フリーターの一人暮らしはきつい?審査や家賃の気になる疑問を解決!

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この記事のまとめ

  • 1000円前後の時給で働くフリーターの場合、年収の目安は200万円
  • フリーターが一人暮らしをする際、引っ越し代や前家賃などの初期費用が必要
  • フリーターが一人暮らしする際は、固定費の見直しや自炊で節約を心がけよう
  • フリーターが一人暮らしするならば、審査の厳しさや必要な出費を把握する
  • 一人暮らしで生活費に余裕が欲しい場合は、フリーターから正社員を目指そう

「フリーターも一人暮らしできるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。フリーターが一人暮らしをするのは可能ですが、初期費用や生活費などのまとまったお金を用意する必要があります。引っ越ししてから資金不足で慌てないよう、事前に貯金しておくと安心です。
このコラムでは、フリーターの一人暮らしに必要な初期費用や生活費、家賃の相場などをご紹介します。安心して一人暮らしを始められるよう、ぜひ参考にしてください。

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フリーターが一人暮らしを考えたときに気になる不安

フリーターが一人暮らしを考えたとき、最も気になるのは必要な費用についてでしょう。雇用形態に関わらず、賃貸契約を行うときは初期費用と当面の生活費を用意します。また、「入居審査に通るのか」「一人暮らしをしたら扶養から外れる必要はあるのか」といった疑問を持つ方もいるようです。

いくらお金が必要?

賃貸契約をするときは、敷金礼金といった初期費用と引っ越し費用、新たに家具や家電を用意するお金、当面の生活費などが必要になります。用意すべき金額は状況や人によって異なりますが、初期費用で40万円、1ヶ月の生活費で15万円、引越し費用なども含めて60万円以上は用意しておくと安心でしょう。詳しくは後述する「フリーターが一人暮らしするための6つの初期費用」「フリーターの一人暮らしにかかる1カ月の家賃、生活費」をご覧ください。

審査に通る?

賃貸物件を契約するときは「入居審査」が行われます。月の収入や家賃の支払能力の有無、万が一のときの保証人の有無などを調査し、支払いが滞りなく行われるか、常識の範囲内で利用されるかを確認するようです。
フリーターは非正規雇用のため安定性に欠けるといえますが、長く勤務していたり勤務先が大きな企業だったりすると、審査に通ることも。また、家賃額を下げる、保証会社を利用するといった対応で審査をパスすることもできるようです。詳しくは「フリーターは賃貸契約の審査に通る?パスする方法やかかる費用などを解説」のコラムをご覧ください。

扶養から外れる?

一人暮らしを始めたからといって扶養から必ず外れるわけではありません。扶養の基準は、扶養される人の年収で決まります。「フリーターが親の扶養を抜けるとどうなる?外れるタイミングや手続きを解説」のコラムでも説明しているように、扶養から外れるのは年収が106万・130万円を超えたら。「保険料などを払うのは嫌だから」と年収を抑えて家族の扶養に入ったまま一人暮らしをすることも可能ですが、毎月の生活費を考えるとフリーターで一人暮らしを検討するなら、扶養から外れる人が多くなるでしょう。

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フリーターの一人暮らしはきつい?

フリーターであっても一人暮らしは可能ですが、収入によって選べる物件が変わります。まずは、フリーターの月収と年収の目安をチェックしましょう。

このコラムでは、東京都の最低賃金を参考にします。2022年時点での東京都の最低賃金は1071円。時給1071円で1日8時間・月22日間働いた場合のボーナスを含まない月収と年収は、以下の金額です。

・月収:18万8496円
・年収:226万1952円(※月収×12)

なお、上記の金額の約2割が社会保険料や税金として引かれるため、実際に受けとる金額(手取り)の目安は以下のとおりです。

・月収:約15万円
・年収:約180万円

上記から、時給が1000円前後のフリーターの場合、年収の目安は200万円です。ちなみに、参考とした東京の最低賃金は全国でも高いほう。働く地域によっては上記の金額よりも低くなることを念頭に置いておきましょう。

家賃の目安は手取りの30%といわれているので、手取りが15万円のフリーターが一人暮らしするなら、4万5000円〜5万円の物件が妥当です。フリーターの家賃相場については、「家賃の目安は手取り額で決まる?収入に対して理想の割合を解説」もあわせてチェックしてみてください。

参照元
厚生労働省
東京都最低賃金を1,072円に引上げます

フリーターが一人暮らしするための6つの初期費用

フリーターが一人暮らしをする場合、初期費用を用意する必要があります。初期費用の目安は約40万円。フリーターが事前に把握しておきたい一人暮らしの初期費用の内訳を、下記で紹介します。

1.引っ越し費用

引っ越し費用は、荷物の量や移動距離、時期によって変わります。同市内への引っ越しで荷物が少ないと数万円万円で済み、長距離で荷物が多いと10万円近くかかることもあるようです。引っ越し業者は一人暮らし向けのサービスを展開しているので、費用を抑えられるプランがあるか調べてみましょう。
一人暮らしする時期にこだわりがなければ、3~4月以外のオフシーズンを狙うと節約できます。また、数個のダンボールに収まる程度の荷物なら、宅配便を利用したり車で運んだりすれば、引っ越し費用を抑えられるでしょう。

2.敷金、礼金

賃貸の部屋に一人暮らしする際、基本的に敷金・礼金が必要になります。敷金は部屋を退去するときの修繕費となる費用です。家賃の約1~2カ月分を敷金として入居時に支払いますが、退去時に修繕費を差し引いた額が戻ってきます。礼金は大家への「お礼」のお金で、相場は家賃の約1~2カ月分です。敷金とは違い、礼金は退去しても戻ってきません。

物件によって金額は異なる

敷金や礼金は物件によって金額が異なります。なかには敷金・礼金の一方やどちらも不要という物件も。初期費用をおさえたいなら、敷金礼金が不要の物件に絞るのもいいでしょう。

3.前家賃

賃貸契約の際には、敷金・礼金のほか、あらかじめ翌月分の家賃である「前家賃」を支払うことが多いようです。物件や管理会社によって異なるものの、1~2ヶ月分が一般的でしょう。

4.仲介手数料

物件を紹介してくれた不動産会社に支払う費用です。仲介手数料は家賃の0.5カ月~1カ月分(+消費税)が相場。仲介手数料の上限は法律で定められており、家賃の1カ月分と消費税を足した金額です。

5.火災保険料

一人暮らしする家の火災や水漏れといったトラブルに備え、1万円前後の損害保険に加入する必要があります。

6.家電、家具、調理器具、日用品

一人暮らしする際は、以下の家具・家電が必要になります。

・ベッド
・テーブル
・カーテン
・照明
・冷蔵庫
・電子レンジ
・炊飯器
・掃除機
・洗濯機
・テレビ
・エアコン
・フライパン、包丁、鍋などの調理器具
・洗濯ハンガー、収納ケースといった日用品

家具や家電は商品によって値段が異なりますが、上記をすべて買うと最低でも15万円ほどかかると考えられます。

以上を合わせると、地域や時期、物件にもよりますが、家賃5万円の物件だと最低でも40万円ほどかかると考えておくと安心でしょう。なお、物件によっては、入居時に鍵の交換費用や消毒代、害虫駆除代を請求される場合があります。予想外の出費に慌てないよう、一人暮らしする家を決める前に、不動産会社に確認しましょう。

フリーターの一人暮らしにかかる1カ月の家賃、生活費

フリーターが一人暮らしする場合、1カ月で最低でも13〜15万円必要になると考えられます。ここでは、一人暮らしする際にかかる1カ月の家賃や生活費の目安を確認しましょう。

項目費用
家賃5万円
食費3万円
光熱費1万円
通信費・交通費1万円
交際費1万円
日用品0.3万円
被服0.5万円
娯楽費1万円
合計12.8万円

月によっては、冠婚葬祭のためのお金や医療費、実家に帰省するための交通費などもかかるので、13万円以上は必要になると考えておきましょう。
なお、「一人暮らしの生活費をシミュレーション!平均金額や最低限にする方法も紹介」のコラムによると、年収200~300万円の勤労単身者の生活費内訳は家賃を除いて月あたり10万円という結果が出ています。生活費も居住地域や生活スタイル、重視する項目などによって変化しますが、「フリーターの一人暮らしはきつい?」で算出した月収を考えると、決して余裕のある生活とはいえないでしょう。

一人暮らしのフリーターの節約術5選

一人暮らしをするフリーターは、固定費の見直しや計画的な買い物などを行うと生活費を節約できるでしょう。

1.固定費を見直す

固定費は、毎月発生する費用のことです。家賃や水道光熱費、通信費や保険料などの固定費を見直し、安いサービス・プランを利用すれば節約が期待できます。
たとえば通信費は、現在の支払い額と他社の格安プランを比較し、乗り換えても支障がなさそうであれば契約変更するのも一つの手です。
そのほかには、電気の契約アンペア数を減らすと基本料金が安くなります。自分がどれくらい電気を使うか計算し、最適なアンペア数で契約しましょう。ただし、節約になるからとアンペア数を下げすぎると、すぐにブレーカーが落ちる原因となります。最も電気を使う時間帯を考慮し、契約アンペア数を決めましょう。

2.自炊をする

外食や惣菜を買う機会が多い人は、自炊を心がけましょう。「毎日料理を作るのはきつい…」という人は、週に1回作り置きをしたり、調理の手間がかからないレシピを調べたりして工夫してみましょう。

3.節電・節水をする

一人暮らしの水道光熱費に関しては、「こまめに電気を消す」「水を流したままにしない」「料理は一度にまとめて作る」などの行動が節約につながります。
そのほか、電力の消費を抑えるために、冷蔵庫に食べ物を詰め込みすぎるのは避けましょう。また、冷蔵庫は壁や家具にぴったり合わせて置くのではなく、少し隙間をあけて放熱スペースを確保すると、省エネ効果があります。

4.家電は必要最小限に抑える

無駄な出費を抑えるために、一人暮らしで所有する家電は必要最低限にしましょう。たとえば、部屋がそれほど広くなければ、掃除機は必要ない場合もあります。掃除の際はモップやワイパー、粘着クリーナーがあれば、部屋を清潔に保てるでしょう。

5.衝動買いをしない

無駄な費用を抑えるために、事前に買うものを決めてお店に行くことをおすすめします。買う物をリスト化していれば、バーゲンセールにつられて衝動買いするのを防げるでしょう。

節約はできる範囲で行おう

一人暮らしするフリーターが節約する際は、無理のない範囲で行うのがポイントです。「食費を浮かせたいから夕食を抜く」といった極端な節約はストレスで続かないうえ、体調に影響が出てしまうおとも。結果として多額の医療費を支払う…とならないよう、実践しやすいことをコツコツ行いましょう。

一人暮らしをはじめるならフリーターより就職を目指そう

冒頭で説明したように、フリーターは非正規雇用。雇用や収入が安定しないため、賃貸契約が難しいこともあるでしょう。契約が出来ても、毎月の給与と支出で悩んだり、貯金が思うように出来なかったりと思うような一人暮らしが叶わない可能性もあります。一人暮らしをはじめるなら、不安定なフリーターではなく安定している正社員を目指しましょう。
「フリーター経験しかないのに、正社員になれるの?」と思う人もいるでしょう。しかし、実際には人柄や将来性といったポテンシャルを評価する企業は一定数あります。特に、福祉業界やIT業界といった人手不足の業界では若手人材を求める企業が多く、スキルよりも伸びしろを重視する傾向が強いので、20代のフリーターにおすすめです。「フリーターが就職しやすい仕事とは?求人が豊富な業界をご紹介」では、フリーターから目指せる業界・職種を解説しているので、ぜひ読んでみてください。

一人暮らししたいフリーターが正社員になる3つのコツ

フリーターから正社員になるためには、フリーターになった理由を正直に答える、熱意や意欲をアピールする、なるべく早く就活を始めるといったポイントを意識しましょう。

1.なぜフリーターになったのか正直に答える

フリーターの就職活動で「なぜ正社員にならなかったのか」と聞かれた際は、事実を正直に答えるのがおすすめです。「夢を追っていたから」「就職活動がうまくいかなかったから」といった理由を伝え、反省点や入社後の抱負を話しましょう。ネガティブな理由でフリーターになった場合でも、ごまかしたり嘘をついたりするのは避けてください。面接官はその場しのぎの回答だとすぐに気付き、悪印象につながります。

2.入社意欲や熱意をアピールする

企業の商品やサービス、強みなどを詳しく調べ、どんな点に魅力を感じて応募したのかを伝えましょう。十分に企業研究したことが伝われば、面接官に入社意欲が高いと判断してもらえます。なお、フリーター時代のアルバイト経験はアピール材料になるので、身につけた知識・スキルが活かせることを積極的に伝えれば、「入社後に活躍してくれそう」と印象アップにつながるでしょう。

3.なるべく早く就活を始める

将来性に着目するポテンシャル採用は主に20代が対象のため、正社員を目指すなら早めに就職活動を始めましょう。20代であれば、フリーターから未経験の業界・職種を目指す際もチャレンジしやすいと考えられます。年齢が上がるにつれて即戦力となるための経験・スキルが求められるため、求人の選択肢が減る前に就活を始めるのが得策です。

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フリーターの一人暮らしに関するQ&A 

ここでは、フリーターの一人暮らしに関する主な質問と回答をまとめました。

フリーターが一人暮らしするには月にいくら必要?

一人暮らしにかかる1ヶ月の家賃、生活費」で試算したように、およそ13万円〜15万円ほどは最低限必要となるでしょう。家賃が安いところに住んだり光熱費などを節約したりすれば、多少生活費を削ることもできるはずです。フリーターの家賃の目安については、「フリーターの一人暮らしには月いくら必要?家賃相場や節約術をご紹介!」をご参照ください。

フリーターの一人暮らしで貯金はできる?

フリーターの一人暮らしでも貯金をしている人はいるようです。ただし、収入が限られる場合が多いため、節約をしながら支出を極力減らすというやり方になるでしょう。フリーターの貯金方法については「フリーターの一人暮らしは貯金できない?必要額や節約方法をご紹介」のコラムを参考にしてみてください。

一人暮らしのフリーターで税金や公的保険料がきつい…

国民年金保険料免除制度・納付猶予制度」を活用し、年金の免除申請などを検討してみてください。また、雇用条件などによっては雇用先の社会保険に入れることも。保険料や税金に関しては「フリーターは保険に加入できる?保険料や支払い方を確認しよう」で詳しく解説しています。正社員になると一人暮らしの負担がぐっと減るので、この機会にハタラクティブで正社員就職を目指すのもおすすめです。

参照元
日本年金機構
国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度

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