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飲食業界の仕事とは?将来性や志望動機の例文も解説
この記事のまとめ
- 飲食業界は、「ファミリーレストラン」「カフェ・喫茶店」などの業態に分かれている
- 飲食業界の職種には、キッチンスタッフやホールスタッフなどがある
- 人と接するのが好きな人や体力に自信がある人は、飲食業界に向いている可能性がある
- 飲食業界へ就職を目指す場合は、希望の店舗に訪れてみるのがおすすめ
飲食業界への就職や転職を希望している方もいるでしょう。アルバイト経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。飲食業界は生活に身近で誰もが利用していますが、詳しい業態や仕事内容までは把握しきれないものです。
このコラムでは、飲食業界全般についてや将来性、アピールできる志望動機について解説しています。飲食業界で働きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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飲食業界とは
飲食業界は、簡単にいうと食品を調理・加工し、お客さまへ食事を提供する仕事です。
家の外の店舗などで食事を提供する「外食事業」、持ち帰りやデリバリーなど、家での食事を提供する「中食(なかしょく)事業」を行う企業が飲食業界にあたり、人々の暮らしになくてはならない存在といえるでしょう。
飲食業界の主な業態
飲食業界は、いくつかの業態に分かれています。ここでは、以下の代表的な業態について解説します。
飲食業界の主な業態
- ファミリーレストラン業態
- カフェ、喫茶店業態
- ファストフード業態
- テイクアウト、デリバリー業態
ファミリーレストラン業態
家族や仲間同士だけでなく、ひとりでも気軽に食事を楽しめるのがファミリーレストランです。ファミリーレストラン各店では他店にはない独自のメニューを展開し、ファミリー層を中心に支持されています。
- ・ファミリーレストラン業態を展開する主な企業
- ・すかいらーくホールディングス「ガスト」
- ・ロイヤルホールディングス株式会社「ロイヤルホスト」
- ・株式会社セブン&アイ・フードシステムズ「デニーズ」 など
カフェ・喫茶店業態
カフェ・喫茶店業態では、コーヒーやデザートなどを提供しています。近年では、カフェをオフィス代わりとして利用する人が増えているため、コンセントや無料Wi-Fiが整備され、快適に利用できる店への需要が高まっているでしょう。
また、トレンドの傾向をつかみ、SNSなどをうまく利用しているカフェが人気を集めやすいといえるでしょう。
- ・カフェ・喫茶店業態を展開する主な企業
- ・スターバックス コーヒージャパン株式会社「スターバックスコーヒー」
- ・株式会社コメダホールディングス「コメダ珈琲店」
- ・株式会社ドトールコーヒー「ドトールコーヒーショップ」など
ファストフード業態
「早い」「低価格」が魅力のファストフードは、若年層を中心とした幅広い年代に利用されています。ハンバーガーやフライドチキンをはじめ、牛丼やカレーなどさまざまなメニューを提供する企業が進出し、食事の選択の幅が広がっているといえるでしょう。
- ・ファストフード業態を展開する主な企業
- ・日本マクドナルドホールディングス株式会社「マクドナルド」
- ・日本ケンタッキー・フライド・チキンホールディングス株式会社「ケンタッキーフライドチキン」
- ・株式会社吉野家「吉野家」
- ・株式会社壱番屋「カレーハウスCoCo壱番屋」など
テイクアウト・デリバリー業態
外食の味を家で楽しめるのが、テイクアウトやデリバリーの特徴です。
日本の食文化に定着しているピザや寿司のテイクアウト・デリバリーのほか、高齢化などによる一人世帯の増加を反映するように、弁当の宅配も広がりをみせているのが特徴です。
また、新型コロナウイルスの影響での外出自粛中に宅配業界が急成長したことにより、テイクアウト・デリバリーに対応する店舗も拡大を続けています。
- ・テイクアウト・デリバリー業態を展開する主な企業
- ・株式会社ドミノ・ピザ ジャパン「ドミノピザ」
- ・株式会社ライドオンエクスプレスホールディングス「銀のさら」
- ・ワタミ株式会社「ワタミの宅食」 など
飲食業界の現状・課題や今後の将来性
ここでは、飲食業界が直面している課題や今後の将来性について解説します。
現状・課題
飲食業界では、消費者の外食離れが進んでいる傾向にあります。
理由としては近年、24時間営業のコンビニ・スーパーマーケットの進出により、自炊のための材料や惣菜、冷凍食品をいつでも手軽に購入できるようになったことが挙げられます。
一方で、コロナ禍を経て在宅勤務が浸透したことにより、持ち帰り・宅配弁当や宅配ピザといった「中食」のニーズは増加。「外食する時間と余裕がない」「自宅で好きなものを食べたい」という消費者に向けて、中食事業の分野で需要拡大を狙う必要があるといえるでしょう。
消費者の外食離れが進む一方、食に対する関心は年々高まっている傾向にあります。食材の安全性をしっかりアピールするとともに、商品・接客・価格の面で消費者に選ばれる店舗作りが求められているのではないでしょうか。
飲食業界の将来性
今後の飲食業界は、少子高齢化の影響により需要が下がると予想されています。大手外食チェーン店の場合は、採算が合わない店舗を閉鎖したり統廃合をするなど、規模を縮小していく可能性もあります。
しかし、「食」は人々の生活になくてはならないものであり、飲食業界が完全になくなることはありません。たとえば、女性の社会進出が目覚しい現代、共働き世帯にとって飲食業界は頼もしい存在といえるでしょう。また、海外での日本食ブームを受け、さまざまな外食チェーン店が海外へ進出しており、この流れは今後も続くと予想されています。
飲食業界の主な職種と仕事内容
飲食業界への就職や転職を考えている方にとって、仕事内容への関心は高いでしょう。
ここでは、主な職種別にその仕事内容を解説します。
店長
店舗の管理・運営を行うのが店長職です。具体的な仕事内容としては、売上目標の設定や発注・在庫管理、人材育成、スタッフ管理などが挙げられます。また、チェーン店の場合、各店舗の店長が集まる本部会議に出席し、運営店舗やサービスに関する報告を行うケースもあるようです。
料理長
料理長はキッチンの最高責任者で、調理だけでなくキッチン全体のマネジメント業務も担っています。キッチンスタッフ一人ひとりの適材適所をしっかり見定めながら采配を振るのも、料理長の大事な任務といえるでしょう。店舗によっては、売上管理や衛生面の管理・メニュー開発を行う場合もあるようです。
ホールスタッフ
ホールスタッフは、オーダー取り・配膳・バッシングといった、ホール内全般業務を担います。お客さまと接する機会が多いため、好評やクレームなど意見がダイレクトに伝わるのも特徴です。
キッチンスタッフ
キッチンスタッフの主な業務は、食材の仕入れや仕込み・調理です。調味料の補充や洗い場からスタートする店舗が多いようですが、慣れてくると新メニューの企画を任せられる場合があるでしょう。また、キッチンスタッフのなかには、経験を積んで独立・開業する方もいます。
飲食業界に向いている人の特徴
飲食業界に向いている可能性がある人の特徴として「人と接することが好き」「ホスピタリティの精神がある」「体力に自信がある」などが挙げられます。以下でそれぞれ詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
飲食業界に向いている人の特徴
- 人と接することが好き
- ホスピタリティの精神がある
- 体力に自信がある
- 発想力がある
人と接することが好き
人と接することが好きな人は飲食業界に向いている可能性があるでしょう。飲食業界の仕事では、お客さまと接することはもちろん、従業員どうしでコミュニケーションをとりながら店舗運営をする必要があります。人と接するのが好きな人であれば、お客さまだけでなく周囲のスタッフともスムーズに人間関係を築きながら、業務を行えるでしょう。
ホスピタリティの精神
飲食業界におけるホスピタリティは、お客さま一人ひとりに寄り添ったサービスを提供することです。そのため、「お客さまに美味しい料理を提供したい」「食事を楽しんでもらいたい」という気持ちを持って働くことが大切。飲食業界はおもてなしの心を持つ人や、相手を気遣える人が活躍できるフィールドといえます。
体力に自信がある
体力に自信がある人も飲食業界に向いている可能性があるでしょう。飲食業界は、ホールスタッフやキッチンスタッフのように立ち仕事が多い傾向にあります。また、ランチやディナーなどの混雑時は、多忙を極める場合も。そのため、ある程度の体力がある人は企業から歓迎されることがあるでしょう。
発想力がある
発想力がある人も飲食業界に向いている可能性があります。競争の激しい飲食業界では、メニューの改善やサービス向上が不可欠です。他店との差別化を図るためにも独自の発想力が必要とされることもあるでしょう。そのため、柔軟な発想力を持って仕事に取り組むことが大切になります。
志望する店舗に客として訪れてみるのがおすすめ
企業研究の一環として、まずは店舗に足を運ぶことをおすすめします。実際に店舗を訪れることによって、店内の雰囲気や接客サービス、料理の味・盛り付けなど、志望動機を伝えるにあたって有益な情報を得られるからです。
ほかにも、企業研究の進め方については、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
「自分が飲食業界に向いているか分からない」「未経験から飲食業界に就職・転職したい」という方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは若年層に特化した就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを実施し、一人ひとりに合った求人を紹介します。また、応募書類のアドバイスや面接対策も徹底サポート。初めての就職・転職でも安心してご利用いただけるので、まずはお気軽にご相談ください。
飲食業界に関するQ&A
ここでは、飲食業界に関する質問に対し、Q&A形式で回答します。
飲食業界で働くには、接客スキルが必要ですか?
飲食業界の職種によっては接客スキルが必要となる場合があります。たとえば、店舗でのホールスタッフは、常にお客さまに接するため接客スキルがある方が活躍しやすいでしょう。接客業に必要なスキルについては「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」のコラムで詳しく解説しています。ホールスタッフについても触れているので、参考にしてみてください。
飲食業界の仕事は厳しいというのは本当ですか?
飲食業界は、立ち仕事や食材・料理の運搬などの重労働など、体力を必要とすることがあるため、「厳しい」と感じる人もいるでしょう。
しかし、飲食業界を厳しいと感じるかどうかは人によって異なります。そのため、自分の適性やキャリアを考慮して仕事を選ぶのがおすすめです。自分の適性に合った仕事を探す方法は「自分の適性に合う仕事の探し方とは?」で説明しているので、参考にしてみてください。
飲食業界は未経験のため、チャレンジする自信がありません
就活や転職活動で、未経験の業界にひとりでチャレンジする自信がない方は、最寄りのハローワークや、エージェントに相談してみるのも一つの手です。ハローワークやエージェントを利用することで、求人を見つけるサポートだけではなく、応募書類のアドバイスや面接対策を行ってもらえます。
ハローワークについては「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムを、就職・転職エージェントについては「就職エージェントとは?利用できるサービスやおすすめの活用方法を解説!」を参考に相談を検討してみてください。
ハタラクティブは、20代を中心とした若年層向けの就職・転職エージェントです。自己分析や履歴書の書き方、面接対策などを専任のキャリアアドバイザーがサポートします。サービスはすべて無料で利用できるのでお気軽にお問い合わせください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。