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既卒から営業職になるにはどうすればいい?有利な資格や面接対策も紹介!
更新日
このコラムでは、営業職に就くことのメリットや魅力をご紹介します。また、営業職の種類や求められる能力、就職活動で有利な資格、就活面接でのコツもまとめました。
この記事のまとめ
- 既卒も営業職では採用されやすいといわれている
- 既卒で営業職になるには、営業職の種類をよく知ることが大事
- 既卒から営業職になる際、業務に役立つ資格をもっていると有利になる場合がある
- 既卒は、面接の場で空白期間についてきちんと答えられるように準備が必要
営業職のメリット
営業職のメリットとして、以下のような点が挙げられます。
- ・実力を数字や成績で証明できる
- ・頑張って売り上げれば収入もアップする
- ・特別な資格が必要ない
求人サイトなどでも「未経験歓迎・営業職募集」といった広告が掲載されているように、営業の仕事は年齢や経験よりも実力次第でキャリアアップが期待できるため、業界を問わず既卒者も比較的採用されやすいようです。
また、成績や実績が数字で明確に現れるため、努力をして成果を挙げれば評価にもつながるでしょう。インセンティブを導入している企業もあるため、頑張り次第で収入を上げられる仕事といえます。
営業職に対してネガティブな印象を持つ方がいるのも事実です。しかし、「どんどん提案する」のが営業の仕事ではありません。相手の希望や要望をくみ取り、それを解決できる提案を行うのが営業の仕事です。提案力ももちろん重要ですが、それ以上に傾聴力や問題解決能力などが重視されるでしょう。
「ノルマをこなせるか不安」「口下手なので向いていない」という理由で選択肢から外してしまったり、営業職には「大変そう」というイメージを抱いていたりと、漠然とした思い込みで就職のチャンスを逃すのはもったいないこと。営業の仕事に就くメリットを考えてみましょう。
営業職のやりがいやメリットについては「営業の種類別にやりがいを解説!求められる能力や仕事の魅力を知ろう」のコラムでも触れています。一読して参考にしてください。
営業職の種類
ひとくちに「営業」といっても、さまざまな種類の営業職があり、仕事内容はその部署や職種・業界によって大きく異なります。ここでは、それぞれの営業職の仕事内容について紹介します。
営業職の種類
- 一般業務職
- ルートセールス
- カウンターセールス
- セールスエンジニア
- 海外営業
- MR
1.一般業務職
車や不動産・金融商品など、その企業の商品を販売する仕事で、訪問販売なども含まれます。断られてもめげない明るさや粘り強さ・人の心をつかむコミュニケーション力が必要です。
2.ルートセールス
既存の顧客に対して、商品やサービスを販売する法人営業職。顧客との信頼関係を築くことが重要で、クレーム処理や顧客のニーズに応じるのも仕事です。
3.カウンターセールス
旅行代理店や不動産会社など、店舗や事務所を訪れた来店客に対して、商品やサービスを販売する内勤営業職を指します。商品やサービスの幅広い知識と、顧客のニーズを見極める能力が必要です。
4.セールスエンジニア
ITや電機・機械など、カタログを見ただけでは分かりにくい商品についてより詳しく紹介し、販売するのが技術営業職です。商品の深い知識と、その魅力を顧客に分かりやすく伝える能力が必要とされます。
5.海外営業
海外に向けて商品を販売する仕事。語学力と交渉能力・取引相手国についての知識が必須です。貿易に関する法律の知識があるとなお良いでしょう。グローバル化が進む今の時代で需要の高い営業職です。
6.MR
製薬会社に所属して、病院や医療機関に自社の取り扱う医薬品を紹介し、販売を行なう医薬情報担当者をMRと呼びます。医薬品の有効性や安全性・副作用などについて説明したり、医薬情報の提供・副作用に関する情報のフィードバックをしたりするなど、企業と医師の仲介役を担う仕事です。
営業職については「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
営業職に求められる素質
営業は、商品やサービスを販売して売り上げにつなげるのが仕事です。そのため、企業や商品に関する知識を記憶する「理解力」と「記憶力」、それを顧客のニーズやレベルに応じて説明する「ヒアリング力」と「プレゼン力」が求められます。また「説得力」で他社との違いや自社商品にしかない魅力を伝え、購買へ導く必要があります。
このほか、実績をあげるため断られてもめげない「タフさ」や「粘り強さ」、顧客の信頼を得るための「円滑なコミュニケーション力」、問題点や顧客のニーズを見極めて解決する「処理能力」や「カバー力」、状況に応じた「臨機応変さ」、新規開拓する「行動力」などの能力も求められます。
もちろん、就職してすぐにこれらの能力が身につくわけではないため、仕事をするうちに自分のものにしていく努力が大切です。「営業に向いている人はどんな人?必要なスキルも解説」のコラムでも営業職に必要なスキルについて具体的に触れているので、あわせてご一読ください。
営業で身に付けたスキルは転職で役立つ
営業職は、「提案力」「傾聴力」「コミュニケーション能力」「スケジュール管理能力」といった、社会人として基本となるスキルが身に付く仕事です。そのため、営業職を経験することで社会人としての基礎が身に付き、転職に役立てることも可能。就業経験のない既卒者こそ、営業職として社会人生活をスタートさせ、基本を身に付けるのも良いでしょう。既卒の就職に有利な資格
営業職は特別な資格は不要ですが、おすすめな資格として、「宅地建物取引主任者(宅建士)」「中小企業診断士」「ビジネス実務法務」があります。
ここでは、これら3つの資格について紹介します。
宅地建物取引主任者(宅建士)
宅建士は、不動産取引のプロフェッショナルです。不動産会社やハウスメーカーなどの営業職を目指している方は、ぜひ取得しておくと良いでしょう。
不動産を商品とする企業は、5人に1人以上の割合で宅建士を配置しなければならないと法律で定められており、2015年4月1日より「士業」にランクアップしました。今後、ますます活躍が期待される資格といえます。
中小企業診断士
企業の経営や運営を改善するために適切なアドバイスを与える、いわば「企業のカウンセラー」的な存在です。中小企業の在り方が多様化している現代で、経営者にとっては最も頼れるビジネスパートナーとして、今後ますます需要が高まると予想されています。難易度は高いですが、営業職やコンサルタント業務に活かせる一生ものの資格です。
ビジネス実務法務
顧客との契約時に必要不可欠なビジネスコンプライアンスや、法律に関する深い知識があることを証明する資格。顧客からの信頼度を高めてスムーズな契約に役立つ資格のため、営業職におすすめです。
このほか、海外マーケットを相手にする業界の営業職を目指すなら英検やTOEICなど、語学スキルを証明するための資格を取得しておくと、就活や仕事で役立つでしょう。営業職で役立つ資格については、「営業の仕事に役立つ資格とは?基礎を学べる検定などおすすめをご紹介」のコラムでもご紹介しています。
既卒の面接のポイント
既卒者が就活で採用されるためには、入念な準備と面接対策が不可欠です。新卒のときに内定がもらえずにそのまま既卒になってしまった方や、さまざまな事情で就職できなかった方・就職活動せずになんとなくフリーターになってしまった方も、既卒者ならではの面接のポイントを押さえて、フリーターから正社員への転身を成功させましょう。
まず、面接で聞かれやすい「なぜ既卒になってしまったのか?」という問いに答えられるようにするのが大切です。既卒になった理由は人それぞれなので嘘をつく必要はありませんが、ただ答えるだけでは内定につながりにくい可能性が。
既卒フリーターになった理由を述べたあとに、自分の認識が甘かった点や努力不足だったと反省している点など、過去の至らなかった部分について説明します。次に、過去の反省を活かし今後はしっかり仕事で成績を上げ、社員として企業に貢献したいと思っている意欲を伝えましょう。採用担当者は、あなたの意欲や熱意・積極性・前向きな姿勢などを見ています。
また、親しみやすい雰囲気や笑顔・コミュニケーション力なども採用されるためのポイントです。大切なのは「自分中心の自己アピール」ではなく「企業の求める人材」となるよう意識すること。事前に応募先の企業や業界についてよく勉強し、一貫性をもって志望動機を説明できるように練習しましょう。
既卒の面接対策に関しては「既卒の面接でよく聞かれる15の質問と回答例!就職成功のポイントもご紹介」でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
既卒フリーターから営業職になるには、営業職の種類を学んだり、求められる能力を身につけたりする努力が必要です。ブランクの壁など不安の多い既卒からの就職活動は、ハタラクティブにおまかせください。豊富な求人のなかからあなたに合ったお仕事をご紹介するとともに、面接対策もしっかりとサポートいたします。サービスはすべて無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
既卒フリーターの営業職への就職活動に関するQ&A
ここでは、営業職を目指す既卒の方の疑問や悩みに回答します。
既卒フリーターも営業職になれますか?
可能です。営業の仕事は、年齢や経験よりも実力次第でキャリアアップができるからです。また、企業の利益に関わる仕事のため求人の数自体が多く、既卒者も比較的採用されやすいといわれています。
営業職に向いているのはどんな人?
営業職には、コミュニケーション力やヒアリング力・ストレス耐性・自己管理能力などが求められます。また、ビジネス実務法務検定や中小企業診断士など、営業の仕事に役立つ資格を取得しておくと、就活の場で有利に働くでしょう。
面接で空白期間について聞かれたら?
理由は正直に述べたうえで、その経験を活かして何ができるか・どれだけ意欲があるかなど、プラスになるアピールが必要です。既卒者の空白期間の答え方については「既卒で空白期間があっても就職活動に影響はないの?面接対応の仕方も解説!」のコラムで例を挙げて解説しています。
また、ハタラクティブでも就職支援を行っているので、ぜひご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。