不動産業界の仕事

人々の住まいと地域、ビジネスを繋ぐ不動産業。社会にとっても必要不可欠な存在といえるでしょう。しかし不動産業と一口にいっても、様々な役割があり、具体的に複数のイメージが湧かない人も多いのではないでしょうか。そこで今回、不動産業の役割と職種について詳しくご紹介しています。不動産業の仕事について知りたい方や不動産業を目指している方は、ぜひ読んで参考にしてみてください。

不動産業界は、生活の基本として必要な「衣食住」の「住」の分野を支えています。私たち個人の暮らしだけでなく、ビジネスの場面でも、不動産がなければ成り立ちません。そんな不動産の開発から、流通、賃貸、管理までを手がけている不動産業界。今後は、どうなっていくのかをまとめてみました。不動産業界を検討している方、興味がある方は是非、目を通してみてください。

【現状・課題】

不動産業界は、自動車、建設、医療業界に次いで国内4番目の規模となっています。

都心部を中心にオフィスビルの賃貸が上昇傾向に。

各企業は郊外型アウトレットモールの開発にも力を入れており、更なる業績拡大を狙っています。

今までは不動産を建設し、時が経てば取り壊し、また新たな不動産が建設されるという一連の流れがありました。

しかし、近年では建物自体のクオリティが向上し、年数を経ている不動産をすぐ取り壊すのではなく、新たな価値を見出す流れになっています。

日本国内の少子高齢化により、人口の減少が懸念されています。

よって、家族向けの住宅よりも単独高齢者向けの物件の需要が高まる可能性があります。

セキュリティ対策やバリアフリーなど、顧客のニーズにどれほど寄り添うことができるかが大きな課題です。

【今後の動向】

転勤や一人暮らしなど、不動産そのもののニーズがなくなることはないでしょう。

しかし、今後の住宅分譲や市場の変化には注意が必要です。

不動産業界は景気に左右されにくいというメリットがあります。

ただ取引を行うのではなく、物件引き渡し後のアフターフォローなど、顧客の生活をトータルサポートしていく姿勢が大事です。

需要と供給のバランスを保つことができるかがポイントとなってきます。

わたしたちの生活に欠かせない「衣・食・住」のうちのひとつ、「住」に関わる不動産業界。では、その不動産業界には、どのような仕事があるのでしょうか？

こちらのページでは、いくつかの例をあげながら、その業務内容についてご紹介しています。不動産業界に興味のある方、これから就職を考えている方は、是非参考にしてみてはいかがでしょう。

・語学が堪能な人

近年は海外進出に力を入れていることもあり、グローバルな人材が求められています。

英語力がある人材を採用することで新たなビジネスの展開を図っている企業も。

・人と話すことが好きな人

顧客とのコミュニケーションの場が多いため、誠実さや親しみやすさが大切です。

若い方からお年寄りまで、多様な価値観に合わせて話を聞き、ニーズを素早く汲み取ります。

また、顧客と長期に渡ってやり取りをするので丁寧な対応が求められることも。

・心身共にタフである人

個人ノルマ及びチームノルマが課せられる企業が多いため、人によっては具体的な数値目標へ向けて取り組むことがプレッシャーに感じる可能性も。

ときにはクレーム対応に追われることもあり、相手を納得させる精神力が必要となります。

【上記を踏まえた志望動機例】

業界研究をしっかりと行い、自分が入社することで企業のどの分野へ貢献できるのかを考えましょう。

不動産に興味をもったきっかけや思い出を盛り込むことができれば、より具体性を帯びた志望動機になります。

<例文1>

私が貴社を志望した理由は、徹底された企画開発を行なっている姿勢に惹かれたからです。

また、貴社の手がけた開発プロジェクトを拝見し、環境を活かした住まいの提案に強く共感しました。

貴社で土地活用のノウハウを吸収し、人々のニーズに応えられるよう活躍していきたいです。

<例文2>

私が不動産業界に興味をもったのは、一人暮らしをするにあたってアパートの賃貸を決定したときです。

貴社が行なっている賃貸サービスを活用し、私が生活に求めていることを素早く分析してくださったことで希望する物件を見つけることができました。

この経験から、私も人々の心に寄り添う住まいを提供していきたいと感じ、志望しました。