三次面接を突破したい!合格するための秘訣と通過率を解説

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この記事のまとめ

  • 三次面接の通過率は、一般的におおよそ50%ほどといわれている
  • 三次面接では、採用人数や採用時期によっても通過率が変わる
  • 三次面接は役員や社長との面接が多く、就活生の自己分析能力を見られることが多い
  • 三次面接の通過率を上げるには、面接官の合否サインをあらかじめ理解しておく
  • 三次面接の通過率を上げるために準備すべきことは、企業と自分の分析



三次面接の通過率は、一般的な企業でおおよそ50%ほど。企業によっては、数%と難関の場合もあるでしょう。三次面接は、役員や社長との面談が多く、レベルの高いコミュニケーション能力や自己分析能力、判断力などあらゆる能力が必要とされます。しかし、実際に通過している人がいることも確かです。対策を心得てしっかりと準備しておけば、堂々と挑むことができるでしょう。

 

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三次面接の具体的な通過率は?転職者も通過できる?

三次面接の通過率は、一概には言えませんが、おおよそ50%ほどといわれています。転職者であっても通過することは可能です。また、企業によって三次面接をする目的は異なります。それに伴い、採用人数や選考期間によっても通過率は変動します。企業側の合否サインを見逃さないよう、万全な体制で面接に挑みましょう。

企業によって三次面接の目的が異なる

企業によって、三次面接の目的は異なります。たとえば、以下のような意図が一般的です。

企業の理念や方針に合っているかを見る

企業にとって、経営の基盤ともいえる経営理念や方針は、全社員に徹底させなければならないもの。どんなにやる気があり、情熱を感じられても、会社の方針と合っていなければ採用することはできません。三次面接では、「会社の目標や追求している方向性と合う人材か」を重視して見ていることがほとんどです。社内の方針に足並みを揃え、即戦力になれるかを細かく確認するため、三次面接の中で複数回面談が行われる場合もあるでしょう。組織全体に馴染んで働けるかを見極め、チームワークを乱す可能性がないかも徹底してチェックしています。

会社の戦力となり、貢献できる人材かを見る

三次面接では、実際に入社したのち、会社の戦力となり、しっかり貢献できる人材かどうかも見ています。もちろん会社の求める人物像かどうかは二次面接まででも見られていますが、三次面接においては面接官が社長や役員であることが多いため、より細部まで適性を判断されていると考えましょう。とはいえ、より会社の運営に深く関わるポジションに位置する面接官だからといって、特別なことを言う必要はありません。三次面接までたどり着いていることは事実なので、自信をもって臨むことが大切です。

自己分析が的確にできるかを見る

自己分析が的確にできるかは、三次面接を通過するうえで非常に重要なポイントといえます。自己分析が明確であれば、たとえ面接する相手が社長であっても、堂々と受け答えできるでしょう。自分を客観視できれば、どのような質問にも物おじせず回答でき、発言によって、相手に与える印象がどのようになるかを考えられます。自己分析は、面接の場で急にできることではありません。一次面接に取り組む前から自己分析をして、三次面接まで準備していたかどうかは、すぐに見透かされてしまいます。就職や転職を決意してすぐに自己分析を開始し、いつでも説得力のある回答ができるようにしておきましょう。

このように、三次面接では役員や社長との面接がメインとなるため、企業によっては通過率が非常に低く、通過が難関であるケースもあります。しかし、上記のポイントをおさえておけば、自ずと企業研究や自己分析に拍車がかかり、しっかりと対応できるでしょう。

採用人数や選考期間によって通過率は変化する

採用人数や選考期間により、通過率は変動します。特に採用人数が多い場合は、相対評価で合否が決定する場合が多いです。相対評価とはほかの就活生と比較し、戦力になりそうな人材を優先して採用する方法のことをいいます。そのため、自分の個性やインパクトを残し、面接官にアピールすることが重要です。採用人数が少ない場合は、二次面接の時点で人数がある程度絞られており、絶対評価で合否を決定します。

また、企業の採用期間はおおよそ約半年~1年です。序盤の三次面接の合格率はおおよそ50%、中盤では30%、最終では10~20%ほどと想定されています。序盤の合格率がほかの期間と比べて高いといわれているのは、内定辞退者が多く出ることも踏まえたうえで多めに人材を確保しておくためです。その後徐々に通過率は減っていき、終盤では非常に低くなっていきます。入社したい企業が見つかったら悩まず行動を開始し、採用枠に余裕があるうちに応募したほうが、通過しやすいといえるでしょう。

よくある合否サイン

面接時には、企業側がさりげなく合否のサインを出していることがあります。その場では伝えないものの、面接官の表情や質問、言い回しによって「可能性が高い」と感じられることも。一概に言えませんが、どんな状態でも諦めずに挑むことが重要です。ここでは、合否それぞれに予想される面接官のサインを解説します。

合格の場合

・面接官に終始笑顔がある
・「入社するとしたら~」と、入社後を想像する質問が多い
・面接時間が長い

上記のように、ポジティブな雰囲気や表情、話題の内容などで合格の可能性があります。「絶対に合格」と断定はできませんが、面接官に対してネガティブな印象にはなっていないことがほとんどでしょう。面接官が終始笑顔で話している場合は、「入社を待ち望んでいる」「戦力になりそうな人材」と思ってもらえている可能性が高いです。また、「入社したらどの部署で働きたいですか」など、入社後の姿をイメージするような前向きな話題を振られた場合も、合格の可能性は高まります。勤務する姿を想像するような話題は、入社を前提に話していることが多いといえるでしょう。
面接時間が長い場合も、合格の可能性は上がります。面接官が応募者に興味を抱いており、個性を深掘りして特徴や強みを捉え、入社後の配属先や勤務する姿をイメージしていることが多いでしょう。面接官にとって「気になる存在」と思ってもらうことがポイントです。繕うのではなく、ありのままの自分の良さを前面に出し、個性をアピールしましょう。

不合格の場合

・面接官に笑顔がない
・回答がそっけなく、話が膨らまない
・面接時間が短い

不合格の場合は、上記のようなことが挙げられます。面接官に笑顔がない場合、前向きな考えがある可能性は低いといえるでしょう。ポジティブに考えていれば自然と笑顔になることが多いです。また、回答がそっけない・話題が膨らまない場合も、同様のことがいえます。入社後のイメージを想像できない場合、深掘りして時間をかけるほど面接官の興味が応募者に湧かず、面接時間も短い時間で終了してしまうでしょう。特に話題が広がらないまま、「何か聞いておきたいことはありますか?」など、締めの段階に入っていこうとする場合は、不合格の可能性が高いといえます。しかし、あくまでも不合格の可能性があるサインというだけで、確実なものではありません。上記のようなサインが見られたからといって、途中で合否を決めつけたり、諦めたりしては不合格の可能性が上がってしまう一方です。ネガティブな雰囲気や態度は見せずに、最後まで堂々と面接を貫きましょう。

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三次面接でチェックされるポイント

三次面接でチェックされるポイントとして、自社の戦力として活躍するかどうかや、身だしなみ、常識的な振る舞いも見られています。また、説得力のある志望動機を話せるか、入社への意思の固さもしっかりと見定められるのが三次面接です。通過率が低い場合でも、以下のポイントをおさえて堂々と臨めば、合格の可能性は上がるでしょう。

自社で戦力となりうる人材か?

自社で戦力となりうるかどうかも、しっかりと見られます。経営する側としては、社員一人ひとりが戦力となり、多方面で活躍してもらえなければ、雇用の安定を図ることができません。戦力とは、ただ与えられた仕事をこなして実績を出しているだけでなく、昇格に意欲があるか、長期で働いて後輩の指導にも注力できるかなど広い視野で見た存在といえます。三次面接において、役員や社長クラスの面接官は、そのような数年後の、長い先のことを見据えて話していることがほとんどでしょう。自分の強みや特徴を活かして、「◯◯で活躍したい」など、思い描く入社後の自分もアピールしましょう。

身だしなみやマナー、常識が適正かどうか?

身だしなみやマナー、常識の適正は三次面接に関わらず、どの面接でも重要視される部分ですが、三次面接ではより重視される場合が多いです。言葉遣いや挨拶の仕方はもちろん、清潔感のある身だしなみかなど、細かな配慮や気遣いが求められます。とはいえ、三次面接まで上り詰めた就活生は、二次面接を勝ち進んできた実績があるため、基本的な部分はすでに評価されていることがほとんどでしょう。そのため、三次面接では、役員や社長目線から見た礼儀やマナー、常識をチェックされます。受け答えの速さや表情に迷いがないかなどの部分では、自分の軸がブレてしまうとその後も集中力が途切れてしまいがちです。そして、その迷いも見透かされてしまいます。しっかりと自分の考えを持ち、ブレずに臨みましょう。

説得力や根拠のある志望動機が話せるか?

面接での発言は、何に対しても根拠や動機が必要です。説得力のある話しができなければ、万全なアピールとはいえません。一次面接から話すことの多い志望動機では、その理由に変化があると、「ブレている」「一次面接と内容が異なる」と思われてしまいます。一次面接・二次面接・三次面接では、前述のとおりそれぞれ面接官が異なりますが、内容はもちろん引き継がれているでしょう。志望動機にブレがなく、筋の通った受け答えができることで、意思の固さをアピールできます。そこで、「会社へどのように貢献するのか」「どのような戦力として活躍したいか」を明確に言葉にできると、なお本気度が伝わるでしょう。入社後のビジョンや目標、キャリアアップへの想いを志望動機と一緒に伝えることができれば、面接官も戦力としてのイメージを想像しやすくなります。

三次面接の通過率を上げるための準備

三次面接の通過率を上げるためには、前もって準備が必要です。前述のとおり、個性のアピールは必要不可欠。そのために自己分析を徹底したり、企業研究を積み重ねて質問内容を的確にしたりするなど、綿密な下準備ことが大切です。なかでも、以下の代表的な3つをご紹介します。

1.個性をアピールしてインパクトを残す

前述のとおり、個性や特徴、強みといった、「その人にしか出せないインパクト」がなければ、ライバルとの差をつけることはできません。また、企業側に「入社後の姿」をイメージしてもらうには、自分の印象を強く残してもらう必要があります。そのためには、「自己分析」が欠かせません。自分の個性をよく理解している人は、日頃から自分を客観視する癖がついているといえます。何が強みで、応募した会社では何が活かせそうかを考え、口頭でハッキリと伝えましょう。とはいえ、ただ伝えるだけではなく、その個性や強みを企業側にとって魅力的に感じてもらわなければ意味がありません。戦力に繋がるような、企業に結び付く魅力を伝えましょう。自己分析能力は、どんな面接でも、どんな就職でも活かせるものです。入社後の業務でもその力を活かすことができるかを、企業はしっかりと見ています。

2.企業研究で質問内容を用意

企業を細部まで研究し、質問内容を最低でも3つは用意しておきましょう。また、三次面接では、あらためて志望動機を聞かれることがあります。面接官が役員や社長になるなど、二次面接までの対応とは異なることが多いからです。三次面接の場で聞かれたとき、受け答えが違っていたり、ブレがあったりすると、志望動機は本心なのか、疑われてしまうことになりかねません。そのため、しっかりと質問内容を把握し、自分の軸を準備しておきましょう。

3.その会社でどうなりたいかを考える

入社したい企業での目標を具体的に深掘りし、「どんな存在になりたいか」を考えましょう。「入社後、動機や同僚の中で成績トップを目指す」と目標を掲げた場合は、成績トップが現実になったとき、さらにどうなりたいかまで考えておくと良いです。「数年後にはキャリアを構築し、管理職やマネジメント業務に携わる」など、到達したい着地地点を明確にできると、企業側には好印象でしょう。また、数年先の自分を想像しておくと、面接で話すだけでなく自分を奮い立たせることにも繋がります。入社後に向かう方向性を掴みやすくなるので、自分にとってもプラスになるといえるでしょう。

三次面接の通過率を上げるために質問を予測しておこう

三次面接の通過率を上げるためには、ある程度面接官の質問を予測することが大切です。志望動機や前職の退職理由、入社後のビジョンなどはほとんどの企業で聞かれます。スムーズな回答ができるよう、必ず事前に準備しておきましょう。以下に回答例をまとめました。

数ある競合のなかで弊社を選んだのはなぜですか?

志望動機は必ず聞かれます。明確な動機を伝え、かつ簡潔に、長くなりすぎないように気を付けましょう。明るい言い方や表情にも注意が必要です。緊張してしまっても、表情がこわばっていたり目線が合っていなかったりすると、せっかくの志望動機の説得力が薄れてしまいます。相手の目を見て、しっかりと回答しましょう。

回答例

「御社の経営理念である、◯◯の部分に惹かれました。その理念に基づき、御社ではお客様を第一に考え、顧客満足に力を入れている姿勢に強く共感しました。お客様に喜んでいただける商品を届けるため、私も御社の一員として貢献したいと思い、志望いたしました。」

上記のように伝えると、企業が最も重要としている「顧客」への理念に共感している想いや、自分も入社後に理念に沿った働き方をして、会社に貢献するという意思も感じられます。決意が固まっている意思表示ができるだけでなく、好印象に繋がりやすくなるので、参考にしてみてください。

勤務していた会社を退職しようと決意したのはなぜですか?

現在や直近で勤務していた会社での退職理由も、ほぼ聞かれると捉えていたほうが良いでしょう。「退職」という言葉でネガティブに感じてしまい、回答することに気が引ける場合もありますが、嘘をつくよりも正直に答えるのが得策です。

回答例

「前職では教育面が統一されておらず、研修制度も特になかったため、思うようなスキルアップができず、苦戦しました。新人が入社しても一貫性のある育成が叶わず、教育体制の見直しを訴えましたが、意見は通りませんでした。しかし御社では、教育体制が整っており、キャリアアップにもサポートのある制度が充実していると知りました。制度を活用しながら、これまでの経験を活かして御社に貢献することができると思い、志望いたしました。」

このように、ポジティブで向上心のある理由であれば、企業側へ前向きな意思が伝わります。誰であっても、退職理由を話すことには少し抵抗があるもの。しかし、正直に打ち明けたうえで、入社後の前向きな決意を伝えれば、企業側も安心して面接を進めることができます。

弊社に入社した場合のビジョンはありますか?

入社後のビジョンも、三次面接でよくある質問の一つです。この質問の意図は、「入社後の目標をきちんと立てているか」を確認するためといえるでしょう。入社したことに満足してしまうだけでは、戦力になることは不可能だからです。何かに取り組むには、必ず目標や計画が必要なもの。入社後の自分をどのように想像し、どうなっていきたいかを確認するための質問ともいえます。

回答例

「販売職の経験を活かし、入社後は販売数成績トップを目指します。そして、5年後には役職に昇進できるよう、部下の育成やマネジメント、店舗運営に関する勉強に取り組んでいます。」

このように、これまでの経験を活かしながら、具体的に何年後にどうなっているのかを言い切ることが大切です。「▲▲と思います」や、「◯◯になりたいです」ではなく、「なります」と言い切ることで、強い決意が感じられます。伝え方ひとつで、企業側への印象は大きく変わるでしょう。明確なビジョンを口頭で伝えることができ、ハッキリと表現できる人は、好印象で強いインパクトも与えられます。

上記の質問を踏まえ、自己分析をしたうえで回答を準備しましょう。表面上だけで回答してしまうと、前述のとおり見透かされてしまいます。素直な気持ちで自分と向き合い、ありのまま姿で挑むことが大切です。

三次面接の通過率が気になる場合は、転職エージェントに相談してみるのもひとつの手段です。転職エージェントでは、転職や就職を検討している人の無料カウンセリングのほか、模擬面接もおこなっています。三次面接特有の質問や、通過率に関する疑問もアドバイザーがしっかり対応してくれるでしょう。

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