大学院を中退したい!就活はどうなる?メリットとデメリットを解説

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【このページのまとめ】

  • ・大学院を中退したいと考えたら、まずは教授や研究室の仲間などに相談する
  • ・大学院を中退したいと思う理由は、就職や転学が多い
  • ・大学院を中退したいけれど就職への影響が気になる人は、留学や転学も手
  • ・大学院中退にはメリットとデメリットがあるので、よく考えてから判断するべき
  • ・就活では、大学院の中退理由をポジティブに伝えると好印象

大学院に進学したものの、研究内容や人間関係の問題から、中退を考える人も多いでしょう。しかし、大学院を中退したらその後の就活や進路はどうなるか、不安に思うものです。このコラムでは、大学院中退の実態や、中退後の進路について解説しています。中退後に就職を選ぶ人に向けて、就活のポイントも解説。大学院を中退することのメリットとデメリットをしっかり把握して、最適な判断をする参考にしてください。

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なぜ大学院を中退したいのか?

大学院の中退を検討し始めたら、まずは中退したいと思う理由を明確にしましょう。同じ研究室の仲間や教授らに相談することで問題が解決し、中退しないで済む可能性もあります。研究室や担当教官を変えられないか、周囲に相談してみましょう。
また、大学院を中退すると、後述する大学院中退のデメリットを被ることになります。さらに、文部科学省の「令和元年度学校基本調査(速報値)の公表について」によると、大学院卒業者の24%は、就職していないようです。自分にとって、大学院を中退することが最善の選択なのか、慎重に判断する必要があります。

令和元年度学校基本調査(速報値)の公表についてのグラフ

 

引用元:文部科学省「令和元年度学校基本調査(速報値)の公表について(p12 図10 分野別修了者の進路状況)」

大学院中退率はどれくらい?

文部科学省の「経済的理由による学生等の中途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済支援のあり方に関する調査研究」では、大学(修士課程)と専門職大学、大学院(博士課程)の中退人数と割合が公表されています。

項目 修士課程 専門職大学院 博士課程
全学生数 121,303 11,963 63,374
中退者数 3,122 521 3,411
中退率 2.6% 4.4% 5.4%

大学院の中退率は、大学の中退率のおよそ倍になっています。同調査では、中退理由も明らかになりました。

経済的理由による学生等の中途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済的支援の在り方に関する調査研究の円グラフ

 

引用元:文部科学省「経済的理由による学生等の中途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済的支援の在り方に関する調査研究(p195 表27 修士課程・専門職大学院・博士課程の中途退学の状況)」報告書2 第4章 大学における授業料滞納・中途退学・休学の状況大学調査の結果から
大学院の中退理由として最も多かったのは、就職で約18%でした。ついで、転学が約17%、学業不振が約15%、経済的理由が約10%となっています。

大学院を中退しない方法

ここでは、大学院生を続ける方法を3つ紹介します。せっかく院試に合格して掴み取った大学院生の称号。後述の「大学院を中退するデメリット」で説明するとおり、中退にはデメリットも伴います。院卒のほうが高い生涯年収を期待できるといった理由から、可能なら中退したくないと考える人もいるでしょう。大学院を中退しないで、今の環境から離れる方法もあるので、柔軟に対応してください。

大学院を中退せずに休学する

とりあえず、休学という形で大学院から距離をとってみましょう。少し休むことで、心身ともに回復することが期待できます。特に、大学院進学後に精神的・肉体的に不調を感じている場合は、十分な休養をとり、必要に応じて治療を受けましょう。
また、人間関係や研究意欲の減退によって中退を考えている場合は、今後のことを考える時間になります。完全に除籍せずに一時的に大学院から離れられる休学制度を使って、今後の身の振り方を考えましょう。
大学院を休学し、既卒(学部卒)として就職活動を始める人もいます。狭き門ではありますが、先に進路を決められると気分が変わる可能性があるでしょう。

大学院を中退せずほかに編入する

今通っている大学院の環境や研究内容に不満があれば、ほかの大学院に編入するのも手です。ただ、国内では大学院の編入事例は少なく、難しい可能性があります。ほかに入りたい大学院があれば、受験し直すことも検討してみましょう。

大学院を中退せず留学する

中退せずとも、留学という形で大学院から離れることもできます。留学は、短期のものから研究やインターンシップを兼ねた長期のものまであるので、目的に応じて活用しましょう。留学経験は、大学院から離れる理由として受け入れられやすく、就職でも高評価されやすい傾向があります。金銭面や自分の興味関心があれば、検討してみてください。

大学院を中退したい!進路の選択肢は?

どうしても大学院を中退したい場合は、中退後の進路も考えておきましょう。

大学院を中退して就活をする

大学院を中退した場合、最終学歴は大学卒となります。また、就活では新卒ではなく既卒扱いとなる点に注意しましょう。新卒を募集している求人では、既卒というだけで選考から外されてしまうこともあります。よって、既卒の就活は容易とはいえません。新卒枠を現役生と争うより、既卒枠で自分に合った就職先を探すと良いでしょう。

大学院を中退してフリーターになる

大学院中退後に特にやりたいことがない人や、やりたいことがあって就職しない人は、フリーターを選ぶ場合もあります。フリーターのメリットは、時間の融通が効くことです。しかし、フリーター期間が長くなると、将来的に正社員での就職が難しくなる可能性もあります。「フリーターのリスクとは?将来の見通しや正社員になるためのポイントを解説」で、フリーターのリスクを解説しているので、参考にしてください。

大学院を中退して公務員になる

大学院中退後、一般企業への就職ではなく公務員を目指すという道もあります。「公務員になるのに学歴は必要?試験や給料は異なる?」で紹介しているように、公務員試験は「上級(大卒程度)」「中級(短大卒程度)」「初級(高卒程度)」の3段階です。しかし、学歴は目安であり大卒でない人が上級を受験することもできます。公務員試験では、学歴よりも公務員試験の成績が重視されているようです。しっかり勉強して試験対策をすれば、公務員になれるでしょう。

大学院を中退して専門学校へ進学する

大学院で学んでいたことと別のジャンルで、やりたいことが明確になっていれば、それを学べる専門学校に進学しても良いでしょう。なお、大学卒業→大学院中退→専門学校卒業といった進路をたどった場合、最終学歴は大卒になります。時系列ではなく、高校・専門学校・大学・大学院の教育機関の中で最も高い学歴を指すためです。

大学院を中退して旅に出る

大学院を中退して、知見を広げるために、旅に出る方もいます。日本各地、あるいは世界中を巡ることで、新たな出会いや気づきを得られるでしょう。金銭面が心配な方は、インターネットで収入源を作りながら旅をするという方法もあります。「ネオニートの意味とは?収入源やメリットなどをなりたい方向けにご紹介」では、インターネットを利用して収入を得る方法を紹介。人によっては向いている生き方となる可能性もあるでしょう。

大学院中退のメリットとデメリット

ここでは、大学院を中退することのメリットとデメリットを紹介します。良い面と悪い面を把握して、適切な判断をしてください。

大学院を中退するメリット

大学院を中退するメリットとしては、下記の3つが考えられます。

・時間が無駄にならない
・学費が不要になる
・就職への熱意をアピールできる

大学院に進学した意義を見失ってしまった人は、目的意識なく大学院生を続けるより、中退してしまったほうが時間やお金を有効に使えるでしょう。また、大学院の専攻分野と関係のない分野の仕事に就職するのであれば、研究を続けるよりも就職の熱意があることをアピールできる可能性もあります。

大学院を中退するデメリット

大学院を中退するデメリットは、「大学院卒」の肩書を失ってしまうことです。具体的には、下記の5つが考えられます。

・研究室を活かした就職ができない
・院卒より応募可能企業が少ない
・院卒より給与が低い
・専攻分野を活かした就職は不利になる
・院卒見込みでもらった内定は取り消しになる

大学院卒業後に就職を目指す場合、大学院での専攻分野を活かした専門職への就職は、有利なようです。また、大学院卒は大卒より高い給与が設定されていることが多い傾向にあります。大学院を中退して大卒として就職してしまうと、院卒の人より低い給与で働くことになるでしょう。中退前に就活をしていて内定を貰っている方は要注意です。「大学院卒業見込み」という条件を前提に貰っている内定は、大学院を中退することで取り消される可能性があります。中退を選ぶ場合は、デメリットやタイミングもよく考慮しましょう。

大卒と院卒の生涯年収
大学院卒(博士過程)と、大学卒(学士過程)の生涯年収について、厚生労働省の調査結果が出ています。「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、大卒と大学院卒では収入に大差があります。また、大卒の場合は50代でピークを迎え、以降の収入は減少しているようです。大卒と大学院卒では生涯年収に大きな差が生まれるでしょう。

令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況(男)のグラフ

令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況(女)のグラフ

引用元:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況(第3図 学歴、性、年齢階級別賃金)」

大学院中退後の就活でのポイント

大学院を中退した後、就職活動をする場合には、下記のポイントを意識して取り組みましょう。

大学院中退後は視野を広げる

大学院に進学した方は、大学院で専攻していた分野を活かせる職種や業界を選びがちです。しかし、別の業界や職種に挑戦することで内定獲得のチャンスが高まるでしょう。特定の仕事に絞り込み過ぎず、広い視点を持つことが、内定獲得のコツです。また、インターンシップへの参加もおすすめ。「既卒インターンは正社員就職に有利?募集企業はある?参加時の注意点も解説」で、既卒生がインターンシップへ参加するメリットを解説しています。選考に有利に働く可能性もあるので、インターンシップへの参加も検討してみましょう。

大学院を中退した理由を明確にする

大学院を中退した人の多くは、面接時に中退理由を聞かれます。「人間関係が悪かった」「研究意欲がなくなった」といったネガティブな理由は、好印象につながりません。「人間関係が悪ければすぐ辞めてしまう」「仕事内容に興味がないとやる気を出してくれない」と捉えられてしまいます。経済的な理由や、家庭の事情が原因なら、言える範囲で素直に伝えましょう。そのほかの理由で中退した場合は、できるだけポジティブな言い回しで伝えるようにしてください。「大学院中退の理由と就職活動のポイント」で、面接で中退理由を伝えるときの例文をご確認いただけます。

大学院中退後のキャリアプランを明確にする

採用担当者は、大学中退を無計画と捉える可能性もあります。なぜ中退して就職することを選んだのか、今後はどのように活躍していきたいかなど、キャリアプランを明確にしておきましょう。就職によって、どのようなスキルを習得していきたいかを明らかにすることは、企業探しにも役立ちます。

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