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【このページのまとめ】
大学院中退を考えているものの、就活への影響や周囲の反応などが気になってなかなか決められないという方もいるのではないでしょうか?
大学院を中退したという事実だけで不利になる可能性は低いですが、理由や状況によっては中退を踏みとどまったほうが良い場合もあります。
このコラムでは、大学院の中退率や主な理由、就活で注意すべきポイントなどをご紹介。自分の現状と向き合い、後悔しない選択をしましょう。
近年、大学院中退率は多少の変動はあるものの依然として高い状態で、中退後はフリーターをしながら就職先を探している人も多く見られます。
2016年2月に「文部科学省先導的大学改革委託推進事業」が行った調査研究により、国公私立大学大学院の修士課程中退率は5.13%(319校回答)、博士課程中退率は8.79%(245校回答)であることがわかりました。
この結果から、大学を卒業し進学したものの、修士課程では20人に1人、博士課程では10人に1人近くの学生が何らかの事情により退学していることがわかります。同じ調査では、大学の学部中退率が2.41%という結果が出ており、高学歴になるほど中退率が増加している傾向があるといえるでしょう。
大学院を中退する主な理由は、就職を目的としている場合や、経済的な事情がある場合などがあります。下記でそれぞれについて詳しく説明しているので、ご覧ください。
大学院を中退する理由の一つとして、就職が挙げられます。
大学院に進学したものの、「研究が思ったように進まない」「周りが就職することによる焦り」「ほかにやりたいことが見つかった」などの理由で、就職にシフトする人もいるようです。
特に「とりあえず院に進学しておこう」と大学院を選んだ人は、後から就職に流れやすい傾向にあるといわれています。
経済的な理由で、やむを得ず大学院を中退する人もいます。
下記に国立・公立・私立の過程ごとに経済的理由による中退率をまとめているので、参考にしてください。
修士課程…6.6%
専門職大学院…9.5%
博士課程…5.5%
修士課程…7.7%
専門職大学院…16.7%
博士課程…3.47%
修士課程…7.4%
専門職大学院…15.4%
博士課程…5.9%
国公・私立・私立の全ての大学院で経済的な理由によって中退する人が一定数いますが、特に専門職大学院に多いのが分かります。
高い授業料を払うために無理な生活を送らざるを得ない場合は、大学院を卒業する前に限界を迎えてしまうことも。そのような人は、やむを得ず中退という選択肢を取ることもあるようです。
参照元:文部科学省「経済的理由による学生等の中途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済的支援の在り方に関する調査研究 - 報告書2」P196~197
大学院を中退する人の中には、転学を目的とする人も一定数います。
研究内容のミスマッチや人間関係の問題、取り組みたい研究テーマの変化など、転学を考える理由はさまざまです。
大学院に進学する際は、研究内容などを事前によく確認しておいたほうが良いでしょう。
「一身上の都合」で、大学院を中退する場合もあります。
一身上の都合は学校側が詳しい理由を把握できていない場合が多いようです。理由が分からないと問題の解決にも踏み切れないため、中退者対策の課題となっています。
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大学院の中退はマイナスなことばかりでなく、以下のようなメリットもあります。
大学院を中退するメリットの一つは、時間を有意義に使えることです。
大学院は修士課程だけでも修了まで最低2年かかるため、進学後にミスマッチを感じた場合は自分に合わない研究に多くの時間を費やすことになってしまいます。そのような場合は、中退して就職や転学、夢のための活動など、自分の目的に合ったことに時間を使ったほうが良いでしょう。
大学院を中退した場合は、学部は卒業しているため「既卒」になります。
既卒は新卒と比べると就活で不利にはなるものの、企業によっては新卒として扱われたり、既卒を積極的に採用していたりする場合も。
また、学部卒業後3年以内であれば、ハローワークで既卒を対象とした「3年以内既卒者トライアル」の求人にも応募が可能です。
そのため、大学院が「合わない」と感じている場合は、早めに中退して就職活動にシフトしても良いでしょう。
大学院を中退すると、今後の学費として使う予定だったお金を節約できます。
大学院は博士課程も含めると修了まで最低5年の月日を費やすことになるため、その分高い学費を支払わなくてはいけません。
「大学院では自分のやりたいことができない」と感じている場合は、早めに見切りをつけて学費になる予定のお金を別のことに使うのも一つの選択肢といえるでしょう。
伝え方を工夫する必要がありますが、就活で熱意をアピールできる可能性もあります。
大学中退の理由や志望動機を伝える際は、「大学院を中退してでも就職したかった企業」であることを強調すると良いでしょう。
アピールの内容が薄いと、「勉強をしたくなくて就職を選んだ」という印象を与えてしまう恐れがあるため、企業研究や自己分析を入念に行いましょう。
大学院を中退するのは、下記のようなデメリットも伴うことを理解しておきましょう。
大学院を中退すると、社会人経験がない状態で就活に臨まなければいけなくなります。基本的に中退者は中途採用枠で就活を行うため、ライバルが転職者になると考えられるでしょう。
既に社会人を経験している第二新卒や転職者ビジネスマナーが身についていることが多いですが、まだ社会に出ていない大学院中退者はスマートな身のこなしが難しい場合も。
第二新卒枠では、最低限のビジネスマナーを身に着けている若手が求められる傾向にあるため、大学院中退者が不利になる可能性もあるでしょう。
大学院を中退すると、就活で年齢とスキルが見合っていないと見なされる恐れがあります。
同年代で大学を卒業し、すぐに就職した人はすでにキャリアを積んだり、スキルを身に着けたりしているでしょう。
そのため、就活の選考の際に「経験が乏しい」という印象を抱かれる可能性もあります。
中退者は、大学院卒よりも給与が下がる可能性があります。大学院を中退した場合の最終学歴は大卒になるからです。
厚生労働省の調査によると、令和元年の初任給は大学院卒の修士課程修了者が238.9千円なのに対し、大卒者は210.2千円。大学院卒者の給与の方が高く設定されているのが分かるでしょう。
また、奨学金を利用している人の場合、給与が下がることで返済に苦労する可能性もあります。
参照元:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給」
大学院を「辞めたい」と思ったら、すぐに中退の手続きをするのではなく、ワンクッション置いて現状を改善できないか考えてみましょう。
中退以外の方法で問題を解決できる可能性もあります。
ただ「中退したい」ではなく、そのように思う理由を明確にしましょう。
大学院を中退して就活した場合、高確率で中退した理由を聞かれます。ただ嫌なことから逃げたいというだけでは説得力も正当性も感じられず、悪印象を与えてしまう可能性も。
そのようなことにならないためにも、中退したい理由を明らかにし、さらに深堀りしていきましょう。
たとえば、研究内容が自分に合わないと感じていた場合は、「本来はどのような研究がしたかったのか」「中退して解決するのか」など、一つ一つ考えていくのがおすすめです。
1人で抱え込まず、大学院を中退したいということを友人や家族に相談しましょう。
周囲に悩みを相談することで気持ちが軽くなったり、有効なアドバイスを得られたりする可能性があります。
さらに相談した友人も中退を考えていたという場合は、自分の現状を見つめ直す機会にもなるでしょう。
また、家族には事前に中退したい旨を伝えておくのがベターです。特に親が学費や入学費を負担している場合、今まで払ってもらっていた分はどうするか、中退した後どうしたいのかなど、今後についてよく話し合う必要があります。
中退する前に、どのようなことを研究したいのか再考しましょう。
現在研究しているテーマに興味が持てない・合わないと感じているなら、教授に研究テーマの変更が可能か相談してみるのも1つの方法。研究テーマを変えれば、モチベーションを取り戻せる可能性もあります。
同じ院で興味のあるテーマに変更する余地があるなら、中退する必要はなくなるでしょう。
中退ではなく、休学という選択肢もあります。休学すれば今後について考えるじっくり時間ができるうえ、籍も残ったままになります。
休学している間にアルバイトをして学費を貯める、やりたい研究を模索するなど、有意義に過ごすと良いでしょう。
文部科学省の調査によると、以下のような休学率の結果も出ています。
修士課程…2.36%
博士課程…6.59%
修士課程…5.88%
博士課程…21.43%
上記からの結果からも、実際に休学する人は一定数いることが分かるでしょう。
参照元:文部科学省「経済的理由による学生等の中途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済的支援の在り方に関する調査研究 - 報告書2」P183~184
中退の意思がほぼ固まっているなら、就職に備えてインターンシップに参加してみるのもおすすめです。
インターンシップは、企業によっては実際に就業体験ができるものや、給与が発生するものがあります。実際に社会に出る体験をしてみることで、人脈が広がったり、大学院だけでは分からなかったことを発見できたりする可能性も。
また、インターンシップの体験を通して自分が何を研究したかったのか見えてくることもあるでしょう。
大学院を中退しても、就職に大きな影響が出ることはないでしょう。
若年者の場合、企業が重視するのは経歴よりも価値観や仕事への意欲、姿勢などです。そのため、大学院を中退したというだけで不利になる可能性は低いといえます。
ただし、場合によっては不利になることもあるので、自分が置かれている現状と向き合ったうえでよく考えたほうが良いでしょう。
大学院の中退で就職が不利になるかどうかは、理由にもよります。
たとえば、「やる気がなくなってしまった」「教授(あるいは同期)と合わなかった」など、正当性のないネガティブな理由で中退した場合は不利になる可能性もあるでしょう。
採用条件を大学院卒と設定している企業に内定をもらった場合、中退することによって取り消されてしまう恐れがあります。
既に企業から内定をもらっている人は、募集要項をよく確認してから中退を検討したほうが良いでしょう。
大学院での研究よりもやりたいことがあるなら、思い切って就活を始めてみるのも一つの選択肢です。
大学院は、修士課程修了は最短でも24歳、博士課程修了は最短でも27歳になります。就職は年齢が若いほうが有利になりやすいため、どうしても研究に精が出ないなら早めに就活に踏み切ったほうが良いでしょう。
大学院を辞める理由や、将来の目的が明確になっているなら、中退自体が就活に支障を来す可能性は低いでしょう。
ただし、状況によっては一度立ち止まったほうが良い場合もあるので、「本当に今中退すべきなのか」「中退して後悔しないか」をじっくり考えましょう。
大学院を中退した方が就活する場合は、下記のポイントに注意しましょう。
就活に臨むなら、具体的なキャリアプランを考えておきましょう。
面接官や企業によっては、大学院を中退した人に対して「物事が続かない」「後先を考えていない」など、マイナスな印象を抱く場合もあります。
そのため、大学院で学んだことや、中退に至った反省点も踏まえたうえで、今後どのように働きたいか、どのように貢献していきたいかなどを明確にしておきましょう。
面接では、自身が描いているキャリアプランを堂々と伝えるのがポイントです。前向きな姿勢で臨めば、仕事への意欲も伝わるでしょう。
就職成功率を上げたい場合は、大学院での経験が効果的にアピールできる応募先かどうかを再確認しておきましょう。
応募先の企業で大学院で身につけた知識を活かせるなら、即戦力として採用してもらえる可能性もあります。
大学院を中退した人は、応募先の企業や仕事を選びすぎないように注意しましょう。
中退自体は就職に大きな支障はないとはいえ、新卒の就活生に比べるとやや不利になる可能性もあります。
「大企業が良い」「大学院で学んだ分野を活かせる職場が良い」などの条件に固執しすぎず、選択肢の一つとして広い視野を持って仕事を探しましょう。
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