フリーターが保険証を持っていないのは恥ずかしい?入手方法を詳しく解説

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この記事のまとめ

  • フリーターで保険証を持っていないと、医療費を全額払うことになる
  • フリーターが保険証を入手する方法は、社会保険への加入や親の扶養に入るなど
  • 国民健康保険証の作成は、住んでいる市区町村の役所で行う

フリーターとして生活する中、保険証を持っていないことで恥ずかしい思いをしたという方もいるでしょう。保険証はどんな立場であっても、保持可能です。保険証は病院受診だけでなく、身分証としても効力を発揮します。このコラムでは、保険証の発行手順や社会保険との違いをご紹介。フリーターの方や、今後のために知っておきたいという方はぜひ参考にしてみてください。

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保険証を持っていないフリーターが多い理由

保険証も持っていないフリーターが多い理由として「保険という制度を知らない」「親の扶養から抜けたこと分かっていない」といったものが挙げられます。フリーターの方も、保険証を持つことは可能。フリーターといった雇用形態に限らず生活していくうえで、保険証が必要になる場面もあります。次項では、保険証が必要な理由を詳しくご紹介していくので、確認してみましょう。

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フリーターでも保険証が必要な理由

ここでは、フリーターでも保険証が必要な理由をご紹介します。「保険証を持っていないとどうなる?」と保険証の役割について疑問がある方は以下の内容を確認して、保険証の必要性を理解しておきましょう。

日本では国が定める健康保険への加入が義務のため

厚生労働省が公表している「我が国の医療保険について」にあるように、日本国民は国民皆保険制度によって年齢を問わず健康保険への加入が義務化されています。

企業に勤務しているものの社会保険といった健康保険に加入していない人や親の扶養に入っていない人は、国民健康保険の加入対象になります。自分が加入対象となる医療保険は「社会保険」か「国民健康保険」のどちらなのか、それぞれの加入条件から確認してみましょう。

参照元
厚生労働省
医療保険制度ガイド

医療費が全額負担になってしまう

フリーターが保険証を持っていない状態で病院で診察を受けた場合には、医療費を全額負担することになってしまいます。保険証の正式名称は「健康保険被保険証」といい、保持者が健康保険組合に加入していることを証明するもの。

保険証は、加入している組合が医療費を一部負担してくれることで、経済的負担を抑えて医療を受けることが可能になります。よって、どの組合にも加入していない場合には、医療費を全額負担することを認識しておきましょう。

身分証になる

保険証は身分証明書として使用できるので、フリーターの方も所持していたほうが良いといえます。フリーターのなかには、運転免許証やパスポート、マイナンバーといった身分証になるものを所持していない人もいるでしょう。

保険証を保有しておくことのメリットは、「フリーターも正社員も変わらない!?保険証を所持しておくメリットとは」のコラムで解説しているので、保険証の必要性がよく分からないというフリーターは、あわせてご覧ください。

保険証がないとサービスを利用・登録できない可能性もある

保険証がないとサービスを利用・登録できない可能性があるでしょう。たとえば、病気や怪我によって仕事ができない状態の際に、一定期間給与を保証してくれる傷病手当が国から支給されます。傷病手当は、保険料で支払われたなかから保証される制度。よって、保険証を持っていない場合は、傷病手当の支給対象外となり受け取れません。また、身分証の提示やコピーの提出を求められた際に、保険証を指定されることも。保険証を持っていないと、生活で困難な思いをする場面があるでしょう。

フリーターが保険証を作る3つの方法

ここでは、フリーターが保険証を作る方法をご紹介します。まだ保険証を所持していないフリーターの方は、以下の方法を参考にしてみてください。

1.アルバイト先で社会保険に加入する

アルバイト先の会社で社会保険に加入すれば、保険証を入手できます。社会保険に入るには、アルバイト先や会社で一定の加入条件を満たすことが必要。加入条件は、「1つの勤務先で2ヶ月以上働くこと」「1週間以上働く日数と1ヶ月働く日数が正社員の3/4以上であること」です。

社会保険は、保険料の約半分を会社が負担してくれます。自営業や退職した人が加入する国民健康保険と比べると、保険料の自己負担が少なくて済むのがメリットといえるでしょう。アルバイトで社会保険に加入する条件について詳しく知りたいフリーターの方は「アルバイト先で保険証はいつもらえる?社会保険の加入条件も解説」のコラムで解説しています。また、社会保険に加入することのメリットもご紹介しているので、チェックしてみてください。

自分がアルバイト先の社会保険に加入しているか確認するには?

社会保険に加入しているかどうかを知るには、アルバイト先や会社の給与明細を確認しましょう。給与明細には、保険料がいくら引かれているのかが確認できます。また、職場の先輩や上司に口頭で確認することでも分かることがあるでしょう。

2.国民健康保険に加入する

アルバイト先や会社で社会保険の加入対象外であれば、国民健康保険へ加入しましょう。国民健康保険の加入手続きは、勤務先ではなく住所登録している市区町村役場で行います。加入に必要な書類は、お住まいの市町村の国民健康保険の窓口で確認しましょう。

また、国民健康保険の保険料は、社会保険のように企業が一部負担したり、納付してくれたりしません。国民健康保険料の仕組みや計算方法は、「国民保険の仕組みとは?加入条件や計算方法を解説!」のコラムで解説しています。国民健康保険への加入を検討している方は、チェックしてみてください。

3.親の健康保険の被扶養者になる

社会保険も国民健康保険も加入していない場合、親の健康保険の被扶養者になることもフリーターで保険証を入手する方法の一つです。フリーターが親の扶養に入るための条件は、自分の年収が130万円未満で、なおかつその収入が親の収入の半分を下回っていること。年収130万円以内に収めるには、月々のアルバイト代を約10万円程度に抑える必要があるので注意しましょう。

フリーターが直面する103万・130万の壁とは?

親の健康保険に被扶養者として加入すると、所得制限が掛かります。扶養には、税法上で「年間給与年収が103万円以下である家族を被扶養者にできる」とあるためです。アルバイトやパートで稼いだ年間給与が103万円を超える場合は、扶養が外れて規定通りの通常額の納税が必要になることも。扶養内で生活する際には、給与収入の調整が必要であることを念頭に置いておきましょう。

また、「130万円の壁」と呼ばれるものもあり、社会保険の扶養に入っている場合に適用されるでしょう。被扶養者の年間給与収入が130万円を超えた場合、自分で社会保険もしくは国民健康保険に加入する必要が出てきます。仕事をするなかで被扶養を選択するのであれば、年間給与収入の調整やオーバーしてしまった場合のリスクを理解しておきましょう。

フリーターが国民健康保険証を作成するときに必要なもの

フリーターの方が保険証を作る場合には、国民健康保険に加入する理由によって準備するものが変わります。以下で、理由別に必要なものを確認していきましょう。

会社を退職した場合

会社を退職してフリーターになった場合は、社会保険からも抜けることになるため、国民健康保険へ切り替える必要があります。会社の退職に伴い、国民健康保険証を作成する際に必要な持ち物は以下を参考にしてみてください。

なお、写真付きの本人確認書類がない場合は、介護保険証や年金手帳、学生証などのうち2点を用意する必要があります。

扶養を外す際や社会保険の任意継続期間が終了する場合

  • ・世帯主のはんこ(同一世帯以外が申請する場合のみ)
  • ・離職票や社会保険資格喪失証明書など保険資格の喪失日付が分かるもの
  • ​​​​​​・個人番号や運転免許証、パスポートなどの写真付きの本人確認書類1点
 

仕事や家庭の事情で扶養を外す際や社会保険の任意継続期間が終了する場合の、国民健康保険証の作成に必要な持ち物は以下のとおりです。

  • ・社会保険資格喪失証明書など保険資格の喪失日付が分かるもの
  • ・世帯主を被扶養者認定から外れた方の個人番号が分かるもの
  • ・世帯主等届出者の本人確認ができるもの(個人番号や運転免許証、パスポートなど)
  • ・保険料口座振替用のキャッシュカード


社会保険喪失から国民健康保険に切り替える際の詳細は「退職後に健康保険に入らない選択肢はある?加入方法や必要手続きを解説」のコラムをご覧ください。国民健康保険に加入する方法や必要書類をご紹介しています。

保険証切り替えの手続きはどこで行える?

保険証の切り替えはアルバイト先や会社といった仕事先で行うことはできません。原則として資格を喪失してから14日以内に住んでいる市区町村の役所で国民健康保険への切り替え手続きを行いましょう。手続きに問題がなければ郵送で保険証が届きます。

フリーターが国民健康保険証を作る手順

ここでは、フリーターの方が保険証を作成する際の手順を解説しています。所属する会社で社会保険の加入ができない場合、国民健康保険へ加入します。保険証の作り方が分からないというフリーターの方は、以下を参考にしてみてください。

1.自分の住民票のある自治体の役所へ出向く

国民健康保険証を作成するには、まずは自分の住民票のある自治体の役所に出向きましょう。国民健康保険を管理しているのが自治体になるため、住民票のある自治体の役所で行う必要があります。

また、原則として手続きは、電話や郵送では行うことはできないので注意が必要。住民票を地元に残しているといった場合は、直接出向く以外に家族が委任状を持って代理人として手続きを行ってもらいましょう。

2.役所の窓口で必要書類

役所へ出向いたら、必要書類に記入をし役所職員へ状況を説明することで手続き開始となります。準備物に問題がなければ、保険証の発行を自宅で待つことを指示されるでしょう。自治体によってはその場で発行をしてくれる場合もあるようなので、詳しくはお住まいの自治体に確認してみてください。

3.受け取り

基本的に、保険証は自宅に郵送されます。自宅に郵送されるまでの期間は、状況によって異なるので、窓口で目安を確認しておくようにしましょう。

手続きがめんどうならフリーターから正社員を目指そう

保険証の発行手続きがめんどうと感じるなら、フリーターから正社員で就職して保険証を手に入れるのも方法の一つです。将来の生活やスキルアップを考えても、できるだけ早くフリーターから正社員へと働き方を変えるのがおすすめ。フリーターを続けるとどういうリスクがあるかは、「一生フリーターでい続けるのはリスクが高い?正社員になるメリットを解説!」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。

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「どのように就職・転職活動を進めれば良いか分からない…」「安定した雇用で働きたい」と考えているフリーターの方は、お気軽にお問い合わせください。

フリーターの健康保険に関する疑問Q&A

「健康保険や社会保険はよく分からない…」というフリーターの方に向け、Q&A方式でその疑問を解消していきます。以下をチェックして疑問を解決していきましょう。

健康保険証は生活するうえでないと困るものですか?

保険証を提示して医療機関に掛かる際の医療費は1~3割ほどの自己負担で済みますが、提示しない場合は全額自己負担となります。また、健康保険証は身分証としても利用可能。運転免許証やマイナンバーカードなどを持っていない方にとって、身分を証明できる手段といえるでしょう。

社会保険って何ですか?

社会保険とは、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険の総称で、失業や疾病、労働災害などに備える制度です。一人ひとりが保険料を払うことで、ほかの誰かや自分にダメージが及んだ際に軽減できる仕組み。「フリーターの保険料はいくら?加入すべき保険と支払い方法を徹底解説」でそれぞれの保険について詳しく解説しているので、ご一読ください。

求人によくみる「社会保険完備」ってどういうことですか?

応募した会社への入社に伴い、先述した雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険に加入できることを示しています。多くの場合、正社員であれば自動的に加入することになります。ただし、アルバイトやパートの場合は加入条件を満たしていないと加入対象外な場合も。非正規雇用でどうしても社会保険に入りたい方は「社会保険完備の内容って?それぞれの役割やメリットについて解説」を参考にしてみてください。

社会保険に入れるなら加入すべき?

「社会保険料は高い」と感じる方は多いですが、加入できるのであれば入ったほうが良いでしょう。社会保険に加入すると厚生年金に入ることになり、加入していない状態と比べて将来受給できる年金が増えるからです。将来の生活が不安な方は、「社会保険料ってなぜ支払うの?その仕組みと内容」もご覧ください。ハタラクティブは健康保険・社会保険の説明はもちろん、正社員への就職支援も行っています。ぜひご活用ください。

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