大学院を中退したい人の選択肢は?就活のコツや成功した人の体験談も紹介

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この記事のまとめ

  • 大学院を中退したい理由や原因を堀り下げて考えてみよう
  • 大学院中退を後悔しないために、将来のビジョンを思い浮かべてみよう
  • 企業の面接で大学院の中退理由を聞かれたときは、前向きな表現に変えて答えよう
  • 中退に対するネガティブなイメージを捨てて行動しよう
  • 大学院中退後の就活に不安がある人は、就職エージェントを利用するのがおすすめ

大学院に進学した人のなかには、「中退したい」もしくは「中退しても良いのか」と考える人もいるでしょう。どのような選択が正しいのか迷っているときは、大学院を中退したい理由を掘り下げ、自分の将来について具体的に考えることで、方向性を明確にすることができます。このコラムでは、大学院を中退したいと思う理由や、後悔しないための方法についてまとめました。

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大学院を中退したいと思う5つの理由

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大学で身についた知識や経験をさらに深めるため、大学院に進学する人は多くいます。しかし、苦労して進学した大学院を「中退したい」と考える人も少なくありません。ここでは、大学院を中退したいと思う理由を5つご紹介します。

1.研究分野に興味がなくなった

大学院に進学したものの、研究分野への興味や関心が徐々に薄れてしまうことはあるでしょう。研究分野に興味が持てないと、大学院に通うのが苦痛になり「退職したい」と考えるのは自然なことです。また、研究に打ち込めないまま過ごすうちに、周囲の学生と比べて引け目を感じたり、「退学したい」と思ったりする場合もあるでしょう。

2.教授との相性が合わない

教授は、職場でいう「上司」のような存在です。教授との相性が合わないとストレスが溜まり、大学院を中退したい気持ちが強くなることもあるでしょう。また、教授の顔色をうかがったり、指示に振り回されたりして負担を感じる学生もいるようです。

3.研究室に馴染めない

大学院の研究室は少人数のコミュニティであるため、人間関係に悩みがあると通いづらくなります。大学の講義であれば相性が合わない学生と距離を置けますが、大学院の研究室では難しいでしょう。研究室に馴染めないと、「行きたくない」から徐々に「中退したい」と気持ちが変化することもあるようです。

4.論文の作成や発表がつらい

大学院では、作成した論文を発表し、それに対する教授の質問に答えるのがつらいという人もいるようです。質問に答えるためには、論文の内容を確実に理解する必要があるため、何度も読み返して頭に入れなければなりません。大学院や研究室によりますが、質疑応答の時間は、60分から90分程度におよぶこともあるようです。

5.大卒で働く友人を見て正社員に興味を持った

周りの友人が働いているのを見たり、大学卒業時に就職するか迷ったりしていた人は、大学院在学中に正社員になりたいと思い始めることもあるようです。特に、大学卒業時に就職への迷いがあった人は、「就職活動したい」という気持ちが芽生えやすいでしょう。

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大学院を中退したい…これからの選択肢は?

大学院を中退したあとは、どうすれば良いか悩んでいる方もいるでしょう。大学院中退後の選択肢として、「実家に戻る」「アルバイトをする」「就職活動を始める」が挙げられます。

1.実家に戻る

大学院を中退したら、一旦実家に戻るのも選択肢の一つです。実家で暮らせば、家賃や電気・ガス代などの固定費を大幅に削減できます。また、実家に戻り家族と話すことで気持ちが落ち着き、将来について考えやすくなる人もいるでしょう。

2.アルバイトをする

大学院を中退後、正社員としてやりたいことが見つからない人は、アルバイトから始めるのも良いでしょう。アルバイトで結果を出せば、正社員として登用されることもあります。大学院の学習経験を活かしながらアルバイトしたい方は、家庭教師や塾講師がおすすめです。

3.就職活動を始める

大学院を中退して、就職活動を始める人も多いでしょう。大学院中退後に就職活動する場合は、基本的に大学既卒として扱われます。大学院中退後に就職活動を考えている方は、「大学院を中退したその後の進路と就職活動について」のコラムもあわせてご覧ください。

既卒とは?

既卒とは、高校や大学、大学院などを卒業後、一度も就業経験のない人を指す言葉です。また、卒業後に就職活動をしている人や、フリーターも既卒に該当します。既卒に関しては、「既卒とは?新卒との違いや就活のポイントを解説!」のコラムで詳しくご紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。

大学院を中退したいものの迷いがある方へ

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大学院を中退したいものの、すぐに辞める決断をするのは難しいでしょう。大学院を中退するか迷っている人は、後悔しないためにも将来のビジョンを明確にしておくことが大切です。

後悔しないように将来のビジョンを明確にしよう

大学院中退を迷っている人は、5年後、10年後にどのような自分でありたいか想像することが大切です。大学院を中退したいと思っても、後悔するような辞め方は避けたいもの。中退するタイミングや、中退しても問題ないかどうかは、将来のビジョンによって決まります。たとえば、大学院を卒業しなければ就職できない仕事や、専門の知識・技術が求められる仕事に就きたい場合は、大学院を中退すると後悔する可能性も。一方、大学院で学んでいることと全く違う業界や職種に興味がある場合や、職場で身につけたキャリアが重視される仕事に就きたい場合は、中退してできるだけ早く就職活動を始めたほうが良いでしょう。自分のキャリアプランを具体的に考えることで、後悔しない道が見えてきます。

大学院を中退したい人は休学するのもあり

大学院を中退するか迷っている人は、落ち着いて考える時間を作るために休学するのも良いでしょう。休学は、退学と異なり復学できる点が魅力です。もし、就職したい気持ちが出てきた場合は、復学して新卒として就活することもできます。

就職のために大学院を中退したいなら就活のコツもチェック

就職のために大学院を中退したい気持ちが強い場合は、思い切って行動してみるのも1つの方法です。「中退」や「退学」という言葉はマイナスイメージを持たれがちですが、中途退学が必ずしも悪いこととは限りません。将来のビジョンによっては、中退の道を選ぶことで、キャリアアップにつながる場合もあります。

1.期間を決めて就職活動する

大学院を中退後に就活する場合は、期間を決めて行うことが大切です。あらかじめゴールを決めて逆算することで、具体的なスケジュールを立てられるようになります。また、期間を決めておくことで先延ばしにするのを防ぎ、就職活動を計画的に進められるでしょう。

2.企業の面接で中退理由を前向きに伝える

応募先企業の面接で大学院の中退理由を聞かれた際には、前向きな表現で伝えましょう。「研究分野に興味がなくなったから」と正直に答えると、「仕事でも興味がなくなったらすぐ退職してしまうのでは」と思われてしまう可能性があるでしょう。中退理由を事前に分析・深掘りしておけば、「研究を進めるうちに別の分野に興味が移ったため、大学院を中退し、御社で働いたほうが良いと思いました」といったように、前向きな理由が述べられます。
「中退したい」と思った理由や原因を考えることで、就活時にアピールできるポイントが見つかることも。中退理由の伝え方や例文を知りたい方は、「大学院中退の理由と就職活動のポイント」のコラムも参考にしてください。

3.就職エージェントに相談する

大学院を中退して就活する人は、就職エージェントに相談するのもおすすめです。就職エージェントを利用すると、プロのアドバイザーによるサポートを受けながら就活を進められます。一人での就活に不安がある方や、期間を決めて行動するのに自信がない方は、就職エージェントを利用してみましょう。プロの視点を通すことで、自分では気づけなかったアピールポイントが見つかることもあります。大学院中退後の就活のポイントについてさらに知りたい方は、「大学院を中退したい!就職活動はどうなる?メリットとデメリットを解説」のコラムをご一読ください。

大学院を中退後、就職した人の体験談

最後に、大学院を中退後、正社員就職をした人の体験談をご紹介します。同じ境遇の人の体験談を読み、就職活動のモチベーションアップにつなげてみてください。

大学院を中退後、設計・開発エンジニアとして就職

大学院を卒業してから就職しようと考えていましたが、次第に研究生活にやりがいを感じられなくなり、「中退したい」という気持ちが強くなりました。自分と同じ境遇の人の就活方法を調べていたときに、就職エージェントの存在を知りました。就職エージェントのハタラクティブは、「未経験OKの求人を扱っている」と知ったので、自分に合いそうだと思い登録しました。アドバイザーとの面談のなかで、「設計・開発エンジニアが向いているのではないか」と言ってもらえたので、目指そうと決めました。結果的に、面接1社目で内定をもらえました。23歳Yさんの体験談をすべて読みたい方は、「『研究生活にやりがいを感じられない』大学院中退を決心し就活を始めた23歳」をご覧ください。

大学院を中退後、製造エンジニアとして就職

新卒で大学院に通いながら就活していましたが、10社ほど受けたにも関わらず、内定がもらえませんでした。大学院に籍を置いたままだとお金がかかるので、中退して就活しようと決めました。新卒で応募できる企業が減ってきたので、第二新卒向けの就職エージェントを探していたところ、ハタラクティブを見つけました。担当の方に紹介してもらった求人のなかから3社受けて、内定をもらえました。担当の方が元気で話しやすかったので、緊張せず楽しく過ごせました。23歳Tさんの体験談の全文は、「大学院を中退。 新卒の就活失敗を乗り越え、念願の『製造系エンジニア』に」からご覧いただけます。

大学中退後の就活が不安な場合は、就職支援サービスを活用するのがおすすめです。就職エージェントの「ハタラクティブ」では、応募する企業に合わせた書類対策や模擬面接などのサポートを実施します。また、プロの就活アドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、あなたにぴったりの求人をご紹介。やりたいことが定まっていない方も、アドバイザーと一緒にキャリアプランを考えられるので、ご安心ください。大学院を中退して就職したいと考えている方は、ハタラクティブへ相談してみましょう。

大学院の中退に関するお悩みFAQ

大学院の中退に関するお悩みに、Q&A形式でお答えします。

大学院を中退しても公務員になれる?

公務員試験を受けるのに学歴は関係ないため、大学を中退しても、試験に合格すれば公務員になれます。大学院を中退後、公務員を目指したい方は、「大学中退者でも公務員になれる?面接の突破方法や給料事情をご紹介!」のコラムを参考にしてください。

大学院を中退したら就職できないの?

大学を中退しても、業界や職種を限定し過ぎなければ、就職することが可能です。大学院を中退して就職活動を行う場合は、「新卒」ではなく「既卒」として応募します。大学院中退後の就活について詳しく知りたい方は、「大学院中退後では就職できない?就活のコツを掴んで内定を獲得しよう」のコラムをお読みください。

大学院を休学しても就職できる?

大学院を休学しても、しっかりと準備をすれば就職できるでしょう。大学院を休学してから就活する場合、「新卒として就職」「既卒として就職」の2パターンが考えられます。大学院を休学して就職したい人は、「大学院中退者の就活ポイントを紹介!大学院を休学していても就職はできる?」のコラムを参考にしてください。

大学院を退学したら内定は取り消される?

大学院を退学しても、必ずしも内定が取り消されるとは限りません。内定が取り消しになるかどうかは、企業側が採用で重視するポイントによって異なります。内定の取り消しに関しては、「大学院中退で内定取り消し?就職にどう影響するかを解説」のコラムで詳しく解説しています。

大学院を中退したいけど就活が不安なときは?

就活に関して不安がある方は、就職エージェントを利用するのがおすすめです。20代のフリーターや既卒に特化した就職エージェントの「ハタラクティブ」では、求人の紹介や書類添削、面接練習など、就活を全面的にサポートします。ハタラクティブのカウンセリングは、土日祝日も不定期で行っているため、大学院に通っている方も利用しやすいでしょう。

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