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フリーターに不安を感じたときにすべきことは?就活の進め方も解説!
更新日
この記事のまとめ
- 給与が上がらないことや将来の保障が少ないことに不安を抱くフリーターは多い
- フリーター歴が長くなるほど就職しづらくなるデメリットがある
- 将来に不安を感じるフリーターは、目標を設定して実現のための具体的な行動を考えよう
- フリーター生活に不安を感じても、焦って就職先を決めず慎重に検討することが大事
- 正社員になりたいフリーターは、ハローワークや就職エージェントを利用すると良い
フリーターのなかには、「このまま就職しないで良いのだろうか」と不安を抱く方もいるでしょう。正社員とフリーターでは、給与額や雇用の安定性に違いがあります。将来の不安を軽減するためにも、就活は早めに開始するのがおすすめです。
このコラムでは、フリーターを継続することに不安を感じる理由やその対処法、就活の進め方などを紹介します。フリーターでいることに不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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フリーターのままだと不安を感じる4つの理由
ここでは、フリーターのままだと不安に感じる4つの理由をご紹介します。
働き方の多様化が進む昨今、フリーターとして働くことを選択する人は少なくありません。
しかし、フリーターという立場に漠然とした不安を抱える方もいます。以下で詳しい理由を見てみましょう。
フリーターのままだと不安を感じる理由
- 大幅な給与アップが見込めない
- 退職金や賞与が対象外のため貯金がしづらい
- フリーターのまま働き続けることが難しい
- 社会的信用度が低い
1.大幅な給与アップが見込めない
基本的にフリーターは、給与を上げるチャンスが少ない傾向にあります。働き方によっては正社員と同程度の給与を得られる場合もありますが、長期的に見たときの手取りは正社員よりも少ないでしょう。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、正社員と正社員以外の労働者の平均賃金は以下のようになっています。
年齢階級 | 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 |
---|---|---|
~19歳 | 19万2,800円 | 17万700円 |
20~24歳 | 22万8,700円 | 19万4,800円 |
25~29歳 | 26万3,600円 | 21万6,400円 |
30~34歳 | 29万4,100円 | 22万1,400円 |
35~39歳 | 32万7,000円 | 22万500円 |
40~44歳 | 35万4,600円 | 22万600円 |
45~49歳 | 37万4,500円 | 21万7,700円 |
引用:厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」
上記のとおり、正社員・正職員は年齢が上がるにつれて平均賃金も上昇しています。しかし、正社員・正職員以外は20代後半以降、21万円台から22万円台で平均賃金の変化がありません。30代以降になると賃金の差が顕著になり、フリーターの方は経済的な不安を抱きやすくなるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
2.退職金や賞与が対象外のため貯金がしづらい
フリーターは退職金や賞与の対象外になる傾向にあるため、貯金のしづらさから不安を感じることがあるようです。パートやアルバイトは時給制が一般的のため、病気や怪我で仕事を休んでしまうと収入を得ることはできません。その場合は貯金があれば安心ですが、賞与のようなまとまった収入がない分、貯金をするのは難しい可能性があります。
3.フリーターのまま働き続けることが難しい
フリーターのまま生涯働き続けるのが困難であることも、不安を抱く要因です。
フリーターはずっと同じ職場で働いてもキャリアとしてみなされないうえ、ある程度の年齢になると、体力面の懸念から、雇用契約の継続を断られることもあるかもしれません。新しい仕事を探そうにもアルバイトの雇用は学生や若者の採用が中心なので、高齢になると求人は減少傾向に。若いうちは問題なく働けても、年齢を重ねるにつれて働き口に困る可能性があるでしょう。
4.社会的信用度が低い
社会的信用度が低いことも、フリーターのままでいることに不安を感じる理由です。雇用の安定性が低いため、ローンの審査が通らない、一部のクレジットカードが作れないなどの不都合があるでしょう。特に、車や物件など、大きな買い物をする際に、不便さを感じるかもしれません。
以上のことから、フリーターは働き方の自由度が高いというメリットに対して、金銭面・雇用面など、さまざまな点においてデメリットのほうが多い傾向にあるといえます。「フリーターにはデメリットが多い!社会保険や税金について正社員と比較」でもフリーターを続けるデメリットについて解説しているので、あわせてご一読ください。
フリーターを続けるデメリット
フリーターを続けるデメリットには、「フリーター歴が長くなるほど就職しづらくなる」「働かないと稼げないため収入がなくなるリスクがある」などが挙げられます。そのほかのデメリットや詳しい内容について以下で説明するので見てみましょう。
フリーター歴が長くなるほど就職しづらくなる
フリーターを続けるデメリットには、フリーター歴が長くなるほど就職しづらくなることが挙げられます。就職活動では、年齢が上がるにつれてスキルや経験、即戦力が求められる傾向があるため、フリーターのまま年を重ねてしまうと、同年代の人と経験の差がついてしまい、就職するのが難しくなるといえるでしょう。
また、年齢が上がると未経験から挑戦できる求人も減っていくことから、フリーターから正社員として就職する際の難易度も上がります。就職を考えている人は、早めに行動することが重要です。
働かないと稼げないため収入がなくなるリスクがある
フリーターは、働かないと稼げないため、病気や怪我で働けなくなると収入がなくなるリスクがある点がデメリットといえます。働き続けていると、病気や怪我で長期的に働けなくなる可能性もあるでしょう。シフトに入れず働けない期間が増えてしまうと、その分収入が減ります。そうなった際に、生活費が払えず貯金を切り崩しながら生活することを余儀なくされることが考えられるでしょう。
雇用が安定せず職を失うリスクがある
フリーターを続ける大きなデメリットは、雇用の安定性が低く、職を失うリスクがあることです。フリーターは、有期雇用契約を結ぶため雇用期間に限りがあります。そのため、期間が過ぎれば解雇される可能性もあるでしょう。
また、会社の経営状況により契約期間より早く解雇される可能性も。前述したように、非正社員は一般的に退職金が出ないので、急に職を失い収入が途絶えてしまう場合も考えられます。このように、フリーターを続けるうえで雇用が安定しない点がデメリットと感じやすいようです。
結婚や子育てに影響がでる可能性も
フリーターは、雇用や収入が安定しないことから、結婚や子育てに影響が出る可能性も考えられます。結婚や子育ては、月々の出費が多くなるため1人分の生活費を稼ぐのに精一杯なフリーターの給与では生活が厳しいといえるでしょう。特に子育ては、学費はもちろん、子どものケガや病気などで急な出費が重なる可能性もあります。そのため、収入に余裕がないと、急な出費に対応できなくなる場合も考えられるでしょう。
フリーターの結婚や子育てについて詳しく知りたい方は、「フリーター同士で結婚や子育ては可能?共働きの現状について解説」のコラムもあわせて参考にしてください。
社会的信用度が低くあまり良いイメージを持たれない
フリーターは社会的信用度が低くあまり良いイメージを持たれないこともデメリットといえるでしょう。フリーターの方のなかには、目的をもってあえてアルバイトという働き方を選ぶ人もいますが、なかには「何となくフリーターになった」という人もいます。そのため、「フリーターは、正規の仕事に就かず自分の好きなことをして過ごしている」といったイメージを持たれてしまう場合も。こうした事情から、フリーターを続けていると信頼を得にくいと感じることもあるでしょう。
同年代の正社員と収入に差がつく
「1.大幅な給与アップが見込めない」でお伝えしたように、フリーターは大幅な給与アップが見込みにくい事情があります。そのため、フリーターを長く続けていると、同世代の正社員と収入に差がつく可能性があるでしょう。
差がつく理由としては、正社員のほうがフリーターよりも昇格や昇給のチャンスに恵まれていることが挙げられます。正社員は、昇格や昇給により給与や賞与が上がっていく傾向があるため、長期的に考えるとフリーターよりも収入が高くなるのが実情です。フリーターの方は、若いうちに正社員との収入の差を感じなくても、年齢が上がるとともに正社員との差を感じるようになるでしょう。
フリーターを続けて後悔しないよう慎重に考えよう
フリーターを続けたいと考えている人は、後悔をしないように慎重に考えることが重要です。前述したようにフリーターを続けるにはリスクやデメリットがつきもの。何かあってからでは、取り返しがつかないため事前によく考えてフリーターを続けるか、正社員就職を目指すかを考えましょう。フリーターを続けるか迷っている方は「フリーターを続けて後悔…その理由や不安を解消する将来設計の立て方を解説」のコラムも参考にしてください。
フリーターを続けると生活は不安定になりやすい?
前項でも触れたとおり、フリーターを続けると生活は不安定になりやすいのが現実です。20代の場合、正社員とフリーターの差を明確に感じる機会はあまり多くないかもしれませんが、年齢を重ねるとその差は徐々に開いていきます。
30代以降は正社員とフリーターの差は広がる傾向にある
30代以降の正社員は、中堅社員となり昇進して責任のある仕事を任されたり昇給したりと社会的に信頼を得ながら経済的にも豊かになっていく傾向があります。
一方、フリーターは、業務内容の責任が少ない分、業務の幅が狭いため、キャリアアップや大幅な収入アップの機会は多くありません。そのため、正社員と比べてキャリアや収入に対して不安を抱くこともあるでしょう。安定した生活を送るためには、早めに将来のことを考え、具体的な対策を講じることが大切です。
フリーターのまま中年・高齢になるとどうなる?
フリーターのまま中年・高齢になると、アルバイトとして雇ってくれる仕事を探すのが難しくなる可能性があります。また、体力的な問題から、思うように働けないことも考えられるでしょう。フリーターの将来については「フリーターの将来は不安?男女で違いはある?正社員になるためのコツを紹介」のコラムで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
将来に不安を感じるフリーターの方がまずするべきこと
フリーターという立場に不安を感じる場合には、対策として以下のようなことを試してみましょう。
自分の将来設計や目標などを設定する
フリーターの現状に不安を感じる方は、やりたい仕事や将来の夢など、収入や生活の基盤になるビジョンを描いて目標を設定してみましょう。このとき考えた将来設計がフリーターのままでは実現できない場合、正社員として就職を検討することをおすすめします。
目標達成に向けて具体的な行動案を考える
目標を設定したら、目標達成のための具体的な行動を想定します。
たとえば、「やりたい仕事に就くには資格が必要だから、○月の試験に向けてスケジュールを組んで勉強をする」「今のアルバイト先で正社員になるために、○月までに正社員登用試験の勉強を進める」といったように、時期や行動をできるだけ明確にしましょう。
正社員登用制度については「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」で詳しく触れているので、こちらの記事も参考にしてみてください。
フリーターから正社員を目指す際の3つのポイント
ここでは、フリーターが正社員を目指す際のポイントをご紹介します。就活を始めるときは、以下のポイントを参考にすると良いでしょう。
フリーターから正社員を目指す際のポイント
- やりたい仕事内容を明確にする
- 希望条件を出し過ぎない
- 選考対策を万全にする
1.やりたい仕事内容を明確にする
まずは、自己分析でやりたい仕事内容を明確にします。やりたい仕事内容を明確化することで、その仕事に必要なスキルを身につけるなどの対策を行えるため、就職を成功させやすくなるでしょう。
自己分析でやりたい仕事を見つける際は、自分の長所や短所、得意不得意を思いつくだけ書き出して、関係するエピソードもメモしておくのがおすすめです。
書き出したメモをもとに、自分はどのような仕事に向いているのかを考えてみてください。同じ分野の仕事でも関わり方が違うと求められるスキルも異なるので、多角的に見ながら検討してみると良いでしょう。
「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」では、自己分析の方法を詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください。面接での自己アピールを考える際にも役立つでしょう。
2.希望条件を出し過ぎない
仕事に求める希望条件を出し過ぎないのも大事なポイントです。自分の望む条件が複数ある場合は一度すべて書き出してみて、優先順位をつけてみましょう。ただし、条件を絞り過ぎると、応募できる求人がなくなる可能性もあります。希望条件は多くても3つまでに留めましょう。
3.選考対策を万全にする
書類選考作成や面接練習など、選考前には万全の準備をしておきましょう。フリーターから就職する場合、「なぜ就職せずフリーターになったのか」と聞かれる可能性が高いといえます。あらかじめ質問を想定しておき、それに対する回答を用意しておきましょう。
フリーターからの選考対策を行う際は、「フリーターの正社員面接でよくある質問は?ふさわしい服装についても解説」のコラムもおすすめです。
フリーターが就職するうえで感じる不安とは
フリーターが就職するうえで感じる不安には、「自由な時間がなくならないか不安」「正社員経験がないことへの不安」などが挙げられるでしょう。フリーターに比べると正社員は、時間の自由が利きにくくなる可能性もありますが、金銭的な余裕ができるためプライベートを充実させやすいといえます。会社によっては、休日が多い会社や残業が少ない会社もあるので、自分が優先したいことを就活の軸にして選択するのもおすすめです。また、正社員経験がないフリーターの方は、「未経験者歓迎」「フリーター歓迎」などの記載がある求人に応募することで内定をもらいやすくなるでしょう。特に未経験者歓迎の求人は、企業によって研修制度が充実していることも。正社員経験がなく不安なフリーターの方も、安心して仕事を始められるでしょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
就職に不安のあるフリーターの方は就活の進め方をチェック!
フリーターが就職活動を進める際には、以下の順序で進めるのが一般的です。就職活動を始めてから内定を得るまでは平均3~6ヶ月程度といわれているので、逆算して計画的に行動しましょう。
自己分析・企業研究をする
「1.やりたい仕事内容を明確にする」で触れた自己分析だけでなく、就職したい会社の企業研究もあわせて進めましょう。
企業研究では、自分の入りたい企業について多角的に調べます。業界における志望先企業の立ち位置や誰にサービスや物を売る企業なのか、企業のWebサイトだけでなく新聞や四季報などを見ながら自分なりに分析してみてください。
志望動機と自己PRを考える
やりたい仕事と応募先企業が決まったら、志望動機と自己PRを考えましょう。志望動機は「自分が仕事で将来実現したいこと」「目標を叶えるための行動」「応募先企業で仕事をするとなぜ自分の目標達成に役立つのか」などについて書くのが基本です。
自己PRでは、まず応募先企業が求める人材を明らかにします。次に、自己分析で出した自分の強みから求める人材にあてはまりそうな要素を選んでみましょう。注意すべきなのは、強みの数を1つに絞ること。アピールポイントを増やすよりも、1つの強みについて詳しく説明したほうが印象に残って効果的だからです。
また、強みに関するエピソードを加えると説得力が増します。できれば、数字など客観的に分かりやすい指標を用いると良い自己PRになるでしょう。
志望動機や自己PRの作り方は、「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」や「面接でどう自己PRする?好印象を与えるコツや例文もご紹介」のコラムも参考にしてみてください。
応募書類を作成する
志望動機の作成や企業研究などができたら、履歴書・職務経歴書といった応募書類を作成しましょう。応募書類は丁寧な字で書くのはもちろん、誤字脱字や日本語の誤りにも注意する必要があります。
履歴書の書き方が不安な方は、「フリーターから正社員を目指すうえでの履歴書の書き方やNG例」のコラムで詳しく解説していますので、お役立てください。
面接対策をする
応募書類を送って面接の日時が決まったら、念入りに対策して選考への不安をなくしましょう。
フリーターが就職を目指すときの面接対策では、「フリーターになった理由」「正社員になろうと思ったきっかけ」「将来の目標」の3つを答えられるようにしておくのが重要です。「面接で就職のきっかけを聞かれたら?興味をもった理由の例文も紹介」のコラムでは、フリーターになった理由を説明する際の例文やよく聞かれる質問の回答例をご紹介しているので、参考にしてみてください。
フリーターから就職するのに資格は必要?
結論からいうと、フリーターが就職するのに必ずしも資格が必要なわけではありません。フリーターは資格の有無よりも、やる気やポテンシャルを重視される傾向があるからです。資格不要の仕事に就きたい場合は、無理に資格を取得するよりも、就活を優先させるほうが良いといえます。
フリーターから就職するのに役立つ資格
先述のようにフリーターからの就職は資格がなくても可能ですが、職種によっては取得しておくと就職で有利になる可能性もあります。もし時間や貯蓄に余裕があれば、就活と並行して勉強に取り組んでみても良いでしょう。フリーターからの就職で役立つ資格は以下のとおりです。
日商簿記
日商簿記は、会社の取引内容やお金の動きなど、財務状況を把握するための情報を記帳するのに役立つ資格です。日商簿記を取得しておけば、経理や経営に必要な知識が身につきます。
また、経理の実務経験がなくても資格を取得していれば応募可能な求人もあるため、「経理の仕事に興味があるけれど、実務経験がないから不安」というフリーターの方におすすめです。
秘書検定
秘書検定は基本的なビジネスマナーを問う資格です。秘書検定3級を持っていると基本的なビジネスマナーを心得ている証明になるため、社会人未経験のフリーターの方の場合も採用担当者に良い印象を与えるでしょう。
TOEIC
TOEICは、主に観光業など海外からの観光客を相手にする仕事で評価されやすいといえます。業務で英会話をする可能性がある仕事を志望するなら、就活を進めるかたわらに英語の勉強もしておくのがおすすめです。英語を利用する企業へ入社したい場合は、700点以上スコアを取っておくと就活で有利になりやすいでしょう。
宅建
宅建は正式名称を「宅地建物取引士」といい、顧客の不動産の売買や賃貸借の契約を結ぶときに必要な資格です。難易度は高めですが、不動産関係の企業の面接で高く評価されやすいのが特徴。不動産関係の職種に就きたいフリーターの方はチャレンジしてみると良いでしょう。
「フリーターにおすすめの資格を職種別に解説!取得時の注意点や勉強法も紹介」のコラムでは、上記以外にもフリーターにおすすめの資格を紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
正社員になれるか不安なフリーターが就職しやすい仕事
一般的に未経験から就職しやすい仕事には、営業職や事務職、介護職などが挙げられます。フリーターから採用されるかどうか不安に感じている方は、以下を参考にしてみてください。
営業職
営業職は未経験から就職しやすい職種の一つといえます。営業職は実力主義であることが多く、営業成績が良ければ職歴や経験を気にしない傾向があるからです。
しかし、コミュニケーション力や前向きさなど、ある程度の適性は必要とされます。人と話すのが苦にならない人に向いている仕事といえるでしょう。また、ひとくちに「営業職」といっても職種などによって、顧客や営業方法によって細かく分類されています。
「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムで、営業職について理解を深めましょう。
事務職
事務職はフリーター・正社員を問わず人気の職種なので、「職歴やスキルがないと難しいのでは?」と不安を感じる人もいるでしょう。しかし、未経験OKの求人も多く学歴も選考に影響しにくい場合もあるので、フリーターの方もチャレンジしやすい職種といえます。
未経験OKの求人も経験者の応募があるので狭き門ですが、適切な面接対策をしたり、若さや柔軟性といった部分をアピールしたりすると良いでしょう。
事務の仕事内容は、「事務員の仕事内容とは?事務職との違いや向いている人の特徴をご紹介」でご確認ください。
ITエンジニア
ITエンジニアは未経験から挑戦できてスキルも身につけられるため、フリーターの就職におすすめの仕事です。
IT業界は人手不足なので、未経験者を一から育てようとする企業が多い傾向があります。そのため、経験がなくても若さややる気といったポテンシャルをもとに採用される場合も。コツコツと努力を重ねることが苦にならず、好奇心旺盛な人に適性があるといえるでしょう。
ITエンジニアについては、「エンジニアとは何をする人?仕事内容や求められる能力をわかりやすく解説!」を参考に、自分に合った仕事を見つけてみてください。
介護職
介護職もIT業界と同様、ニーズの高まりに対して人手が足りず、未経験者歓迎の求人が多い傾向にあります。介護職は資格がなくても働けるため、現場で働きながら経験を積み、資格を取得できるメリットも。働きながら勉強し、介護福祉士やケアマネージャーといった上位資格を目指すのも良いでしょう。
また、経験豊富な介護職は、介護の現場で重宝されるので、転職に困りにくいのも良い点です。
「高卒から介護職になれる?資格は必要?給料や年収面も詳しく解説」のコラムでは、介護職の仕事内容や資格、給与など包括的に紹介しています。
フリーターから正社員への就職を成功させるカギ
将来達成したい目標のために就職を決意したものの、どのような仕事を選べば良いか分からなかったり、フリーターから目指せるのか不安と感じたりする人もいるでしょう。以下で、就職を成功させるカギについて詳しく解説するので参考にしてみてください。
キャリアプランの見直しを行う
フリーターから正社員への就職を成功させるには、キャリアプランの見直しを行うのがポイントです。キャリアプランを見直すことで、先を見据えた働き方を考えられます。
また、キャリアプランを見直すと、「自身がどのように成長していきたいか」「どのような仕事に挑戦したいか」が見えてくるため、仕事選びの際のヒントにもなるでしょう。
早めに行動する
フリーターから正社員への就職を成功させるには、1日でも早く行動することが重要です。就職活動は年齢を重ねるとともに、経験や即戦力を求められる傾向があるため、ポテンシャル採用をされやすい若いうちに行動することをおすすめします。
就職支援サービスを活用する
就職支援サービスを活用するのも、フリーターからの就活を成功させる一つの手です。就職支援サービスには、ハローワークや職業訓練、就職エージェントなどがあり、それぞれ受けられるサービスが異なります。以下で詳しく紹介するので、使用する際の参考にしてください。
ハローワークで求人を探す
ハローワークは、幅広い年齢の方向けに就職支援を行っている公的機関なので、フリーターの方も利用可能な施設です。ハローワークのメリットは管轄地域の求人を多く扱っていること。地元で就職したい人に向いています。
また、無料の就職セミナーや職員によるカウンセリングが受けられ、面接の対策などを学べるのも良い点です。
職業訓練所を利用する
専門性の高いスキルを身につけてから仕事を探すのも一つの方法です。ハローワークでは、就職に役立つスキルや知識を習得できる「職業訓練」を実施しています。
職業訓練でスキルや資格を取得することで、就職活動で有利になる可能性もあるでしょう。
職業訓練については、「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や受講給付金制度を解説」で詳しく紹介しています。
就職エージェントを使う
就職先を見つけられるか不安に感じるフリーターの方は、就職エージェントの利用を検討すると良いでしょう。就職エージェントとは、民間企業の運営する就職支援サービスのことです。どのような支援を行っているのかは企業によって違いますが、フリーターの就職支援をメインに行っているサービスもあります。
就職エージェントは、担当の就活アドバイザーにじっくり話を聞いてもらえたり、自分の希望する求人を紹介してもらいやすかったりするのがメリットです。また、就活を全面的にサポートしてくれるのも特徴の一つ。求人紹介から選考対策を一貫して行うので、就活に不安を覚えるフリーターの方に心強いサービスといえます。
フリーター生活に不安を感じている方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、フリーターを含む若年層の方に向けて、人柄やポテンシャルを重視する企業の求人をご紹介しております。
経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたのお悩みやご希望を伺ったうえで、就職活動をサポート。企業とのやり取りなどもすべてキャリアアドバイザーが代行するので、アルバイトと就職活動の両立がしやすいのもうれしいポイントです。ご登録、ご利用はすべて無料なので、お気軽にご相談ください。
フリーターの不安に関するQ&A
フリーターを続けることに不安や焦りを感じている方も多いでしょう。ここでは、フリーターの方が抱えがちなお悩みをQ&A方式で解決していきます。
フリーターのままでいるのは甘い考えですか?
病気やケガで就職できなかった、家族の介護でフルタイム勤務が難しかったなど、明確な理由があってフリーターを続けている場合は甘えとはいわないでしょう。「△月まではアルバイトを続けて、その後就活を開始する」と期限を決めて就活のスケジュールを組んでいる場合も甘えではないといえます。
ただし、将来のプランが何もなかったり、特別な理由がなくフリーターを続けていたりする場合、甘い考えと思われてしまう可能性があります。フリーターの将来性が気になる方は、「フリーターのままだとどうなる?悲惨な末路を回避するには就職がおすすめ!」のコラムを参考にしてみてください。
フリーターから就職しやすい仕事はある?
人手不足の業界、資格や経験を問わない仕事は比較的就職しやすい傾向にあります。具体的には介護業界やIT業界など、人手不足が続く業界が狙い目です。
人手不足の業界については、「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」でもまとめているので、企業選びのヒントにお役立てください。
フリーターは社会保険に入れますか?
フリーターの方も、条件を満たせば社会保険へ加入できます。政府広報オンラインの「パート・アルバイトの皆さんへ 社会保険の加入対象により手厚い保障が受けられます。」によると、令和6年(2024年)10月から、従業員数51人以上の企業で働く人も社会保険の加入対象になることが明らかになりました。社会保険に加入できることで、将来の年金が増えたり、医療保険の給付が充実したりするなど、より手厚い保障を受けることが可能になるでしょう。
参照元
政府広報オンライン
年金・保険
一生フリーターでもなんとかなりますか?
金銭面を考えると一生フリーターでいるのは厳しいといえます。年齢を重ねれば体力が落ちることもあるため、若いときほど多くシフトに入れない場合も考えられるでしょう。シフトに入れなければ収入が少ないと感じる可能性もあるため、生活していくのが厳しくなるかもしれません。一生フリーターを続けるか迷っている人は「一生フリーターを続けてもなんとかなる?デメリットや正社員になる方法とは」のコラムもあわせてご覧ください。
フリーターから正社員を目指すことはできますか?
フリーターから正社員への就職は十分可能です。特に20代のうちは経験やスキルがなくても、将来性を重視したポテンシャル採用が見込めるでしょう。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、フリーターの就職を手厚くサポートしているので、正社員を目指したいと考えている方は一度ご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。