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職務経歴書の特記事項欄には何を書く?「特になし」はOK?書き方や例文を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 職務経歴書の特記事項欄には、企業に知らせる必要がある事柄を記入する
- 職務経歴書の特記事項に書くことがない場合は、「貴社規定に従います」と表記する
- 特記事項を含む職務経歴書の空欄は、マイナスな印象を与えることもあるので避ける
職務経歴書の「特記事項」欄に何を書くべきか悩んだことはありませんか?特記事項は事前に企業側に知らせるべき事柄を書く項目であり、できるだけ空欄は避けたい部分です。
このコラムでは、職務経歴書や履歴書における特記事項の書き方を、状況別の例文とともに詳しく紹介。また、特記事項を空欄にすべきではない理由も解説しています。正しい書き方を理解し、自身の就活で有効に活用しましょう。
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職務経歴書の特記事項は空欄を避ける
職務経歴書にある「特記事項」とは、文字通り「特に書いておくべき事項」を指します。履歴書によっては「本人希望欄」「通信希望欄」となっていることも。業務に影響が出る可能性がある事柄について企業に申告する際に使用します。
履歴書ではできるだけ空欄は避けるのが望ましいとされているため、特記事項欄に書くことが何もない場合は、「特にありません。貴社の規定に従います」と書きます。空欄だと書き忘れなど悪い印象を持たれてしまう可能性もあるので、十分に注意しましょう。
特記事項欄に記載する内容で悩んだら、「履歴書の本人希望欄は「特になし」でもOK?好印象を与える書き方とは」のコラムも参考にしてください。
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職務経歴書や履歴書の「特記事項」には何を書くべき?
前述のとおり、特記事項欄は特に伝えるべき内容がなければ「貴社規定に従います」と記載して問題ありません。業務や勤務に関して伝えておくべき・書いておくべき主な特記事項は以下の通りです。
持病や障がい、治療している病気がある場合
持病や障がいがある場合、治療中で病院に定期的に通う方は、特記事項欄に書いておきましょう。就職に不利になってしまうと思う方もいるかもしれませんが、多くの場合は企業側が配慮してくれるようです。
持病や障がいを隠したままにしておくと、入社後に支障が出てしまう可能性があります。企業とのミスマッチを防ぐためだけではなく、自分自身のためにもしっかり記載しておきましょう。
例文
△△の持病があり、3か月に1度定期検診を受けています。薬を服用しておりますので、業務に支障はございません
転居や引っ越しの予定がある場合
将来的に転居の予定がある場合は、その旨を特記事項欄に明記します。特に会社と距離が離れている場所に住んでおり、入社後に近隣に転居することを考えている場合は、忘れずに表記しておかないと不利になってしまう可能性もあるでしょう。
例文
現住所は△△県ですが、採用が決定しました場合は貴社通勤可能圏内に転居いたします
転勤が難しい場合
介護や家庭の事情などで転勤が難しい場合は、特記事項欄に理由を明記しておきましょう。企業によっては、必ず転勤が発生することもあり、転勤できない人材の採用を見送る可能性も。ミスマッチを防ぐためにも必ず記載しておきましょう。
例文
介護が必要な両親と暮らしているため、転勤が難しい状況です
在籍が短期間の場合や転職回数が多い場合
在籍した期間が短い場合や転職の回数が多い場合、その理由を特記事項欄に書くこともあります。やむを得ず短期間で退職した理由や転職を繰り返す理由として、何らかの事情があった場合は、隠さずに書きましょう。転職回数がもたらす転職活動への影響については、「転職回数が多いと不利?就活への影響と対策」のコラムでも詳しく解説しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。
例文
これまで△△業界での経験を広げ、スキルアップするために3度転職をしております。これらの経験を活かし貴社に貢献させていただきたいと考えております
ブランクが長い場合
ブランクが長い場合も、特記事項欄に理由を書きます。
既卒や第二新卒の就活において、ブランクがある人は「採用しても働き続けられるかな」「何か長期間働けなかった事情があるのかな?」と、採用担当者に思われてしまう可能性も。採用担当者に少しでも良い印象を持ってもらえるよう、家族の介護や病気などによって就職が難しい状況だったなど理由がある場合は必ず書いておきましょう。
例文
家族の介護のため△年△月~△年△月のブランクがあります。今後は業務には支障はございません
在職中で連絡が取れる時間帯が限られる場合
在職中に転職活動をしており、日中など連絡を取るのが難しい人は、その旨を特記事項欄に記載しておきましょう。在職中に転職活動をしていても、採用担当者からの印象が悪くなるようなことはありません。連絡が取れない日や時間帯などを記載しておくと良いでしょう。
例文
連絡可能時間帯:平日△時〜△時、土日祝△時〜△時は連絡可能です。不在の場合はなるべく速やかに折り返しご連絡させていただきます
入社日の希望がある場合
現在の仕事を退職せずに転職活動を行っている場合は、今の職場への報告や引き継ぎなどがあり、採用されても即日転職ができるわけではありません。そのため、内定連絡後にいつから勤務可能となるのか記載しておきましょう。退職予定日や、何月以降の入社が可能かなどを記載しておくと親切です。
例文
△年△月△日以降より入社を希望いたします
時短勤務やテレワークを希望する場合
募集要項に時短勤務やテレワーク可能とされている場合は、その理由と一緒に希望を記載しておきます。また、いつまでと決まっている場合は期間も書いておくとよいでしょう。
この時に「通勤したくないから」といったようなネガティブな理由は印象が悪くなりますので注意してください。
例文
家族が介護施設に入居するまでテレワークを希望します(入居は△月✕日を予定しています)
学校を中退している場合
企業によっては求人に対して最終学歴を指定している場合や、学歴が給与に影響することもあります。最終学歴が確認出来ないと判断できず選考が進まない可能性があるので、理由を添えてしっかりと記載しましょう。
例文
病気療養のため、△△大学を中途退学いたしました。現在は仕事に支障はございません。
「既卒の採用面接でブランクの期間について質問されるのが怖い」という人は、空白期間の答え方や、就活で空白期間が不利になるのかを解説したコラム「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」を参考にしてください。
職務経歴書の特記事項で自己PRをしても良い?
履歴書ではできるだけ空欄は避けたいもの。そのため、特記事項に書くことがなく空欄にするよりは、自己PRに使用するのも一つの手です。その際は、通常の自己PR欄との差別化に注意し、書ききれなかったことを特記事項に記入すると良いでしょう。
たとえば、志望企業への熱意や業界への憧れなどは「自己PR欄」で語り、これまでの経験で培ってきたスキルは「特記事項欄」に書くなどして使い分けます。また、希望配属先ややりたい仕事など、入社後の希望をアピールするのも熱意が伝わりやすいでしょう。ホームステイやボランティアなどの特徴的な経験も、採用担当者の印象に残りやすく効果的です。
ポジティブな要素をアピールしよう
応募先の企業の業界が未経験でその業界に活かせる資格を取得予定の人は、その旨を記載しておきましょう。
たとえば、業界未経験であっても「現在△△の資格を勉強中で、試験に合格すれば、△年△月頃に取得予定です」というように、勉強していることが伝わると採用担当者からの印象は良くなります。業界の経験がある・ないに関わらず、自分がアピールできることは積極的に伝えるのがおすすめ。
ちょっとした工夫で就活の結果が異なることもあるので、書ける内容はしっかりと書いておきましょう。
特記事項欄に自己PRを書く際のコツを知りたい方は、「自己PRの基本の書き方は?新卒と転職での違いや例文を紹介」を参考にしてください。
特記事項の書き方をはじめ、職務経歴書や履歴書に記入する内容に関して疑問がある方は、ハタラクティブにご相談ください。
若年層向け転職エージェントのハタラクティブでは、経験豊富なアドバイザーが応募書類の書き方を丁寧にレクチャーいたします。専任アドバイザーによる丁寧なマンツーマン指導で、面接対策や自己分析なども実施。転職活動をスムーズに進めたい方にもおすすめです。サービスの登録・利用料はすべて無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください
職務経歴書に関するお悩みQ&A
応募先に職務経歴書の提出を求められ、何を記載すべきか迷う方もいるのではないでしょうか。ここでは、職務経歴書に関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。
履歴書と職務経歴書の違いは何ですか?
履歴書は、氏名や住所、学歴・職歴の要旨などを記して、自身の基本情報を伝える書類です。いっぽう、職務経歴書は、今までのキャリアを深堀りして記載し、自身の実績やスキル、仕事への姿勢などを応募先にアピールするための書類といえます。詳しくは「履歴書と何が違う?職務経歴書の書き方」をご覧ください。
職務経歴書はパソコンで作成してもいい?
応募先企業による指定がなければ、職務経歴書はパソコンと手書きのどちらで作成しても問題ありません。
「職務経歴書に最適な用紙は?手書きとパソコンどちらが良い?書き方も解説」でも挙げているとおり、パソコンのメリットは効率的でスキルを示せる点です。それに対して、手書きのメリットは人柄や熱意を伝えやすいこと。それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで自分に合った方法で作成しましょう。
職務経歴書は必ず提出するべき?
職務経歴書を提出するか否かは、企業の応募要項に準じて対応しましょう。
「職務経歴書不要」「履歴書のみ提出」とあれば、職務経歴書の提出は不要です。ただし、「履歴書を提出」「履歴書を持参」など職務経歴書への明確な言及がない場合は、念のため用意しておくか、応募先に提出の有無を問い合わせるのが無難です。「転職活動に職務経歴書は必要?アルバイトや任意提出の場合はどうする?」では、職務経歴書不要の求人に応募する際の心構えについても触れています。
略歴や経歴の意味を教えてください。
経歴とは、今までに経てきた学業や仕事、地位などの総称を指す言葉です。対し、略歴は経歴を省略したものとされていて、最終学歴と職歴が必要事項になっています。
職務経歴書の書き方について詳しく知りたい人は「職務内容の書き方とは?項目別の作成ポイントや例文一覧をご紹介」を参考にしてください。
アルバイト経験しかありません。
アルバイト経験で培った能力や作り上げた実績などを書きましょう。それらが応募先で活かせるスキルや経験であれば、効果的なアピールになり得ます。職務経歴書の書き方の詳細は「職務経歴書に書くことがないときの対処法!第二新卒の場合はどうするべき?」をご参照ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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