フリーターの一人暮らしは貯金できない?必要額や節約方法をご紹介

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この記事のまとめ

  • フリーターで一人暮らしをしている場合は、節約に励まないと貯金は難しい
  • フリーターで貯金が必要な場面には冠婚葬祭や急な病気、急に失職したときなどがある
  • フリーターが貯金するためには固定費や光熱水道費の見直し、自炊などを心がけると良い
  • フリーターのままで貯金するのが難しいなら、就職して正社員になるのを検討しよう

フリーターをしていて「貯金したほうが良いかな…」と心配になる方もいるでしょう。フリーターは時給制が多く働いた分しか給与がもらえないので、貯金に回すのは難しいと感じる方も多いようです。一人暮らしをしている方は特に生活経費がかさむので、まったく貯金がない場合も。このコラムでは、フリーターが貯金するための節約方法や収入アップの手段についてご紹介していますので、参考にしてみてください。

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フリーターの一人暮らしは貯金できない?

フリーターで一人暮らしをしながら貯金するのは、節約に励まないと難しいようです。ここでは、フリーターの平均収入を考察しながら、どのように貯金したら良いか解説します。

フリーターの平均収入額

フリーターの平均収入額は、10~20代の非正規雇用の人の平均収入からある程度推測できるでしょう。厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査(p.2)」のデータによると正職員以外の労働者のうち、フリーターの主な年齢層である18歳~34歳男女の平均収入はおよそ19万1800円。同じ年齢層の正職員の平均およそ23万2000円に比べると、4万円ほどの違いがあります。また、これは派遣社員や契約社員も含む金額なので、フリーターに絞れば平均収入額はもっと下がることが予想されるでしょう。若いうちは正社員と非正社員の収入差は比較的少ないにもかかわらず、すでに月4万円ほどの差があるのが特徴的です。

参照元
厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概要
雇用形態別に見た賃金

フリーターの一人暮らしにかかる費用

フリーターの一人暮らしにかかる主な費用は、政府の調査によってある程度の推測が可能です。総務省の2021年4月~6月家計調査のデータによると、34歳までの単身世帯の生活費平均額は以下のとおりです。

・食費 3万4134円
・住居費 2万9252円
・光熱水道費 7135円
・交通通信費 2万3251円
・被服費 8322円
・家具、家事用品 7297円
・医療費 4314円
・交際費 6510円
・教養娯楽費 1万5210円
・その他の雑費 1万9250円

計:15万4675円

一見、十分貯金が可能のように見えますが、こちらは全国平均のため住む場所によっては住居費や交通通信費などがずっと高いことも。また、税金を払うため手取りを15万4675円以上にするには、最低でも約18万2000円~約20万6000円の給与が必要です。契約社員、派遣社員含めての平均収入が約19万1800円であることを考えると、一人暮らしができたとしても生活費でほぼ消えてしまい、貯金するのは非常に難しいといえるでしょう。
フリーター生活を続けているとどんなリスクがあるのかは「フリーターのリスクとは?将来の見通しや正社員になるためのポイントを解説」のコラムで詳しくご説明していますので、こちらも参考にしてみてください。

参照元
e-Stat 政府統計の総合窓口
2021年4月~6月 家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表

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フリーターに貯金が必要な6つの場面

普段の収入で生活できていたとしても、冠婚葬祭や急な病気で出費があったり働けなくなったりしたときのために、まとまった額の貯金が必要です。以下、どのような出費を想定すべきかについてご紹介します。

1.冠婚葬祭へ参加するとき

フリーターの主な年齢層である20代~30代前半では結婚する人が多いため、場合によっては結婚式が続く時期があるでしょう。結婚式に呼ばれた場合に必要な費用には、主に以下のものがあります。

・ご祝儀 
・二次会参加費 
・交通費、宿泊費
・スーツやドレスの購入
・女性のヘアセット

このうち友人関係のご祝儀の相場は2万円~3万円二次会の参加費は5000円ほどのようです。また、遠方での結婚式の場合はくわえて交通費や宿泊費、初めての出席の場合は服の購入費女性ではヘアセット代などがかかる場合があります。

また、お葬式の場合は香典の相場が5000円~1万円、喪服がない場合はその購入費、そのほか交通費などがかかります。結婚式は何人か続いたり、お葬式は突然起こったりするものなのであらかじめまとまった金額を用意しておく必要があるでしょう。

2.病気やケガをしたとき

病気やケガをしてアルバイトできず、治療に専念しなくてはならないこともあるでしょう。その場合は、出費があるだけでなく収入もなくなってしまうことに注意。たとえば、東京都の最低賃金1,041円でフルタイムで働いていたと想定すると、10日間働けなくなった場合は治療費のほかに83,280円の減収になります。このときにある程度貯金がなければ、治療費はおろか生活費に困る事態になってしまうでしょう。

3.就職活動を始めるとき

フリーターから正社員になるための就職活動を始める際にもお金がかかります。アルバイトを続けながら就職活動をするにしても、履歴書などの購入費や交通費、ない場合にはスーツや小物類の購入費が必要なうえ、説明会や面接などで思うようにシフトに入れない場合も想定できるでしょう。よって、貯金がほとんどなかった場合は就職活動がうまく進まない可能性もあります。

4.急に職を失ったとき

企業の経営状況が悪化して従業員を減らさなければならなくなったときには、アルバイトなどの非正規社員は真っ先に解雇されやすいといえます。よって、急に職を失ってしまうことも。その際に貯金がなければ、次の仕事が決まるまで生活に困ってしまうでしょう。また、若いうちなら新しいアルバイトに就ける可能性が高いですが、年齢を重ねると応募しても採用されず新しい職がずっと決まらない状態になることがあります。

5.将来結婚したいと思ったとき

そのうちに結婚したいと思っている場合は、式や新生活のために多額の貯金が必要となるでしょう。結婚式や引っ越しなどで大きな出費があるため、何年もかけて貯金しておくのが望ましいです。しかし、先述のようにこのままフリーターを続けると、生活費や臨時出費などでほとんど貯金できない可能性が。そのため、フリーターのままだと結婚したくてもできない場合があるようです。
フリーターの結婚については「フリーターは結婚できる?できない?後悔しないために必要なポイントを紹介」で詳しく解説していますので、ご参照ください。

6.老後のための資金を考えたとき

老後の生活を考えると、長年にわたって貯金しておく必要があるでしょう。ずっと先の話と思う人もいるでしょうが、老後の生活で必要なお金は数千万円ともいわれています。それまでの生活費や臨時出費を払いながら多額のお金を貯めるには、ある程度の収入がないと難しいでしょう。若いころから少しでも貯めておかないと、老後にお金がなく困ってしまう可能性があります。
フリーターの将来については「フリーターの末路…就職を目指すべき理由とは」のコラムが参考になるでしょう。

フリーターが貯金するための4つの方法

フリーターが貯金するためには節約して支出を減らしたり、あらかじめお金を先に取っておいたりする必要があるでしょう。以下、具体的な内容をご説明します。

1.固定費を下げる

まずは毎月の固定費を見直してみましょう。固定費とは、家賃やスマートフォンの料金など月々必ず支払うお金のこと。固定費が下がればかなりの節約になります。特に、スマートフォンの料金は削減しやすいのでおすすめ。使っていないアプリの解約、加入プランの見直しなどいくつか方法があります。

2.外食をしない

外食が続いている人は、この機会に自炊に切り替えるのがおすすめです。価格が安めのチェーン店であっても、家で作るほうが安く済みます。食材が使いきれない人は、一度に調理して作り置きをしたり、下ごしらえをして冷凍しておいたりすると良いでしょう。

3.貯金のお金を先取りしておく

収入があったら、貯金のためのお金を先に取っておきましょう。余ったら貯金しようと思っていたら、お金が残らない場合が多いからです。最初から大きい金額にせず無理のない範囲から始めるのが長く続けるコツです。

4.光熱水道費を節約する

光熱水道費をもう少し減らせないか一度見直してみるのも良いでしょう。無意識のうちについ電気のつけっぱなしや水道の出しっぱなしをすることもあるでしょうが、積もり積もって大きなムダになってしまうもの。普段から気をつけるだけで、費用を抑えられます。

フリーターで貯金できない人は収入アップを目指そう

今のフリーター生活でなかなか貯金ができないという人は、収入アップを目指してみましょう。以下、収入を上げる方法を3つご紹介します。

1.ダブルワークをする

今の生活で時間や体力に少し余裕があるなら、アルバイトの合間にダブルワークをするのがおすすめ。今は家でパソコンを使ってできるデータ入力作業やテイクアウトの配達作業など、隙間時間を使ってできるものもあります。アルバイトの休みの日に隔週で行ったり寝る前に家で作業を行ったりと工夫すれば、貯金分のお金を稼ぐのも可能でしょう。

2.より高時給のアルバイトに変える

今のアルバイトでは貯金まで回らないという場合は、より時給の高い仕事に変えるのを検討するのも良いでしょう。あまり人のシフトが入らない深夜や早朝、体力を使う仕事は時給が高い傾向があります。

3.正社員を目指す

ダブルワークや高時給のアルバイトでは体力が続かなかったり、将来に不安を抱いていたりする人は、これを機に正社員を目指すのを検討してみてください。正社員では健康保険料や厚生年金保険料を半分企業が負担してくれたり、ボーナスがあったりと金銭面で余裕が生まれます。時給制のフリーターでは年齢を重ねて体力がなくなってくると若い頃のように働けなくなったり、年齢を理由に採用されにくくなったりする可能性が高いですが、正社員ではある程度収入が保障されるので安心でしょう。
貯金は長期に渡って少しずつ貯めていくもの。よって、無理して働いたり生活を切り詰めたりして貯めようとしても長く続けられず、失敗してしまう可能性が高いでしょう。まずは生活基盤を固めてから貯金を始めれば無理なく貯めていけるので、少しでも年齢が若いうちに就職するのがおすすめです。
貯金を考えたときにフリーターのままでは不安という方は、就職エージェントのハタラクティブの利用をご検討ください。ハタラクティブは20代フリーターの方に向け、人柄やポテンシャルを重視する企業の求人をご紹介しています。専任の就活アドバイザーがカウンセリングをもとに適性のある仕事をアドバイスいたしますので、スキルや経験がないと不安の方もご安心ください。ハタラクティブでは求人紹介だけでなく企業とのやり取り、選考対策にいたるまで就活を完全サポートいたします。ご登録、ご利用はすべて無料。お気軽にお問い合わせください。

フリーターの貯金に関するQ&A

ここでは、フリーターの貯金事情についてよくある質問と回答をご紹介しています。

フリーターの一人暮らしで貯金できる?

フリーターの一人暮らしで貯金するのはかなり難しいといえるでしょう。フリーターであれば、収入がほぼ生活費で消えてしまう場合が多いからです。貯金する場合は光熱水道費を節約したり、自炊を徹底したりと出費をコツコツ減らしていくことから始めましょう。「フリーターの家賃相場は?一人暮らしの生活事情や節約術もご紹介」のコラムでは家賃相場のほかに生活費や節約方法についても解説していますので、併せてご覧ください。

フリーターにとって貯金はどんなときに必要?

フリーターの生活で貯金が必要となるときには冠婚葬祭への出席や急な病気、突然の失職などが挙げられます。また、そういった一時的な出費にくわえ、結婚や老後など将来のための貯金も必要です。「300万円貯金したい!フリーターがお金を貯めるには」のコラムでは、まとまった額のお金を貯めるにはどうすれば良いかについてご紹介しています。

フリーターのまま貯金する方法は?

フリーター生活をしながら貯金するには、節約以外に「時給の良い仕事に変える」「ダブルワークをする」といった方法もあります。体力や時間があるなら、隙間時間や休日を使ってコツコツ稼ぐのも良いでしょう。しかし、若いころは何とか働けても年齢を重ねると無理が利かなくなるうえ、求人に採用されなくなっていくので長期的には難しいでしょう。「フリーターは何歳まで名乗れる?就職を考えるべき年齢を知ろう」では、30代以降の就職の難しさや正社員を目指す際のポイントについて解説しているので、参考にしてください。

フリーター生活で貯金ができなくて困っています…

フリーター生活で貯金をするだけの余裕がないのであれば、少しでも若いうちに正社員を目指すのがおすすめです。フリーターから正社員になるには年齢が大きく影響するので、一刻も早く動きましょう。20代向け就職エージェントのハタラクティブでは、フリーターの方に人柄やポテンシャルを重視する企業の求人をご紹介しています。一度ご相談ください。

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