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ハローワークの利用方法|初めての方向けに利用条件や登録のやり方をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- ハローワークは、厚生労働省が運営する「地域の総合的雇用サービス機関」
- ハローワークの利用可能時間は、基本的に平日の午前8時30分から午後5時15分まで
- ハローワークの利用方法は、求人検索・相談や失業手当の受給手続きなどさまざま
- ハローワークには、若者や子育て世代などのニーズに特化した施設もある
- ハローワークの利用方法が合わない場合は、民間の就職支援を利用しよう
「ハローワークが初めてで利用方法が分からない」という方は多いでしょう。ハローワークは、国が運営する就職支援機関のため、在職中・離職中に関わらず、誰でも無料で利用できます。また、求職申込みをすれば、職業相談や職業訓練、失業給付などの豊富なサービスが利用可能です。このコラムでは、求職申込みの仕方や各種サービスについて解説しています。ハローワークを利用して、就職・転職成功を目指しましょう。
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ハローワークを利用するときの基本情報
ハローワークとは、厚生労働省が運営する「地域の総合的雇用サービス機関」です。
厚生労働省の「ハローワーク」によると全国各地の500ヶ所以上に設置されており、正社員だけでなくパート・アルバイトまで含めた地域の求人情報が探せます。また、職業相談や雇用保険の手続きなどが行えるため、仕事や求職に関するさまざまな支援を受けられるのが強みでしょう。
ハローワークは、基本的に平日の午前8時30分から午後5時15分まで利用可能です。なかには平日夜間や土曜日に開庁している施設もあります。
最寄りのハローワークについては「全国のハローワーク」から、平日夜間や土曜日に開庁している施設については「サービス提供時間延長実施施設(令和6年1月1日現在)」から確認可能です。
参照元
厚生労働省
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ハローワークインターネットサービス
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ハローワークの利用条件
ハローワークは、年齢や経験を問わず誰でも利用可能です。就職を目指すフリーターや第二新卒、正社員として働いている転職希望者など、さまざまな求職者が活用しています。
また、わかものハローワークやマザーズハローワークなど特定の求職者に特化したサービスも。ハローワークの関連施設はこのコラムの後半で詳しく紹介しているため、参考にしながら自分に合ったサービスを探してみてください。
「ハローワークはどのような施設か」「なにができるのか」については、「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムで解説しています。
ハローワークに行くときの持ち物は?
ハローワークに行くときは、基本的に必要な持ち物はありません。ただし、失業保険の手続きをするなら、指定の書類を持参する必要があります。詳しくはハローワークインターネットサービスの「雇用保険の具体的な手続き」で確認しましょう。また、求職申込みの際には履歴書と職務経歴書、職業相談なら筆記用具とメモなど、利用目的によって持参したほうが良いものがあります。「ハローワークへの持ち物は何が必要?初めての来所や失業保険申請の場合を解説」のコラムで目的別の持ち物について解説しているため、持ち物に迷った場合はぜひご覧ください。
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初めてハローワークへ行くときの利用方法
ここでは、ハローワークで仕事を探すときの利用方法についてご紹介します。初めてハローワークに行くという方は、一度読んでおきましょう。
まずは窓口で求職申込み手続きを行う
ハローワークに初めて行く場合、利用前に窓口で求職申込み手続きをする必要があります。
ハローワークインターネットサービスの「求職申込み手続きのご案内」によると、利用方法の流れは以下のとおりです。
1.居住地を管轄しているハローワークに行く
2.施設の端末で求人情報を仮登録、または手書きで求職申込み書に記入する
3.ハローワークの相談窓口で求職申込み手続きを行う
4.ハローワーク利用登録完了
5.「ハローワークカード(ハローワーク受付票)」を受け取る
求職申込み書には、氏名や連絡先だけでなく、希望する雇用形態や職種、勤務地なども記載します。職歴や資格の記入も求められるため、すぐ確認できるよう、履歴書や職務経歴書を準備しておくとスムーズでしょう。
求職者マイページを開設しておくのもおすすめ!
上記の手続きに加え、窓口で自身のメールアドレスを登録すれば、「求職者マイページ」のアカウントを開設することが可能です。「求職者マイページ」を開設すると、自宅のパソコンやスマホからハローワークインターネットサービスにアクセスして、求人情報の検索や応募ができます。
忙しくてハローワークに行けない場合も求人をチェックできるため、在職中や子育て中で忙しい方におすすめの利用方法です。
ハローワークインターネットサービスで仮登録すると便利
ハローワークに行く前にパソコンやスマホからハローワークインターネットサービスにアクセスし、「求職情報の入力方法について」を参考に新規登録・求職情報の入力を行えば、自宅からでも求人情報の閲覧などが可能になります。また、紹介状がなくても求人に応募できるため、忙しい人でも利用しやすいでしょう。ただし、サービスの一部機能はハローワークの窓口で利用登録するまで利用できないため、注意が必要です。
参照元
ハローワークインターネットサービス
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就職・転職活動が目的なら求人検索や職業相談を行う
ハローワークを使う目的が就職・転職活動の場合は、求人検索や職業相談が主な利用方法でしょう。ハローワークに設置されている求人検索端末(パソコン)を利用すれば、「雇用形態」「職種」「賃金」「勤務地」など、さまざまな条件から仕事を探せます。
また、一人で探すのが不安な場合は窓口で担当者に相談できるほか、疑問があれば担当者を経由して企業に確認することも可能です。窓口の利用時間は限られているので、相談や添削が必要な場合は時間に余裕をもって利用しましょう。
相談時の利用方法やポイントについて知りたい方に向け、「ハローワークで相談できることは?初めてで不安な方向けのお役立ちガイド」のコラムでは相談内容や手順をより詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
ハローワークの端末の使い方
ハローワークの端末を利用して初めて求人検索をするときは、使い方について窓口に確認してみましょう。ハローワークによっては時間制限があったり、窓口で指定されたパソコンを使う必要があったりと、使い方のルールが設けられている場合があります。求人端末の使い方について、詳しくは「ハローワークの使い方は?利用の流れとポイントを徹底解説」のコラムをご覧ください。
転職活動をする際のハローワーク利用方法
転職活動時のハローワークの利用方法について、基本的な手順は先述したとおりです。
ただし、仕事を退職しているかどうかで注意すべきポイントが異なります。以下でそれぞれ確認しておきましょう。
在職中は登録だけしておくのも方法の一つ
在職中のハローワークの利用方法として、登録だけしておくのも良い方法といえます。ハローワークは在職中でも利用可能ですが、紹介状の発行には離職票の提出が必要です。
ハローワークインターネットサービスでは紹介状なしで応募できる企業もあるものの、ハローワークを効果的に活用するためには、仕事を退職日してからの利用が良いでしょう。
退職後は失業保険の手続きをしておくのがおすすめ
退職後の方は、求職申込みを行った後に、続けて失業保険の受給手続きまで行うという利用方法がおすすめです。会社から離職票が届いたら早めに手続きを済ませておくことで、次の仕事が決まるまで失業手当を受給できます。
ただし、ハローワークインターネットサービスの「基本手当について」によると、受給には「いつでも就職できる状態である」「前職で一定期間雇用保険に加入している」などの条件を満たしている必要があります。受給資格や条件は、事前に確認しておくのがおすすめです。
失業保険の手続きのやり方
ハローワークで失業保険の手続きを行うには、まず求職申込みと離職票の提出が必要です。提出後に受給資格が決定されたら受給説明会に参加し、必要書類を受け取りましょう。その後は就職活動を行い、「失業認定日」にハローワークで認定を受けることで、失業保険が給付されます。
正しい手順を知っておくと、手続きの際に戸惑うことも減るでしょう。失業保険給付の利用条件や、手続きのために必要な書類や持ち物について詳しく知りたい方は、「ハローワークで失業保険の手続きをするために必要な持ち物や書類とは?」のコラムをご覧ください。
参照元
ハローワークインターネットサービス
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そのほかの状況別のハローワーク利用方法
ハローワークは、子育て中の方や障がいのある方など、さまざまな求職者に特化したサポートを展開しています。自身の状況をもとに、最も使いやすいハローワークを選ぶことが効果的な利用方法といえるでしょう。
状況別のハローワーク利用方法
- 職業訓練を受ける場合
- わかものハローワークを利用する場合
- マザーズハローワークを利用する場合
- 障がいのある方がハローワークを利用する場合
職業訓練を受ける場合
ハローワークでは、仕事に必要なスキルや知識を習得するための職業訓練も行っています。
厚生労働省の「ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)」によると、コースは雇用保険の受給者を対象にした公共職業訓練と、非受給者向けの求職者支援訓練の2つ。
コースによって異なるものの、主に以下の分野から、自分が学びたい分野を選んで受講可能です。
・介護
・医療事務
・建設
・製造
・プログラミング
・Web制作
職業訓練は国が実施しているため、基本的に費用はかかりません。その代わり、職業訓練を受けるには、面接や筆記試験に合格する必要があります。受講期間は分野によって異なりますが、スキルを身につけて転職したいという方は、挑戦してみるのも良いでしょう。
訓練の対象者や利用方法、受講のメリットについては、「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や申し込みの流れを解説」のコラムでより詳しく解説しています。
わかものハローワークを利用する場合
正社員を目指すおおむね35歳以下の求職者がハローワークを利用するなら、「わかものハローワーク」がおすすめです。
厚生労働省の「わかものハローワーク」によると、マンツーマンでのサポートが受けられるほか、就職後も相談できるなど、手厚い支援が受けられます。初回は予約なしで利用できるものの、2回目以降は担当者とのスケジュール調整が必要なため、利用方法には注意が必要です。
わかものハローワークで受けられるサービスや他支援サービスとの比較情報が知りたい方は、「わかものハローワークとはどんなサービス?利用内容や注意点を解説」のコラムをご覧ください。
マザーズハローワークを利用する場合
厚生労働省の「マザーズハローワーク事業」によると、マザーズハローワークとは、子育てと仕事の両立を目指す親に特化したハローワークで、男女問わず利用できます。
正社員・パートを問わずさまざまな求人を揃えており、子育て中でブランクのある方や、子育てと両立しやすい仕事を探している方にぴったりの仕事が見つかるでしょう。
利用方法はハローワークと変わらないものの、キッズコーナーやチャイルドシートを置ける相談スペースといった設備が整っているため、お子さま連れでも気軽に利用可能です。
障がいのある方がハローワークを利用する場合
ハローワークインターネットサービスの「障害のある皆様へ」によると、ハローワークには障がい者窓口が設置されており、専門知識をもつ相談員による支援体制が充実しています。求人紹介や面接同行、就職面接会の実施など、仕事探しに関するさまざまなサポートが受けられるでしょう。
ハローワークの利用方法と大きな違いはありませんが、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳などが手元にある方は、持参する必要があります。
ハローワークとエージェントの併用も検討しよう
ハローワークを利用するメリットは、いろいろな職種の求人を検索・閲覧ができることです。就活を始めたばかりのときは、「そもそもどんな仕事があるのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。そのため、多くの求人を見ることで仕事に対する理解が深められます。しかし、ハローワークは国が運営する公共機関であり、企業側が無料で求人情報を掲載できることから、採用コストを割くのが難しい傾向にあります。また、地域密着型の特性から中小企業の求人が多く、なかには10人にも満たない企業が掲載されていることも。その結果、教育制度が十分に整っておらず、入社後にギャップを感じることも少なくないようです。
効率的に就職・転職活動を行うなら、ハローワークだけでなくエージェントと併用するのがおすすめ。双方のメリットを活かしながら利用すれば、あなたにぴったりの求人が見つけられるでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
参照元
厚生労働省
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ハローワーク以外の就職支援サービスとその利用方法
正社員とフリーターの求職者では、就職支援サービスの利用方法に違いがあるようです。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」では、現在就職・転職中、もしくは過去に就職・転職活動をしたことがある18~29歳の社会人を対象に、仕事探しの手段や利用中のサービスを尋ねました。
引用:若者しごと白書2024「3-6. 企業探しの手段・利用サービス(企業探しの手段・利用サービス【フリーター】)(p33)」
引用:若者しごと白書2024「3-6. 企業探しの手段・利用サービス(企業探しの手段・利用サービス【正社員】)(p33)」
調査によると、正社員・フリーターともに最もよく使われるのは求人・転職サイトでした。
2位以降を見てみると、フリーターの18.6%がハローワークを利用しているのに対し、正社員の利用は13.1%と低くなっています。また、就職・転職エージェントのフリーター利用率は6.4%と低い一方、正社員は18.3%と利用率の差は明らかです。
しかし、就職・転職エージェントが正社員の求職者のみをターゲットにしている訳ではありません。求人サイトと転職エージェントの特徴について、以下で詳しく解説します。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
求人サイト
求人サイトは、就職・転職活動に役立つツールの一つです。スマートフォンやパソコンから、自分の希望する条件に絞って求人検索ができます。企業とのやり取りや就職活動の準備を一人でこなす必要はあるものの、利用方法の手軽さは大きなメリットでしょう。
就職・転職を考えはじめた方は、まず求人サイトで仕事を探すことが多いようです。
就職・転職エージェント
効率的に就職・転職活動をしたい方は、就職・転職エージェントの利用もおすすめ。転職エージェントは、求職者の適性に合った求人を紹介する民間のサービスです。求人紹介だけでなく、転職に必要な手続きや面接対策・応募書類作成のサポートなども受けられます。
さらに、求人サイトに載っていない非公開求人を紹介してもらえることも。転職のプロのサポートを受けられるため、一人で進めるよりも自分に合った仕事を見つけやすいでしょう。
「ハローワークの利用方法が合わない…」「手厚いサポートがあると安心」という方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代のフリーターや第二新卒といった若年層に特化した支援を行う就職・転職エージェントです。
専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行い、一人ひとりの適性や希望に合った求人情報を厳選してご紹介。ハローワークにない非公開求人や、未経験歓迎の若手向け求人を多く取り扱っています。1分程度でできる適職診断も受けられるため、じっくりと適職を探せるでしょう。
もちろん、書類の添削や面接対策、就職活動全般に関する相談にも対応します。電話やメール、チャット機能を通じて担当者とやりとりができるため、在職中の方にもおすすめです。
サービスはすべて無料で利用できるので、転職を検討している方は、お気軽にハタラクティブにご相談ください。
ハローワークの利用方法に関するQ&A
ここでは、ハローワークの利用方法に関するQ&Aをご紹介します。
予約の有無や新卒の場合の利用方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ハローワークはなにをするところですか?
ハローワークは、仕事探しや職業相談、雇用保険の受給手続きといった求職や雇用に関する支援を受けられるところです。就職・転職活動や将来のキャリアについて悩みがある方は、利用してみると良いでしょう。
ハローワークの登録カードとは?
ハローワークの登録カードは、就職相談をする際に必要な書類です。
求職申込みを行えば、30分程度で発行してもらえます。ハローワークの登録カードについては、「ハローワークカードってなに?作成手順や紛失した場合の対処法を解説」のコラムをご覧ください。
ハローワークは新卒も利用できますか?
ハローワークは、新卒の方も利用できます。
また、ワンストップで新卒者を支援する「新卒応援ハローワーク」という施設を活用することも可能です。新卒のハローワーク利用に関しては、「ハローワークを新卒で使う場合に知っておきたいこと」のコラムでチェックしてみてください。
ハローワークの予約の仕方が知りたいです
ハローワークを利用する際は、基本的に予約は必要ありません。
ただし、面接練習やセミナーといった一部サービスでは事前予約が必須な場合もあります。窓口で予約できることが多いため、積極的に問い合わせてみましょう。
ハローワークはニートやフリーターも利用できますか?
ハローワークには利用条件や年齢制限がないため、ニートやフリーターの方も利用できます。「未経験歓迎」「職歴不問」の求人も探せるため、安心して就職活動ができるでしょう。
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