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履歴書への希望勤務時間の書き方は?記入のコツや注意点を解説
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書の本人希望欄には、勤務時間や日数の希望条件を書く
- 履歴書に書く勤務時間などの希望条件がない場合は「貴社の規定に準じます」とする
- 履歴書の本人希望欄に勤務時間や希望の日数を書くときは、理由を添えよう
- 履歴書には、採用条件にない内容を書くのは避ける
「履歴書に勤務時間の希望を書いても良い?」「希望勤務時間が日によって違うときの書き方は?」と疑問に思う方もいるでしょう。履歴書に希望の勤務時間や日数を書くときは、理由と一緒に本人希望欄に書きます。希望がない場合は、「貴社の規定に準じます」と書きましょう。このコラムでは勤務時間を中心に、履歴書の本人希望欄の記入方法をご紹介します。希望条件ごとの例文もまとめたので、就職や転職時の参考にしてください。
履歴書の本人希望欄に書いても良いことは?
履歴書の本人希望欄に書いても良いことは「希望勤務時間」「希望職種」「健康上の理由による希望条件」「連絡が取れる時間帯」「退職日や入社可能日」などです。働くうえで譲れない条件や希望を書く箇所であり、「給料はこれくらいほしい」「(理由もなく)毎週△曜日は休みたい」といった、極めて個人的な希望を書く場所ではないと認識しましょう。
また、家庭の事情などで履歴書に勤務時間や休みの希望を書く場合は、理由を添えるのがマナーです。
希望がないときは「貴社の規定に準じます」と書く
勤務時間などの希望がないときは、「貴社の規定に準じます」と書くのが無難です。空欄だと記入漏れと間違われてしまう可能性があるため、必ず何か記入しましょう。正しい書き方は「希望条件はどう伝える?履歴書にある本人希望欄の書き方」で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
履歴書の本人希望欄を書くときのコツ
履歴書の本人希望欄はできるだけ簡潔に書き、理由を添えるのがポイントです。
できるだけ簡潔に書く
履歴書の本人希望欄は、簡潔に書くことを心掛けましょう。要望で埋め尽くされていると、自分勝手なイメージを与える可能性があります。簡潔に書けば企業側も見やすいため、いくつかの要望があるときは箇条書きにすると良いでしょう。細かい条件のすり合わせは、選考が進んだときに行うのがおすすめです。
理由を添える
何かしらの条件を記入するときは、採用担当者が事情を把握しやすいよう具体的な理由もあわせて書きましょう。希望する理由を、企業側に理解してもらうためにも必要です。「親の介護のため」「子どもを送迎するため」など、明確な理由を記入してください。
希望条件を書くコツが知りたい方は、「履歴書の本人希望欄は「特になし」でも良い?好印象を与える書き方とは」をチェックしましょう。
ポジティブな言い回しで書く
希望勤務時間を書く際は、ポジティブな言い回しを意識しましょう。例えば、「土日祝日は勤務不可」と書くよりも、「平日勤務を希望いたします。」と書くほうが、ネガティブな印象を与えません。客観的に見たときに、良い印象を持ってもらえる記載方法を意識することが大切です。
履歴書に書く勤務時間の書き方
ここでは、履歴書に書く勤務時間を中心に、あらゆる希望条件に関する例文をご紹介します。
勤務時間に希望がある場合
短時間の勤務を希望するときは、具体的な時間を示すのがポイントです。「お昼前の出社を希望いたします」「夕方ごろ退社希望です」などは、企業側に勤務可能時間が伝わらないので注意しましょう。
例文
「子どもを幼稚園へ送迎するため、午前9時から午後4時までの勤務を希望いたします」
「平日の午後5時以降は父親の介護が必要なため、午前8時から午後4時30分までの勤務を希望いたします」
パートタイムで希望の勤務時間がある場合
パートでの希望勤務時間の書き方は、週に出勤可能な日数や出勤と退勤時間を明確にします。もし、配偶者の扶養範囲内で働くなら「扶養範囲内希望」「年収は103万円以内を希望」と具体的な希望年収を記入しても良いでしょう。
例文
「週2出勤の午前9時から午後3時を希望いたします」
「週3出勤の午前9時から午後4時で、扶養内の勤務が希望です」
パートタイムと正社員の働き方の違いを知りたい方は「パートと正社員の違いは?給料や仕事内容の差を解説」もあわせてご覧ください。
希望勤務時間が日によって違う場合
アルバイトへの応募などで日によって希望勤務時間が異なるときは、簡潔に記入します。なお、曜日や時間帯が細かく分かれている場合は、企業側が見やすいように箇条書きで書くのがポイントです。
例文
「大学の授業のため、下記の勤務時間を希望いたします。
- ・月水金:午後3時から
・火木:午後4時から」
健康上の理由で休みの希望がある場合
持病があるなど健康上の理由で定期的な休みを希望する場合は、病状や通院の頻度、業務に支障がないのかを企業側が分かるように記入します。もし、特定の業務が行えない場合は企業側に前もって伝えるのがおすすめ。履歴書に詳細を書くのが難しい場合は、面接時に詳しく説明しましょう。
例文
「業務に支障はありませんが、椎間板ヘルニアによる通院のため月に2度の午前休暇を希望いたします」
退職日や入社可能日が決まっている場合
在職中で、退職日や入社可能日が決まっている場合は、以下のように記入してください。なお、退職日や入社可能日は、確定したあとに記入しましょう。退職日や入社可能日が不確定なままだと、企業がスケジュールを組めず選考が先送りになる可能性があるので注意してください。
例文
「20○○年○月○日に退職予定なので、20○○年○月○日より入社可能です」
「退職日:20○○年○月○日、入社可能日:20○○年○月○日」
在職中の履歴書全般の書き方を把握しておきたい方は「履歴書への「在職中」の書き方は?退職予定日が決まってないときはどう書く?」も参考にしましょう。
連絡が可能な時間帯を書く場合
連絡が可能な時間や連絡が不可な時間は、明確に記入してください。就業中に電話に出ることは難しく、スムーズに連絡が取れないと就職活動も滞ってしまいます。「午前中」「お昼以降」などと書くのは避け、より詳しい時間を示しましょう。
例文
「就業中のため、午後○時以降のご連絡を希望いたします」
「就業中のため、以下の時間帯はお電話をお受けいたしかねます
連絡不可時間帯:平日午前8時から午後5時(午後1時~午後2時は可)」
「在職中の連絡は?履歴書の本人希望欄を書くポイント」では、在職中の人の連絡の取り方について詳しく解説しています。
履歴書の本人希望欄を書くときの4つの注意点
書くときの注意点は、要望以外のことや給与、待遇面の件は書かないなどがあります。下記を参考にしてみてください。
本人希望欄を書くときの4つの注意点
- 「特になし」と書くのは避ける
- 給与や待遇面の要望は書かない
- 採用条件と異なる内容は書かない
- 希望以外のことは書かない
1.「特になし」と書くのは避ける
特に要望がなくても、「ありません」「特になし」と書くのは避けましょう。「ありません」「特になし」などの表現は、熱意がないととらえられる可能性があります。
このコラムの「履歴書の本人希望欄に書いても良いことは?」で述べたとおり、書くことがない場合は「貴社の規定に準じます」と書きましょう。
2.給与や待遇面の要望は書かない
給与や待遇面に関しては書かないのが一般的です。選考が進んでいない段階で「給与を上げてほしい」「○○休暇を取得したい」という要望は、「仕事内容より条件で選んでいる」と判断されネガティブなイメージを持たれる可能性があります。
転職活動をしているときは、給与や待遇面が気になる方もいるでしょう。しかし、本人希望欄には書かず面接時に確認するのがおすすめです。
3.採用条件と異なる内容は書かない
採用条件にない内容は書かないようにしてください。
例えば、条件が「土日を含む週5日勤務」としているのに対して、「週3日勤務希望」と記入することです。採用条件とかけ離れた内容を記入すると、「応募要項を確認していない」と判断される恐れがあります。
4.希望以外のことは書かない
伝えたい希望条件以外のことは記入しないようにしましょう。自己PRや職務経歴など希望条件以外のことが書かれていると、「項目に沿った内容ではない」すなわち「企業の求められていることに応えられていない」というマイナスイメージにつながる場合もあります。
本人希望欄には、質問事項を書くのも控えてください。どうしても確認しなければならないことがある場合は、事前に問い合わせを行うか、面接時に確認しましょう。
「履歴書の本人希望欄の書き方が分からない」とお悩みの方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、第二新卒の転職や既卒、フリーターなどの若年層に特化した就職支援サービスです。
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履歴書の本人希望欄に関するQ&A
ここでは「履歴書に希望の勤務時間がある場合は?」「履歴書に勤務時間はいつでも良いと書くてOK?」など、履歴書の勤務時間に関するお悩みに回答します。
履歴書の本人希望欄に勤務時間の希望を書いても良いの?
書いても問題ありません。
そのほか、「健康上の理由による希望条件」「連絡が取れる時間」「退職日や入社可能日」など働くうえでの譲れない条件と理由を書きましょう。
希望勤務時間が日によって違うときはどうする?
曜日の希望と時間を簡潔に記入します。
ただし、募集している時間内で書くのが基本です。また、曜日や時間の要望が細かく別れている場合は、箇条書きにすると企業側が見やすくなります。
勤務時間がいつでも良い場合はどう書く?
「貴社の規定時間に準じます」と記入しましょう。「いつでも良いです」といった言葉だけでは、熱意が感じられないと判断されるケースがあるので、より丁寧に書くことを心掛けてください。
履歴書の勤務時間の書き方が分からない場合は?
このコラムの「履歴書に記入する勤務時間の書き方」をご参照ください。希望条件ごとの例文を記載しています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。