フリーターの年金受取額はいくら?国民年金と厚生年金について

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この記事のまとめ

  • 老後の暮らしを考えたとき、年金保険料は必ず納付した方が良い
  • フリーターが加入する国民年金とサラリーマンが加入する厚生年金では、将来的な受給額に差がある
  • 定年後にゆとりある生活を送りたいなら、正社員への就職がおすすめ
  • フリーターの就職はハタラクティブにご相談ください
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フリーターと年金

フリーターを続けていると将来どのくらい年金がもらえるのか不安に感じるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

フリーターの場合、年金は国民年金に加入することになり、月額の掛け金は平成28年度については月々1万6,260円となっています。国民年金の掛け金は年々少しずつ上昇していますし、税金や国民健康保険の掛け金も支払う必要がありますので、金銭面での負担が大きいと感じている方が多いかもしれません。
厚生労働省によると国民年金の納付率は平成26年分で63.1%とされていて、未納の方が36.9%いることからも負担の大きさが伺えるといえるでしょう。

現状を踏まえて制度面の改正も行われています。

国民年金はこれまで25年間納付しなければ受給することができませんでしたが、平成29年4月に施行の年金機能強化法により加入の最低期間が10年に短縮されることとなり、受給のハードルが少し下がりました。

老後の暮らしの安定を考えると、負担は重くてもできる限り納付しておくと安心できるのではないでしょうか。

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厚生年金と国民年金

フリーターや自営業者が主に加入している国民年金とサラリーマンが加入する厚生年金とでは、年金の支給額にどのくらい違いがあるのでしょう。

厚生年金の受給額の平均については平成26年度末現在で月額14万4,886円となっています。
その一方、国民年金の支給額の平均は平成26年度末現在で月額5万4,414円となっています。
月額の支給額の違いは単純計算で14万4,886円-5万4,414円=9万472円あり、仮に年金を65歳から84歳までの20年間受給した場合、厚生年金と国民年金の金額の差は9万472円×12か月×20年=2,171万3,280円に膨らみます。

現実的な問題として、国民年金の平均月額5万4,414円では、毎月の生活費を全てまかなうことは難しいと考えられるため、貯金を取り崩したり、高齢になっても働き続けたりする必要があるといえるでしょう。
厚生年金は毎月の掛け金も高くなりますが、掛け金は職場と本人が折半するシステムとなっていますので、実質半額の負担で加入することができます。
65歳以上の生活も長く続きますので、定年後のゆとりのある生活のためには、正社員に転職することが望ましいといえるのではないでしょうか。

障害年金に対する考え方

障害年金は怪我や病気により所定の状態となったとき、申請することで受け取ることができる年金です。

若いうちに予期せぬ事故や病気に見舞われる可能性はゼロではありませんので、年金に加入してリスクに備えることが重要といえるでしょう。
障害年金を受給する場合にも国民年金より厚生年金に加入している方がメリットは大きくなります。

国民年金で障害年金を受給する場合、平成26年度末現在の月額平均は7万1,691円であるのに対して、厚生年金で障害年金を受給する場合には、平成26年度末現在の平均が9万6,659円となっています。
月額平均の差は2万4,968円、年間にすると2万4,968円×12か月=29万9,616円となり、30万円近い開きが出てきます。

若いときに障害が起こった場合には受給年数もその分長くなりますので、国民年金と厚生年金の金額の差はさらに大きくなるといえるでしょう。
リスクに備える保険に加入するという観点からも、フリーターから正社員への就職が望ましいと考えられます。

将来の生活設計の観点からもフリーターから正社員への早めの就職が望まれます。ハタラクティブでは、就職に必要な情報やノウハウを豊富に提供していますので、活動をスタートしてみてはいかがでしょう。

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