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大学院中退者の就活ポイント
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この記事のまとめ
- 現在、大学院卒業という学歴が評価されるのは研究職、専門職など
- 一般企業への就職を目指す時には必ずしも大学院卒業という学歴が評価されるとは限らない
- 中退してからの就職となると既卒扱いになるが、学卒後3年以内なら新卒として扱う企業も増えている
- もし中退を考えているなら、なるべく早く決断するほうが有利に進められる
- 大学院中退の理由については必ず聞かれるので、面接対策はしっかりしておくこと
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大学院卒業という学歴は評価される?
大学院に進学したものの、中退して就活を始めたり、フリーター生活を送ったりしながら就職を目指している人は決して少なくありません。その理由はさまざまですが、ひとつには年齢の問題があります。
大学院の博士過程を取得するには、早くて20代半ば、場合によっては20代後半になります。
研究職や専門職で就職するのであればそれでも問題ありませんが、大学院を出た人の中でその仕事に就けるのは一握り。限られた人が進む道というのが一般的な認識ではないでしょうか。
大学院卒業後に一般企業への就職を目指すとなると、通常の新卒者に比べて年齢が高い点がネックになることも多いようです。企業が新卒者に求めているのは、若くて柔軟性のあるフレッシュさ。
企業によっては大学院卒業者の専門性の高さを評価するところもありますが、柔軟性がないという印象を抱く採用担当者も。
就職に踏み切れず、なんとなく大学院進んだ人の中には、途中でその事実に気づいて中退していく人もいるようです。
大学院中退でも可能な新卒扱いでの就活
大学院を中退して就活を行う場合、問題となるのが新卒ではなく、既卒扱いになる点です。
そうなると、新卒枠での就活は行えず、就職するには中途採用枠に応募するしかなくなります。
企業が中途採用の人材に求めているのは即戦力です。当然、人材として優先されるのは、正社員として働いた経験のある転職組であり、大学院中退という肩書で採用を勝ち取るのは困難です。
しかし、現在では、大卒から数年以内なら新卒扱いにする企業が増えています。
特に、技術職の分野では慢性的な人手不足に悩まされている企業が多いので、理系の大学院中退なら新卒枠で採用される可能性もあるでしょう。したがって、大学院を中退するのであれば、大学卒業からなるべく早めに決断するのが賢明です。
そして、しばらくフリーターをしながらゆっくり仕事を探そうなどとは考えずに、就職先を決めてから学校を辞めるのがおすすめ。
既卒者は、大卒から3年以上経過すると新卒扱いしてもらえなくなり、卒業から時間が経過するほど不利になっていくからです。
なんとなく大学院へ進む道を選んでしまった、一般企業への就職を目指したい、という方は中退を視野に入れた就職活動を考えてみるのが良いかもしれません。
大学院を中退した理由には前向きな回答が必要
大学院を中退して就職を目指す場合、最も気をつけなければならないのは、「なぜ、大学院を辞めたのか?」という質問に対する回答です。この質問は、面接で必ずといっていいほど聞かれます。
その際に、「研究に興味がなくなったから」とか、「教授と合わなくて」などと答えると、「入社しても相性の悪い人がいたり、仕事に興味がなくなったりすると辞めてしまうのではないか?」という疑念を相手に抱かせてしまいます。
ここは、「大学院に入学して研究を続けた結果、私が極めたいのは○○であることに気づき、それを実現するために御社を希望しました」という具合に、現状から逃げ出したのではなく、前向きな理由で中退したことをアピールするのがベストです。
また、中退した後にしばらくフリーターを行っていたのなら、フリーターをしていた理由とアルバイトを通してどのような経験をして、それを仕事でどう生かせるかの答えも用意しておく必要があります。
ただ、自分の経験を振り返っても、前向きな理由が思い至らず、どのように答えれば良いのか分からないケースもあるでしょう。その場合は、転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか?
転職エージェントは、求職者の希望に沿った形で求人中の企業を紹介するサービスですが、同時に履歴書の書き方や面接の受け答えのコツをアドバイスすることで就職活動の成功をサポートしてくれます。
特に、既卒者を中心に仕事を紹介しているエージェントを選択すればそれだけ採用の可能性も広がってくるでしょう。
ハタラクティブでは20代の既卒・フリーター・第二新卒を中心に就職のお手伝いをしています。未経験者歓迎の求人も数多くご用意していますので、興味のある方はお気軽にご連絡ください。
大学院を中退予定の人の就活Q&A
人間関係や経済的な理由など、さまざまな事情で大学院の中退を検討している人もいるでしょう。「中退したら就活に不利になる?」「面接ではどう説明すれば良い?」など、大学院を中退予定の人の就活に関するお悩みにお答えします。
大学院を中退したいのですが…
すぐに中退するのではなく、なぜ大学院を辞めたいと思うのか改めて考えてみてください。経済的な理由や人間関係、研究を続けていくことへの不安など、理由はさまざまでしょう。自分の気持ちとじっくり向き合うことで、今後進むべき道が見えてくる可能性があります。
大学院を中退したら就職は難しいですか?
学歴としては大学は卒業しているので、就職に大きな支障は生じないでしょう。ただし、大学院卒業見込みを前提に内定をもらっていた場合は、取り消しになる恐れもあります。また、面接で中退した理由を聞かれる可能性もあるため、きちんと答えられるように準備しておいたほうが良いでしょう。詳しくは、「大学院を辞めたい…そんなときはどうしたらいい?」をご覧ください。
中退は面接でどのように伝えれば良いですか?
たとえば、「教授やほかの研究生と折り合いが悪かった」「研究に興味がなくなった」など、ネガティブな理由をそのまま伝えるのは避けましょう。企業に悪印象を与える恐れがあります。面接で大学院を中退する理由を話す際は、「研究を続けてきた結果、自分が何をしたいのか分かった」など、ポジティブな伝え方を心がけましょう。面接での中退理由の伝え方については、「大学院中退の理由と就職活動のポイント」で詳しく解説しています。
大学院を中退後の就活を成功させるには?
大学院を中退した場合、今後の就活に不安を抱く方もいるでしょう。そのような場合は、就職エージェントの利用をおすすめします。専属のアドバイザーが丁寧にサポートするので、あなたに合った仕事に出会える可能性が高まります。ハタラクティブでは、既卒やフリーターなど、若年層の就職・転職サポートに力を入れているので、お気軽ご相談ください。
のサービスについて
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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