履歴書の本人希望欄の書き方は?「特になし」はアリ?記入のコツや注意点

履歴書の本人希望欄の書き方は?「特になし」はアリ?記入のコツや注意点の画像

この記事のまとめ

  • 履歴書の本人希望欄には「貴社の規定に準じます」と書くのが原則
  • 履歴書の本人希望欄はできるだけ簡潔に書き、理由を添えるのがポイント
  • 履歴書の本人希望欄では、「特になし」「ありません」や空欄は避ける

「履歴書の本人希望欄には何を書けば良いの?」「『特になし』と書くのはアリ?」と疑問に思う方は多いでしょう。履歴書の本人希望欄には、「貴社の規定に準じます」と書くのが原則です。やむを得ない事情による希望条件がある場合は、理由を添えて簡潔に記入しましょう。このコラムでは、履歴書の本人希望欄を記入するときのコツだけでなく、希望条件ごとの例文も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 面接でどう答えたらいいの?
  • 履歴書の時点で落とされそう・・・
  • 仕事探したいけど、経歴が不安・・
履歴書も面接も、成功するまでサポートします!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

履歴書の本人希望欄に書いても良いことは?

履歴書の本人希望欄に書いても良いことは、「希望職種」「健康上の理由による希望条件」「連絡可能な時間帯」「退職予定日や入社可能日」などです。ケガや病気、家庭の事情など、やむを得ない事情がある場合は、「休みの希望」や「勤務時間の要望」を書いても問題ありません。

基本的には「貴社の規定に準じます」と書くのが無難

やむを得ない事情がない限り、履歴書の本人希望欄には「貴社の規定に準じます」と記入しましょう。履歴書の本人希望欄に書かれたことは、「絶対譲れない条件」と捉えられやすいようです。記入内容によっては選考対象から外されてしまうことも。そのため、履歴書の本人希望欄は慎重に記入しましょう。履歴書における本人希望欄の正しい書き方は「希望条件はどう伝える?履歴書にある本人希望欄の書き方」でも解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

履歴書の本人希望欄はバイトと新卒で書き方が異なる?
履歴書における本人希望欄の書き方は、アルバイト・パートと新卒で少し異なります。アルバイト・パートの場合は「希望シフト」「希望職種」「希望勤務地」などを、比較的自由に書けるのが特徴です。新卒の場合も、選択肢がある場合は希望職種や希望勤務地を書いても問題ありません。しかし、前述のとおり、決して譲れない条件でない限りは「貴社の規定に準じます」と書くのが無難です。

未経験OK多数!求人を見てみる

履歴書の本人希望欄を書くときのコツ

履歴書の本人希望欄はできるだけ簡潔に書き、理由を添えるのがポイントです。詳しくは以下をご覧ください。

できるだけ簡潔に書く

履歴書の本人希望欄は、できるだけ簡潔に書くことを心掛けましょう。履歴書の本人希望欄が要望で埋め尽くされていると、自分勝手なイメージを与える可能性があります。選考が進めば勤務条件や待遇について話す機会が生じるので、細かい条件のすり合わせはそのときに行うのがおすすめです。

理由を添える

履歴書の本人希望欄に希望条件を書くときは、理由を添えましょう。たとえば、勤務時間の要望がある場合は、「平日の午後○時以降は親の介護が必要なので、午前○時から午後○時までの勤務を希望いたします」というように記入してください。

「週○日の勤務を希望いたします」「午後○時までの勤務を希望いたします」など、ただ希望条件を書くだけでは、やむを得ない事情であることが伝わらないので注意しましょう。履歴書の本人希望欄を書くときのコツがより詳しく知りたい方は「履歴書の本人希望欄には何を書く?記入時の注意点とは」をご覧ください。

履歴書の本人希望欄の書き方

ここでは、履歴書の本人希望欄を記入するときの例を紹介します。「勤務時間に希望がある場合」「勤務地に希望がある場合」など、あらゆる条件に対する例文を挙げているので、履歴書の記入時にお役立てください。

勤務時間に希望がある場合

勤務時間の希望がある場合は、履歴書の本人希望欄へ以下のように記入しましょう。

「子どもを幼稚園へ送迎するため、午前9時から午後5時までの勤務を希望いたします」
「平日の午後5時以降は父親の介護が必要なため、午前8時から午後4時30分までの勤務を希望いたします」

履歴書の本人希望欄に勤務時間の希望を書く際は、具体的な時間を示すのがポイントです。「お昼前に出社いたします」「夕方ごろには退勤いたします」など曖昧な書き方をすると、具体的な勤務可能時間が伝わらないので注意しましょう。

勤務地に希望がある場合

履歴書の本人希望欄に勤務地の希望を書くときは、以下の例を参考にしてください。

「東京に住む母親の介護が必要なため、勤務地は○○支店もしくは○○支店を希望いたします」

希望の勤務地は絞り込み過ぎないのがポイントです。特に、転勤を前提条件としている企業の場合は、勤務地を限定してしまうとその時点で採用を見送られてしまう可能性があります。不安な方は、「引っ越しを伴わない転勤を希望いたします」と記入するのも良いでしょう。

希望職種がある場合

応募企業が複数の職種を募集しているときは、履歴書の本人希望欄へ以下のように記入してください。

「営業職を希望いたします」
「事務職を希望いたします」

職種名は、応募企業の募集要項に書かれているとおりに記入しましょう。自分で勝手に表記を変えてしまうと、希望職種が採用担当者に伝わらない可能性があります。履歴書の本人希望における希望職種の書き方は、「履歴書の「希望職種」はこう書く!本人希望記入欄の正しい書き方を解説」も確認してみてください。

健康上の理由で休みの希望がある場合

履歴書の本人希望欄に、健康上の理由による休みの希望を書くときは、以下の例を参考にしてください。

「業務に支障はありませんが、椎間板ヘルニアによる通院のため月に2度の午前休暇を希望いたします」

持病がある場合、業務に支障がないのであれば、その旨を添えましょう。もし特定の業務が行えない場合は、履歴書に記入しておくのがおすすめです。また、病状はできるだけ詳しく記入してください。履歴書に詳細を書くのが嫌な場合は、面接時に詳しく説明しましょう。

在職中で退職日や入社可能日が決まっている場合

在職中で、退職日や入社可能日が決まっている場合は、履歴書の本人希望欄へ以下のように記入してください。

「20○○年○月○日に退職予定なので、20○○年○月○日より入社可能です」
「退職日:20○○年○月○日、入社可能日:20○○年○月○日」

退職日や入社可能日は、確定してから記入しましょう。採用担当者は、履歴書の本人希望欄を見て選考のスケジュールを組む場合があります。不確定なまま記入すると、あとで日付が変わったときに企業とのスケジュールが合わず、選考が先送りになる可能性があるので注意しましょう。

連絡可能な時間帯を書く場合

履歴書の本人希望欄に連絡可能な時間帯を書くときの例は以下のとおりです。

「就業中のため、午後○時以降のご連絡を希望いたします」
「就業中のため、以下の時間帯はお電話をお受けいたしかねます
連絡不可時間帯:平日午前8時~午後5時(午後1時~午後2時は可)」

連絡可能な時間帯は明確に記入してください。「日中は就業しているため電話を受け取れません」といった曖昧な書き方だと、採用担当者は何時に連絡すれば良いのか迷ってしまうでしょう。連絡がスムーズにいかないと、その分就職活動も滞ってしまいます。

履歴書の本人希望欄を書くときの4つの注意点

履歴書の本人希望欄を書くときの注意点は、「『特になし』は避ける」「給与や待遇面の希望は書かない」などです。ほかにもいくつか注意点を紹介しているので、下記を参考にしてみてください。

1.「特になし」と書くのは避ける

特に希望条件がなくても、履歴書の本人希望欄に「ありません」「特になし」などと書くのは避けましょう。「特になし」「ありません」などの表現は、冷淡なイメージを与える可能性があります。このコラムの「履歴書の本人希望欄に書いても良いことは?」で述べたとおり、履歴書の本人希望欄に書くことがない場合は、「貴社の規定に準じます」と記入しましょう。

2.給与や待遇面の希望は書かない

履歴書の本人希望欄では、給与や待遇面に触れないのが無難です。選考が進んでいない段階で「給与をもう少し上げてほしい」「○○休暇を取得したい」といった待遇面の要望を伝えると、欲深いイメージを持たれる可能性があります。面接をする前に印象が下がらないよう、給与や待遇面の希望は書かないようにしてください。

3.採用条件と逸脱した内容は書かない

履歴書の本人希望欄に、応募企業が設定している採用条件から逸脱した内容を記入するのは避けましょう。たとえば、「土日を含む週5日勤務」が条件とされているのに、「週3日勤務希望(平日のみ)」とするなどです。採用条件とあまりにもかけ離れた内容を記入すると、わがままな印象を与えたり、「応募要項を確認していない」と判断されたりする恐れがあります。

4.希望以外のことは書かない

履歴書の本人希望欄には、希望条件以外のことを書かないようにしてください。多くの企業は、履歴書から「項目に沿った内容が書かれているか」、すなわち「求められていることに応えられるかどうか」を判断します。履歴書の本人希望欄に自己PRや志望動機などを書いてしまうと、マイナスイメージに繋がる場合もあるので注意してください。

履歴書の本人希望欄には、仕事内容に関する質問事項を書くのも控えましょう。質問したいことがある場合は、まず求人情報をチェックしてください。それでも不明な点がある場合は、事前に問い合わせを行うか、面接時に口頭で確認しましょう。

「履歴書の本人希望欄の書き方が分からない!」とお悩みの方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、第二新卒や既卒、フリーターなどの若年層に特化した就職支援サービスです。履歴書の添削はもちろんのこと、面接対策や内定後のサポートも行っています。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

履歴書の本人希望欄に関するQ&A

ここでは、「履歴書の本人希望欄には何を書けば良いの?」「履歴書に本人希望欄がないときはどうする?」など、履歴書の本人希望欄に関するお悩みに回答しています。ぜひお役立てください。

履歴書の本人希望欄には何を書けば良いの?

履歴書の本人希望欄には、「貴社の規定に準じます」と記入するのが原則です。希望職種や希望勤務地、健康上の理由による勤務希望といった、どうしても譲れない条件がある場合は、理由を添えて簡潔に記入しましょう。詳しくは「何を書くべき?履歴書の本人希望欄」をご参照ください。

履歴書の本人希望欄は空欄でも問題ない?

履歴書の本人希望欄を空欄にするのは避けましょう。履歴書に空欄があると、「記入漏れ」と判断され、だらしない印象を与える可能性があるからです。また、空欄でなくても「特になし」「ありません」などの冷淡な表現は避けるべきとされています。「理解しておこう!履歴書の「本人希望記入欄」について」で、履歴書の本人希望欄の正しい書き方をチェックしてみてください。

履歴書に本人希望欄がないときはどうする?

希望条件がない場合はそのままで問題ありません。もし希望の職種がある場合は、志望動機や自己PR欄の最後に「希望職種:○○」と記入しましょう。ほかの欄に希望職種を書くのが不安な人は、面接時に口頭で伝える、もしくは本人希望欄がある履歴書を買い直すのがおすすめです。履歴書選びのポイントは「種類豊富な履歴書!自分に合うものを選ぶポイントは?」を参考にしてください。

履歴書の本人希望欄で誤字脱字をしてしまったら?

本人希望欄に限らず、履歴書で誤字脱字をしてしまった場合は書き直すのが基本です。時間がなくてどうしても書き直せない場合は、誤字脱字部分に二重線を引き、訂正印を押して修正しましょう。修正液や修正テープでの修正はマナー違反とされているので注意してください。履歴書の修正方法は「履歴書に誤字!ミスをした時は書き直すべき?」で詳しく解説しているので、チェックしてみましょう。1人で履歴書の作成をするのが不安な方は、書類添削を無料で行っている「ハタラクティブ」にご相談ください。

この記事に関連するタグ