面接に有利な時間帯はある?平均所要時間は?気になるポイントを解説

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この記事のまとめ

  • 面接におすすめの時間帯は、頭が冴える午前中またはリフレッシュ後の昼休み明け
  • 面接で避けたほうが無難な時間帯は、疲れが溜まる退勤間際の夕方や夜
  • 面接の平均所要時間は企業やフェーズごとで異なるが、30分~1時間が一般的
  • 面接時間に幅があるのは企業や面接官による都合も考えられるため、合否に直接関係ない
  • 面接時間以外にも、ビジネスマナーを守り熱意や意欲をアピールするのが重要

「面接に有利な時間帯はある?」「平均所要時間は?」と気になる人もいるでしょう。面接の平均所要時間は30分~1時間が一般的で、午前中や午後一番の時間帯は面接官の印象にも残りやすいといえます。このコラムでは、面接におすすめの時間帯と避けるのが無難な時間帯を解説。段階ごとに面接時間が異なる理由や、会場に到着する際の適切な時間、ほかに気を付けるポイントなどもまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

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就職・転職面接の時間帯を選ぶ際のポイント

就職・転職面接を受ける際に時間帯による有利・不利はありませんが、面接官の心理的・体力的側面が応募者の印象に影響する可能性はあります。
ここでは、面接の時間帯を選ぶ際におすすめの時間帯と避けたほうが無難な時間帯を紹介するので、参考にしてみてください。

面接におすすめの時間帯

面接におすすめの時間帯は、頭が冴える午前中やリフレッシュ後の昼休み明けです。時間帯を希望できる場合は検討してみると良いでしょう。以下で詳しい理由をまとめています。

頭が冴える午前中

1日のなかでも午前中は、面接官の疲れもまだ少なく、頭も冴えクリアな状態です。すでに何人も面接したあとに会うよりも、その日最初に会うほうが面接官の印象に残りやすいといえます。
応募者にとっても午前中は頭が活発に働くうえ、体力・気力が十分な状態で面接に臨めるでしょう。

リフレッシュ後の昼休み明け

午後の時間帯では、リフレッシュ後の昼休み明けすぐがおすすめ。午前中の業務や面接で疲れた面接官も、昼休みを挟んでリフレッシュできていることが多いからです。
応募者も午前中に余裕をもって準備できるほか、朝が弱い人も午後の時間帯までに万全な状態に整えられるでしょう。

早い時間帯・日程に面接を希望するメリット

早い時間帯・日程に面接を希望することで、「この志望動機、さっきも聞いた気がする」といった、ほかの応募者と自分の志望動機が被って捉えられる事態を避けられます。また、「できる限り早い日程・時間帯でお願いしたいです」と希望を伝えることで、熱意や意欲をアピールできるというメリットも。面接序盤に良い人材がいれば即採用する企業もあるため、できれば日程も早めに押さえておきましょう。

面接で避けたほうが無難な時間帯

退勤間際の夕方や夜は、面接官の疲労も溜まってくるため、面接では避けたほうが無難な時間帯です。以下に詳しい理由をまとめたので、参考にしてみてください。

退勤間際の夕方や夜

1日を通して何人も面接をしたり、並行して通常業務を行っていたりすると、夕方や夜には面接官も疲れが溜まってきます。疲れは集中力や判断能力に影響するため、面接官が話に集中できなかったり、スキルや人柄を適切に判断できなかったりする可能性も。面接官の疲れが見て取れると、応募者のモチベーションも下がる恐れがあります。

企業側から面接の時間帯を指定されたら

企業側から面接の時間帯を指定されたら、「都合がつかない」などの理由がない限り承諾するのがマナーです。前述したような夕方や夜の時間帯だからといって、日時が決まったあとの変更は余計な仕事を増やしてしまいます。面接の時間帯で採用の合否が決まるわけではないので、指定された日時に向けてしっかり準備を行いましょう。

就職・転職面接の平均所要時間

就職・転職面接の平均所要時間は、30分~1時間が一般的だとされています。ただし、企業ごとや面接の段階ごとでも所要時間が異なるため、「長かったから合格」「短かったから不合格」とは一概にいえないでしょう。

面接時間は企業ごとで異なる

企業ごとに面接のやり方や方針があるため、面接当日は時間に余裕をもち、本番も柔軟な対応ができるよう心掛けることが大切です。たとえば、大企業では1回の面接で複数人同時に行うこともあるため、面接時間が短いことも。一方で、入社人数が限られる中小企業では、1人の面接にじっくり時間をかけることもあります。
面接時間が長くても短くても、与えられた時間のなかで精一杯自分をアピールしましょう。

面接の段階による所要時間の違い

複数回面接が行われる場合、面接の段階によっても所要時間の長さに違いが生じます。ここでは、段階ごとで面接時間に違いがある理由をまとめました。

一次面接

一次面接では履歴書や職務経歴書といった応募書類をもとに、応募者の基本的な情報、スキルの擦り合わせなどを行うフェーズのため、面接所要時間はそこまで長くないといえるでしょう。書類上では分からない人柄やコミュニケーション能力、ビジネスマナーも同時に確認することで、二次面接に進んでも問題ない人物かを判断し、応募者を絞り込む段階でもあります。

二次面接

二次面接では応募者の知識の深さや志望度の高さ、スキルや能力に関する聞き取りをじっくり行うため、一次面接と比べて面接時間が長くなります。
応募先企業とのマッチ度や入社意欲を測るために、一次面接と同様の質問をされたり、回答を深掘りされたりする可能性も。志望動機や自己PRをブラッシュアップさせて臨むと良いでしょう。

最終面接

最終面接は、役員や社長クラスによる入社の意思確認などがメインのため、これまでに比べて短い時間で終わると考えられます。一方で、最終面接も一つの選考として捉える企業では、改めてキャリアプランや入社への熱意を尋ねられ、面接時間が長くなることもあるでしょう。
どのようなパターンでも臨機応変に対応できるよう、事前準備を怠らないことが重要です。

面接の選考の違いを詳しく知りたい人は、「面接成功の鍵!一次・二次の具体的な違いやよくある質問例を紹介」のコラムをご参照ください。

就職・転職の面接時間に幅がある理由

就職・転職の面接時間に幅がある理由として、面接官のスケジュールの都合や応募者数による時間制限などが挙げられます。ここでは、「面接時間が長い理由」「面接時間が短い理由」として、それぞれ考えられる理由をまとめました。

面接時間が長い理由

面接官が時間をしっかり確保していたり、応募者に関心をもっていたりすると、面接時間が長くなることがあります。面接時間が長引くと手応えを感じる人もいますが、必ずしも合格とは言い切れません。以下で、面接時間が長い理由について具体的に解説します。

面接官が時間をしっかり確保している

面接官のスケジュールに余裕があり、応募者一人ひとりの面接時間をしっかり確保している場合、時間が長くなる可能性があります。特に、会社の繁忙期を終えたあとや新卒採用が落ち着いた時期などは、応募者とじっくり向き合うことで選考の判断材料を増やしたいと考えるでしょう。

面接官が応募者に関心をもっている

応募者の履歴書や職務経歴書に面接官の興味を惹く内容が記載されている場合も、詳細を聞くために面接時間が長くなることがあります。珍しい資格やスキル、人とは違う特技や経歴があれば、質問されることもあるでしょう。
直接合否に関係するとは限らない雑談だとしても、受け答えはしっかり行うのが大切です。

企業の魅力を伝えようとしている

面接時間が長い理由の一つとして、「面接官が企業の魅力を伝えようとしている」という点も挙げられます。自社について詳しく説明することで、会社の魅力を知ってもらい、応募者の入社意欲を高めたいという意図の表れです。
応募者としては、企業のことをより詳しく知れるというメリットがあるため、改めて自分とのマッチ度を見直す機会にもなるでしょう。

面接時間が短い理由

面接官のスケジュールの都合や短時間で応募者の実力を判断できたときは、面接時間が短い場合があります。「面接時間が短かったから不合格」と決めつけ、焦る必要はありません。
以下で、面接時間が短い理由についてまとめました。

面接官のスケジュールの都合

面接官のほかの業務との兼ね合いから、面接時間が短くなるという可能性が考えられます。
面接官も会社の一社員として働いているため、面接に割ける時間が限られている場合も。「1人あたり○分」「ここまで質問したら終了」と区切りを設けていることもあるようです。

応募者数が多く時間が限られている

応募者数が多く、面接官が「1人にあてる時間を短縮して多くの人と面接を行いたい」と考える場合も、面接時間が短くなる理由の一つです。
1日に何人もの応募者と個別に面接をする場合や、複数人で集団面接を行う場合などは、1人に割く時間が限られます。必然的に面接時間が短く感じられるでしょう。

短い時間で応募者の実力を判断できた

応募者の基本的なビジネスマナーや受け答え、企業とのマッチ度などを面接官がすぐに見極めた場合も、面接が早く終わることがあります。応募書類の内容から、ある程度選考の合否を決めていたということも考えられるでしょう。

面接時間が長かったり短かったりする理由についてより詳しく知りたい人は、「面接が早く終わると不採用?合否のパターンやサインを詳しく解説!」のコラムもあわせてご覧ください。

面接時間の長い・短いは合否に直接関係ないといえる

面接時間に幅があるのには、企業の方針や面接官の事情といったいくつもの要因があるため、時間の長さだけで合否を自己判断するのは難しいといえます。
あらかじめ選考通過が決まっていたら面接時間が短くなることもあり、「採用の決定打を見つけられない」と思われたら、深掘り質問が多くなり面接時間が長くなることも。時間に一喜一憂するのではなく、「面接のマナーは問題なかったか」「上手く答えられなかった部分はどこか」など、万が一に備えて面接の内容を振り返るようにしましょう。

時間に左右されず自己PRできるよう対策しておこう

面接時間が長いか短いかは、本番が始まるまで分かりません。どちらのパターンだとしても、限られた時間のなかで適切な自己PRをできるよう対策するのが重要です。面接官の質問の意図を汲み取り、的確かつ分かりやすく答えられるよう面接対策をしておきましょう。
時間がない場合は、面接官への第一印象も大切なポイント。ビジネスマナーの練習をしっかり行い、本番前にはもう一度身だしなみを整えてから臨みましょう。

面接会場へは何分前に到着するのがベスト?

面接会場へは10分前に到着し、受付を済ませるのがベターです。「早く着けばやる気をアピールできるのでは?」と考え30分前に行く人もいますが、企業の迷惑になる可能性があるため避けましょう。
ここでは、面接会場に早く着き過ぎたときや遅刻しそうなときの対処法も紹介しているので、参考にしてみてください。

10分前には到着し受付を済ませる

ほかの来客対応と重なったり受付に時間がかかったりする場合も考慮して、面接会場へは10分前には到着するのが理想です。面接予定時刻の10分前を切ったころに社内へ入り、受付を済ませるようにしましょう。
遅刻をしないのはもちろん、ギリギリの時間に慌てて駆け込むのも印象が良くありません。電車やバスに遅延が発生したり、車が渋滞に巻き込まれたりすることも考えたうえで、面接当日は時間に余裕をもって行動しましょう。

オンライン面接の場合の注意点

オンライン面接を受ける場合、企業から特に指定がなければ5分前を目安に入室するのがベターです。開始時間ぴったりでは、急な通信トラブルに見舞われた際に遅刻してしまう恐れがあります。事前に企業から当日使用するツールや面接用URLが送られてくるので、本番前までに操作方法の確認や環境設定を行っておくようにしましょう。
Web面接ってどうやるの?守るべきマナーや準備のポイントを紹介!」のコラムでは、オンライン面接のやり方や準備について詳しく解説しています。オンライン面接を控えている人は、ぜひご参照ください。

面接会場に早く着き過ぎたとき

遅刻を避けるために早く家を出たら、面接会場に早く着き過ぎることがあります。面接開始時刻の10分前になるまでは、近くのカフェやベンチなどで待機するようにしましょう。
オフィスビルの場合は、受付から少し離れたソファを利用したり、トイレで身だしなみを整えて待ったりするのもおすすめ。あらかじめ面接会場周辺について調べておくと、当日も慌てることがなく安心です。

面接に遅刻しそうなとき

電車やバスの遅延といったやむを得ない事情で面接に遅刻しそうなときは、間に合わないことが分かった時点ですぐに電話連絡をします。連絡なしに遅刻をすると、社会人としての資質を疑われ、選考に不利に働く可能性も。電話連絡では遅刻する理由と到着予定時刻を簡潔に伝え、謝罪の気持ちを述べるようにしましょう。

面接に遅刻しそうなときの対処法は、「面接当日は何分前に会場に到着するのが適切?注意点や遅刻した際の対処法」のコラムをご確認ください。

万が一面接に行けなくなった場合はすぐに連絡する

万が一面接に行けなくなった場合も、遅刻連絡と同様に分かった時点ですぐに連絡しましょう。基本的にはメールでも構いませんが、面接の前日や当日といった緊急性が高い場面では、電話で連絡するのがマナーです。面接に行けなくなった理由とお詫びの言葉、日程の調整をお願いしたい旨をしっかり伝えたうえで、企業側の意向を確認します。
面接を辞退する場合は、辞退する旨と謝罪の気持ちを伝えましょう。辞退理由は必須ではありませんが、差し支えのない回答を用意しておくと、聞かれたときも慌てずに答えられます。

面接当日の日程変更や辞退のマナーについては、「面接日に体調不良に!連絡は電話?メール?辞退や日程変更の例文も解説」で詳しく紹介しています。参考にしてみてください。

就職・転職活動で面接の時間以外に気を付けるポイント

最終的には面接の中身で合否が決まります。面接時間の長さばかりでなく、「マナーを守れていたか」「質問の意図を汲み取ることができたか」といった点も気を付けるポイントです。
面接が終了したら以下の点を振り返ってみて、より良い面接対策に役立ててください。

入退室やビジネスのマナーを守れていたか

面接における入退室や言葉遣いといったマナーを守れていることは、今後のビジネスシーンでも欠かせない要素の一つです。会社の顔としてさまざまな年代や立場の人と関わるからこそ、ビジネスマナーはしっかり身につけておく必要があります。
「身だしなみに問題はなかったか」「言葉遣いは適切だったか」などを振り返り、次の面接に活かせるよう対策を立てましょう。

熱意や意欲をしっかりアピールできたか

熱意や意欲をしっかりアピールできたかの振り返りも、次回に活かせる対策の一つです。
面接官が最終的に重視するのは、「応募者が本気で入社したいと思っているか」というポイント。業界研究や企業研究を十分に行ったうえで、仕事に対する熱意をアピールできたかどうか、きちんと振り返ってみましょう。

面接官の質問の意図を汲み取ることができたか

面接官の質問の意図を汲み取り、適切な回答ができたかどうかも面接においては重要です。緊張して言葉に詰まってしまったり、的外れな回答をしてしまったりしていないか、振り返りで確認しましょう。上手く答えられなかった質問に、自覚していない苦手が潜んでいることもあります。

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