飲食業界の仕事

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飲食業界とは

家族との団らんや仲間との食事、仕事帰りなど、さまざまなシーンで利用される『外食』。

飲食業界は、人々の暮らしになくてはならない存在となっています。

個人経営の店舗から大手チェーン店まで、さまざまなジャンルの店舗が出店する飲食業界。

飲食業界は、以下のような業態に分けられています。

・肉業態

焼肉店を筆頭に、ステーキやハンバーグ、ホルモンなど、肉料理を楽しめる飲食店が数多く存在しています。

また、飲食業界において空前の肉ブームといわれており、全国各地で『肉フェス』が開催されているのも特徴のひとつ。

本来、男性客をメインターゲットにしていた肉業態ですが、最近では熟成肉やジビエなど、美味しくヘルシーな肉料理が女性に人気となり、女性客でも気軽に入れるようなおしゃれなお店が増えつつあります。

〈肉業態を展開する主な企業〉

株式会社レインズインターナショナル「牛角」

株式会社物語コーポレーション「焼肉きんぐ」

株式会社ペッパーフードサービス「いきなり!ステーキ」など

・居酒屋業態

若年層のアルコール離れや、“家飲み”をする人の増加で居酒屋の売上及び来客数は減少傾向にあります。

最近では、居酒屋メニューをリーズナブルな価格で提供するファミレスが出現し、居酒屋代わりに利用する人もいるようです。

苦戦を強いられている居酒屋業界ですが、低価格路線を打ち出した店舗や、ファミリー層をターゲットにした店舗運営など、居酒屋離れを食い止めるための工夫をする企業も少なくありません。

〈居酒屋業態を展開する主な企業〉

株式会社モンテローザ「白木屋」

株式会社鳥貴族「鳥貴族」

ワタミ株式会社「和民」など

・ファミレス業態

家族や仲間、ひとりでも気軽に食事を楽しめるファミレス。

他業態の売上が減少しているなか、飲食業界を牽引しているのがファミレス業界ではないでしょうか。

近年、ファミレス各店では、メイン料理やデザートなど、他店にはない独自のメニューを展開し、ファミリー層を中心に支持されています。

〈ファミレス業態を展開する主な企業〉

株式会社すかいらーく「ガスト」

ロイヤルホールディングス株式会社「ロイヤルホスト」

株式会社セブン&アイ・フードシステムズ「デニーズ」

〈ファストフード業態〉

「早い」「低価格」が魅力のファストフードは、若年層を中心に幅広い年代に利用されています。

ハンバーガーやフライドチキンが代表とされてきたファストフード業界に、さまざまなメニューを提供する企業が進出。

牛丼やカレー、とんかつなど、食事の選択の幅が広がっているのも特徴のひとつではないでしょうか。

また、「丸亀製麺」や「リンガーハット」といった麺類を提供する店舗もファストフードと位置づけることがあるようです。

〈ファストフード業態を展開する主な企業〉

日本マクドナルドホールディングス株式会社「マクドナルド」

日本KFCホールディングス株式会社「ケンタッキーフライドチキン」

株式会社吉野家「吉野家」

株式会社壱番屋「カレーハウスCoCo壱番屋」など

飲食業界の現状・課題、今後の将来性

【現状・課題】

バブル崩壊に伴い、市場規模が減少傾向にある飲食業界。

消費者の外食離れが進む要因は以下の通りです。

・食品をはじめ、日用品や電気、ガスなどの値上げによる消費意欲の低下

・若年層のアルコール離れ

・少子高齢化 など

近年、24時間営業のコンビニ・スーパーマーケットの進出により、自炊のための材料や惣菜、冷凍食品をいつでも手軽に購入できるようになりました。

また、持ち帰り・宅配弁当や宅配ピザといった『中食』へのニーズも増加。「外食する時間と余裕がない」「自宅で好きなものを食べたい」という消費者が増えているのも飲食業界が長期にわたって低迷している要因といえるでしょう。

消費者の外食離れが進む一方、食に対する関心は年々高まっている傾向にあります。

産地偽装や食材偽装、廃棄食品横流しなど、ネガティブな話題が少なくない飲食業界。

食材の安全性をしっかりアピールするとともに、商品・接客・価格の面で消費者に選ばれる店舗作りが求められているのではないでしょうか。

【飲食業界の将来性】

飲食業界は、少子高齢化の影響を受け需要が下がると予想されています。

大手外食チェーン店の場合、採算が合わない店舗を閉鎖したり、統廃合をするなど、規模を縮小していく可能性もあります。

しかしながら、“食”は人々の生活になくてはならないもの。飲食業界が完全になくなることはないでしょう。

女性の社会進出が目覚しい現代、共働き世帯にとって飲食業界は頼もしい存在ではないでしょうか。

また、海外では日本食が注目されており、サイゼリアや大戸屋など、さまざまな外食チェーン店が海外へ進出。

外食企業の海外進出は、今後も続くとされています。

飲食業界の仕事内容

・店長

店舗の管理ならびに運営を行う店長職。

具体的な業務として、売上目標の設定や発注・在庫管理、人材育成、スタッフ管理などが挙げられます。

また、チェーン店の場合、各店舗の店長が集まる本部会議に出席し、運営店舗に関する報告を行うケースもあります。

・ホールスタッフ

お客さまのお出迎えやオーダー取り、配膳、バッシングといった、ホール内全般業務を担っているのがホールスタッフ。

お客さまと接する機会が多いため、お褒めの言葉やクレームなど、お客さまの声がダイレクトに伝わるのも特徴です。

・料理長

キッチンの最高責任者である料理長。

調理だけでなく、キッチン全体のマネジメント業務も担っています。

キッチンスタッフ一人ひとりの適材適所をしっかり見定めながら采配を振るのも料理長の重要な任務といえるでしょう。

店舗によっては、売上管理や衛生面の管理、メニュー開発を行うこともあるようです。

・キッチンスタッフ

キッチンスタッフの主な業務は、食材の仕入れや仕込み、調理を行うこと。

はじめは、調味料の補充や洗い場からスタートする店舗があります。慣れてくると季節毎の新メニューの企画を任せられることも。

キッチンスタッフの中には、経験を積んで独立をする人もいるようです。

飲食業界の志望動機例

【どのような人物像が飲食業界にマッチするか】

正社員だけでなく、学生やフリーター、主婦(夫)など、幅広い年代の人が活躍する飲食業界。

飲食業界では、どんな人がスタッフとして歓迎されるのでしょうか。

・人と接することが好きな人

接客業を代表するものとして挙げられる飲食業界。

飲食業界に携わるにあたって一番必要なのは、コミュニケーションスキルではないでしょうか。

人と接することが好きな人であれば、お客さまだけでなく、周囲のスタッフともスムーズに人間関係を築きながら、業務を遂行できるでしょう。

多くのお客さまで賑わう店舗は、料理の味はもちろん、スタッフの雰囲気の良さも影響していると考えられています。

・ホスピタリティの精神を持つ人

飲食業界では、ホールスタッフやキッチンスタッフなど、さまざまな職種の人が業務に携わっています。

「お客さまに美味しい料理を提供したい」「食事を楽しんでもらいたい」という気持ちは、職種に関係なく飲食業界で働く人全てに当てはまるのではないでしょうか。

飲食業界は、おもてなしの心を持つ人や、相手を気遣える人が活躍できるフィールドといえるでしょう。

・体力に自信がある人

飲食業界は肉体労働であることをご存知でしょうか。

ホールスタッフ・キッチンスタッフ共に、立ち仕事で

常に動いています。

また、ランチやディナーなどの混雑時は、トイレに行くこともままならないほど多忙を極めることも。

店舗・職種によっては、早朝・深夜の業務が発生する飲食業界は、体力勝負な面があるといえます。

【志望動機を書くポイント】

まずは、志望する店舗に足を延ばしてみましょう。

実際に店舗を訪れることによって、店内の雰囲気や接客、料理の味・盛り付けなど、志望動機を書くにあたってさまざまな情報を得ることができます。

・飲食業界での経験がある人

アルバイトや前職で飲食業界の経験を持つ人は、これまでの実績が大きな武器になるといえるでしょう。

お客さまからのクレームに対する対応や、集客のために企画したイベントなど、体験談を交えながら、業務を通じて身に付いたスキルを伝えられるとベスト。

採用担当者にわかりやすく的確にアピールできるよう、しっかり準備しておくことが重要です。

・飲食業界未経験の人

これまでアルバイトの経験がなかったり、学校を卒業したばかりという人は「アピールポイントがない」と思われているのではないでしょうか。

飲食業界は、未経験の人でも比較的チャレンジしやすい業界といわれています。

未経験の人であれば、部活やサークル、生徒会など、学校での活動の中で体験したこと・学んだことを志望動機に織り交ぜると良いでしょう。

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