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受付の仕事内容とは?種類ごとに違う?向いている人や身につくスキルを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 受付の仕事内容は、企業や施設での来客対応や会議室の予約などがある
- 受付の仕事内容は勤務先によって異なるため、応募前に担当業務を確認しよう
- 受付の仕事に向いているのは、人に対して丁寧かつ柔軟に対応できる人
- 受付の仕事を経験すると、ビジネスマナーやコミュニケーション能力が身につく
- 未経験で受付の正社員を目指すなら、就職エージェントに相談しよう
受付の仕事に興味がある人もいるでしょう。受付の業務内容は、来訪者の対応や電話の応対、資料作成などがメインとなります。
このコラムでは、受付の仕事に関する基本情報や、種類別の業務内容について詳しくまとめました。本文を参考に、自分が受付の仕事に向いているかどうか、働くうえでのメリットがあるかどうかを判断してみましょう。
受付の仕事内容とは?基本的な6つの業務
受付とは、企業や病院、商業施設などで来客に対応する仕事です。来客にとって最初の窓口となるため、組織の顔ともいえます。一般事務と共通する業務もありますが、接客を主とするのが受付の特徴です。
受付の基本的な6つの仕事内容
- 来客対応
- 電話やメールへの対応
- 訪問者の情報登録や管理
- 会議室や応接室のスケジュール管理
- データ入力や資料作成
- 備品管理や清掃などの庶務
1.来客対応
受付の仕事内容は、来訪したお客さまへの応対がメインです。来客された方の名前や所属する企業名、アポイントメントの有無などを確認します。お客さまが来訪した際、はじめに目にするのが受付の可能性も高いため、誠実な受け答えが必要です。
2.電話やメールへの対応
企業・施設の代表電話や問い合わせのメールのように、一次対応を行うのも受付の仕事。簡単な問い合わせには自分で回答し、必要に応じて担当者につなぎます。お客さまの要件を正しく理解し、折り返しの連絡先や回答期限などをしっかりと確認するのが大切です。
3.お客さまの情報登録および管理
受付では、来訪された顧客の情報を登録・管理します。お客さまを待たせる時間を減らすためにも、迅速に対応する姿勢が求められるでしょう。職場によっては来訪者を管理するシステムが導入されているため、登録や照合を容易に行うことが可能です。
4.会議室や応接室のスケジュール管理
会議室や応接室の空き状況を確認し、予約・キャンセル・調整などを行うのも、受付の仕事です。会議室や応接室のスケジュールは、オンラインカレンダーや社内システムで管理するのが一般的。スケジュールの入力ミスはトラブルのもとになるため注意が必要です。
5.データ入力や資料作成
受付は、会議で使う資料を用意したり、来客リストを作成したりする役割も担います。WordやExcelを用いてデータをまとめ、業務で必要な数字を算出するのも仕事の一つといえるでしょう。
6.備品管理や清掃などの庶務
来客の目につく場所をきれいに保つため、会議室やフロントの清掃を行うのも受付の仕事。入館証の管理やその他備品の発注なども仕事内容に含まれます。資料のファイリングや郵便物の仕分けといった事務作業、お茶出しなどを行う場合もあるようです。
受付の仕事内容は、「受付になるには?主な就職先や仕事内容のほか平均年収・キャリアパスを紹介」のコラムでも解説しています。受付の仕事に就きたい場合は、ぜひチェックしてみてください。
【種類別】受付の仕事内容の違い
受付の勤務先は企業や病院、フィットネスクラブなどさまざまな種類があり、仕事内容も異なります。ここでは、勤務先ごとの仕事内容の特徴を紹介するので、志望先を選ぶための参考にしてみてください。
受付の種類
- 企業の受付
- 病院の受付
- ジムやフィットネスクラブの受付
- ホテルのフロント
- エステやサロンの受付
企業の受付
企業の受付は、会社の顔となる仕事です。主な仕事内容は来客時の対応や担当社員への取次ぎ、電話対応などが挙げられます。企業の受付の場合は、会社員やビジネス関係の人の対応をすることが一般的です。そのため、正しいビジネスマナーや対応力が求められるでしょう。
病院の受付
病院やクリニックにおける受付の仕事内容は、患者さまの来院時の対応です。患者さまから保険証を預かり、問診票の記入をお願いします。また、診察券の発行や会計を行うことも病院の受付の特徴。来院される方は病気やケガで不安な気持ちを抱えているため、ホスピタリティに溢れた対応が必要になるでしょう。
病院受付の就職を考えている方は、「病院受付の志望動機を紹介!パートや未経験など状況別のポイントも解説」のコラムもご一読ください。
ジムやフィットネスクラブの受付
ジムやフィットネスクラブの受付の仕事内容には、来館した会員への挨拶や会員カードのやりとりなどが挙げられます。職場によっては、フィットネス器具の使い方の説明や、実際にトレーニング講習を行うこともあるようです。体を動かす機会もあるため、運動が好きな方に向いているでしょう。
ホテルのフロント
ホテルのフロントでは、宿泊予約の管理やチェックイン・チェックアウトの手続きを行います。部屋の変更やレストランの予約のように、顧客からのさまざまな要望に応えるのがフロントの役割です。
ホテルによってはワンランク上の接客対応が求められることもあるため、接遇マナーを身につける必要があります。海外からのお客さまが多いホテルでは、英語力があると就職で有利に働くでしょう。
エステやサロンの受付
エステや美容院、ネイルサロンなどの受付では、お客さまを出迎えて予約の確認を行います。荷物の預かりや当日のメニューの確認、会計なども行うのが一般的です。エステやサロンの受付は、提供するサービスの性質上、身だしなみや清潔感が求められることも考えられるでしょう。
受付の平均年収はどれくらい?
職業情報提供サイトの「受付事務」によると、受付事務の平均年収は346万1,000円でした。また、求人賃金の平均は月額20万7,000円となっています。専門スキルが求められない環境では、受付の年収額が少ないことも考えられるでしょう。
受付として給料アップを狙うためには、語学力を磨いて外資系企業に就職したり、経験を積んで大手ホテルのフロントに転職したりする方法があります。
受付の仕事でキャリアアップするには?
受付業務を経験した方のなかには、秘書検定を受けて、秘書の仕事へキャリアアップする場合もあるようです。また、業務で身につけたビジネスマナーやホスピタリティを利用し、自動車のディーラーや老舗百貨店などのサービス業へキャリアチェンジする方もいるでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
受付事務
受付の仕事に向いている人の特徴
受付の仕事には、丁寧な対処ができる方や人との交流が得意な人に向いているでしょう。この項では、受付に向いている人の特徴を5つご紹介します。
受付の仕事に向いている人の特徴
- 丁寧にやりとりできる
- 礼儀正しい人
- 人付き合いが好き
- 柔軟性がある
- 秘密を守れる
丁寧にやりとりできる
受付の仕事は、常にマナーや振る舞いをわきまえ、丁寧な対応ができる人に向いています。受付は、忙しい時間もお客さまに寄り添った案内を行うだけでなく、ときには難しい要望への対応が求められることもあるでしょう。目先の状況や自分の都合に流されず、丁寧な言葉づかいと冷静なサポートができる方は、受付として長期活躍が見込めます。
礼儀正しい人
受付に向いているのは、来訪者に笑顔で対応し、礼儀正しく受け答えができる人です。来訪者が受付で嫌な思いをしてしまうと、企業や施設そのものに悪いイメージが付与されかねません。
なかには、アポイントメントを取らずにお客さまが来訪される場合も考えられます。イレギュラー対応が発生したときも、慌てず礼儀を忘れずに行動できる人は受付の仕事に適しているでしょう。
人付き合いが好き
受付は、毎日何人ものお客さまと接する必要があります。そのため、「人と接するのが好き」な人に向いているでしょう。「悩み相談をよくされる」「人のために何かをするのが好き」といった奉仕精神のある人は、受付業務においてもその力を発揮できるといえます。
柔軟性がある
急な来訪やクレームなど、予期せぬ事態にも機転を利かせて対応できる人は受付に向いているでしょう。レジャー施設でケガ人が出たり、病院で急患が来たりしても、適切に判断できる能力が必要です。
秘密を守れる
受付の仕事に向いているのは、秘密を守れる人です。受付では顧客や患者の個人情報、企業の機密情報などを扱います。そのため、情報の取り扱いに慎重であり、他人に漏らさない信頼性が求められるでしょう。守秘義務を守れることが、受付としての大切な資質です。
受付の仕事に向いている人の特徴については、「正社員の受付スタッフになるには?向いている人や必要なスキルなどを解説!」のコラムで紹介しています。「受付の仕事に就きたいけど、どんな人が向いているのか分からない…」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
受付の仕事で身につく6つのスキル
受付の仕事では、ビジネスマナーやコミュニケーション能力、PCスキルなどが身につきます。下記で詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてください。
受付の仕事で身につくスキル
- ビジネスマナー
- コミュニケーション能力
- イレギュラーへの臨機応変な対応力
- 事務処理スキル
- Word・Excelなどの基本的なPCスキル
- 語学力
1.ビジネスマナー
受付の仕事で経験を重ねると、ビジネスマナーが身につくでしょう。来訪者に好印象を与えるためにも、仕事中は常にマナーを意識するからです。ビジネスマナーは本やセミナーで学べますが、実践を積むことによってスキルが定着・向上する可能性もあります。
「その敬語間違ってない?正しいビジネスメールのマナーとは」のコラムで、敬語の使い方を解説しているので、ビジネスマナーの一つとしてぜひご一読ください。
2.コミュニケーション能力
受付では、多様な背景や文化をもつ方と接する機会も。異文化理解や柔軟な対応力が養われるため、異なる視点や価値観を尊重しながら効果的にコミュニケーション能力が身につけられるでしょう。
来訪者の気持ちを表情やジェスチャーから読み取ったり、明るく親しみやすい印象を与えることが求められます。
3.イレギュラーへの臨機応変な対応力
受付の仕事では、イレギュラーへの臨機応変な対応力が身につくでしょう。イレギュラーへの臨機応変な対応力は、予期していない出来事やトラブルが発生した際に、迅速かつ適切に対応するために必要です。システムの故障で受付業務が滞った場合、速やかに代替手段を提案し、訪問者に不便を感じさせないよう努めることが重要です。
4.事務処理スキル
資料作成や伝票管理を担当する受付事務の場合、事務処理スキルが身につきます。来客が多い企業や施設では次から次へと対応が求められるため、素早く正確に事務処理ができるようになるでしょう。活用ツールの知識も身につき、一般事務や人事事務、秘書への転職にも役立つ可能性があります。
5.Word・Excelなどの基本的なPCスキル
受付事務では、来客が少ない時間帯はパソコン業務を行うのが一般的です。資料作成やデータ管理でWordやExcelなどを使うため、PCスキルが身につくと考えられます。
また、社内の連絡用にチャットアプリを使ったり、署名や決済のデジタルツールを扱う場合もあるようです。
6.語学力
グローバルな企業や観光地など、多様な背景をもつ来訪者と接する機会がある受付で働く場合には、語学力が身につくことがあるでしょう。受付業務では、外国からの来訪者や電話などがあると、日常的に外国語を使用することが考えられるためです。
未経験者が受付の正社員になる方法
受付になるためには、学歴や特別な資格が必要とされないのが一般的です。新卒採用で受付業務に配属されたり、中途採用で正社員になれる可能性もあります。
受付の仕事に役立つ資格を取得する
受付の仕事は「未経験OK」の求人もあり、特別な知識・技能がなくても応募可能です。とはいえ、円滑に受付業務をこなすなら、以下の資格を有していると、関連スキルを証明できます
受付の仕事に役立つ資格
- 秘書検定
- TOEIC
- MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
- 医療事務
秘書検定
秘書検定は、働くうえで必要な常識や知識を身につけられる検定です。3級から1級まであり、上司が仕事をスムーズに遂行するために必要なサポートや対応力、判断力が試されます。ビジネスマナーや知識を活かせるでしょう。
TOEIC
海外からの取引先や観光客が多い施設の受付では、英語力が役に立つことも考えられます。ビジネスシーンでの実践的な英語力をはかるTOEICで600点以上を出せると、就活でアピールできるようです。
TOEICを受けるメリットについては、「TOEICは就職に有利?取得しておきたい点数やアピール方法を解説」のコラムで解説しています。TOEICについて知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
受付は、顧客情報の管理などのPC業務も行います。そのため、ExcelやWordのスキルを示せるMOSを取得していると良いでしょう。試験対策が実務に直結する場合もあり、日々の業務の効率化が期待できます。
医療事務
病院の受付スタッフを志望する場合は、医療事務の資格を取得するのがおすすめです。レセプト作成スキルや診療報酬、基本的な医学知識などが習得できます。
医療事務の資格にはいくつか種類があるので、「医療事務は高卒からもなれる!求人選びのコツや役立つ資格をご紹介」のコラムを参考にしてみてください。
紹介予定派遣から正社員を目指す
「受付の仕事が自分に向いているかわからない」「働いてから業務や環境がマッチするか判断したい」と考えている方は、紹介予定派遣を経て正社員を目指すのも手です。紹介予定派遣は、正社員を前提として派遣期間に勤務する働き方を指します。派遣期間の満了後、企業側と労働者の双方の同意を得たら、正式に正社員として働くことが可能です。
働きながら仕事の向き不向きを判断できるため、ミスマッチを回避しやすいのがポイントといえます。紹介予定派遣の詳細は、「紹介予定派遣の実態とメリットを解説!正社員になるコツとは」のコラムでまとめているので、ぜひご覧ください。
就職エージェントを利用する
未経験で受付の仕事を目指す場合は、就職エージェントに相談するのがおすすめ。就職エージェントでは、就活事情に詳しいプロのアドバイスを受けられます。ビジネスマナーや身だしなみに不安がある方も、書類添削や面接での服装などを丁寧に教えてもらえるので安心です。
「社会人経験が浅い」「空白期間がある」といった場合は、若年層向け就職支援エージェントのハタラクティブへお問い合わせください。
ハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが丁寧にカウンセリングを行い、一人ひとりに合った求人をご紹介しています。また、履歴書・職務経歴書作成のアドバイスや面接対策、企業とのやり取り代行など包括的なサポートを行っているのも特徴の一つ。サービスはすべて無料のため、「経歴が不安…」「ひとりでの就活が不安…」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
受付の仕事に関するFAQ
ここでは、受付の仕事に関する疑問について、Q&A方式で回答します。
受付の仕事は楽って本当ですか?
一概にはいえませんが、多忙な時間帯や精神的に大変なこともあります。切れ目なく来客が続いたり、クレーム対応があったりすることもあるようです。
ただし、座って行う業務が多いので身体的に楽な場合もあるでしょう。
「楽な仕事はある?楽だと感じやすい職種14選をご紹介」のコラムでは、「楽そうだから」という理由で仕事を選ぶリスクについて解説しています。楽な仕事があるのか知りたい方は、ぜひご一読ください。
受付の仕事で辛いことは何ですか?
受付の仕事はマナーや立ち居振る舞いに常に気を遣わなければならないため、「辛い」と感じる人もいるようです。マナーや立ち居振る舞いは慣れれば自然とできる場合もありますが、最初のうちは気疲れすることもあるでしょう。
仕事で辛いときの対処法については、「毎日怒られるのはなぜ?仕事のストレスで辛いときの対処」のコラムで解説します。「毎日怒られて辛い…」という場合は、ぜひチェックしてみてください。
受付事務にはどのような経験が活かせますか?
受付事務は未経験から活躍できますが、経験が活かせる仕事もあります。
マナーや対応力が身につく接客業や、データ管理や入力作業などを行う事務職などです。また、電話対応を任されることもあるため、コールセンターでの勤務経験も活かせるでしょう。これらの経験をもつ場合は、履歴書や自己PRでスキルとともにアピールするのがおすすめです。
受付の仕事の求人はどう探したら良いですか?
受付の仕事は、求人サイトやハローワークで探せます。未経験で正社員の募集もありますが、アルバイトやパート、派遣社員の求人が多い傾向です。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
業界一覧
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