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履歴書の改行はOK?職歴や自己PRを見やすく書こう
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書は改行して読みやすくしたほうが、面接官に評価されやすい
- 履歴書で改行するポイントは、文章の切れ目や構成が変わるところ
- 履歴書の記入では改行のほかに、数字の統一や結論先行などのマナーがある
- 見にくい履歴書は採用担当者に読んでもらえない可能性があるので、見やすさが重要
履歴書の職歴や自己PRが長文になったとき、改行して良いのか迷うことはありませんか?履歴書は適宜改行して問題ありません。文章が長くて読みにくいよりも、読みやすさに配慮して改行したほうが良いでしょう。しかし、改行が多過ぎると読みにくくなるので注意が必要です。このコラムを読んで、読みやすくするための改行のポイントや、基本の文章マナーを理解しましょう。
履歴書で改行するのはOK?
履歴書の職歴や自己PRが長くなってしまったときは、読みやすくするために改行を入れるのがおすすめです。一行で収めようと文字の間隔を詰めたり、フォントサイズが小さくなったりするよりは、改行したほうが読みやすくなります。
しかし、改行が多過ぎると読みにくくなってしまうので注意が必要。採用担当者は多数の履歴書に目を通すため、読みにくい履歴書は読んでもらえない可能性があります。履歴書は内容だけでなく「読みやすさ」も大事です。改行を上手に使って、読みやすい履歴書を作成しましょう。
履歴書で改行するべきタイミングは?
この項では、どのようなときに改行すると良いのかを解説します。改行は誤った使い方をすると読みにくくなってしまうので、ポイントを理解するのが重要です。
文章の切れ目
改行のポイントの1つ目は文章の切れ目です。採用担当者は要点を拾いながら読み進めるため、改行によって内容が整理されていると理解しやすいでしょう。全文を読んでもらえなかったとしても、要点は伝わるのがメリットです。
履歴書の書き方は自由ですが、読みやすいように配慮されきれいにまとめられていると、評価に繋がることもあるでしょう。
例(飲食店→販売職)
貴社の木へのこだわりや環境への配慮から植樹活動を行っていることに感銘を受け、私も貴社の一員として働きたいと思い、志望しました。
前職は飲食店で接客を担当しており、ていねいな接客とフロアの清掃、ディスプレイにこだわりを持って働いていました。ディスプレイに使用した貴社の商品に、木のぬくもりやあたたかさを感じたのが、貴社に興味を持ったきっかけです。
私が貴社に入社した暁には、飲食店で身につけた接客スキルを活かし、販売員として貴社の製品の良さを多くの人に広めていきたいと思っています。
志望動機の構成
最初の段落では、最も伝えたい志望理由を書き、次の段落でそう思った経緯を説明。最後は、入社後に経験をどう活かしたいかアピールしています。「志望理由→理由の背景にある経験→入社後の活かし方」という展開が、段落ごとにまとめられていて読みやすいのがポイントです。
構成の変わり目
文章の構成が変わるところも改行するポイントです。「また」「次に」などの接続詞により、内容が展開するタイミングで改行されていると読みやすくなります。
例(一般事務→営業事務)
営業職を支える事務として、さらにお客さまと関わりながらサポートがしたいと考え、営業事務を志望しました。
私は学生時代にアルバイトでリーダーを経験したことから、円滑に仕事ができるように調整するのが得意です。
また、部活ではサッカー部のマネージャーとして、部全体を下支えすることにやりがいを感じていました。
この経験から営業職を支える事務の仕事に就職しましたが、さらに積極的なサポートがしたいと思うようになり、営業事務への転職を志望しました。
文字数が多くなったとき
一文の文字数が多くなった場合も改行するポイントです。自己PRや志望動機などの長文は、一文を50〜70文字にまとめ、内容の段落ごとに改行すると読みやすくなります。
例(システム営業:自己PR)
私の長所は柔軟性です。接客業のアルバイトでは、お客さまの要望に応えられないとき、柔軟な対応を心がけていました。
たとえば、お客さまが望む商品がなかったときに、謝罪するだけでなく、お話を詳しく聞いて別の商品を提案したことがあります。結果として、お客さまから感謝され、リピーターになってもらうことができました。
私はこの長所を活かして、お客さまの困りごとを解決するシステム営業の仕事がしたいと考え、貴社を志望いたしました。
履歴書を書く際の文章マナー
改行のほかに、履歴書を書くときに気をつけたい文章マナーとして、以下が挙げられます。
- ・西暦、和暦は統一する
- ・算用数字、漢数字も統一する
- ・結論から述べる
- ・職歴は、社名だけでなく業務内容も記載する
- ・趣味や特技等は、一言添える
「西暦」と「和暦」は、どちらを使っても良いですが、履歴書全体で統一するのがマナーです。同じように算用数字と漢数字も、全体で統一すると良いでしょう。
志望動機や自己PRなどの長い文章で意識したいのが「結論から簡潔に述べる」ことです。熱意を込めて志望動機を書きたいという気持ちは分かりますが、前述のとおり、採用担当者は多くの履歴書に目を通すため、あまりにも長いと読む気が起きない可能性も。
項目ごとの枠のサイズに対する文字の大きさや、バランスなども考えると、履歴書では300文字前後が良いようです。ただし、エントリーシートなど文字数の指定がある場合は、指示に従いましょう。
また、職歴について書くときには、「株式会社△△入社」だけでなく、以下のように一言つけると伝わりやすくなります。
株式会社△△(営業職)入社
営業一課に配属。◯◯地区を中心にルートセールスを行う
同じように、趣味や特技について書くときも「釣り」や「写真」だけでなく、「釣り 早朝から出掛けることが多いので、早起きが日課です」「ランニング ハーフマラソン出場を目標にしています」と、一言添えると良いでしょう。
「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」のコラムでも、履歴書の基本についてまとめています。合わせてご覧ください。
履歴書は見やすさを意識して改行を入れよう
履歴書の内容はもちろん大事ですが、重要なのは見やすさです。どんなに良い内容でも、読んでもらえなければ採用されるのは難しくなります。また、内容が理解しにくい書き方だと、誤って解釈されてしまうこともあるでしょう。
反対に、見てもらうことを意識した履歴書は、仕事でも相手に配慮できる人だと評価される可能性もあります。見やすい履歴書のポイントを以下にまとめました。
- ・文字の大きさに気をつける
- ・見出しを入れる
- ・文字の開始位置をそろえる
文字の大きさは10.5~11ポイントが良いでしょう。ビジネス文書で一般的に使われるサイズです。履歴書全体で大きさを統一するのもポイントです。そのほか、改行に加えて見出しを入れるのも効果的。たとえば、【コミュニケーション能力】【柔軟性】などのように、アピールしたい言葉を見出しにすると、内容が一目で伝わります。
また、文字の開始位置は左にそろえるのがマナーです。文章の開始位置がバラバラだと読みづらいため注意しましょう。
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履歴書の改行に関するQ&A
履歴書を改行しても良いのか悩む人は多いでしょう。履歴書の改行に関するお悩みにQ&A方式で回答します。
見やすさ以外の改行のメリットは何ですか?
採用担当者は履歴書から人柄や働き方をイメージします。見やすさを意識しているということは、相手を大事に考えているということです。組織の一員として働くときに、「周りの人を思いやることができる」「お客さまに丁寧な対応ができる」と評価してもらえる可能性があります。
「履歴書の言葉遣いは重要!就活で注意すべき敬語の使い方を徹底解説!」を読んで、言葉遣いにも配慮すると良いでしょう。
改行するときに使う接続詞を教えてください
内容が展開するときには「次に」「ところが」「さらに」などを使います。
また、内容を列挙するときには「第一に、第二に」や「最初に、続いて」などを使い、順序をつけると良いでしょう。接続詞は使い過ぎると読みにくくなりますが、効果的に使えば内容が整理されて読みやすくなります。「面接に繋がる作文を書くために。文章力を高める方法」で基本的な文章の書き方を解説していますので、参考にしてください。
段落の文頭は1マス空けますか?
文章の表記方法として、文頭は一マス空けるのが原則になっています。そのため、新聞や雑誌、書籍も文頭は一マス空けているのです。「就職試験の作文の書き方や注意点を解説!よく出題されるテーマや例文も紹介」で作文の注意点について詳しく述べていますので、ご覧ください。
採用担当者によって読みやすさが違いませんか?
文章ルールを守っていても、人によっては読みにくいと感じる可能性もあります。
本当に読みやすい履歴書になっているかを自分で判断するのは難しいので、履歴書が完成したら、第三者に読んでもらうのがおすすめです。「履歴書が書けない!新卒やニートの場合は?書き方を徹底解説!」では、面接官が履歴書を見る際に重要視するポイントをまとめています。これらのポイントに沿って第三者にチェックしてもらい、アドバイスを受けることを、見直しの方法としておすすめします。
また、20代に特化した就職エージェントのハタラクティブでは、就活アドバイザーが履歴書や職務経歴書などの書類を添削いたします。自己PRに何を書いたら良いのか分からないときは、就活アドバイザーに相談することも可能です。まずはカウンセリングをご予約ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。