし、実際には人柄や将来性といったポテンシャルを評価する企業は一定数あります。特に、福祉業界やIT業界といった人手不足の業界では若手人材を求める企業が多く、スキルよりも伸びしろを重視する傾向が強いので、20代のフリーターにおすすめです。「フリーターが就職しやすい仕事とは?求人が豊富な業界をご紹介」では、フリーターから目指せる業界・職種を解説しているので、ぜひ読んでみてください。

フリーターが正社員になるメリットとデメリット

フリーターが正社員を目指すメリットとデメリットについて、それぞれ確認しましょう。

フリーターが正社員になる3つのメリット

正社員のメリットとして、「福利厚生が適用される」「昇給やボーナスがある」「スキルアップしやすい」ことが挙げられます。

1.福利厚生が適用される

福利厚生の内容は会社によって異なりますが、住宅手当や引っ越し補助、資格取得支援制度、食事補助などが挙げられます。フリーター時代にはなかった住宅手当のような各種手当が支給されれば、生活費を抑えられて貯金しやすくなるでしょう。

2.昇給やボーナスがある

正社員の場合、会社によっては年に2回ボーナスが支給されます。ボーナスの相場は、基本給の約2カ月分です。昇給やボーナスはモチベーションアップのきっかけになり、フリーターのときよりもやりがいを感じながら働けるでしょう。

3.スキルアップしやすい

会社によって状況は異なりますが、研修制度で知識の定着やスキルアップを支援するところもあります。企業の業績につながる重要な仕事を任され、専門的なスキルを身につけられるのもメリット。また、資格取得支援制度で講座の費用や受験料などを負担する会社もあるようです。

フリーターが正社員になる3つのデメリット

フリーターから正社員になるデメリットの例は、「転勤や異動がある」「責任・プレッシャーがともなう」「残業や休日出勤する場合がある」です。

1.転勤や異動がある

正社員の場合、転勤や異動を命じられる可能性があります。場合によっては、自分の希望とは異なる部署や支店に配属されることもあるでしょう。

2.責任やプレッシャーがともなう

正社員は、売上に貢献し会社の業績を上げることを求められます。昇進して部下や新入社員を育てる立場になると、「まずは自分が結果を出さなければ」とプレッシャーを感じることもあるでしょう。

3.残業や休日出勤する場合がある

正社員は仕事を終わらせるために、やむを得ず残業したり休日出勤したりすることも。会社によって超過勤務の状況は異なるものの、フリーターのときより増える可能性があります。残業や超過勤務は大きなストレスの原因であるため、デメリットといえるでしょう。

一人暮らししたいフリーターが正社員になる3つのコツ

フリーターから正社員になるためには、フリーターになった理由を正直に答える、熱意や意欲をアピールする、なるべく早く就活を始めるといったポイントを意識しましょう。

1.なぜフリーターになったのか正直に答える

フリーターの就職活動で「なぜ正社員にならなかったのか」と聞かれた際は、事実を正直に答えるのがおすすめです。「夢を追っていたから」「就職活動がうまくいかなかったから」といった理由を伝え、反省点や入社後の抱負を話しましょう。ネガティブな理由でフリーターになった場合でも、ごまかしたり嘘をついたりするのは避けてください。面接官はその場しのぎの回答だとすぐに気付き、悪印象につながります。

2.入社意欲や熱意をアピールする

企業の商品やサービス、強みなどを詳しく調べ、どんな点に魅力を感じて応募したのかを伝えましょう。十分に企業研究したことが伝われば、面接官に入社意欲が高いと判断してもらえます。なお、フリーター時代のアルバイト経験はアピール材料になるので、身につけた知識・スキルが活かせることを積極的に伝えれば、「入社後に活躍してくれそう」と印象アップにつながるでしょう。

3.なるべく早く就活を始める

将来性に着目するポテンシャル採用は主に20代が対象のため、正社員を目指すなら早めに就職活動を始めましょう。20代であれば、フリーターから未経験の業界・職種を目指す際もチャレンジしやすいと考えられます。年齢が上がるにつれて即戦力となるための経験・スキルが求められるため、求人の選択肢が減る前に就活を始めるのが得策です。

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フリーターの一人暮らしに関するQ&A 

ここでは、フリーターの一人暮らしに関する主な質問と回答をまとめました。

フリーターが一人暮らしするには月にいくら必要?

「一人暮らしにかかる1ヶ月の家賃、生活費」で試算したように、およそ13万円~15万円ほどは最低限必要となるでしょう。家賃が安いところに住んだり、光熱費などを節約したりすれば、多少生活費を削ることもできるはずです。フリーターの家賃の目安については、「フリーターの家賃相場は?一人暮らしの生活事情や節約術もご紹介」のコラムの「フリーターが入居審査に通りやすくなるための3つのコツ」の項目をご参照ください。
 

フリーターの一人暮らしで貯金はできる?

フリーターの一人暮らしでも貯金をしている人はいるようです。ただし、収入が限られる場合が多いため、節約をしながら支出を極力減らすというやり方になるでしょう。フリーターの貯金方法については「フリーターが貯金するには?一人暮らしの節約方法」のコラムを参考にしてみてください。
 

一人暮らしのフリーターは年金の免除申請をできる?

できます。「国民年金保険料免除制度・納付猶予制度」を活用すれば、免除や猶予を受けた期間は支払う必要はありません。年金の免除申請は、住んでいる自治体の市役所の国民年金窓口で行います。

参照元
日本年金機構
国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度
 

一人暮らしのフリーターで税金や公的保険料がきつい…

一つ前のQでお答えした年金の免除申請などを検討してみてください。また、雇用条件などによっては雇用先の社会保険に入れることも。保険料や税金に関しては「フリーターが支払う保険料・税金は?保険未加入のリスクを解説」で詳しく解説しています。正社員になると一人暮らしの負担がぐっと減るので、この機会に「ハタラクティブ」で正社員就職を目指すのもおすすめです。

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