文系でもシステムエンジニアになれる?就職成功のコツを解説!

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この記事のまとめ

  • システムエンジニアはコミュニケーション能力や折衝力など、文系のスキルも必要な仕事
  • 実際のところ、システムエンジニアに文系学部の出身者は多い
  • システムエンジニアにはアルゴリズムや論理的思考など、理系の知識も必要なのは事実
  • 就活がうまくいかない文系の人は、応募先企業が求める適性が自分にあるかを見極めよう
  • 未経験で異業種からシステムエンジニアを目指すなら、若いうちに転職するのがおすすめ
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文系出身でもシステムエンジニアになれる理由とは

システムエンジニア(通称SE)とは、クライアントの要望に沿って、システムの設計をする人を指します。システム開発の「要件分析」「案件定義」「基本設計」「詳細設計」「テスト」といった上流工程を行うのが仕事です。さらに、予算やスケジュール管理といったマネジメント業務も担当します。

システムエンジニアは人手不足

経済産業省の参考資料「IT人材育成の状況等について」によると、IT企業の人材は2015年から不足しており、今後も人手不足が加速すると予想されています。

IT人材の供給動向の予測と平均年齢の推移についての画像

 

引用:経済産業省「参考資料(IT人材育成の状況等について)p.5

2030年には58万6,598人の不足が見込まれているため、IT企業は文系・理系を問わず積極的に人材確保を行っているようです。
システムエンジニアの将来性やニーズについては「システムエンジニアの仕事」のコラムでも詳しく解説していますので、ご覧ください。

文系出身者に向いている業務もある

同調査のデータ「ITベンダーに不足している人材」によると、今後最も不足する人材として「新事業開発・事業創造人材」「営業系人材」「プロジェクトマネジャー」が上位にあがっています。これらは、コミュニケーション能力やプレゼン能力、発想力などが問われる仕事なので、文系・理系は関係ありません。
また、システムエンジニアの仕事の一つ「要件分析」「案件定義」は、特にコミュニケーション能力や折衝力が必要とされます。専門知識があっても、ヒアリング能力がなければクライアントの要望を聞き出すことは難しいからです。また、予算策定や人員調整においては他部署との連携も必要なので、企業によっては文系出身者を積極的に採用しているといわれています。
システムエンジニアは理系向きの仕事と思い込んでいる人もいるようですが、実は文系向きの業務も多いといえるでしょう。

実際に文系出身者の採用は多い

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の「IT人材白書2020」によると、データサイエンスや人工知能などを扱わない「先端IT非従事者」のうち、34.6%は文系出身者で最も高い割合です。また、「先端IT従事者」では、IT・情報系の学部出身者が36.0%でトップではあるものの、文系出身者は30.2%で2位となっています。これらの割合は、IT・情報系以外の理系出身者よりも高く、文系でもシステムエンジニアになれることを示しているでしょう。

参照元
サイト名:経済産業省
参考資料(IT人材育成の状況等について

サイト名:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
IT人材白書2020

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システムエンジニアは文系にきついって本当?

文系出身者がシステムエンジニアになることについて、「実際のところ、きついのでは…」「理系に比べて活躍しにくいのでは」といった不安を持つ人もいるでしょう。この項では、なぜそのようなイメージを持つ人がいるのか、考えられる背景について解説します。

IT・情報系学部の出身者に比べると勉強が必要

文系出身者のなかには、システムエンジニアになるまでITの知識がなかったという人もいます。IT・情報系学部の出身者と比較すると知識不足は否めないため、「ついていけない」と感じてしまうこともあるようです。
また、IT技術は進化のスピードが早いので、新しい知識も習得しなければなりません。そのため、帰宅後も勉強しなければならず、辛く感じてしまう人もいるようです。

数式や論理的思考が必要な場合もある

システムエンジニアの仕事では、数式や論理的思考が必要な仕事もあります。プログラミングやアルゴリズムを理解するうえでは、数字に強いほうが有利なのは事実です。「数学が苦手」「論理より感覚で判断してしまう」という文系出身者のなかには、「システムエンジニアの仕事は合わない」と感じる人もいるでしょう。

残業が続いてしまう時期もある

システムエンジニアの仕事では、急なトラブルの発生や、納期前など、残業が続く時期もあります。
IT知識がない文系出身者は残業後に勉強しなければならず、体力的にきついと感じる人もいるようです。また、周りの人が忙しそうで、分からないことを質問しにくいという場合もあります。そのような状況が続いてしまうと、「やはり文系にシステムエンジニアは無理なのでは…」とネガティブ思考に陥る場合があるようです。

労働環境は見直されつつある

IT企業は人手不足を解消するため、給料や残業などの労働環境を見直す会社が増えています。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の「IT人材白書」によると、2018年の調査では、従業員数31名以上の企業では「離職率0.1〜10%以下」が約8割と低い割合です。この結果は、労働環境の改善が進んでいる証拠といえます。

上記のような実態は、事前に企業研究をすることで把握できます。また、自己分析をして自分がシステムエンジニアに向いているかどうかを客観視するのも大事です。次の項では、システムエンジニアの仕事内容や向いている人の特徴を紹介します。

参照元
サイト名:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
IT人材白書2020

文系出身者がシステムエンジニアの就職に成功する方法

文系出身者がシステムエンジニアの就職に成功し、活躍できるようにするためには就活前の準備が大切です。

1.具体的な仕事内容を調べておく

システムエンジニアの具体的な仕事内容を調べておけば、就職後の自分の姿をイメージできます。就活前に趣味でプログラムを書いてみたり、インターンシップ制度を活用したりするのもおすすめです。特に、未経験からシステムエンジニアを目指す文系出身者は、「思っていたのと違った」と後悔しないように下調べは怠らないようにしましょう。
また、システムエンジニアと一口にいっても、企業によって仕事内容や働き方が異なります。IT企業には、システム開発を専門とするSIer(システムインテグレーター)や、アプリ開発を行うWeb系企業などがあり、使用するプログラミング言語や、クライアントの傾向はさまざまです。そのほか、IT以外の業種でシステム部門に所属するシステムエンジニア(社内SE)もいます。社内SEの仕事内容は「システムエンジニアと何が違うの?社内SEとは」のコラムで詳しく紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
応募先企業の具体的な仕事内容を調べたうえで、自分に合った選択をするのが就職成功のコツといえます。

2.システムエンジニアに向いている人の特徴を知る

システムエンジニアに向いている人には、以下のような特徴があります。

コツコツと作業するのが好き

システムの構築は、一つ一つのプログラムを組み合わせていく地道な作業です。動作を試して、修正し、またプログラムを書くといった作業を繰り返す、根気のいる仕事といえます。

正確性がある

ちょっとしたミスがシステムエラーにつながるため、正確性は大事です。プログラム設計やコードを書く仕事は、完璧主義な性格の人に向いています。

臨機応変に対応できる

エラーが発生したり、クライアントから変更があったりと、システムエンジニアの仕事では計画通りに進まないことが珍しくありません。どのようなときも冷静に対処できる、臨機応変さが必要です。

コミュニケーション能力が高い

システムエンジニアの仕事では、クライアントはもちろん、プログラマーやエンジニアとも連携する必要があるので、チームワークやコミュニケーション能力も重要です。営業や販売など、接客業の経験がある文系出身者は、コミュニケーション能力を選考で評価される可能性もあります。

システムエンジニアの仕事」のコラムでも、システムエンジニアに向いている人について解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

3.自分に適性があるか見極める

文系出身者のなかには、第三者からの勧めでシステムエンジニアになった人もいるようです。たとえば、「イベントを企画するのが好きだから、イベント制作会社に就職したい」と考えて就活したものの内定に至らず、改めて就活の軸を見直した例もあります。第三者のアドバイスによって、「ほかにはない発想力」より「人の要望に合ったものを企画するのが得意」だと気づき、システムエンジニアを目指したというケースです。
就活がうまくいかない人は、志望職種への適性が自分にあるかを見極めましょう。また、企業側から求められる適性を勘違いしていないか、確認するのも重要です。

文系のシステムエンジニアがキャリアアップするためには

文系のシステムエンジニアがキャリアアップするためには、複数のプログラム言語を覚えて専門領域を広げることや、文系ならではのスキルを活かすのがポイントです。

知識の幅を広げよう

知識の幅を広げて多種多様な案件に対応できるようになると、文系出身者もIT・情報系学部の出身者と肩を並べて活躍できるでしょう。プログラム言語、ネットワーク、データベース、セキュリティなど、さまざまな分野に詳しくなれば、キャリアアップがしやすくなります。
複数の資格を取得して、マルチに活躍できるシステムエンジニアを目指すのも良いでしょう。システムエンジニアに役立つ資格を「システムエンジニアの仕事に役立つ資格とは」のコラムで紹介していますので、ご覧ください。

文系の武器を活かそう

文系の人が得意とするコミュニケーション能力を活かして、プロジェクトリーダーやマネージャーを目指す方法もあります。また、文系のなかでも経営学部の出身なら、ITコンサルタントになるのも良いでしょう。人脈を作って、将来はフリーランスになる道もあります。
そのほか、外国語学部や国際学部の出身なら、英語力が武器になることも。海外企業のクライアントを担当できるシステムエンジニアとして、重宝される可能性があります。

システムエンジニアへの転職を目指すなら

現在、ほかの仕事に従事していてシステムエンジニアへの転職を考えている人は、以下の点に着目しましょう。

今の仕事を辞めたい理由を明確にする

なぜ今の仕事を辞めてシステムエンジニアを目指したいのか、理由を明確にするのが重要です。「辛い仕事から逃げたい」「システムエンジニアは求人数が多い」といった理由では、採用担当者に好印象を与えられないでしょう。ネガティブな理由で転職してしまうと、また嫌なことがあったときに辞めたくなる恐れもあります。
「今の仕事をやるなかで、IT技術の重要性に気づいた」といった、前向きな理由なら転職するのも良いでしょう。

若いうちに転職する

転職は若いほど有利になる傾向があります。特に、未経験で異業種からシステムエンジニアを目指す場合は、20代のうちに転職するのがおすすめ。未経験の場合、就職してから一人前になるまで、ある程度の時間が必要だからです。30代になると経験やスキルを求められるので、人柄重視で採用される若いうちに転職しましょう。

プログラマーからシステムエンジニアを目指す

未経験からいきなりシステムエンジニアになるのは難しいので、プログラマーから実績を積むのも良い方法です。プログラマーは、システムエンジニアが設計したとおりにコードを書く人を指します。システムエンジニアは設計・開発・テストなど、幅広い知識が必要ですが、プログラマーは求められる知識が限定的です。システムエンジニアへの足がかりとして、まずはプログラミングの知識を得るためプログラマーからスタートしてみましょう。プログラマーの仕事について詳しくは「プログラマーの仕事」のコラムをご覧ください。

「文系出身者がどうしたらシステムエンジニアになれるの?」と悩んでいる方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代の既卒、第二新卒、フリーターなどを対象にしている就職・転職エージェントです。システムエンジニアを目指すために、あなたの強みは何か、どのような企業が向いているかを、就活アドバイザーが一緒に模索します。
企業側の細かいニーズを把握したうえで求人を紹介しますので、選考対策がしやすく、就職成功の可能性を高められるのがメリットです。これまでに未経験から正社員になった方を多数サポートした実績がありますので、就活に不安がある方はぜひご相談ください。

文系でシステムエンジニアを目指す悩みを解消するQ&A

ここでは、文系出身者がシステムエンジニアを目指す際の悩みや疑問を、Q&A方式で解消します。

IT企業にはどのような種類がある?

通信業界やソフトウェア業界、情報処理サービス業界などがあります。IT技術は医療現場や交通機関、教育現場など、多種多様な場面で必要とされており、IT企業の内容もさまざまです。また、システムエンジニアやプログラマー、Webディレクターといった職種の数も多いので、自分が何をやりたいのかを明確にして選びましょう。「ITとは何か?仕事の特徴や関連用語をご紹介します!」のコラムで、IT業界について詳しく紹介していますので、ご覧ください。

SEの就職で男女の違いはある?

選考で男女による差はないでしょう。「システムエンジニアは文系女子にはハードルが高いのでは」と思う人もいるようですが、企業側は人柄やポテンシャル、スキルなどを重視して採用するので、性別は関係ありません。また、手に職を身につければ結婚・出産を経ても働きやすいことから、システムエンジニアを目指す人もいるようです。「手に職をつけたい女性におすすめの職業28選!」のコラムでは、女性が手に職を身につけるメリットを解説していますので、ご一読ください。

文系出身の第二新卒でもSEになれる?

第二新卒は需要があります。第二新卒は基本的なビジネスマナーが身についているうえ、若いためポテンシャルが高く、転職市場で有利になりやすいようです。特に、IT業界は市場規模が拡大しているため、文系・理系に関係なく適性があれば採用される可能性はあります。「第二新卒がIT業界への転職を成功させる9つのコツを解説!」のコラムで、転職成功のコツを紹介していますので、参考にしてみてください。

文系でSEを目指す際の志望動機はどう書く?

システムエンジニアになりたい理由、入社後にやりたいことなどを明確にしましょう。さらに、システムエンジニアへの適性や、役立つスキルもアピールするのがポイントです。「SEの志望動機を作成する際のポイントを解説!」のコラムで紹介している、未経験者の志望動機の例文を参考にしながら作成してみましょう。 志望動機が思い浮かばない方は、ハタラクティブへご相談ください。プロのアドバイスを受けることで、自分では気づかなかった強みやスキルを発見できる場合もあります。

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