大学院中退率と就職に与える影響を解説!就活で後悔しないポイントも

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この記事のまとめ

  • 大学院の中退率は修士課程が2.6%、博士課程は5.4%という結果が出ている
  • 大学院を中退する理由には、就職や経済的事情などがある
  • 大学院中退を後悔しないよう、一度立ち止まって「本当に必要な選択か」を考えよう
  • 大学院を中退しても、理由や目的が明確になっていれば就活に大きな支障はない
  • 大学院を中退して就活に臨む場合は、応募先を選び過ぎないように注意しよう

大学院中退を迷っているものの、中退率の低さや就活への影響が気になり、決断できないという方もいるでしょう。大学院中退の事実だけで就職が不利になる可能性は低いですが、理由や状況によってはマイナスのイメージを与えてしまう場合があるので注意しなければなりません。このコラムでは、大学院の中退率や中退の理由、就活で注意すべきポイントなどをご紹介します。自分の現状と向き合い、後悔しない選択をしましょう。

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大学院の中退率は修士課程で2.6%

大学院の中退率は修士課程で2.6%の画像

2016年に文部科学省が行った調査によると、大学院における中退率は、修士課程が2.6%、博士課程が5.4%であることが分かりました。また、専門職大学院においては4.4%となっています。詳しい数値は以下のとおりです。

項目修士課程専門職大学院博士課程
全学生数121,303人11,963人63,374人
中退者数3,122人521人3,411人
中退率2.6%4.4%5.4%

引用:文部科学省「大学における授業料滞納・中途退学・休学の状況(p.195)

大学院の場合、修了課程の難易度に比例して上がっていく傾向があるものの、中退率は全体の数%程度に留まっています。とはいえ、大学院を中退した人が年間にして約7000人いることを考えると、決して少なくないといえるでしょう。

参照元
文部科学省
経済的理由による学生等の中途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済的支援の在り方に関する調査研究

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大学院の中退理由から見る現実とは?

大学院を中退する主な理由は、「就職」「経済的理由」「転学」などです。なかでも大学院の修士課程では、「就職」が中退の大きな要因になっています。専門職大学院や博士課程とは割合が異なりますが、一例として修士課程の大学院中退理由を見てみましょう。

設置別からみる修士課程の中途退学の理由の画像

引用:文部科学省「大学における授業料滞納・中途退学・休学の状況(p.199)

1.就職

大学院を中退する理由の一つとして、就職が挙げられます。大学院に進学したものの、「研究が思ったように進まない」「自分より若い就活生が就職内定をもらっていることへの焦り」「ほかにやりたいことが見つかった」などの理由で、就職にシフトする人もいるようです。特に「やることがないし、とりあえず進学しておこう」と大学院を選んだ人は、途中で研究に代わる興味を見つけた段階で就職に気持ちが傾くこともあるでしょう。

2.経済的理由

経済的な理由でやむを得ず大学院を中退する人は、修士課程で約6.9%います。授業料は安くはないので、大学院を卒業する前に限界を迎えてしまう場合も。また、経済的な理由が、「就職」のきっかけになることもあるでしょう。なお、専門職大学院の場合は全体で約12.2%、博士課程では全体の約5.4%という結果でした。

3.転学

あまり目立ちませんが、大学院を中退する人のなかには転学を目的とする人も一定数います。研究内容のミスマッチや人間関係の問題、取り組みたい研究テーマの変化など、転学を考える理由はさまざまです。「大学院に進学したものの研究内容についていけない」「教授と研究方針が合わない」といった不安や不満を抱えている人は、転学したほうが心機一転スタートできるでしょう。

一身上の都合や病気・けがなどの中退理由も多い

大学院を中退する理由のなかには、「一身上の都合」や「病気・けが」といった内容も多いようです。特に、学校側が詳しい理由を把握できない「一身上の都合」を理由に中退する人は多く、修士課程全体で約18.6%、専門職大学院全体で約22.5%、博士課程全体で約17.1%でした。理由が分からなければ問題の解決にも踏み切れないため、中退者対策の課題となっています。

大学院ではなく、大学中退についても知見を広げておきたい方は、「大学中退者の将来はどうなる?その後の進路をご紹介」をご覧ください。主な中退理由は大学も大学院もそれほど変わらないので、参考にしてみましょう。

参照元
文部科学省
経済的理由による学生等の中途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済的支援の在り方に関する調査研究

大学院中退を後悔する前に!心残りを残さない5つの手段

大学院中退を後悔する前に!心残りを残さない5つの手段の画像

「大学院を辞めたい」と思ったら、すぐに中退の手続きをするのではなく、一度立ち止まって現状を改善できないかを考えてみましょう。中退以外の方法で問題を解決できる場合もあります。

1.中退をしたい理由を明確にする

「なんとなく中退したい」ではなく、「なぜ中退するのか」を明確にしましょう。大学院を中退して正社員を目指す場合、高確率で中退理由を聞かれます。「今の現状から逃げたい」という気持ちだけでは説得力がなく、採用担当者に悪印象を与えてしまう可能性も。そうならないためにも、中退理由はできるだけ深堀りして考えておくのがおすすめです。たとえば、研究内容が自分に合わないと感じている場合は、「本来はどのような研究がしたかったのか」「中退して解決するのか」など、一つひとつ考えていくと良いでしょう。

2.家族や友人に相談してみる

1人で抱え込まず、大学院を中退したい気持ちを家族や友人に相談しましょう。周囲に悩みを相談することで気持ちが軽くなったり、有効なアドバイスを得られたりする可能性があります。「家族(友人)に迷惑を掛けたくない」と独りでつらい気持ちを溜めてしまうのは、心身の健康のためにも良くありません。特に、家族には中退したい旨を伝えたうえで、今後についてや学費の面をよく話し合っておくのがおすすめです。

3.自分の研究を振り返ってみる

中退する前に、自分の研究について振り返ってみましょう。現在研究しているテーマに興味が持てない・合わないと感じているなら、教授に研究テーマの変更を相談してみるのも方法の一つです。研究テーマを変えてモチベーションを取り戻せれば、大学院を中退する必要はなくなるでしょう。
また、大学院での研究よりもやりたいことがあるなら、就活に踏み切るのも手です。大学院へ進学した場合、最短でも修士課程修了なら24歳、博士課程修了なら27歳まで掛かります。就職は年齢が若いほうが有利なため、どうしても研究に精が出ないなら早めに就活に踏み切ったほうが良いでしょう。

4.休学を検討してみる

中退ではなく、休学という選択肢もあります。休学すれば今後について考えるじっくり時間ができるうえ、籍も残ったままになります。休学している間にアルバイトをして学費を貯める、やりたい研究を模索するなど、有意義に過ごせるのがメリットです。

5.大学院中退のその後をイメージしてみる

「中退後はなんとかなる」のように漠然と考えるのではなく、中退のその後をイメージしておきましょう。大学院を辞めることを考えるあまり、中退後について考えるのを忘れてしまう人がいます。その場合、いざ中退の手続きを終えたあと、「なにをすれば良いか分からない…」と困ることになりかねません。中退後に迷うことのないよう、その後の過ごし方について具体的なプラン形成が大切です。しばらく休養する場合は、「○○月まで」と期限を決めておけば、うまく気持ちを切り替えられるでしょう。

大学院中退は逃げ?

「大学院を中退することは逃げなのか?」と不安になる人もいますが、そのようなことはありません。無理や我慢をしてやり切ることだけが、正しい選択とは限らないからです。もちろん、中退を決断するまではよく考えることが大切。後悔のないよう行動しましょう。

大学院を中退して就活する3つのメリット

大学院を中退して就活する3つのメリットの画像

大学院を中退して就活を始めるメリットには、以下のような事柄があります。

1.既卒としてすぐに就活を始められる

大学院を中退した場合は、「大学既卒」になります。既卒は新卒の就活生と比べると就活で不利になることがあるものの、企業によっては新卒として扱われたり、既卒を積極的に採用していたりする場合もあるので、若いうちはそれほど差はありません。将来的に大学院の研究内容と関わっていくことを想定していなければ、中退してすぐに就活を始めたほうが良いこともあります。

時間を有意義に使えるので、資格取得もできる

大学院を中退すれば、時間を有意義に使えます。大学院は修士課程だけでも修了まで最低2年掛かるため、研究に多くの時間を費やすことになります。進学後にミスマッチを感じた場合は、自分に合わない研究を続けるより、中退して就職や転学、夢のための活動など、自分の目的に合ったことに時間を使ったほうが良いでしょう。

2.学費として使う予定だったお金を節約できる

大学院を中退すると、今後の学費として使う予定だったお金を節約できます。大学院は修士課程でも修了まで最短で2年の月日を費やすことになるため、その分学費を支払わなくてはいけません。「大学院では自分のやりたいことができない」と感じている場合は、早めに見切りをつけて学費を別のことに使うのも一つの選択肢といえるでしょう。

3.中退理由を志望動機につなげれば強みにできる

就活の際に聞かれる大学院の中退理由は、志望動機につなげることで就業意欲や熱意などのアピールになることも。応募先にアピールする内容が薄ければ、「研究が嫌になって就職を選んだだけ」とマイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。大学中退の理由を伝える際に、「大学院を中退してすぐにでも就職したかった」ということを強調すれば、採用担当者に刺さる志望動機になるでしょう。なお、大学院を辞める理由や目的がはっきりしている人は、中退の経歴が就活の支障になる可能性は低いので安心してください。

大学院中退が就活に及ぼす3つのリスク

大学院中退が就活に及ぼす3つのリスクの画像

大学院を中退して就活をする際は、下記のようなデメリットを伴うことも理解しておきましょう。

1.内定後の中退は取り消しのリスクがある

採用条件を「大学院卒」と設定している企業から内定をもらった場合、中退することによって取り消されてしまう恐れがあります。相談なしで勝手に中退してしまっては、経歴詐称を疑われる可能性があるためです。すでに企業から内定をもらっている人は、募集要項をよく確認してから中退を検討しましょう。

2.大学院卒の就活生に比べると給与が少なくなる

大学院を中退した場合の最終学歴は大卒になるため、大学院卒よりも給与が下がる可能性があります。厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給」によると、2019年度の初任給は大学院卒の修士課程修了者が約24万円なのに対し、大卒者は約21万円とやや低い結果でした。この金額はあくまで初任給のデータであるものの、3万円の差は大きいといえるでしょう。

参照元
厚生労働省
令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給

3.中退理由によっては就活に不利になる可能性がある

前述のとおり、大学院を中退しても、就職に大きな影響が出ることはないでしょう。若年層の採用の場合、企業が重視するのは経歴よりも仕事の価値観や意欲、姿勢といったポテンシャルが中心です。そのため、年齢が若ければ採用で不利になる可能性は低いといえます。ただ、大学院の中退理由が、「やる気がなくなってしまった」「教授(あるいは同期)と合わなかった」など、ネガティブな内容の場合は不利になる可能性も。ネガティブな中退理由は、前向きな内容に変換して伝えるようにしましょう

大学院の中退理由をポジティブに伝えるコツ!

中退理由がネガティブな内容だった場合は、「就職後にどのようなことを成し遂げたいか」を伝えるのがポイントです。「少しでも早く入社して、○○で活躍したいから」のように、将来のビジョンにつなげれば、自然と前向きな理由になります。詳しくは、「大学中退理由はどう伝える?嘘はNG?履歴書や面接での説明方法を紹介」をご参照ください。

大学院中退者が就活を成功させる5つのポイント

大学院中退者が就活を成功させる5つのポイントの画像

1.具体的なキャリアプランを考える

大学院中退からスムーズに就職できるよう、就活を始める前に具体的なキャリアプランを考えておきましょう。企業によっては、大学院を中退した人に対して「物事が続かない」「後先を考えていない」など、マイナスの印象を抱く場合もあります。そのため、大学院で学んだことや、中退に至った反省点も踏まえたうえで、今後どのように働きたいか、どのように貢献していきたいかなどを明確にしておきましょう。面接では、自身が描いているキャリアプランを堂々と伝えるのがポイント。前向きな姿勢で臨めば、仕事への意欲も伝わるはずです。

2.大学院の経験を活かせる応募先を探す

就職成功率を上げたい場合は、大学院での経験を効果的にアピールできる応募先を探しましょう。応募先の企業で大学院で身につけた知識を活かせるなら、即戦力として採用してもらえる可能性があります。ただ、中退してしまうと大学院で培った人脈を期待するのは難しい可能性があるので、辞める前に必要な情報を揃えておくのが賢明です。

3.業界や職種を絞り過ぎず視野を広げる

大学院を中退した人は、応募先の企業や仕事を選び過ぎないように注意しましょう。中退自体は就職に大きな支障はないとはいえ、大学新卒の就活生に比べるとやや不利になる可能性もあります。「大企業が良い」「大学院で学んだ分野でなければダメ」のように条件に固執せず、選択肢の一つとして広い視野を持って仕事を探しましょう。

視野を広げるには自己分析・企業研究が効果的

視野を広げるには、自分について知るための自己分析と、企業について理解を深める企業研究を徹底して行いましょう。自己分析のやり方は「自己分析とは?就活や転職活動での必要性を解説!方法やメリットもご紹介」、企業研究のやり方は「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」で詳しくご紹介しているので、チェックしてみてください。

4.就活期間を決めて早めに動き出す

大学院中退後の行動を決めていないと、ついついだらけてしまいがちです。一定期間リフレッシュするのは問題ないですが、目的なく休んでしまっては就職や目標に対する意欲が落ちてしまう可能性も否めません。年齢を重ねると、ポテンシャルを評価する企業は減っていくものです。既卒である今だからこそ狙える求人もあるので、できるだけ効率よく就活を進めましょう。おすすめなのは、「○○月○○日までに正社員になる」といった目標を定め、逆算してスケジュールを立てること。そうすれば、就職活動における中だるみを防げるはずです。

5.若年層向け・業界特化型の転職エージェントに相談する

大学院を中退後に、「就活生ではないので就職活動の仕方が分からない」「就活がうまくいかない」などの不安を抱いているなら、就職・転職エージェントに相談してみましょう。プロのアドバイザーが、マンツーマンで就職活動を徹底的にサポートしてくれるので、効率よく就活を進められます。エージェントには種類がたくさんあるので、自分に合ったものを選ぶのがポイント。大学院中退者には、学んだことを活かせる業界特化型、もしくは若年層向けのエージェントがおすすめです。エージェントの利用方法やメリットについては、「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」をご覧ください。

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大学院中退に関するFAQ

大学院を中退する場合、中退率以外にも気になることはあるでしょう。ここでは、大学院を中退する方にありがちなお悩み・疑問をQ&A形式でご紹介します。

大学院を中退しても公務員になれますか?

大学院を中退しても、公務員を目指すことは可能です。公務員試験は学歴は関係ないため、中途退学の経歴は不利になりません。ただ、公務員試験には年齢制限があるので、気をつける必要があります。詳しく知りたい方は、「大学中退者でも公務員になれる?面接の突破方法や給料事情をご紹介!」で確認してみましょう。

大学院中退者の末路はどうなりますか?

「大学院を中退すれば大変だろう」というのは個人の主観です。大学院に限らず、「中退」に対してマイナスのイメージを持つ人は少なくありませんが、若いうちは自分の行動次第でいくらでも将来が変わるので、気にする必要はないでしょう。もし、中退後の就活について悩んでいるのなら、「大学院中退後では就職できない?就活のコツを掴んで内定を獲得しよう」のコラムで現状を確認するのがおすすめです。

大学院を中退したらニートになるしかない?

自ら望まない限り、大学院を中退したからといってニートのなるわけではありません。ニートは、学業・家事・バイト・就職・求職活動などをしていない若者を指します。求職活動をしている人はニートに該当しないほか、大学卒業後3年程度は既卒扱いになるので、ご安心ください。ニートになりやすい人の特徴は、「大卒でニートになる割合や原因は?なりやすい人の特徴と就職のコツを解説!」でご紹介しているので、心配な方はチェックしてみましょう。

大学院中退者の就職はなんとかなるって本当?

大学院中退者の就職は、それほど難しいものではありません。中退後の期間を空けなければ比較的スムーズに正社員になることは可能です。ただ、「中退してもなんとかなるだろう」という安易な気持ちで辞めてしまうと、後悔する恐れがあるので注意しましょう。これから就活をする方は、若年層に特化した就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。プロによる手厚いサポートを受ければ、効率良く就活できるはずです。

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