バイトの掛け持ちで上手く時間配分するコツは?適切なシフトの組み方も解説

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この記事のまとめ

  • バイトを掛け持ちするときの時間配分は、メインバイトを固定すると調整しやすい
  • バイト掛け持ちでの時間配分のコツは、シフトの融通が利くサブバイトを選ぶこと
  • バイトを掛け持ちすると、時間配分の管理や体調管理が難しくなりやすい
  • バイトを掛け持ちして時間配分しやすい仕事には、コンビニ店員や飲食店員などがある
  • バイトを掛け持ちするなら時間配分に無理のない組み合わせで働くことが大事

バイトの掛け持ちをすると、時間配分に悩むことも出てくるでしょう。バイトを掛け持ちする場合、シフトがかぶるのを防ぐためにもスケジュールを上手く調整する必要があります。このコラムでは、バイトを掛け持ちする場合の時間配分のコツや、シフトの組み方を解説。掛け持ちのメリット・デメリットや、正社員と時給や年収を比較した情報も紹介します。掛け持ちを検討している方は、自分に合った働き方を検討してみましょう。

バイトの掛け持ちで上手く時間配分するためのコツ

バイトを掛け持ちするにあたって直面する悩みが時間配分です。上手くスケジュールを組まないと、「誤って両方のシフトがかぶる」「バイトの時間に遅れる」といったトラブルが生じる恐れがあります。効率よく稼ぐことに加えて体調管理をきちんと行うためにも、時間配分のコツを押さえましょう。 

メインのバイトを決めて固定シフトにする

バイトの掛け持ちでは、一番多くシフトに入る主軸のバイトを一つ決めましょう。バイトを掛け持ちして効率よく稼ぐためには、シフトの組み方が重要です。まずメインのバイトを中心にシフトを組んだあと、メインのバイトが空いた日にサブのバイトを入れていきましょう。上手くスケジュールを調整するためには、メインのバイトを固定シフトにするのがコツです。

サブのバイトは時間の融通が利く仕事を選ぶ

サブのバイトは、その時々でメインのバイトがない日に入れるよう、柔軟なシフト調整が可能な仕事を選びましょう。メインにしているバイトのシフトに合わせて、時間の融通が利く仕事にしておくと、無理なく掛け持ちしやすくなります。ほかの都合に合わせて仕事を入れやすい短期や単発の派遣の仕事などが良いでしょう。

メインとサブのバイトの間は余裕を持たせる

同じ日や同じ曜日にメインとサブのバイトを入れる場合は、時間的な余裕を持たせましょう。バイトの間に余裕を持たせてシフトを組むことで、移動時間や休憩時間を確保しやすくなります。

前のバイトの時間が少し延びてしまっても、シフトの時間に余裕を持たせておけば、次のバイトに遅刻するリスクを減らせるので安心です。適度に休憩時間を挟むことで、体力的な負担も軽減できるでしょう。

時間管理ができる人になるには?能力を身につける方法やコツを解説」のコラムでは、バイトの掛け持ちだけでなく働くうえで大切となる時間管理法についてまとめています。こちらも併せて参考にしてください。

両方のバイトに掛け持ちしていることを伝えよう

バイトを掛け持ちしていることは、両方のバイト先に伝えましょう。中には「掛け持ちしていることをわざわざ言う必要はないだろう」と考えている人もいます。しかし、バイトをしているとほかのスタッフの急な休みにより、急遽シフトに入れないかと頼まれることは少なくありません。バイトを掛け持ちしていると突発的な対応が難しいので、事前に伝えておくのがおすすめです。掛け持ちしていることを伝えておけば、もう一方のバイトを理由に断りやすく、バイトの社員もシフトに入れそうなスタッフから優先的に連絡しやすくなるでしょう。

バイトを掛け持ちするメリットとデメリット

バイトを掛け持ちすることで、人脈が広がったり収入が増えたりするのがメリット。その一方で、プライベートな時間が減り体調管理が大変になるデメリットも生じます。バイトの掛け持ちを考えているときは、メリットとデメリットを知ったうえで本当にやるべきか検討すべきでしょう。

バイト掛け持ちのメリットは収入増と人脈が広がること

バイトを掛け持ちする一番のメリットは、収入が増えることです。空いている時間に複数のバイトを行えば、効率的にお金を稼げます。収入が増えれば使えるお金が増えるので、生活の質を上げられるでしょう。余裕ができた分を貯蓄に回すこともできます。

また、バイトを掛け持ちすると、異なる職業体験を積むことが可能です。さまざまな分野でスキルアップしたい人にとっては、有意義な時間となるでしょう。バイトを掛け持ちすると出会いが増えるので、人脈も広がります。人間関係の輪を広げておくと、将来何かの縁に繋がる可能性もあるでしょう。

バイト掛け持ちのデメリットは時間や体調管理の難しさ

バイトの掛け持ちをすることのデメリットは、スケジュール管理が大変なことです。シフトの組み方に気をつけないと、ほかのバイトと日程がかぶってしまう可能性があります。1日に複数のバイトをする場合は、前述したように定時に退勤できずに次のバイトに間に合わない事態も考えられるでしょう。

さらに、複数のバイトをすると労働時間が増えるため、体調管理が難しくなることも懸念点です。無理して掛け持ちを続ければ、体調を崩してしまいかねません。後先考えずに掛け持ちをすると、すべてのバイト先に迷惑をかけてしまう可能性があります。バイトの掛け持ちをする際は、優先順位をつけたり休みの日を必ず設けたりして、余裕をもって働けるようにしましょう。

年間収入が103万円を超えると確定申告が必要

バイトの年間合算収入が103万円を超える場合は、確定申告をしなくてはなりません。申告をせずにいると、本来の税金だけでなく無申告加算税と延滞税が追加されます。複数のバイトに携わる場合は合算した収入を確認し、必要に応じてきちんと確定申告を行いましょう。バイトの掛け持ちによる確定申告で注意する点については「バイト掛け持ちフリーターは税金や確定申告に注意!正社員になるメリット」のコラムで確認してください。

バイトの掛け持ちにおすすめの4つのバイト

掛け持ちをする場合は、時間の融通が利くバイトを選ぶと時間配分がしやすくなります。掛け持ちをすると時間的な制限が多くなるので、移動時間を節約できるバイトもおすすめです。どのような組み合わせなら無理なく働けるかをしっかり考えて選びましょう。実際によく掛け持ちされるバイトを4つ紹介します。

コンビニ店員

コンビニ店員は、バイトを掛け持ちするのに適しています。コンビニは出店数が多く、自分にとって通いやすい勤務地を選べるのが強み。また、24時間営業の店舗が多いので、早朝や夜間のみといったシフト希望を出すことも可能です。

1日3~5時間など比較的短い時間でも働きやすいため、ほかのバイトとスケジュールを調整しやすいでしょう。

飲食店のスタッフ

飲食店スタッフのバイトも、掛け持ちしている人が多い傾向があります。ファミレスや居酒屋などは、昼食や夕食などの時間帯に混むので重宝されるでしょう。飲食店ではまかないがあるところが多いので、食費代を節約できることもメリットです。バイトの掛け持ちで食事のタイミングを逃す事態も避けられます。

在宅ワーク

在宅ワークは、自宅にいながら働けるのがメリットです。自分の都合の良い時間に働けるので、ほかのバイトとスケジュールがかぶる心配がありません。バイトの掛け持ちによる体力的な負担が心配な人にもおすすめです。

在宅ワークのバイトには、データ入力などの簡易的な仕事はもちろん、ライティングやデザインなどの専門的なスキルを活かせる仕事もあります。在宅ワークの働き方は「在宅の仕事にはどんな種類がある?自宅で働く方法や求人の探し方も解説」のコラムでチェックしましょう。

イベントなど単発のバイト

単発や短期のバイトは、1日から希望の期間を選べます。メインのバイトの合間に予定を入れやすいといえるでしょう。メインのバイトをしつつ、収入を増やしたいときだけ掛け持ちをしたい人にはうってつけです。単発のバイトには、イベントのスタッフや引っ越しの作業員、ポスティング、飲食店の試食販売員などがあります。

バイト掛け持ちのフリーターと正社員の比較

バイトを掛け持ちするフリーターと正社員を比較した場合、正社員のほうがプライベートを確保しながら高い収入を得られる傾向があります。労働時間と収入の面から両者を比較してみましょう。

バイトの掛け持ちは仕事の拘束時間が長くなりやすい

バイトを掛け持ちしているフリーターは、仕事に拘束される時間が長くなりがちです。フリーターのメリットの一つは、自由な時間が多いことでしょう。しかし、掛け持ちをしていると、そのメリットが半減してしまいます。

厚生労働省の「令和2年度版 厚生労働白書(P41)」によると、2019年度の賃金を時給ベースで比較した場合、正社員が1,976円なのに対し、アルバイトを含む非正規社員は1,307円でした。アルバイトを掛け持ちし正社員と同等の収入を得るためには、より長時間働かなければならないといえます。

参照元
厚生労働省
令和2年版厚生労働白書

非正規より正社員のほうが生涯年収が高くなりやすい

生涯年収の面からみても、非正規雇用より正社員の方がメリットは大きいといえます。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、正社員・正職員の平均賃金が33万6,300円、正社員・正職員以外の平均賃金は22万6,600円であり、正規雇用と非正規雇用の賃金格差は明らかです。

雇用形態別の賃金を表したグラフをみると、正社員は年齢が上がるにつれて給与が上がっていますが、正社員以外は年齢による給与の上昇が緩やかであることがわかります。

第6図 雇用形態、性、年齢階級別賃金の画像

引用:厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査(雇用形態別)

アルバイトを掛け持ちして一時的に正社員より多くの収入が得られたとしても、生涯年収を考えると、非正規雇用よりも正規雇用の方がメリットは大きいと考えられるでしょう。

福利厚生や待遇など、賃金以外にも正社員になるメリットはあります。バイトを掛け持ちする勤労意欲があるならば、就職して正社員としてキャリアを積むことも一つの方法です。バイトをしながら正社員雇用に向けて就活を進めたいと考えている方は「就活しながらバイトするのは無理?上手に両立させる方法を解説!」を参考にしましょう。

参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況

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バイトの掛け持ちや時間配分に関するFAQ

バイトで安定した収入を得るために掛け持ちを考えている方や、実際に複数のバイトをしている方も多いでしょう。複数のアルバイトをしていると、掛け持ちならではの悩みや疑問が発生します。バイトの掛け持ちや時間配分に関する悩みや疑問に対してQ&A方式で回答するので、掛け持ちを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

バイトの掛け持ちはやめたほうがいいでしょうか?

バイトの掛け持ちは収入を増やせるメリットがありますが、身体へ大きな負担がかかると考えられます。スケジュール管理や体調管理も複雑になるため、事前に計画を立てて無理なく掛け持ちできると判断できた場合に行いましょう。掛け持ちによって体力面や精神面で疲労をためすぎないよう注意が必要です。

掛け持ちはバイト先に嫌がられますか?

バイトの掛け持ちをしていると、バイト先で「シフトに入って欲しいときに入れないのではないか」と不安に思われる可能性があります。急なシフト変更や休みがあったときに、柔軟な対応ができるスタッフの方が重宝されるケースもあるでしょう。バイト先によっては融通が利くところもあるため、事前に掛け持ちしていることを伝え、バイト先に判断を仰ぐことが大切です。

バイトをしているフリーターから正社員になれますか?

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