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システム営業の仕事
更新日
システム営業の給与年収待遇
システム営業は、平均年収はおよそ400万円後半から500万円が一般的とされます。
ただし、不動産や自動車メーカーなど、さまざまな業種があるため、年収にはばらつきが見られます。
また、自社商品をセールスする仕事なので、受注に繋がった際など頑張りに応じてインセンティブがつき、年収700万円以上となることも。
システム営業の仕事内容
システム営業とは、自社のソフトウェアやサーバーなどの販売営業を行う職種のことです。
一口に営業といっても、物を売る営業職とは業務内容が異なります。
システム営業では、文字通り自社のシステムやソフトウェアなどの販売を実施。
顧客が抱える問題点や課題に対して解決策(=商品やサービス)を提案するのが仕事です。
この職種は専門職の傾向が強く「会社の売上に直接貢献する」「顧客の固定化」などを目的としてさまざまな業務を行います。
【主な業務内容】
・ヒアリング
システム営業は、ただ物を販売するのではなく「顧客の解決策」を提案するもの。
顧客のニーズや課題を探り、その解決策となる提案を行い、商品やサービスの販売を行います。
・商品、サービス紹介
受注の見込みがある顧客に対して行う自社商品やサービスの紹介。
自社の商品やサービスを分かりやすく丁寧に紹介して関心を持ってもらい、受注へと繋げるための大事な仕事です。
・プリセールス
自社のソフトウェアなど、ITに関する商品をクライアント企業に販売・導入する際、営業担当に同行して技術面に関わる専門的な説明やクライアント企業からの質疑に応答するなど、専門的な業務を行います。
・企業分析
クライアント企業が見つかった後、効率的に営業を行うために相手企業の分析を行います。
・会議、日程調整
商品の受注が決定した後、社内の開発部門とクライアント企業との間に立ち、会議や調整をします。
顔合わせなどを行うような重要な会議では、会議室の手配なども行います。
システム営業の仕事は、常に数字と向き合うことになります。
顧客へのプレゼンテーションが上手くいき、受注に繋げられると達成感を味わえるのが魅力のひとつ。
直接売上に関わることで「自分はこの会社に少しでも貢献できている」と感じることができるでしょう。
また「顧客が抱える問題や課題を直接解決に導くことができる」ため、非常にやりがいを感じられるのではないでしょうか。
しかし、システム営業の仕事をするためには、顧客からの質疑に対して正確に答えられるように、自社商品やサービスの知識はもちろん、システムやITに関する知識やスキルを身につけなければなりません。
また、営業するに辺り、クライアントとの関係を良好に保つために常に相手方に気を配ることも仕事のうち。
プレゼンテーションの前準備も容易に行かないことがあります。
システム営業になるには
【就業するまでの流れ】
システム営業職に就業するために必要な資格は特にないので、未経験でもチャレンジしやすい職種と言えます。
しかし、自社商品についての知識はもちろん、その道の専門家として顧客に営業するので、ITに関する知識を身につけておく必要があります。
特にIT業界は技術進歩の速度が早いため、ニーズを掴めるように積極的に情報収集をする姿勢が大切です。
また、システム営業職に転職する場合は、実務経験がなくともITに精通している方が採用されやすいでしょう。
【プラスになるスキルや素養】
前述のように、就業するにあたって必須の資格はありません。
しかし、資格自体は存在するので、スキルを磨きたい方やキャリアアップを目指している方は資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。
〈例〉
・営業士検定
初級、上級、マスターの3階級に分かれており、初級では基本的な営業業務、上級では営業管理業務や営業指導、マスターではマネジメントやマーケティングなどの専門知識を問われます。
この資格は主に企業勤務者が取得する資格と位置づけられています。
・セールスレップ資格認定制度
「営業のプロ」としての能力を認定する制度のこと。
3級から1級まであり、3級では営業士としての基礎知識、2級では応用知識、1級ではマネジメントやマーケティングなどの実践・応用知識を有することができます。
この資格は営業手数料を直接の報酬として受け取る者、つまり個人事業主などが取得する傾向にあります。
・基本情報技術者試験
「ITエンジニアの登竜門」として行われる試験で、ITの基礎知識を身に付けたい方におすすめ。
・ITパスポート試験
情報機器やシステムを把握し、担当業務を遂行・システム化推進のための知識を取得することができる国家試験です。
このほかにもさまざまな資格があるので、自分がどのような人材になりたいか、またどのようなスキルを身につけたいかを考えながら資格取得をしてみると良いのではないでしょうか。
システム営業の将来性
【業界や職種のニーズ】
前述のように、IT業界の技術進歩の速度は非常に早いため、この職種のニーズはますます高まることでしょう。
また、IT関連の営業職だけでなく、ほかの営業職の需要も高いとされています。
【活躍できる場所】
システム営業は、対企業の取引がメインとなるので、BtoB企業全般が主な勤務先となります。
現在は特に外資系やベンチャー企業などでの採用が増加しているようです。
【キャリアアップをするには】
課題解決へのプロセスを踏む力や提案力を磨くことができる「営業」としての経験値は、ほかの職種でも大きな糧となるのではないでしょうか。
また、システム営業はIT関連の知識を要するので、情報社会においてのニーズも高く、さまざまな道でのキャリアアップが可能となるでしょう。
同職種で更なるキャリアアップを目指す場合、関連する資格を取得するのも良いかもしれません。
システム営業の志望動機例
【企業が求める人物像】
・プレゼンテーション能力
営業職全般に言えるのが、プレゼンテーション能力。
商品やサービスを提案する仕事なので、説明上手な人が活躍できるでしょう。
・ヒアリング力がある人
この職種では顧客が抱える問題や課題を聞き出す力も大切です。
そのため、顧客の立場に立って物事を考える力が必要となります。
・情報収集能力が高い人
自社商品の情報はもちろん、それに関連するさまざまな情報を収集する必要があります。
そのため、アンテナを張って情報を収集する力のある人材が求められるでしょう。
【タイプ別 志望動機のポイント】
・未経験の場合
システム営業職は未経験で特別な知識を持っていなくても就業することが可能です。
重要なのは「お客さまを助けるお手伝いがしたい」という思いを伝えること。
IT業界に興味を持ったきっかけや、なぜ営業職に挑戦したいのかを話すと良いのではないでしょうか。
・経験者の場合
経験者だからこそ「ここで何をしていきたいか」など、将来の展望を伝えるのがポイント。
また、これまでどのようなことに力を入れてきたのかや、自身のスキルをアピールすることも大切です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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