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中卒ニートから就職できる?働くための4つの準備とおすすめの職種をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 中卒ニートとは、中学校を卒業したあとに進学や就職をしなかった人のこと
- 中卒ニートには、高校中退後に就職せず無職になった人も含む
- 中卒ニートから社会復帰するには、資格取得やアルバイトから始めると良い
- 中卒ニートからの就職では、学歴や経歴を問わない職業を中心に検討してみよう
最終学歴が中学校の場合「中卒ニートから就職できる?」と不安に感じている方もいるでしょう。しかし、就職に向けた適切な準備や就職活動を行えば、就職できる可能性はあるといえます。
このコラムでは、中卒ニートから就職するための具体的な方法をご紹介。また、就職の幅を広げるための準備や学歴不問の傾向にある仕事もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
中卒ニートの方の主なタイプ
「ニート」とは、男女を問わず仕事や通学、家事、職業訓練を行っていない15歳から34歳の若年層を指す言葉です。ひとくちにニートといっても、これまでの経歴や事情は人それぞれ。職歴の有無に関わらず、最終学歴が中学校で、現在ニート生活をしているのであれば、「中卒ニート」に当てはまるといえます。
1.中学校卒業後に進学も就職もしていない
「中卒ニート」とされる方のなかには、中学校卒業後、進学も就職もしていないという方もいるでしょう。しかし、近年は中卒後に進学・就職どちらもしない方は減ってきているといえます。
文部科学省の「高等学校教育」によると、高等学校への進学率は約97%。中卒で進学していない方は3%ほどしかいないうえ、そのなかには就職した方も含まれます。よって、中学校卒業後に進学も就職もしていない方は、少数派であると考えられるでしょう。
参照元
文部科学省
小学校、中学校、高等学校
2.中学卒業後に就職したものの退職した
「中卒ニート」と呼ばれる方のなかには、中学校卒業後に就職したものの、退職してそのまま無職を続けているという方もいるでしょう。職歴の長さに関わらず、退職後に再就職していない場合が該当するといえます。
3.高校を何らかの理由で退学した
高校に進学したものの何らかの理由で退学し、仕事に就いていないという方もいるでしょう。高校に進学していても、卒業していなければ最終学歴は中卒です。また、退学後仕事をしていない場合は、ニートの定義に含まれる可能性があるでしょう。
中卒ニートになった可能性がある方の割合
ここでは、最終学歴が中卒である方のなかで、ニートとなった可能性のある方の割合について解説します。中卒ニートの方の割合そのものを示すデータではないため、参考としてご覧ください。
中卒で就職先が決まらなかった方の割合
まず、中学卒業後に就職をしていない人の割合を見てみましょう。厚生労働省の「令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和6年3月末現在)」によると、中学卒業者の就職内定率は79.5%でした。つまり20.5%の人は、就職先が決まっていない状況にあるといえます。
ただし、このなかには、進学に切り替えたり、家事・職業訓練をしている人も含まれるでしょう。ニートになった方のみを対象にした調査ではない点に注意が必要です。
参照元
厚生労働省
令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和6年3月末現在)
中卒後の進路状況別のニートの方の割合
以下は、厚生労働省が行った「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書」から、結果を抜粋したものです。
中学卒業後の進路状況 | |
---|---|
中学卒業後高校進学していない割合 | 4.3% |
高校入学した割合 | 93.5% |
高校入学(93.5%)のうち中途退学した割合 | 12% |
引用:厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書 4.学校歴(p.5)」
上記より、高校を入学したものの中途退学した割合は、12%ほどと分かります。中退後に違う学校に編入したり就職・アルバイトなどで働いたりする方もいるものの、中退はそれほど珍しいことではないと推察できるでしょう。
ニートから正社員移行することは不可能ではない
なかには、「中卒ニートから正社員就職するのは難しいのでは…」とお悩みの方もいるでしょう。しかし、最終学歴や経歴ではなく、若さやポテンシャルを評価する採用活動を行っている企業もあります。このコラムの後半では、学歴や経歴を問わず活躍できる可能性のある仕事を紹介しているので、ぜひ読み進めてみてください。
参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究
高校を退学し中卒ニートになった主な3つの原因
文部科学省「令和4年度 令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果 6.高等学校中途退学の状況 ②中途退学事由 (p.6)」では、高校を退学した割合が理由別で報告されています。ここでは、データをもとに、高校を退学する主な理由について解説。中退を決めた理由を見つめ直し、就職活動への一歩を踏み出しましょう。
高校を退学し中卒ニートになった主な3つの原因
- 進路の変更
- 学校生活や学業の不適応
- 経済的な理由
1.進路の変更
進路の変更を理由に高校を中退した割合は43.9%と、そのほかの理由と比較して高くなっています。別の高校へ入学したり、就職を希望したりする人がこの割合に含まれていると考えられるでしょう。
2.学校生活や学業の不適応
学校生活や学業の不適応が理由で高校を中退した割合は、32.8%です。高校での授業に興味が持てない、クラスの人間関係が上手く保てないなどの理由が挙げられるでしょう。
3.経済的な理由
経済的な理由で高校を中退した割合は、1.4%です。ほかの理由と比べて割合が低いものの、一定数存在することが分かります。経済的な問題は、学生本人が解決することは困難であり、中退せざるを得ない理由といえるでしょう。
過去の経験からニートになることも
高校を中退してニートとなった方のなかには、「学校でいじめられて引きこもりを経験した」という方もいるようです。このトラウマから、コミュニケーションが苦手と感じるようになることもあるでしょう。ニートになった経緯は、人それぞれ理由があることが分かります。
参照元
文部科学省
児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査
中卒ニートの方が苦手に感じやすい3つの要素
「働くことが怖い」と感じている中卒ニートの方のなかには、仕事に必要な要素に対して苦手意識を感じる方もいるようです。漠然とした不安を抱えるのではなく、この項を参考に、自分が苦手だと思っている仕事の要素は何か確認して見ることが大切です。
以下では、厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書(p.7)」の結果をもとに、主に考えられる苦手要素を挙げています。
中卒ニートが苦手に感じる3つの要素
- コミュニケーションに関する苦手要素
- 就職活動に関する苦手要素
- 職場で必要なスキルに関する苦手要素
1.コミュニケーションに関する苦手要素
ニートの方のなかで「人に話すのが不得意」と回答したのは64.4%。ほかの苦手要素と比較しても、最も多い割合でした。会話は、就職活動でも職場でも必要になります。そのため、苦手意識があると、日常生活で「会話が苦手・怖い」と感じる機会がたくさんあり、悩んでいるニートの方もいるでしょう。
会話が苦手な問題を解決するには、コミュニケーション力を上げるように意識すること。コミュニケーション力は、意識すれば経歴に関わらず、誰でも身につけられます。コミュニケーション力を高める知恵を身につけて就職を目指したい方は、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」をご覧ください。
2.就職活動に関する苦手要素
就職活動に関しては、「面接に通ることが難しい」と回答したのが41.6%、「面接で質問に応えることが難しい」と回答したのが28.7%でした。面接は練習を重ねることで苦手意識や緊張を軽減させることが可能なものの、経験がないと「難しそう」「自分には上手くできないのでは」と不安になってしまうことも。そのため、「質問への受け答えを用意しておく」や「日頃から他人との交流を意識する」といった、事前の対策を徹底することが重要になります。
就職活動の面接への苦手意識を克服するための具体的な方法は、「面接への苦手意識を克服できる?原因に合った対策で成功するコツを解説!」でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
3.職場で必要なスキルに関する苦手要素
職場で必要なスキルとして、「職場で友達を作るのが苦手」と回答した方が25.8%、「周囲のやり方を見て仕事を覚えるのが苦手」と回答した方が24.6%でした。
職場の人間関係は、「あくまで仕事上の関係」と割り切れば、苦手意識が和らぐ可能性があります。就職後の人間関係を不安に感じている方は、「人間関係よりも、まずは仕事に関する知識や知恵をつける」ことを目標にしてみてください。
また、「周囲のやり方を見て仕事を覚えられない…」と就職後の不安を抱いている方は、「分からないことは積極的に質問する」という姿勢を大切にすることが大切です。就職しても仕事が覚えられるか不安な方は、「仕事が覚えられないときはどうする?原因と対処法を解説」を参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究
「中卒ニートから就職が難しい」といわれる4つの理由
近年の就職事情において、学歴は関係ないという意見も少なくありません。先述したように、ポテンシャルを重視した採用を行う企業もあるようです。とはいえ、中卒から就職する場合、就職活動に一定の難しさが伴う可能性があるでしょう。
ここでは、「中卒ニートからの就職が難しい」といわれる具体的な理由を4つ紹介します。
1.中卒で正社員として就職している方は少ない傾向にある
「中卒ニートの方の就職が難しい」といわれる理由の1つ目は、現状として中卒で正社員として就職している人が少ないことが要因と考えられます。下記は、厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況」で報告されている学歴別の就業形態とその割合のデータです。
最終学歴 | 正社員 | 正社員以外の労働者 |
---|---|---|
中学卒 | 35.4% | 64.0% |
高校卒 | 56.3% | 43.2% |
大学卒 | 80.9% | 19.1% |
引用:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況 現在の就業状況 表13性、年齢階級・在学の有無・最終学歴、雇用・就業形態別若年労働者割合(p.11)」
中卒者が正社員に就職している割合は、35.4%。中卒は、高卒や大学卒に比べて正社員の割合が低く、かつ、派遣やアルバイトなどの非正社員として働いている割合が高いことが明らかになっています。
2.中卒という学歴に不信感を持たれてしまう
中卒ニートの方の就職が難しいといわれる理由の2つ目は、企業側が中卒という学歴に対して「何か問題があるのではないか」と懸念を感じる可能性があるためです。
近年の学歴事情において、最終学歴が中卒の方の割合はどうしても少なくなることから、不信感を抱く企業もなかにはあるでしょう。「学習意欲の低さや向上心の有無などを疑われてしまうのでは」というイメージから、「中卒ニートからの就職は難しい」という意見があるようです。
3.仕事のスキルが身についていない
中卒後にニートとなって働いていなかった場合、職歴が少なく仕事のスキルが身についていない点を懸念される恐れも。特に、資格や実務経験が必要な仕事の場合、応募しても良い結果が得られない可能性があるでしょう。
4.働く意欲が低いのではないかと思われる
「中卒ニートから就職が難しい」といわれる理由の4つ目は、「働く意欲が低いのではないか」と懸念されかねないためです。学校卒業後に空白期間があると、企業は「この期間は何をしていたのか」と疑問に思うことも。空白期間の説明が上手くできないと、「就業意欲がないのでは」と評価されてしまう恐れがあるでしょう。
ここまで、「中卒ニートからの就職は難しい」といわれる理由について解説しました。しかし、適切な就職準備を進めることで、就職を叶えられる可能性は十分にあります。諦めるのではなく、このコラムを参考に就職活動を始めることを検討してみてください。
参照元
厚生労働省
平成30年若年者雇用実態調査の概況
中卒ニートの方が働くための4つの方法
ここでは、中卒ニートの方が就職するために実践すべき具体的な方法を4つご紹介します。自分に合った方法で、無理なく就職を目指しましょう。
1.高卒の学歴取得を目指して高校認定試験を受ける
中卒ニートから就職するための行動の1つ目は、「高等学校卒業程度認定試験」を受けることです。就職において、最終学歴が中卒であることは大きなハンデとなり得ます。応募できる求人の幅を広げるために、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定される、「高等学校卒業程度認定試験」を受けてみましょう。
「高卒認定は就職に有利?高卒資格との違いや就活の注意点を解説!」で、高卒認定の詳細やメリットを解説しているので、参考にしてみてください。
2.正社員を目指してアルバイトから始める
中卒ニートから就職するために取るべき行動の2つ目は、アルバイトや派遣として働くことです。ニート期間が長いと、いきなり正社員として働くことに対して、不安や抵抗を感じる方もいるでしょう。まずは、アルバイトや派遣社員として勤務することで、働くことへの不安が軽減する可能性があります。
また、アルバイトや派遣先によっては、正社員登用をしてもらえる可能性もあります。仕事内容にも慣れた状態で働けるため、順序立ててステップアップできるでしょう。
3.就活に有利な資格を取る
中卒ニートから就職するための行動の3つ目は、就職活動でアピールできるような資格を取得することです。空白期間について、面接で「仕事に役立つ資格を取得した」と報告できれば、採用担当者の理解を得やすくなるほか、努力を評価してもらえるでしょう。
また、資格を取得すれば、「働く意欲がある」という評価につながる可能性があります。「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」では、就職に役立つ資格を紹介しているので、参考にしてください。
4.学歴に関係なく活躍できる仕事を目指す
中卒ニートから就職するために取るべき行動の4つ目は、学歴を問わない仕事を目指すことです。どの職業につくかは大切な要素ですが、志望する職種を限定すると就職先の選択肢が狭まる恐れがあります。その結果、なかなか就職が決まらずニート期間が長くなる悪循環に陥ってしまうことも。そのため、学歴に関係なく採用されやすい仕事も視野に入れると、採用される可能性が高まるでしょう。
学歴を問わずに働きやすい仕事5選
ここでは、中卒ニートから就職できる可能性のある、学歴に関係なく活躍できる仕事を紹介します。就職を叶えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 料理人
料理人や調理師は、学歴を問わない場合が多い職種のようです。調理師として働くなら、国家資格の調理師免許の取得を目指す必要があります。受験資格に学歴は問われないので、中卒ニートの方も挑戦可能です。
しかし、受験には「2年以上の調理業務経験」が求められるため、少なくとも2年は現場で経験を積む必要があります。そのため、飲食店や調理関係のアルバイトから目指してみても良いでしょう。
2.美容師
美容師も学歴にかかわらず働けるため、中卒ニートの方も目指せる職業の一つです。美容師として働くには、国家資格である「美容師免許」の取得が必須。厚生労働省の「理容師・美容師免許の取得まで」によると、美容師免許の取得には、美容師養成施設(通称:美容学校)の卒業が条件です。美容学校の入所資格は高等学校卒業者(一部中卒者でも可能な場合もあり)と定められています。高卒認定資格を取得するか、美容の高等専修学校に進学すると良いでしょう。
参照元
厚生労働省
理容師・美容師免許の取得まで
3.大工
とび職や建築などの仕事は、学歴が求められにくい傾向にあるので、中卒ニートの方も挑戦できる可能性があります。特別な資格が必要ないため、見習いから始めて経験やスキルを積んでいくというキャリアが一般的です。経験次第では高収入を得ることも可能といわれています。
また、建築関係の仕事は大工だけではありません。詳しくは、「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」で紹介しているので、興味がある方は読んでみてください。
4.第一次産業
第一次産業と呼ばれる農業や林業、水産業といった職業も学歴不問であることが多く、中卒ニートの方も挑戦しやすい可能性があります。なかには、実家が農家や漁業を行っているという人もいるでしょう。
第一次産業は若年層の人手が足りていないことが多く、自治体が就労をサポートする場合もあるようです。「なかなか採用されない」「面接の質問にうまく回答できない」などの悩みがある場合も、サポートを受けながら就職活動を進められるでしょう。
5.企業の営業職
企業の営業職は、学歴の高さや仕事のスキルの有無に関係なく、働く意欲や人柄が仕事内容に合っていれば積極的に採用される傾向にある職種です。そのため、中卒ニートの方も就職の可能性がある仕事といえるでしょう。
営業職は、頑張れば頑張るほど給料に反映されるインセンティブ手当がつくことがあります。向上心が強いタイプの方にはやりがいのある仕事だといえるでしょう。
中卒ニートから就職するための5つの準備
「ニートから就職したいけど、何をすべきか分からない…」という方もいるかもしれません。そのような場合は、すぐに就職活動を始めるのではなく、就職後の生活や働き方を見据えた準備を行うのがおすすめ。ここでは、就職に向けしておくべき準備について解説します。
1. 運転免許を取得する
運転免許を取得すると、就職できる仕事の幅が広がる可能性があるでしょう。たとえば、ドライバーや営業職、利用者の送迎を行う可能性がある介護職などでは、運転免許を応募条件としている事業所や企業もあるようです。
運転免許は、教習所でしっかり学べば比較的簡単に取得できます。興味のある方は、取得を検討してみると良いでしょう。
2.生活リズムを見直す
中卒後ニートとして過ごしていた方のなかには、生活リズムが乱れている方もいるかもしれません。しかし、就職後は、仕事にもよるものの毎日同じ時間に寝起きし、会社に向かう必要があります。仕事を8時間こなす体力も求められるため、生活リズムが乱れたままでは疲労やストレスの原因になってしまうこともあるでしょう。
そういった事態を避けるために、「生活習慣が乱れている」という方は、早寝早起きや三食きちんと食べるなど、生活習慣を改善させることを意識してみるのがおすすめです。日中に活動する生活リズムに変えることで、健康になったり、前向きな考えを持てたりする効果も期待できます。
3. 今後を見据える考えを持つこと
なかには、「目指している仕事や企業が今のスキルでは目指すのが難しい」という方もいるでしょう。そのような場合は、今すぐその仕事や企業への就職を目指すのではなく、「将来的な目標」として設定するのもおすすめです。
たとえば、営業職に就いて成果をあげ続けて、実績とスキルが身についたあと、より待遇の良い企業への転職を目指すことも可能でしょう。就職を目標とするのではなく、「就職後何をしたいか」「どう成長したいか」といった長期的な視点を持って取り組むことが大切といえます。
4.実績を残せる会社選びをする
中卒ニートからの就活では、将来的なキャリアアップを見据えて、実績を残すための会社選びをすることも大切です。たとえば、介護職を目指している場合、未経験から挑戦できる仕事で経験や実績を積むことで、資格取得の道が開けたり、役職を得られたりする可能性も。「就職→仕事に励む→実績を残す→優良企業へ転職」という好循環をイメージして、会社選びをしてみましょう。
5.公的な就職支援機関を利用する
「第三者のサポートがほしい」「一人では中卒ニートからの就職を叶えられるか不安」という場合は、プロの手を借りるのもおすすめです。ハローワークやジョブカフェといった公的な支援機関を活用しても良いでしょう。支援機関では求人の紹介だけでなく、就職相談やセミナーなども開催しています。
また、ハローワークには、「わかものハローワーク」という若年層の就職支援に特化した施設も。積極的に利用してみると、有益な情報を得られたり自分にあった就職支援を受けられたりするでしょう。
中卒ニートの方で上手く就職できるか分からず不安を感じている人は、周りの力も借りながら仕事を見つけるという意識を持つことも大切です。「仕事を探したいけどどうすればいいか分からない」と感じているなら、プロの手を借りて悩みを共有しながら進めていくことで、自分に合った仕事を見つけられるでしょう。
就活のサポートや入社後のアフターフォローを求めている方は、就職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブでは、「就職や転職が初めて」という方へ、求人の紹介から内定獲得までの就活支援を実施。「ニート期間について質問されたらどう回答すれば良い?」「面接を突破できる方法ってある?」などのお悩みも解決します。性格から分かる適職診断を、1分程度で受けることも可能です。サービスはすべて無料なので、お気軽にご登録ください。
参照元
厚生労働省
若者への就職支援
中卒から就職できる?中卒ニートの就活に関するお悩みQ&A
学歴がなくても就職できるのか不安な人もいるでしょう。ここでは、中卒ニートの就活に関するお悩みをQ&A方式で解決しています。
高校認定試験を受ける意味はありますか?
高卒認定試験は国家資格なので、取得すれば高卒と同等の扱いを受けることができ、応募できる求人の幅が広がります。高卒資格とは異なるため、すべての企業で高卒扱いしてもらえるとは限らないものの、就職活動の可能性が広がるでしょう。
「中卒の人は高卒認定試験を受けた方がいいの?就職時の影響や勉強方法を解説」では、高卒認定試験について詳しく紹介しています。
中卒で公務員になることはできますか?
中卒から公務員になることは可能です。 しかし、公務員試験では高卒程度の学力を求められます。試験対策に時間が掛かる可能性もあるため、民間企業への就職も視野に入れつつ受験を検討してみてください。
「中卒から公務員を目指す!おすすめの職種4選やメリット・デメリットを解説」では、中卒で公務員を目指す人に向けた対策を紹介しています。
就職しないとダメですか?
家庭やその人の事情によって状況は異なるため、一概には言えませんが、就職はしたほうが良いでしょう。 「実家暮らしで生活できている」「親がいるから心配ない」という場合も、親が定年退職したり病気になったりすることで生活が不安定になる恐れがあります。「ニートの末路とは?現状を打開する方法や就活のポイントを解説!」では、ニートを続けるうえでのリスクについて解説しているので、一度目を通してみることをおすすめします。
ニート歴が長いのですが就職できますか?
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就職したいけど何から始めれば良いか分かりません…
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。