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フリーターのまま老後を迎える4つのリスクとは?安心できる対処法も解説
更新日
この記事のまとめ
- フリーターは正社員よりも生涯年収や受給できる年金が少ないため、老後が不安になる
- フリーターのまま老後を迎えると、生活水準を保てないリスクがある
- フリーターを続ける場合、貯金や資産形成など安心できる老後のための対策が特に重要
- フリーターから正社員になるには、なるべく早く行動しよう
フリーターのままでいた場合、老後の生活はどうなるか不安を感じている方は多いでしょう。フリーターは正社員よりも収入が少なくなるため、老後に生活水準を保つのが難しくなる可能性が高いです。このコラムでは、老後もフリーターを続けているとどうなるか解説します。老後資金を貯めるための方法や、年齢を重ねても安定した生活ができるような対処法も解説するので、自分の老後の生活が気になる方はチェックしてみましょう。
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フリーターの老後について
現在フリーターの方は、アルバイト生活をいつ頃まで続けようと考えていますか?なかには、「そのうち就職しようと思っているけど今すぐはちょっと…」「正社員で働きたいけど、なかなか仕事が見つからない」という方もいるでしょう。しかし、いつまでもそうは言っていられません。
仮に、老後までフリーター生活を続けているとどうなるのでしょうか?
フリーターは正社員よりも生涯年収が少ない
フリーターは勤務年数や年齢によって年収が大幅に上がることはほとんどありません。対して、正社員は昇給や賞与、会社によっては退職金が支給されるため、フリーターと正社員では生涯年収に大きな差が出ます。フリーターは長期的に安定して働けるとも限らず、収入が突然途絶えることもあるでしょう。
国民年金だと老後に受け取れる年金が少なくなる
フリーターのままだと、受給できる年金の額にも影響が出る可能性も。給与額によって差はありますが、40年間厚生年金だった人が受給できる年金の額は、月額10万円~20万円ほどだといわれています。 一方、40年間ずっと国民年金だった人の場合は、月額6.5万円ほどです。 フリーターのなかには国民年金に加入している方もいるでしょうが、老後に受け取れる年金の額が少なくなる可能性があります。
老後までフリーターだと生活水準の維持が難しい
老後までフリーターでいた場合、限られた収入の中で生活しなくてはならず、ある程度の生活水準を維持するのは難しいでしょう。老齢になっても日雇いの仕事やシルバー向けのアルバイトの必要性が出てくる可能性もあります。
正社員とフリーターでは社会的信用度が違う
正社員とフリーターでは社会的信用が違います。若いうちはさほど気にならないでしょうが、マイホーム、マイカーの購入や結婚など、社会的信用がないと厳しくなる場面があるでしょう。
老後までフリーターを続けているとどうなるかについては、「老後は不安しかない!フリーターを続けた結末とは?」でも解説しています。
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フリーターのまま老後を迎える4つのリスク
ここでは、フリーターのまま老後を迎えるリスクを4つ紹介していきます。
1.所得が少なく老後資金を準備しにくい
老後資金とは、毎日の生活費に加えて、家賃や医療費、趣味娯楽のための費用です。年齢を重ねて病気や怪我をしたときに備え、資金は貯めておく必要があります。フリーターは所得が少なく、老後のために資金を蓄える余裕を持てない可能性が高いでしょう。
2.生活保護が受給できない場合もある
「フリーターを続けて生活が苦しくなれば生活保護を頼れば良い」と考える方もなかにはいるようですが、生活保護は簡単に受け取れるものではありません。生活保護の受給は、世帯収入が最低生活費に満たない場合や、資産や年金などを活用しても生活できない、やむを得ない事情でどうしても働けない状態であることを前提としています。
参照元
厚生労働省
生活保護制度
3.老後も働き続ける可能性が高い
フリーターは正社員と比べて収入が少ない場合が多く、貯金も不足しやすいため、老後も働き続ける必要があるでしょう。また、フリーターを続けている間、企業の業績悪化により正社員の雇用を保つために解雇され、収入が途絶える恐れもあります。60歳を過ぎたころから病気や怪我が増えたり、年金に加入していなかったりする人は、安定した生活が困難になる可能性が高いでしょう。
4.新しい仕事を見つけるのが難しくなる
フリーターのまま年齢を重ねると、採用されるアルバイト先が減少していきます。フリーターは責任の重い仕事をこなす機会が少ないため、職歴と認められにくいからです。中高年から新しい仕事を見つけようとしても、実績とスキルを持った転職者や、経験が不足していても能力の高い20代が優先される可能性があります。
「一生フリーターでいると老後が厳しくなる!?」でも、フリーターを続けていくリスクについて解説しているので、あわせて参考にしてください。
安心できる老後のための4つの対処法
フリーターを続ける以上、老後の生活ための対策は特に重要です。安心できる老後にするには、貯金や資産形成、正社員登用、厚生年金への加入という手段があります。ここでは、安心できる老後にするための4つの対処法を紹介するので、参考にしてください。
1.アルバイトの給料を貯金し続ける
フリーターとして働いて得た給料は、老後のために貯金しておきましょう。「正社員よりも貯金をする余力はない」と悩む人もいるでしょうが、日常生活を工夫することで毎月の出費を抑えることができます。まず、給料を貰ったらなるべく早く貯蓄用のお金を定期預金などの口座へ分け、残りのお金で生活する方法が有効です。最初に貯蓄用を分けておくことで、つい使ってしまうことがなく最低限の出費に抑えられるため、毎月貯金することができます。
家賃の見直し、通信費の場合は料金プランの変更や割安な通信会社に変えることで、効率の良い貯金に繋がるでしょう。
2.個人年金で資産を形成する
老後資金を準備する手段として、個人年金保険があります。個人年金保険とは、自分で用意する個人的な年金のことで、保険料を納めると、契約の際に決めた時期から、年金または一時金として保険料の受け取りが可能です。保険料を納めるときは口座振替も選択できるため、お金をいつでも引き出せる預貯金よりも、確実に老後のための資産を形成できるでしょう。また、条件を満たした場合は所得控除を受けられます。
注意すべきポイントは、インフレに弱い点と、保険会社が破綻すると年金額が減少する可能性がある点です。途中で解約する際に受け取る解約返戻金は、支払った保険料よりも低くなることもあります。
参照元
厚生労働省
私的年金制度の概要(企業年金、個人年金)
3.正社員への登用を目指す
老後を安心して迎えるには、正社員になるのも一つの方法です。正社員はフリーターよりも解雇されにくいため、安定した収入を得ることができるでしょう。また、会社によりますが、正社員は会社に長く勤めることでも昇進や昇給のチャンスがあったり、手厚い福利厚生により現金収入とは違った各種割引が利用できたりするため、生活が豊かになる可能性も。さらに正社員は有給や特別休暇などで収入を維持したまま長期的な休暇が取れる場合が多いため、経済的な不安が軽減されるでしょう。
「老後の安心のためには正社員がおすすめ!フリーターとの差について」では、フリーターと正社員の違いについて紹介しています。
4.厚生年金に加入する
フリーターも条件をすべて満たせば厚生年金に加入することができます。1週間の所定労働時間、1カ月の所定労働日数が常時雇用者の4分の3以上であれば加入の対象です。金銭面で不安定なフリーターにとっては安心の制度でしょう。
参照
日本年金機構
適用事業所と被保険者
フリーターから正社員になるには
フリーターから正社員を目指すうえで一番大切なのが、できるだけ早く就職活動を始めることです。年齢が上がるにつれ経験やスキルが求められるようになり、未経験OKな求人は減っていきます。若いうちであれば柔軟性やこれからの成長が期待できるため、未経験者を歓迎する企業も。未経験者を歓迎している業界の中で、自分に向いていそうな企業からチャレンジしてみましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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