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ISTP(巨匠)に向いてる仕事・業界を紹介!おすすめの職場や相性は?
公開日

この記事のまとめ
- ISTP(巨匠)の特徴は、現実的で実践的な性格
- ISTPに向いてる仕事の特徴は、問題解決型の業務や自由度が高く柔軟性を活かせるもの
- インテリアデザイナーや消防士などがISTPに向いてる仕事として挙げられる
- ISTP(巨匠)に向いてる業界は、「IT業界」「スポーツ関連業界」「緊急対応系の業界」など
- ISTPと仕事の相性が良いのは、「INTJ」「ENTJ」「ENFP」など
現実的で実践的な性格のISTP。「ISTP(巨匠)に向いてる仕事にはどのようなものがあるの?」と気になる方もいるでしょう。ISTPの方には、実践的で手を動かす仕事や柔軟性を求められる職種がおすすめです。このコラムでは、仕事におけるISTPの性格の特徴や向いてる仕事の見つけ方を解説します。「自分に向いてる仕事が分からない」というISTPの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ISTP(巨匠)の性格の特徴は?
ISTPは、現実的で実践的な性格が主な特徴です。イレギュラーなことが起こったときに冷静かつ効率的に対応する力をもっている傾向があります。新しいことを試すのが好きだったり、自由で柔軟な働き方を好んだりするでしょう。
ISTPの特徴
ISTPは冷静で実践的、柔軟性があり、新しい挑戦や問題解決に積極的に取り組む性格が特徴。論理的思考に優れ、一人で集中して作業するのを好む一方で、ルールやルーティンに縛られることは苦手なようです。
また、冒険心が強く、手先の器用さや行動力を活かして効率的に物事を進めるのが得意な傾向にあります。
ISTPの特徴について詳しく知りたい方は、「ISTP(巨匠)の性格は?相性や向いてる仕事を解説!」のコラムもあわせてチェックしてみてください。
ISTPは何の略?
ISTPは、性格タイプの略称で「Introverted(内向型)」「Sensing(感覚型)」「Thinking(思考型)」「Perceiving(柔軟型)」の頭文字を取ったものです。
「Introverted(内向型)」は一人で考えたり、自分の内面に集中する時間を大切にします。社交的ではなくても、人と関わる際には自然体で付き合うのが特徴です。
「Sensing(感覚型)」は、現実的で具体的な情報を重視します。目の前の事実や状況を冷静に観察し、実用的な解決策を見つけるのが得意です。
「Thinking(思考型)」は、感情よりも論理や合理性を優先します。物事を客観的に判断し、効率的な方法を選ぶ傾向があるようです。
「Perceiving(柔軟型)」は、柔軟で臨機応変な対応が得意。計画を固めるより、状況に応じて柔軟に動くほうが好きで、型にはまることを嫌います。
参照元
NERIS Analytics Limited
16Personalities
ISTP(巨匠)の強み弱みは?
ISTPは、冷静な分析力や柔軟性、独立性といった優れた能力をもつ一方で、コミュニケーションや長期的な計画、規則への適応に課題を抱えることがあります。これらの特性を理解し、強みを活かしつつ弱みを補うことで、ISTPの能力を最大限に発揮できる仕事を見つけられるでしょう。
ISTPの仕事における強み
ここでは、ISTPにおける強みをまとめました。以下で詳しく紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
冷静かつ論理的な分析力
ISTPは感情に流されず、物事を論理的に捉える力に優れています。特に問題が発生した際には、素早く状況を分析し、現実的で効率的な解決策を見つける能力を発揮できるでしょう。この冷静さと分析力は、複雑なトラブルや緊急事態においても頼りになる存在となり得ます。
また、ISTPは具体的なデータや事実を重視する傾向があるため、感覚的な判断よりも根拠に基づく意思決定が強みです。
柔軟性と適応力
ISTPは予測不能な状況や急な変化にも柔軟に対応できる適応力をもっています。固定されたルールや慣習にとらわれず、その場の状況に応じた最適な行動を取れるため、変化の激しい環境や新しいプロジェクトに強いといえるでしょう。
また、新しい技術や方法を積極的に取り入れる姿勢があるため、時代の流れに合わせた成長が期待できるのが仕事におけるISTPの強みです。
独立性
ISTPは独立心が強く、自分のペースで効率的に仕事を進めることを好みます。一人で集中して作業に取り組むことが得意で、上司や同僚からの過度な干渉を嫌う傾向があるようです。この特性は、個人の裁量が求められるプロジェクトや、一人で課題を解決する仕事で大きな力を発揮できる可能性があります。また、自分で計画を立てて実行する能力に優れており、指示が少ない環境で成果を上げられる点が強みです。
「自分の強みの伝え方とは?効果的なアピール方法を解説」のコラムでは、就職・転職活動時に自分の強みのアピールの仕方をまとめているので、ぜひご一読ください。
ISTPの仕事における弱み
ここでは、ISTPの仕事における弱みをまとめました。以下で詳しく紹介するので、ぜひご一読ください。
コミュニケーションが苦手
ISTPは内向的な特徴をもつため、必要以上の会話や人間関係の調整を避ける傾向があります。そのため、チーム内での感情の共有や、他人の気持ちに寄り添ったコミュニケーションを苦手とすることもあるようです。
また、自分の考えを他人に説明するよりも、実際の行動で示すほうが得意とするため、情報共有が不足する恐れも。この点がチームワークに影響を与えることが考えられるため、意識的にコミュニケーションを増やすことが課題となります。
計画や長期的な目標設定が不得意
ISTPは目の前の課題に集中するあまり、長期的な目標や計画を立てることが苦手です。具体的なスケジュールを立てることや、未来を見据えた戦略を練るのを面倒に感じる場合があります。
そのため、短期的には結果を出せても、長期的なビジョンを求められる場面では力を発揮しにくい場合もあるようです。こうした特性を補うためには、目標設定や計画をサポートしてくれるパートナーと協力して仕事をしたり、ツールを活用したりするのが効果的といえるでしょう。
規則やルールをあまり重要視しない
ISTPは自由な発想や柔軟な行動を重視するため、厳格なルールや形式に縛られる環境ではストレスを感じる傾向があります。特に、「非効率的だ」と感じる規則には従う意欲が低く、自分なりのやり方を模索しがちです。この特性が創造的な場面ではメリットともなり得ますが、規則を守ることが重視される職場では誤解を招く恐れも。そのため、規則が厳しい環境では、自分の発想や工夫をどのように活かせるか工夫が必要です。
ISTP(巨匠)に向いてる仕事の特徴
ここでは、ISTPに向いてる仕事の特徴を紹介します。「ISTPの自分にはどのような仕事が向いてるのか分からない」という方は、以下を参考にしてみてください。
実践的で結果が求められる仕事
ISTPは理論や計画だけでなく、実際に行動しながら学ぶことを得意とします。そのため、結果がすぐに求められる現場での作業や、手を動かして解決策を見つけるような仕事に適性があるでしょう。具体的には、技術職や機械の修理・メンテナンス、建築設計などの実務に直接結びつく分野が挙げられます。
また、ISTPは成果が目に見える形で表れる仕事にやりがいを感じる傾向があるため、問題解決型の業務や実験的なプロジェクトなどがおすすめです。
自由度が高く独立して働ける仕事
ISTPは管理や監視が厳しい環境では窮屈さを感じやすく、自分のペースで進められる仕事を好みます。ルーティンワークや細かい指示に従う必要が少ない自由度の高い職種、裁量が大きい働き方が向いているでしょう。たとえば、フリーランスとしての活動や、個人の能力を信頼されるプロジェクトベースの仕事などです。
また、一人で集中して取り組む業務にも適性があるため、プログラマーや研究者のような仕事もおすすめといえます。
変化や多様性のある仕事
ISTPは単調な業務を好まないため、日々新しい課題や変化に対応する必要がある仕事に強みを発揮しやすいでしょう。柔軟性と適応力に優れているため、予測不能な状況に対応したり、新しいスキルを身につけたりすることに積極的です。たとえば、トラブルシューティングを必要とする技術サポートやスタートアップでの多様な役割を兼任する仕事、または冒険心を活かせる救助活動やアウトドア関連の職種などが適している可能性があります。変化を恐れず挑戦を楽しむ姿勢が、こうした環境での成功につながりやすいようです。
ISTP(巨匠)に向いてる仕事10選
ここでは、ISTPに向いている主な仕事を10個まとめました。以下で、それぞれについて詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ISTP(巨匠)に向いてる仕事
1.電気技術者
ISTPは問題解決能力が高く、技術的な課題を冷静に分析し、迅速に対応する能力があります。電気技術者としては、複雑な電気設備の設置や修理、メンテナンスを行いながら、自分の技術を活かして問題を迅速かつ効率的に解決することが求められるでしょう。特に、回路のトラブルシューティングや設備の性能向上のための改善作業において、冷静に状況を分析し、即座に対応できるISTPの特性がマッチしています。
平均年収 | 688万2,000円 |
必要なスキル | ・問題解決能力 ・冷静な分析力 ・手先の器用さ |
関連資格 | ・電気工事施工管理技士 ・第一種電気主任技術者 ・第二種電気主任技術者 ・第三種電気主任技術者 |
電気技術者の仕事に就くには | 工業高校や専門学校、大学の工学部で電気工学を学ぶのが一般的 |
参照:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「電気技術者- 職業詳細」
また、電気技術者は手先の器用さや細部にわたる注意力も重要な要素であり、技術的な知識を深めることで更なる成長が可能な職業です。
2.自動車整備士
ISTPの特徴である機械への興味と手先の器用さは、自動車整備士として役立つ可能性があります。車の故障診断や修理作業を行う際、作業に集中しながら、効率的かつ効果的に問題を解決することが求められるでしょう。
平均年収 | 487万6,000円 |
必要なスキル | 手先の器用さ |
関連資格 | ・自動車整備士 ・危険物取扱者(乙種) ・ガス溶接技能者 |
自動車整備士の仕事に就くには | ・専門学校や大学で学びながら自動車整備士資格の受験資格を得る ・整備工場で働きながら受験資格を得る |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「自動車整備士 - 職業詳細」
ISTPの特性を活かせばエンジンの調整や部品交換、修理などの多岐にわたる業務を通じて、技術を向上させることが可能です。
3.溶接工
溶接工は、金属を高温で溶かして接合する作業を行う職業で、ISTPの手先の器用さと実践的なスキルを活かせます。作業中には即座に結果が求められ、物理的な作業が多くなるため、ISTPが得意とする環境といえるでしょう。特に溶接技術は細かな技術と集中力が必要なため、ISTPの分析力や適応力を発揮しやすいようです。
平均年収 | 448万4,000円 |
必要なスキル | ・手先の器用さ ・集中力 ・分析力 |
関連資格 | ・ガス溶接作業主任者 ・ 溶接管理技術者1級 ・ 溶接管理技術者2級 |
溶接工の仕事に就くには | ・職業訓練校や専門学校で溶接技術を学ぶ ・未経験でも可能な溶接工の求人に応募し、現場で技術を身につける |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「溶接工 - 職業詳細」
現場での作業は手を動かしながら問題を解決するため、ISTPは仕事に対して高い満足感を得られるでしょう。実務に直接結びつきやすい仕事であり、結果が目に見える形で現れることがISTPにとって魅力に感じるようです。
4.インテリアデザイナー
インテリアデザイナーは、空間をデザインし実際に物理的に形作る仕事。ISTPは、空間デザインに対して直感的な感覚をもち、具体的な形にしていく作業を得意とする傾向があります。特に、実際に家具を配置したり、色合いや素材を決定する過程で、ISTPのクリエイティブな発想が活かされるようです。
平均年収 | 509万3,000円 |
必要なスキル | ・クリエイティブな発想力 ・課題解決能力 |
関連資格 | ・インテリアプランナー ・インテリアコーディネーター ・インテリアデザイナー |
インテリアデザイナーの仕事に就くには | ・インテリアデザイン事務所や設計事務所でアシスタントとして働く ・未経験OKの求人に応募し、現場経験を積む |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「インテリアデザイナー - 職業詳細」
また、クライアントのニーズを汲み取り、機能的かつ美しい空間を作り上げる過程には、ISTPの問題解決能力が重要な要素となり得ます。
5.消防士
消防士は、緊急時に素早く行動し、命を守る仕事です。ISTPは冷静な判断力をもち、危機的な状況においても落ち着いて対応できるため、消防士に適性があるといえます。火災や救助活動では、現場での即時的な判断と行動が求められるため、ISTPの能力を活かしやすいでしょう。
平均年収 | 350万2,000円 |
必要なスキル | ・冷静な判断力 ・問題解決能力 ・肉体的な耐久力 |
関連資格 | ・救急救命士 ・甲種消防設備士 ・乙種消防設備士 |
消防士の仕事に就くには | ・公務員試験対策のための参考書や予備校で学ぶ ・日頃から体力トレーニングを行い試験に備える ・自治体ごとの募集要項や試験内容を確認し、それに沿った対策を立てる |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「消防官 - 職業詳細」
また、消防士の仕事には肉体的な耐久力やチームワークが必要ですが、ISTPは自分の判断で迅速に動くことに魅力を感じます。さらに、変化の多い状況に柔軟に対応できるため、予測できない状況での問題解決能力が求められるこの職業は、ISTPに適しているといえるでしょう。
6.警備員
警備員は施設や建物を守る役割を担い、ISTPの冷静な判断力や注意深さを活かせる可能性があります。特に夜間勤務や不規則な勤務時間がある警備員の仕事では、柔軟な対応力が求められるでしょう。ISTPは突発的な事態にも素早く対応でき、予測できない状況に適応する能力に優れています。
平均年収 | 376万1,000円 |
必要なスキル | ・コンプライアンス精神 ・責任感 ・判断力 ・行動力 |
関連資格 | ・警備員検定試験(1級) ・警備員検定試験(2級) |
警備員の仕事に就くには | ・ハローワーク、求人サイト、派遣会社を通じて警備員の求人を探す |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「施設警備員 - 職業詳細」
また、警備員は一人で任務を遂行することが多いため、自己管理能力や自立心が求められ、ISTPに向いてる仕事の一つです。
7.ルート配送ドライバー
ルート配送ドライバーは、決まったルートで効率的に商品を届ける仕事。ISTPは、効率的な作業を重視し、計画通りに業務を進めることが得意です。交通状況や配達先の変動に柔軟に対応しながら、冷静に業務をこなしていける可能性があります。
平均年収 | 393万6,000円 |
必要なスキル | 計画力 |
関連資格 | ・安全衛生管理者 ・運行管理者(貨物) ・準中型自動車免許 |
ルート配送ドライバーの仕事に就くには | ・普通自動車運転免許を取得する ・ハローワークや求人サイトなどでルート配送の求人を探す |
参照:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「ルート配送ドライバー - 職業詳細」
また、配送先の担当者とコミュニケーションを取るなかで、個別の対応をしながら効率的に仕事を進めるため、作業のスムーズさを実感しやすい職業です。
8.スポーツインストラクター
ISTPは身体を使った活動に長けており、スポーツインストラクターとしてそのスキルを活かせる可能性があります。指導を通じて生徒やクライアントに技術を伝え、目に見える成果を生み出せる点でやりがいを感じられるでしょう。
平均年収 | 414万8,000円 |
必要なスキル | ・専門的技術や知識 ・マネジメント能力 |
関連資格 | ・健康運動指導士 ・健康運動実践指導者 |
電気技師の資格に就くには | ・専門学校や大学でスポーツ学や運動生理学、健康管理などの分野を学ぶ ・短期の講座や資格取得プログラムでフィットネスやヨガ、ダンスインストラクターなどの民間資格を取得する |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「スポーツインストラクター - 職業詳細」
また、実践的な指導を行い、個々のニーズに応じてトレーニングを調整できるため、ISTPの特性に適しています。
9.建築士
建築士は建物の設計を行い、現場での指示や調整を担当する職業です。ISTPは論理的な思考とクリエイティブな発想を活かし、建築設計において重要な役割を果たせる可能性があります。
平均年収 | 632万8,000円 |
必要なスキル | ・論理的思考力 ・クリエイティブな発想力 |
関連資格 | ・一級建築士 ・二級建築士 ・木造建築士 |
電気技師の資格に就くには | 高校や専門学校、大学の建築系学科で、構造力学や建築材料、関係法令といった専門知識や技術を学ぶのが一般的 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「建築設計技術者 - 職業詳細」
建築物のデザインや計画には実務的なスキルが求められ、現場での問題解決や変更にも柔軟に対応できるため、ISTPの能力を最大限に発揮できるでしょう。
10.Webマーケティング
Webマーケティングは、デジタルメディアを活用して製品やサービスを効果的に広める職業です。ISTPはデータ分析や効果測定を得意としており、広告戦略やSEO対策など、具体的な数値や結果に基づいて施策を改善していく仕事に向いている可能性があります。論理的思考を活かしてキャンペーンの効果を最大化させ、効果的な戦略を立てられるため、ISTPに適した分野です。
平均年収 | 645万5,000円 |
必要なスキル | ・データ分析力 ・論理的思考力 |
関連資格 | マーケティング・ビジネス実務検定 |
電気技師の資格に就くには | 大学や短大、専門学校等を卒業後、広告代理店やWebマーケティング会社、Webマーケティング部門のある企業に入社するのが一般的 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「Webマーケティング(ネット広告・販売促進) - 職業詳細」
また、テクノロジーを活用しながら結果を出すことが求められるため、ISTPにとってやりがいを感じやすい職業の一つといえます。
「自分に向いてる仕事を見つけたい」という場合は、「仕事一覧で適職を探そう!向いている職種が分からない人向けのコツも紹介」のコラムも参考にしてみてください。
ISTP-AとISTP-Tのそれぞれに向いてる仕事
ISTP-AとISTP-Tは、同じISTPタイプでもアプローチに違いがあります。ISTP-Aは自信をもち、素早い決断を下すタイプで、プレッシャーにも強く、独立して行動することを好みがちです。したがって、プロジェクトマネージャーや起業家、エンジニア、スポーツ選手など、迅速な判断力とリーダーシップが求められる仕事に向いているでしょう。
一方、ISTP-Tは慎重で自己疑念を抱きやすいため、慎重に進める仕事や、他者をサポートする役割が向いています。技術サポートやデータアナリスト、ライター、研究者など、計画的に進めながら自信を深めていける仕事がおすすめです。それぞれの特性に合った職場で、冷静かつ実践的な能力を活かしましょう。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
ISTP(巨匠)に向いてる業界5選
ここでは、ISTPに向いてる業界を5つまとめました。以下でそれぞれについて詳しく紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
ISTP(巨匠)に向いてる業界
- IT業界
- 製造業界
- スポーツ関連業界
- 物流業界
- 緊急対応系の業界
1.IT業界
IT業界では、ソフトウェア開発やネットワーク管理、システム運用など、技術的なスキルと高い問題解決能力が求められる傾向があります。ISTPは論理的思考が得意なため、システムやネットワークのトラブルシューティングを冷静に行えるでしょう。プログラミングやシステム開発の分野では、技術的な問題を実務的に解決する能力が必要であり、ISTPはこの分野で特に活躍できる可能性があります。新しい技術の習得にも柔軟で、技術的な変化に対応できるため、エンジニアやITサポート、ネットワークエンジニアなど、実践的な業務で力を発揮できる可能性があります。即戦力を求められる環境においても、ISTPの強みが活かされるでしょう。
2.製造業界
製造業界では、機械操作や設備メンテナンス、品質管理などが重要な業務です。ISTPは機械や技術に関する知識が豊富で、トラブルシューティングや設備の修理、点検においてその能力を発揮できるでしょう。製造ラインの効率を改善するために、問題解決力と実行力が求められる場面で、ISTPは非常に頼りにされます。急なトラブルや予期しない問題にも冷静に対応できるため、製造業界での業務に適している傾向があるからです。特に、設備管理や製品の品質改善において、実務的な視点と柔軟な思考で問題解決を行えます。技術的な課題を解決する能力が、製造業界でのキャリアにおいて大いに役立つでしょう。
3.スポーツ関連業界
スポーツ業界では、選手としての体力や技術のほかに、冷静な判断力と迅速な対応能力が求められがちです。ISTPは、瞬時に状況を把握し、最適な行動を選択できるため、選手としてだけでなく、コーチやインストラクターとしても活躍できるでしょう。
また、ISTPはスポーツイベントの運営やチームマネジメントにも適性があります。急な変更にも柔軟に対応できる能力が必要なため、ISTPの実践的なアプローチが重宝されがちです。競技中の即決力や戦術を瞬時に考え出す能力も、スポーツ関連業界では強みとなり得ます。スポーツ心理学やトレーニングの分野にいても、ISTPは実践的な視点で優れた成果を上げられるでしょう。
4.物流業界
物流業界では、物品の管理や輸送計画、配送管理が求められます。ISTPは、計画を立てるだけでなく、状況に応じて柔軟に対応し、急な変更や問題が発生した際にも冷静に解決策を見つけられるでしょう。倉庫の管理や配送スケジュールの調整では、効率的に業務を進めるために実務的なアプローチが不可欠です。特に物流業界では、物の流れをスムーズに保つために問題解決能力や迅速な対応が求められます。ISTPは現場での問題に対して柔軟かつ効率的に対応できるため、倉庫管理や配送担当、運送業界での役割を担うことに向いているでしょう。
5.緊急対応系の業界
消防士や警察官、救急医療などの緊急対応系の業界では、即座に判断し迅速に行動することが求められがちです。ISTPはプレッシャーのなかでも冷静さを保ち、急な状況にも適応できます。緊急時に必要となる迅速な判断と行動を冷静に行え、災害や事故現場においても効率的に問題を解決できるでしょう。現場で即決力を発揮し、状況に応じた対応ができるISTPは、消防や警察、医療現場においてその能力を十分に活かせます。また、緊急対応業界では、柔軟な思考と実務的なスキルが非常に価値のあるものとされているため、ISTPの特性は強みになるでしょう。
ISTP(巨匠)が向いてない仕事の3つの特徴
ここでは、ISTPが向いてない可能性がある仕事の特徴を3つまとめました。以下で詳しく解説するので、ぜひご一読ください。
ISTP(巨匠)が向いてない仕事の特徴
- 単調な作業を繰り返す仕事
- 高度な対人スキルが求められる仕事
- 抽象的な理論や長期的な計画が必要な仕事
1.単調な作業を繰り返す仕事
ISTPは変化に富んだ実践的な仕事を好むため、同じ作業を繰り返すだけの仕事には飽きやすい傾向があります。単調な作業を繰り返すことは、ISTPにとってやりがいを感じにくく、モチベーションが低下しがち。たとえば、データ入力やライン作業などの仕事では、一定の流れが続くため、ISTPの創造性や問題解決力を活かせる場面が少なく、退屈に感じる可能性があります。変化や実践的な課題が少ない環境では、持ち味を発揮しにくいようです。
2.高度な対人スキルが求められる仕事
ISTPは一人での作業や、技術的な問題解決を得意とし、物理的な作業に集中することが多いため、高度な対人スキルが求められる仕事は苦手です。営業や接客業、カスタマーサービスなど、人と密接に関わる仕事では、感情的なサポートや人間関係の維持が求められますが、ISTPは感情よりも論理的・実務的なアプローチを重視します。そのため、頻繁な対話や感情的な配慮が必要な職場では、ストレスを感じやすく、うまく対応できないことがあるでしょう。
3.抽象的な理論や長期的な計画が必要な仕事
ISTPは具体的で実践的な問題解決を得意とし、抽象的な理論や長期的な計画を立てることにはあまり関心をもちません。たとえば、マーケティング戦略の立案や企業の長期的な成長計画など、詳細な分析や未来予測を基にした業務は、ISTPには向いてない可能性があります。自分の手で直接問題を解決したり、結果がすぐに見える仕事に対してこそ活力を感じるようです。抽象的な思考や予測に頼った仕事は、モチベーションを維持しづらく、フラストレーションを感じることがあります。
自分の仕事の向き不向きが気になる方は、「仕事の向き不向きを見極めるには?」のコラムをご一読ください。
ISTP(巨匠)の仕事の相性一覧
仕事におけるISTPとの相性を性格タイプごとにまとめました。以下で詳しく紹介するので、チェックしてみてください。
性格タイプ | 相性 | 相性の特徴 |
---|---|---|
INTJ(建築家) | ★★★★★ | 理論的で独立して働くことを好むタイプ。どちらも合理的で効率を重視し、無駄を嫌うため、仕事の進め方が合いやすい。 |
INTP(論理学者) | ★★★★☆ | 理論的で問題解決に集中する性格。両者とも独立心が強く、論理的な思考を好むため、知的な議論ができる点で相性が良い。 |
ENTJ(指揮官) | ★★★★★ | ENTJは実行力が高く、互いの能力を補完し合う。ENTJはリーダーシップを発揮し、大きな目標に向かって組織を動かすのが得意で、ISTPは柔軟な問題解決力と実践的なスキルで現場を支えるため、役割が明確に分かれており相性が良い。 |
ENTP(討論者) | ★★★★☆ | 柔軟で創造的な問題解決が得意。両者とも柔軟で好奇心が強く、新しいことに挑戦するのを楽しむため、刺激し合える関係になりやすい。 |
INFJ(提唱者) | ★★★★☆ | 長期的ビジョンとISTPの即効性重視が対立する場合がある。ISTPの冷静で独立心の強い姿勢は、INFJに安心感を与え、INFJの思慮深さや共感力は、ISTPに新たな視点や気づきをもたらす。 |
INFP(仲介者) | ★★★☆☆ | 感情面や価値観を重視し、ISTPの冷静なアプローチと対立しやすい。ISTPは実践的で冷静、INFPは感受性が豊かで理想主義的。ISTPがINFPの感情を理解し、INFPがISTPの合理的な考え方を尊重すれば、バランスが取れる。 |
ENFJ(主人公) | ★★★★★ | ENFJが人間関係の調整やチームのリーダーシップを担当し、ISTPが冷静に実務を進めることで高い相性を誇る。ENFJのリーダーシップとISTPの実行力が合わさると、強力なチームになりやすい。 |
ENFP(運動家) | ★★★★★ | ENFPのアイデアや新しい視点が、ISTPの冷静で実務的なアプローチと補完し合える。ISTPがENFPの自由さを受け入れ、ENFPがISTPの独立心を尊重すれば、楽しく充実した関係が築ける。 |
ISTJ(管理者) | ★★☆☆☆ | ISTPは柔軟に対応し、状況に応じて判断を変えるのに対し、ISTJは計画的で規律を重視するため、ペースの違いや対応方法に摩擦が生じやすい。ISTPがISTJのルールを理解し、ISTJがISTPの自由な発想を尊重できるかが鍵。 |
ISFJ(擁護者) | ★★☆☆☆ | 感情面や組織的サポートを重視するため、ISTPの独立心との調整が必要。ISTPがISFJの気持ちに配慮し、ISFJがISTPの個人主義を尊重できれば、関係は安定する。 |
ESTJ(幹部) | ★★★★☆ | 効率重視で現実的な解決策を求める。互いに実行力が高い。ISTPは柔軟な問題解決が得意で、ESTJは組織をまとめる力があるため、役割分担が明確になりやすい。 |
ESFJ(領事) | ★★☆☆☆ | 人間関係重視で、ISTPの冷静さや独立心が合わないことがある。ISTPが感情面に配慮し、ESFJがISTPの個人主義を理解できれば、関係が安定しやすい。 |
ISTP(巨匠) | ★★★★☆ | 両者は独立心が強く、効率を重視するため、互いの作業に対する理解が深い。各自が自分のペースで働くことを好むため、干渉し過ぎず、スムーズに進行できることが多い。 |
ISFP(冒険家) | ★★★☆☆ | ISTPは理論的・計画的に進めることを好み、ISFPは柔軟に直感を重視して行動するため、ペースや対応の違いが問題になることがある。ISTPがISFPの感情を理解し、ISFPがISTPの冷静さを受け入れることで、関係が良くなる。 |
ESFP(エンターテイナー) | ★★☆☆☆ | ISTPは感情的なやり取りを重視しない傾向にありますが、ESFPは感情を大切にし、チームの雰囲気を気にするため、感情面での違いが問題になることもある。 |
ESTP(起業家) | ★★☆☆☆ | ESTPのエネルギッシュな行動力が、ISTPの冷静で計画的なアプローチと衝突する可能性がある。共通の目標をもつと協力しやすいが、長期的な安定は難しいことも考えられる。 |
「職場に合わない人がいて悩んでいる」という場合は、「職場に合わない人がいる!ストレスを感じる理由や11の対処法を紹介」のコラムも参考にしてみてください。
ISTPは仕事ができない?
ISTPは実践的で問題解決能力に優れ、冷静に状況を分析して適切な対応をする力をもっているのが特徴です。そのため、ISTPの人は緊急性の高い仕事や、変化の激しい環境においても仕事をすることができます。ただし、その人の性格やスキルが職場環境や業務内容と合わない場合に、周囲から「仕事ができない」と判断される可能性はあります。
ISTPは単調な作業や過度に社交的な業務にはストレスを感じやすく、その結果パフォーマンスが低下することが考えられます。反対に、自由度が高く、手を動かしながら結果を出すような仕事では大いに力を発揮します。そのため、「仕事ができない」と感じる場合は、自分の適性や強みを活かせる職場や業務を選ぶことが大切です。
ISTP(巨匠)の仕事のスタイル
ここでは、ISTPの仕事のスタイルをまとめました。以下で詳しく解説するので、ぜひご一読ください。
ISTPが上司の場合
ISTPの上司は、部下に自由を与えつつ実践的な成果を重視するスタイルを取ります。具体的な指示を出すより、課題を提示して部下の裁量に任せることが多いようです。細かい管理は得意ではありませんが、トラブル時には冷静に分析し、的確な解決策を提供します。
ただし、コミュニケーションが最小限になりがちなため、部下から見ると指示不足と感じることもあるでしょう。
ISTPが同僚の場合
ISTPの同僚は、自立して仕事を進めるため、チーム内で頼りにされる存在です。実務能力が高く、問題解決力を発揮して現場のトラブルにも迅速に対応するため、冷静で的確な助言を与える頼もしい存在といえます。
一方、必要以上に干渉しないスタイルのため、積極的な協調性を求められる場面では距離を感じることもあるでしょう。
ISTPが部下の場合
ISTPの部下は、自主性が高く、与えられた課題を効率的にこなします。自由度の高い環境で力を発揮し、実務的な成果を上げるのが得意です。
ただし、厳格なルールや細かい指示に縛られる環境ではモチベーションが低下することもあります。結果を重視した評価や独立性を尊重する対応を心掛けることで、能力を最大限に引き出せるでしょう。
ISTP(巨匠)に向いてる仕事の見つけ方
ISTPが向いている仕事を見つけるためには、自分の強みや性格に合った職場環境や業務内容を理解することが重要です。ISTPは実践的で問題解決能力に優れており、手を動かして学ぶことを得意とするため、具体的な成果が求められる技術職や、現場での作業を伴う職種が適しています。
また、自由度が高く、自分のペースで働ける仕事が理想的です。興味のある分野でインターンシップやアルバイトを経験し、適性を確認するのも効果的。さらに、単調な業務や厳格な管理体制が苦手な特性を考慮し、柔軟な働き方を提供してくれる職場を探すことも大切です。自身の好奇心や冒険心を活かせる職種に目を向けることで、満足感の高い仕事に出会えるでしょう。
「自分に合う仕事の見つけ方が分からない」という方は、「自分の適性に合う仕事の探し方とは?」のコラムもチェックしてみてください。
性格タイプで仕事を選ぶときの注意点
ISTPの強みや向いている仕事・業界についてご紹介しましたが、MBTIや16Personalitiesといった性格診断テストを活用して仕事を探すときは、いくつかの注意点があります。
診断結果はタイミングや経験で変化し、ほかの診断テストと必ずしも一致するとは限りません。また、ISTPの現実的で実践的な性格の特徴がすべての人に当てはまるわけではないため、結果と自身の性格に違和感があれば別の方法で適職を探す必要があります。
あくまで自己理解のツールとして活用し、複数の情報と併せて視野を広げて仕事探しを行うべきである。
「自分に合う仕事が分からない」とお悩みの場合は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブがおすすめです。
ハタラクティブでは、あなたのお悩みに寄り添いながら就活を全力でサポートいたします。専任のキャリアアドバイザーによる丁寧なカウンセリングで、一人ひとりの希望や適性に合った求人情報をご紹介。未経験者歓迎や学歴不問の求人も多数取り扱っています。また、自信をもって選考に挑戦できるよう、履歴書の書き方や面接対策のアドバイスも行っているので、初めて就活するフリーターの方も安心です。1分間で行える適職診断も含め、サービスの登録・利用はすべて無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※このコラムは16Personalities(16タイプ診断)の解説であり、MBTI®とは無関係・別物です。 MBTI診断は、資格をもつ専門家から行われる必要があります。このコラムの内容は、16タイプ診断に基づく一般的な情報の一例としてご覧ください。 ※「MBTI®」は一般社団法人日本MBTI協会に商標登録されています。
ISTP(巨匠)に関するよくある質問
ここでは、ISTPに関するよくある質問をまとめました。Q&A形式で回答するので、ぜひチェックしてみてください。
文系のISTPと相性の良い仕事は何?
文系のISTPには、実践的なスキルや問題解決力を活かせる仕事が向いています。たとえば、ライターや編集者は分析力と簡潔な表現力を活かせますし、マーケティングや広告企画ではデータ分析と創造力を発揮できます。翻訳・通訳は冷静さと柔軟性が役立ち、法務アシスタントなど契約関連の仕事は実務的な対応力に適しています。手を動かして成果が見える職種を選ぶのがポイントです。
ISTPは仕事ができる?
ISTPは実践的な問題解決力と柔軟性をもち、適性に合った仕事で高い成果を出せます。特に、手を動かして学ぶ職種や自由度の高い環境で力を発揮します。一方、単調な作業や高度な対人スキルが求められる仕事では苦手意識をもつことも。自分に合った職場環境を選べば、ISTPは「仕事ができる」タイプといえるでしょう。
ISTPあるあるは何?
ISTPあるあるとしては、問題解決に冷静で実践的なアプローチを取ることが挙げられます。計画よりも行動重視で、トラブルが発生すると自分で解決策を考えるのが特徴。単調な作業が苦手で、自由な時間や空間が必要です。興味があることには集中し、感情よりも効率を重視する傾向があります。また、自分のことをあまり話さず、最低限のコミュニケーションで済ませることが多いようです。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。