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フリーターは結婚できる?できない?後悔しないために必要なポイントを紹介
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この記事のまとめ
- フリーターが結婚を避けられやすい大きな理由は、収入が不安定なこと
- フリーターが結婚後の関係を良好に保つには、ある程度のお金が必要
- フリーターが結婚する確率を上げるには、正社員就職を目指すのがおすすめ
- フリーターが正社員になると「安定した収入」や「社会的信用」が得られる
将来結婚できるかどうか不安なフリーターは多いでしょう。フリーターが結婚できるかどうかは相手の判断次第です。また、相手が良いと判断しても、相手の親がフリーターとの結婚を許してくれない場合も。このコラムでは、結婚生活に必要な費用や正社員との収入差、フリーターが持つべき心構えなどを紹介しています。フリーターのままで結婚しても後悔しないかどうか、考えてみましょう。
フリーターは結婚できる?できない?
フリーターが結婚できるかできないかは、交際相手の判断次第といえます。交際相手が「フリーターでも構わない」と判断すれば結婚は可能です。ただし、交際相手が認めてくれたとしても、相手の親がフリーターとの結婚を許してくれない場合もあります。
また、「付き合う分にはフリーターでも構わないけど、結婚は考えられない」「結婚相手がフリーターだと知人や友人に紹介しづらい」という人も一定数いることを頭に入れておきましょう。
結婚を避けられるフリーターの特徴
以下は、フリーターのなかでも、特に結婚を避けられやすい人の特徴です。自分に当てはまっている特徴がないかチェックしてみましょう。
・あてもなくフリーターでいる人
・正社員になる気が一切ない人
・貯金や収入に気を配らない人
「貯金をしない」「なんとなくフリーターでいる」という人は、相手から「将来の生活について無計画だ」と思われてしまうことも。結婚できない人は、フリーターという立場だけが原因ではないこともあります。
「結婚の前に相手が見つからない…」というフリーターは「フリーターと付き合うのはなぜ避けられる?相手が不安に思う理由を解説!」をご覧ください。
フリーターが結婚率を上げるための3つのポイント
夢や目標があったり正社員を目指して就活したりしているフリーターは、結婚相手として認めてもらえる可能性があります。そのほか、家事能力の高さがアピールポイントになることも。フリーターが結婚するために必要なポイントを、以下で確認しておきましょう。
1.夢や目的があるフリーターになる
フリーターが結婚するためには、夢や目的を持つことが重要です。ただ何となくフリーターをしている人と、目的があってフリーターをしている人であれば、後者の方が信頼度は高いといえます。ただし、いつか叶うと信じて夢を追い続けた結果、何も得られずに終わることもあるでしょう。そのため、夢や目的には期限をつけてください。「○○までに成功しなければ就職する」と交際相手に約束すれば、さらに結婚できる確率が上がるはずです。
2.結婚生活のために家事能力を高める
家事能力を高めるのも、フリーターが結婚するうえで重要なポイントといえます。世の男性・女性の中には、「フリーターであっても家事さえしっかりできれば良い」と考える人も一定数いるでしょう。そのため、家事能力を身につけておけば、仕事に集中した生活を送りたい人と結婚できる確率が高まるといえます。「夢や目的がなく、正社員就職の願望もないけど結婚したい」というフリーターの方は、家事能力を高めておくと良いでしょう。
3.正社員を目指してフリーターを辞める
フリーターが結婚率を上げたい場合、正社員を目指して就職するのがおすすめです。今はフリーターだとしても、正社員を目指して行動していれば相手は安心しやすいでしょう。ただし、正社員になることだけが目的になってしまうと、就職してからモチベーションを保てない可能性があるため注意してください。就活の進め方が分からない方は、このコラム内の「フリーターが結婚前に正社員就職するための3つの方法」を参考にしてみましょう。
「女性フリーターは結婚できない?良縁を引き寄せるには」には、女性フリーターが結婚するためのポイントがまとめられているので、活用してみてください。
フリーターのまま結婚するメリット・デメリット
ここでは、フリーターのまま結婚するメリットとデメリットを紹介します。フリーターのままでいるか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
フリーターのまま結婚するメリット
フリーターのまま結婚した場合、シフト制であれば、パートナーに合わせて生活できます。パートナーが中心になって働いているなら、柔軟にシフトを組んで、パートナーを支えられるでしょう。
フリーターのまま結婚するデメリット
フリーターのまま結婚すると、収入の低さが不安になる場面があるでしょう。パートナーが働けなくなった場合、フリーターの収入だけで家庭を支えなければなりません。現状の収入で生活できずに、勤務時間や働き口を増やすことになれば、自身の負担になってしまいます。
フリーターの結婚生活が不安定になりやすい場面
フリーターが結婚で後悔しないためには、「万が一」の状況を考えることが重要です。万が一の状況とは、「ケガや病気」「離婚」「親の介護」などを指します。
1.フリーターが結婚後にケガや病気をしたとき
フリーターは、基本的に働いた時間分だけ給料がもらえるため、ケガや病気で働けなくなった場合は収入がなくなります。さらに、収入がなくなるだけでなくケガや病気の治療費が必要です。この場合、相手の給与だけで十分生活できるのであれば問題ありません。ただし、2人の収入で生活している場合は、一方の収入がゼロになってしまい、生活が立ち行かなくなる可能性もあります。
2.フリーターが結婚後に離婚したとき
正社員経験が全くないフリーターは、30歳を超えると就職が難しくなるといわれています。仮に、離婚後すぐ就活を始めたとしても、就職先が決まって最初の給料日になるまでは収入が入りません。そのため、万が一離婚をした場合、どのように生計を立てるかは結婚前に決めておく必要があります。
3.フリーターが結婚後に親の介護をするとき
フリーター本人が健康でも、親の介護が必要になった場合、やむを得ず退職しなければならないこともあるでしょう。その場合、上記の「ケガや病気をした場合」と同様に、相手の給料だけで生活することになります。
また、相手が親の介護を理由に退職するときは、フリーター側の収入だけで家計を支えなければなりません。フリーターが結婚を考える場合、あらゆる状況を想定し「現在の収入で家計が支えられるか」を判断することが重要です。
フリーターが結婚後の関係を良好に保つにはお金が必要
結婚後の関係を良好に保つためにはある程度のお金が必要です。フリーターはボーナスがない場合が多いので、事前にどのくらいの費用が掛かるか知っておくと良いでしょう。結婚式や披露宴は、規模にもよりますが総額300万円以上の費用がかかるといわれています。さらに、必要なのは結婚式や披露宴の費用だけではありません。この項目では、結婚後の生活に必要とされている主な3つの費用を紹介します。
結婚後にかかる一般的な生活費
生活費とは、人が生きていく中で最低限必要な費用のこと。総務省「家計調査年報 家計収支の概況(4p)」に掲載されている、2020年の世帯消費支出(2人以上の世帯)を表にまとめると、以下のようになります。
分類 | 費用 |
---|---|
食料 | 8万198円 |
住居・光熱・水道 | 3万9,210円 |
交通・通信 | 3万9,972円 |
保険医療 | 1万4,296円 |
教養娯楽 | 2万4,987円 |
そのほか (家具・家事用品、被服及び履物、教育など) | 7万9,264円 |
計 | 27万7,927円 |
引用:総務省「家計収支の概況 2人以上の世帯の家計消費」
表から分かるように、結婚後は月々約30万円の支払いがあることを想定しておかなければなりません。また、結婚して引っ越しをする場合は、引っ越し代に加え、家具や家電をそろえる費用も必要です。次項の「フリーターと正社員の賃金格差」でも解説しますが、フリーターの賃金はピーク時でも30万円を切っています。生活費を支払う割合は夫婦ごとに異なりますが、フリーターのままだと余裕を持って生活できない可能性が高いでしょう。
参照元
総務省
家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)家計の概要
結婚後に子育てする場合にかかる学習費
文部科学省の「子供の学習費調査ー平成30年度子供の学習費調査(5p)」によると、2018年における学年(年齢)別の学習費総額は以下のとおりです。
引用:文部科学省「子供の学習費調査ー平成30年度子供の学習費調査(5p)」
上表をもとに、幼稚園から高等学校(全日制)まで通った場合の学習費総額を算出すると、すべて公立の場合は約542万円、すべて私立の場合は約1830万円です。大学に進学させる場合は、さらに費用が加算されます。夫婦のどちらかがフリーターで共働きする場合の学習費は、保育園や幼稚園に通わせることを前提にして考えておくと良いでしょう。
また、この金額はあくまでも「学習費」なので、養育費は別で考えなければなりません。将来結婚して子どもが欲しいフリーターの方は、自分の収入と学習費を照らし合わせ、フリーターのままで良いのか検討してみましょう。
出産の費用が気になるフリーターは「フリーターが妊娠したら助成金をもらえる?必要な費用や使える手当を紹介」を参考にしてください。
参照元
文部科学省
平成30年度子供の学習費調査 調査結果の概要
場合によっては必要になる介護費
結婚後のフリーターに必要な費用は、生活費や学習費だけではありません。将来的には、自身や相手の親、もしくは相手自身を介護する場合もあります。そのような場合は、介護サービスを利用したり施設に入ったりすることでお金が掛かるでしょう。また、家で介護する場合は、介護用品の用意や環境の整備などが必要です。生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査(p96)」によると、これらの一時的な準備だけでも、平均で掛かる費用は74万円とされています。
参照元
公益財団法人 生命保険文化センター
生命保険に関する全国実態調査
フリーターから正社員になれば安定した収入が得られる
正社員になると、フリーターのときよりも安定した収入が手に入ります。会社によっては住宅手当や資格手当などの各種手当があるほか、成果に応じた報酬や賞与などが支給されることも。経験や能力に応じて収入は高くなる傾向があるので、生涯年収はフリーターより大幅に高くなります。
フリーターと正社員の賃金格差
厚生労働省による「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況(p1)」に掲載されている、フリーター(正社員・正職員以外)と正社員・正職員の賃金格差は、以下のとおりです。
引用:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況『雇用形態別』(p1)」
男女とも20代後半から、賃金差が広がっています。また、広がった賃金差は、60代以降になっても縮まっていません。
フリーターと正社員の賃金のピーク
同省の同調査で公表された賃金のピークを、男女別かつフリーターと正社員に分けると、以下のとおりです。(※カッコ内には、賃金ピーク時の年齢を表示しています。)
フリーター (正社員・正職員以外) | 正社員・正職員 | |
---|---|---|
男性 | 約27万円(60~64歳) | 約44万円(55~59歳) |
女性 | 約20万円(35~39歳) | 約30万円(55~59歳) |
引用:「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況『雇用形態別』(p1)」
雇用形態だけでなく、男女でも賃金差があることが分かります。女性のフリーターは、賃金のピークが35~39歳と早めで、それ以降は減少していました。
参照元
厚生労働省
令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況
フリーターと正社員の年収格差
国税庁の「令和2年 民間給与実態統計調査(p15)」に掲載されている、2020年のフリーター(非正規)と正社員(正規)の年収は、以下のとおりです。
フリーターと正社員の年収 | ||||
---|---|---|---|---|
性別 | フリーター | 正社員 | ||
男女計 | 176万2,000円 | 495万7,000円 | ||
男性 | 227万6,000円 | 550万1,000円 | ||
女性 | 153万2,000円 | 383万7,000円 |
引用:国税庁「令和2年 民間給与実態統計調査 平均給与(p15)」
上表から、2020年におけるフリーターと正社員の年収は、性別問わず正社員の方が高いと分かります。仮に、22歳から65歳まで43年間働くとすると、生涯賃金は以下のとおりです。
フリーターと正社員の生涯賃金 | ||||
---|---|---|---|---|
性別 | フリーター | 正社員 | ||
男女計 | 7,576万6,000円 | 2億1,315万1,000円 | ||
男性 | 9,786万8,000円 | 2億3,654万3,000円 | ||
女性 | 6,587万6,000円 | 1億6,499万1,000円 |
フリーターと正社員の生涯賃金格差は、男女計および男性の場合は約1億4千万円、女性の場合は約1億円です。ただし、上表はフリーターと正社員の年収をもとに単純計算したものなので、賞与などを加算するとさらに差が広がると考えられます。
参照元
国税庁
令和2年 民間給与実態統計調査 標本調査結果
正社員は社会的信用も高い!
安定した収入がある正社員は、フリーターよりも社会的信用があるといえます。クレジットカードの審査やローンの審査では、「月々のローンの返済がきちんとできるかどうか」が重視されるため、正社員の方が審査に通りやすいでしょう。結婚の挨拶をするときも、社会的信用のある正社員の方が印象は良いといえます。「正社員で働くメリットは?フリーターとの違い」では、正社員として働くメリットやフリーターとの違いを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
フリーターから正社員になって結婚したいと思うなら
パートナーのいるフリーターが、「正社員になってから結婚したい」と考える場合、相手とよく話し合う必要があります。
相手とよく話し合う
パートナーが自身のフリーターという立場をどう思っているか、確認しておきましょう。パートナーによっては「雇用形態に関係なく、なるべく早く結婚したい」と考えている場合もあります。「なぜフリーターから正社員になりたいのか」「なぜ結婚する前に正社員として就職したいのか」という考えを事前に伝えておくことで、誤解なく就職や結婚を進められるでしょう。
就活や結婚のスケジュールを考える
パートナーと話し合い、結婚前にフリーターから正社員を目指すことになったら、就活や結婚のスケジュールを考えましょう。就活は、求人に応募し始めてから早くても3ヶ月は掛かります。「○月に結婚したいから、○月までに正社員として就職する」と目標を立てることで、メリハリを付けて就活できます。「いつか正社員になりたい」というような漠然とした気持ちでは、就活が長引く恐れがあるため、注意しましょう。
フリーターが結婚前に正社員就職するための3つの方法
正社員を目指しているフリーターは、結婚する1年前に就職することを目指しましょう。1年間しっかりと働けば、仕事に慣れるだけでなく、有休やボーナスがもらえて生活に余裕が生まれます。「何から始めたら良いのか分からない」という方は以下の方法を参考にし、自分に合ったやり方で就活を進めましょう。
1.正社員登用制度を利用する
アルバイト先に正社員登用制度があれば、実績次第で正社員になれる可能性があります。アルバイトで経験を積んでから正社員になれるため、フリーターの抱える不安も少なくなるでしょう。ただし、正社員登用制度があるからといって、必ずしも正社員になれるわけではありません。勤続年数や実績などの条件があるため、利用したい人はよく確認しておきましょう。
また、この制度で正社員になるには時間がかかる場合も。「結婚するためになるべく早く正社員になりたい」と考えているフリーターは、制度を利用せず、正社員として就職を目指したほうが無難です。
2.就職サイトやハローワークで探す
自分のペースで就職活動に取り組みたいフリーターには、就職サイトやハローワークで求人を探す方法がおすすめです。それぞれの特徴を以下で解説します。
就職サイトの特徴
就職サイトとは、希望の業界や職種、地域などの条件を設定して、企業情報や採用情報が検索できるサイトのことです。サイトを通じて応募するか、電話で直接応募するのが一般的。選考の日程調整も自分で行います。空いた時間でマイペースに就活できるのが就職サイトを利用するメリットです。一方で、「やる気がない」という気持ちのフリーターは、就職に時間が掛かりやすいデメリットがあります。
ハローワークの特徴
ハローワークとは、職業紹介や雇用対策などの就職支援を行っている公的機関です。最寄りのハローワークで求職登録すると、求人情報提供端末が利用できて、仕事を探せます。窓口で職業相談ができるため、自分のやりたい仕事や希望条件が分からないフリーターでも、相談しながら決められるのがハローワークのメリット。また、面接の受け方や応募書類の作成などに関するセミナーにも参加できます。
3.就職エージェントを利用する
「1人での就職活動が不安」「何から始めたら良いか分からない」というフリーターの方は、就職エージェントを利用しましょう。就職エージェントに登録すると、アドバイザーに求人を紹介してもらえます。また、面接日の調整はアドバイザーが行うので、企業とのやりとりに不安があるフリーターでも安心です。
就職エージェントのハタラクティブは、フリーターや既卒、第二新卒など若年層の就職や転職に特化しています。面接の日程調整や応募書類の作成、面接対策など、転職・就職活動をマンツーマンでサポート。「フリーターから正社員になって結婚したい」「将来のためにも安定した職業に就きたい」という方は、ぜひ就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
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