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フリーターから予備校生になる注意点や大学受験に向けてやるべきことを紹介
更新日
この記事のまとめ
- フリーターから予備校生になるには、高校生や高卒生との違いを理解する必要がある
- フリーターから予備校生になる際の注意点は、「節約する」「勉強優先にする」など
- フリーターから予備校生を経て大学受験を成功させた経験は、就職活動でアピールできる
- フリーターから予備校生になるなら、やりたいことを明確にしておくことが大切
- フリーターから予備校生にならず、就職する方法がないか考えてみるのもおすすめ
フリーターで予備校から大学進学を目指そうと考えている方もいるでしょう。フリーターは、高校生や卒業直後の高卒生とギャップを感じやすい点や、アルバイトより勉強を優先しなければならない点などに注意が必要です。
このコラムは、フリーターから予備校生になる際の注意点や、大学受験に向けてやるべきことについてまとめました。フリーターが大学受験をするメリット・デメリットもご紹介しているので、ぜひご一読ください。
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フリーターから予備校生になる際の注意点
現在フリーターとして働いているものの、大学進学を希望して予備校を検討する人もいるでしょう。「大学で学びたいことがある」「正社員就職では大卒のほうが選択肢が多い」などの理由から、フリーターから予備校生になることは少なくありません。
しかし、大学進学へのステップとして通う予備校では、現役高校生や卒業したばかりの高卒生との間にギャップを感じやすく、人によっては劣等感を抱いてしまう恐れも。以下で紹介する注意点を心に留め、フリーターから予備校生になる心構えをしておきましょう。
高校生や卒業直後の高卒生との違いを理解しておく
前述のように、フリーターは、現役高校生や卒業直後の高卒生との間にギャップを感じやすいようです。現役高校生や卒業直後の高卒生は、すでに勉強の習慣が身に付いているほか、スタート時のモチベーションや体力が高いことが考えられます。
一方で、フリーターとして働いていると、勉強するのが久しぶりであったり、大学進学へのモチベーションが上がりきっていなかったりする可能性も。このような違いが劣等感に繋がってしまうこともあるので、フリーターが予備校生になる際は、現役高校生や卒業直後の高卒生との違いについて、あらかじめ理解しておくことが大切です。
以下で、フリーターと高校生や卒業直後の高卒生との間にみられやすい違いを3つご紹介します。
勉強する習慣
フリーターと高校生や予備校生との違いとして挙げられるのが、学校で毎日授業を受ける生活を普段から続けている、またはつい最近まで続けていたという点です。学校を卒業して間もないフリーターの方は気にならないかもしれませんが、学生生活を終えてから現在までの期間が空いている場合は、まず毎日勉強することに慣れる必要があるでしょう。
スタート時のモチベーション
高校生は、同級生や先生など学校自体が受験モードになっているため、モチベーションを保ちやすいでしょう。また、高卒の浪人生は、一度失敗していることがモチベーションにつながっていることも考えられます。
フリーターから大学への進学を目指す場合、「なんとなく大学に行きたい」というような理由では、なかなかモチベーションが上がらない可能性も。「どうしても進学したい理由」をしっかり意識することで、モチベーションを強化することが大切です。
体力の差
大学進学に向けてハードな勉強を長時間続けるためには、基礎体力も必要です。高校生や卒業したての高卒生は体育や部活動、通学などで体力がついていると考えられます。普段あまり運動をしないフリーターの方は、体力的な理由で学力に差が出ないよう、予備校に入りたてのころから計画的に勉強を進めていきましょう。
周囲の人と比べない
フリーターから予備校生になったら、周囲と比べないように注意しましょう。先述のとおり、フリーターは現役高校生や卒業したての高卒生との間に違いがあります。予備校生になってすぐは、周囲との違いが気になることも考えられますが、努力次第でその違いは目立たなくなるでしょう。フリーターから予備校生になる場合は、周りと比べず、自分なりのモチベーションや目標をしっかり保つことが重要です。
節約を心掛ける
予備校に通うとなると、毎日フルタイムでアルバイトすることは難しくなるでしょう。経済的な余裕がなくなることも考えられるため、無駄遣いはせず、節約を意識した生活に切り替えるのがおすすめです。節約方法については、「無駄なお金を使わない!節約法や貯金術を解説」のコラムをチェックしてみてください。
勉強を優先する
生活費を担保しなければならない場合も、可能な限り予備校生活を優先するようにしましょう。アルバイトを優先して勉強が疎かになると、希望する大学に進学できなくなったり、予備校の費用が無駄になってしまったりする恐れも。勉強を優先すると生活に支障が出るのであれば、別のアルバイトを検討するのがおすすめです。
「バイトの平均月収は?収入アップのコツやおすすめの職種を紹介」のコラムでは、月収アップを目指せるアルバイトの例を紹介しています。アルバイトを探す際は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーターが大学受験をするメリットとは
大学で学んだ知識や技術、得られる資格、「大卒」の学歴があることで、フリーターに比べて選べる仕事が多くなるのは大きなメリットといえるでしょう。また、高卒よりも大卒のほうが給与が高く設定されていることも多く、自分の夢を叶えやすくなるのも魅力です。
ここでは、フリーターが大学受験をするそれぞれのメリットについて詳しく解説します。
フリーターが大学受験をするメリット
- 仕事の幅を広げられる
- 高卒で就職するよりも給与アップに期待ができる
- 自分の夢を叶えやすくなる
仕事の幅を広げられる
前述のように、大学進学をすることで仕事の幅を広げられる可能性があることは大きなメリットといえます。大学で専門知識や技術を身につけられれば、フリーター時代と比べて挑戦できる仕事が増えるでしょう。資格によっては、特定の教育課程を修了すると取得できる場合もあり、就きたい仕事や興味関心のある業界がはっきりしている場合は、大学進学が優位に働くことがあります。
また、大学に進学して無事卒業できれば、最終学歴は「大卒」です。大卒以上を求めている企業にも応募可能になり、「高卒」「中卒」に比べ就職の幅が広がるでしょう。
高卒で就職するよりも給与アップに期待ができる
一般的に、大卒者は高卒者よりも基本給が高く設定されているため、フリーター時代と比べて給与アップに期待ができるのもメリットです。「給与を増やしたい」と考えているのであれば、高卒から大卒になるのも一つの手といえるでしょう。
企業や職種によって、大卒者と高卒者の基本給の差は異なります。「大卒で稼げる仕事とは?各学歴の就ける職種やメリットを紹介」のコラムでは、大卒で稼げる職種や、高卒や専門卒で稼げる仕事を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
自分の夢を叶えやすくなる
大学受験を経て進学し専門分野を学ぶことで、自分の夢を叶えやすくなります。たとえば、医療や看護の仕事がしたい場合は資格が必要です。大学で専門知識や技術をしっかりと学ぶことで、国家試験に合格できる可能性が高まるでしょう。
介護や建設業界の仕事は高卒で挑戦できることも多いようですが、大学で専門的に学んでいる人は給与や待遇が優遇されたり、資格がある場合はより業務の幅を広げられたりするのもメリットといえます。
IT関係の仕事やゲームクリエイターなどを目指している場合は、独学で知識や技術を磨き、未経験で挑戦することも可能です。しかし、「独学は難しい」という方は、大学や専門学校で専門知識やプログラミングスキルなどを身につける必要があります。大学に進学することでしっかりと知識や技術を学べるため、自分の夢を叶えやすくなるでしょう。
ゲーム業界に興味のある方は、「未経験からゲーム業界に挑戦するのは難しい?内定を勝ち取るコツを解説」のコラムを参考にしてみてください。
フリーター経験を就活時の自己アピールに活かせる
フリーター時代の経験は、就活時の自己アピールに活かせます。アルバイトで身に付けたこと、頑張ったことなどを振り返り、経験やスキルを整理しましょう。また、フリーターとして働いていたなかで人をまとめた経験がある場合は、十分な自己PR材料になります。仕事内容や改善した点、成果などを具体的に伝えることで、自己PRを説得力のあるものにできるでしょう。
フリーターが大学受験をするデメリットとは
大学受験をするメリットがある一方で、デメリットも存在します。デメリットを知らないまま大学進学や予備校進学をしてしまうと、学費や生活費の確保で苦しくなったり、大学進学のためにかけた時間が無駄になったりする可能性も。フ
リーターの方で大学進学をするかどうか決める際は、以下のデメリットに留意し、対策を考えておくことが大切です。
フリーターが大学受験をするデメリット
- 学費がかかる
- 生活が苦しくなる可能性がある
- 時間を無駄にする恐れがある
学費がかかる
大学受験をするデメリットとして、予備校や大学の学費がかかることが挙げられます。学費を奨学金で担保することも可能ですが、いずれ返済しなければなりません。奨学金を利用する場合は、返済による経済的な負担がかかる可能性も留意してく必要があります。
奨学金制度の種類や概要について知りたい方は、日本学生支援機構をチェックしてみてください。
また、学費のほかに、受験費用や入学金といったお金も必要です。受験する大学の数が多ければその分の受験費用がかかり、入学する大学によっては入学金が高いことも。このコラムの「勉強を優先する」で先述したように、予備校生活ではアルバイトに充てられる時間も多くないため、予備校や大学の学費、大学受験にかかる費用をどうするかよく考えておきましょう。
生活が苦しくなる可能性がある
フリーターから予備校生になることで、生活が苦しくなる可能性があります。予備校に通って大学進学を目指すのであれば、勉強優先の生活に切り替えなければなりません。そのため、これまでのようにアルバイトができず、収入が減ると考えられます。
しかし、生活費のほかにも、学費や受験費用などが必要になるため、フリーター時代に十分な貯金ができていない場合、生活が苦しくなる可能性があるでしょう。
また、大学進学後も講義や勉強に時間を充てる必要があり、フリーター時代のようにアルバイトができないことも考えられます。貯金が少ない状態で大学受験に挑む場合、生活に苦しむ可能性があることを心に留めておきましょう。
時間を無駄にする恐れがある
予備校に通ったものの、なかなかモチベーションが上がらなかったり、学費や生活費を稼ぐためにアルバイトに集中してしまったりすることもあるでしょう。しかし、勉強を疎かにしてしまうと、希望する大学に落ちてしまい、予備校に通った時間が無駄になってしまう恐れがあります。
大学進学後も同様です。講義や勉強を疎かにしてしまうと、単位を落としてしまったり、資格を取得できなかったりする可能性があります。十分な知識やスキルが身につけられず、「時間を無駄にした」と後悔しないためにも、大学受験をすると決めたら勉強に力を注ぐように心掛けましょう。
また、大学進学後に「学びたいことが違った」「やりたいことがほかにある」と発覚し、その後の大学生活が無駄になってしまうことも考えられます。そういった事態を防ぐためにも、自分の学びたいことや目標についてしっかりと考え、大学調べも念入りに行うことが大切です。
「大卒と高卒の違いとは?就職時のメリットや学歴ごとの生涯賃金を解説!」のコラムでは、高卒で就職する場合と大卒で就職する場合のメリット・デメリットについて紹介しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
参照元
日本学生支援機構
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フリーターから大学進学を目指す際にやるべきこと
先述したメリット・デメリットを踏まえて「大学受験をしたい」と考えている方は、最終確認として以下の3点について考えてみましょう。
「自分のやりたいことは高卒では挑戦できないのか」「資金は用意できるのか」などをしっかりと確認することで、大学進学の必要性が見えてきます。また、将来やりたいことや就きたい職業などをより具体的に考えれば、予備校生活や大学生活のモチベーションにもつながるでしょう。
フリーターから大学進学を目指す際にやるべきこと
- 自分のやりたいことを明確にする
- 資金について考える
- 高卒で就職できないか調べる
自分のやりたいことを明確にする
大学進学を考えているのであれば、自分のやりたいことを明確にする必要があります。やりたいことがはっきりしないまま大学進学をすると、「時間を無駄にする恐れがある」で先述したように、受験から大学生活までの時間が無駄になってしまう恐れも。
自分のやりたいことを明確にするには、自己分析を行うのがおすすめです。自己分析を行えば、自分のやりたいことや過去の経験から自分に向いていることなどを見つけやすくなるため、より自分の将来を多角的に捉えられます。
自己分析のやり方は、「自己分析とは?実施するメリットや簡単に行う方法をご紹介」のコラムで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
資金について考える
大学受験や進学にかかる資金をどうするか、しっかりと確認しておきましょう。このコラムの「学費がかかる」で紹介したように、大学受験や進学をするには以下の資金を用意する必要があります。
- ・予備校の学費
- ・受験費用
- ・入学金
- ・大学の学費
- ・生活費
独学で勉強し大学受験をする方法もありますが、予備校に通う場合はその学費が必要です。フリーター時代ほどアルバイトで収入を得られなくなるなかで、予備校の学費や生活費、受験費用、入学金を用意するのは簡単ではありません。大学進学後も学費や生活費が必要なので、ある程度貯金をしておいたり、資金の借入先を探しておく必要があるでしょう。
「大学に入り直すのはあり?メリット・デメリットや金銭面の負担を解説」のコラムで、学費の工面方法についてご紹介しているので参考にしてみてください。
高卒で就職できないか調べる
大学受験を決めるまえに、高卒で就職し、自分のやりたいことを叶えられないか調べてみましょう。やりたいことによっては、大学に進学しなくても「未経験OK」の求人に応募したり、資格を取得したりすることで叶えられる可能性があります。
フリーターから大学進学を目指すには時間と資金がかかるため、簡単とはいえません。高卒でやりたいことや就きたい仕事を目指せるようであれば、大学進学以外の方法を検討してみるのもおすすめです。「大学進学を考えるフリーター向け!就職と受験で迷ったら確認したいこと」のコラムでは、フリーターが大学進学せずに就職する方法や、就活を進める際のポイントを紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
「フリーターを続けるか、予備校に通って大学進学を目指すか悩んでいる」「フリーターから直接正社員を目指したいけど不安」という方は、就職エージェントに相談するのも一つの手です。就職エージェントを利用すれば、将来のキャリアプランについて客観的な意見を取り入れられます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。