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ハローワークは高校生の就活に使える?求人の特徴や利用メリットを紹介
更新日
この記事のまとめ
- ハローワークは高校生も利用でき、無料で就活支援を受けられる
- ハローワークには高校生向けのアルバイトの求人もあるが、数は少ない
- 高校生がハローワークを利用するメリットは、若者向けサービスが充実していることなど
- ハローワークを有効活用するには、優良求人の見極めや自主的な行動などが必要
高校生がハローワークを利用できるのか、疑問や不安を感じている人もいるのではないでしょうか。ハローワークには高卒者が応募可能な求人や若者向けの就職支援サービスもあるので、積極的に利用すると良いでしょう。
このコラムでは、高校生や高卒者向けにハローワークの活用方法をご紹介します。ハローワークを利用するうえでのメリットや留意点なども解説しているので、ぜひご一読ください。
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高校生の求人探しにハローワークは利用できる?
高校生もハローワークの職業相談や求人説明会への参加が可能です。また、求人検索端末を利用して求人を探すこともできます。
ハローワークは、厚生労働省が運営する国の職業紹介事業です。「仕事を辞めた人が行くところ」というイメージを抱きがちですが、実際は学歴や年齢、社会人経験に関係なく誰でも就職に関する情報提供を受けられます。
高校生のバイト探しにハローワークは向かない
誰でもハローワークを利用できるとはいえ、高校生のアルバイト探しには向いていません。ハローワークにもアルバイトの募集求人はありますが、全体的に数が少ない傾向にあります。
アルバイト先を探すなら、求人数が多く、時給などの詳細も分かりやすいアルバイト情報誌やWeb上の求人サイトがおすすめです。
ハローワークに高卒向けの求人はある?
ハローワークでは高卒向けの求人も提供されています。求人情報は、各ハローワーク事業所を訪問する以外にも、ハローワークのインターネットサービスを通じてスマホや自宅のパソコンからの閲覧も可能です。
また、全国に56ヶ所設置されている「新卒応援ハローワーク」では、学生や学校卒業後およそ3年以内の方を対象とした就職支援を専門的に実施しています。これから卒業を控えている高校生、卒業後に初めて就活する高卒者は、気軽に足を運んでみると良いでしょう。
参照元
厚生労働省
新卒応援ハローワーク
ハローワークに高卒向けのサポートはある?
ハローワークでは、高卒者も参加できる就職説明会や、就職活動に役立つセミナーなどのイベントが定期的に開催されています。前述した「新卒応援ハローワーク」も同様です。
ハローワーク主催の就活イベントは基本的に無料で行われているため、興味のある高校生や高卒者の方は積極的に参加して、就活スキルの向上を目指しましょう。
高卒者は「高卒可」「学歴不問」の求人を探そう
ハローワークの求人情報に「高卒可」「学歴不問」と記載している企業であれば、学歴を問わず採用される可能性があります。ハローワークでなかなか自分に合った求人を見つけられないときは、独自の取り扱い求人を持つ民間の就職エージェントを併用してみても良いでしょう。
就活に悩む高卒者の方は、「高卒でも就職のチャンスはある!おすすめの就職先や就活成功のコツを紹介」もあわせてご覧ください。高校新卒者は学校を通しての求人応募が原則
卒業後すぐに就職予定の高校生は、学校を通してハローワークの求人に応募するのが原則です。
高校生の就職は、学校とハローワークが協同でサポートしています。高校新卒者向けのハローワーク求人は、高校の先生に限定して情報開示されており、一般には非公開です。求人に応募する際は、学校に推薦してもらうことが必要です。
ほかにも、高校生の活動環境や権利を守るために、高校生の就職活動には応募書類の種類や選考開始の時期など一定の決まりが設けられています。
所属する高校によっては、職業相談・斡旋のフォロー体制が整備されていないこともあるようです。そのような場合は、高校所轄のハローワークに一度相談しに行ってみましょう。
高校生の就職支援や就活情報について詳しく知りたい方は、こちらのコラム「高校生が受けられる就職支援は?高卒者向けの求人も紹介」も一緒にご一読ください。
高校生の就活でハローワークを利用する5つのメリット
高校生の就活でハローワークを利用するメリットには、「求人数が多い」「地元の中小企業の求人情報を多く扱っている」「若者向けサービスが充実している」などが挙げられます。それぞれの詳細を、以下で順に見ていきましょう。
高校生の就活でハローワークを利用するメリット
- 求人数が多い
- 地元の中小企業を多く扱っている
- 若者向けのサービスが充実している
- 職業訓練が受けられる
- 応募書類の添削や面接対策を受けられる
1.求人数が多い
就職を考える高校生にとって、ハローワークは登録企業の数が多いのがメリットです。登録数が多い理由には、企業側が求人登録する際に費用が掛からない、登録審査がないなどが考えられます。
また、ハローワークの事業所数は全国に500ヶ所以上あります。全国の求人情報は、ハローワークの求人検索機やスマホなどで閲覧が可能です。高校新卒者向けの求人は公開されていないものの、自身の就職先を検討する際の参考になり得るでしょう。
2.地元の中小企業を多く扱っている
ハローワークに求人登録している企業は、地域の中小企業が中心です。そのため、「現住居の近くが良い」「地元で働きたい」といった高校生にはメリットが大きいでしょう。
就職サイトには載っていないような、地元企業の求人情報を見つけられることもあります。
3.若者向けのサービスが充実している
ハローワークでは若者の就職支援サービスが充実している点も、高校生の就活におけるメリットです。「新卒応援ハローワーク」のほか、正社員を目指す若年層支援に特化した「わかものハローワーク」もあります。サービスは無料で受けられるため、高校生で正社員の求人情報に困ったり悩んだりしたときには、活用してみるのも良いでしょう。
4.職業訓練が受けられる
ハローワークは、さまざまな職種について学び、経験を積むことができる「職業訓練」を提供しています。高校卒業後に社会に出て働くことに対して不安を感じている場合には、職業訓練を受けることで自信をつけることができるでしょう。
ただし、高校生の時点で職業訓練は受けられないため、高校既卒になってからの選択肢と考えておきましょう。
職業訓練については「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や受講給付金制度を解説」をご覧ください。
5.応募書類の添削や面接対策を受けられる
高卒から企業に採用されるためには、応募書類の書き方や面接対策など対策が必要です。高校に在学中であれば学校がサポートしてくれるほか、書類が指定されているなど独自の方法が主流です。
しかし、学校斡旋を使用しなかったり卒業後に既卒となってから就活したりする場合は、自分で準備を進めることになります。
就活経験がない高校生にとって、書類の書き方や面接での受け答えをハローワークで確認したり情報収集したりできるのは、大きなメリットといえるでしょう。
ハローワークを利用したい高校生の方は、「ハローワークを利用する流れは?初めての応募申し込みや失業保険の申請方法」もぜひチェックしてみてください。
ハローワークの利用時に留意すべき5つのこと
ここでは、ハローワークを利用する際に留意しておくべきことをご紹介します。就職活動でハローワークの利用を考えている高校生や高卒者の方は、参考にしてみてください。
ハローワークの利用時に留意すべきこと
- 掲載企業の質にばらつきがある
- 相談員は担当制ではない
- 待ち時間が長い
- 自ら行動しないと前進しない
- 企業と自分のマッチ度が分かりにくい
1.掲載企業の質にばらつきがある
就活中の高校生や高卒者は、ハローワークの掲載求人情報の質にばらつきがある可能性を念頭に置いておきましょう。先述のとおり、企業がハローワークに求人を掲載するための審査はなく、登録料も掛かりません。そのため、求人のなかには、経営状況が芳しくない会社やブラック企業に該当するような会社が紛れているリスクも考えられます。
経営状況や実際の職場環境などは、求人票を見ただけでは掴めないものです。ハローワークの相談員も求人先の詳細までは把握しきれていない場合があるため、自分で企業の良し悪しを見極めようとする意識が必要です。
2.相談員は担当制ではない
ハローワークの相談員は担当制ではありません。相談員の人数が多い場所だと毎回違う人に当たることもあるため、求職者の性質を踏まえたうえでの紹介はあまり期待できないでしょう。事業所によっては指名が可能な場合もあるようですが、状況次第では難しかったり長時間待たされたりすることも。
ハローワークの相談窓口を利用したい高校生や高卒者の方は、相談前にあらかじめ自分の就活状況や悩みをまとめておくことをおすすめします。事前の準備が、相談員とのスムーズなやり取りにつながるでしょう。
3.待ち時間が長い
地域や時期にもよるものの、ハローワークでは相談窓口に呼ばれるまでに長く待つこともあるようです。また、窓口に案内されたあとでも、相談中に相談員が求人企業へ状況確認を問い合わせることがあるため、待ち時間が発生する場合があります。
就活でハローワークを利用する予定の高校生や高卒者の方は、混雑しやすい時間帯を避けたり、時間に余裕を持った行動を心掛けたりすると良いでしょう。
4.自ら行動しないと前進しない
ハローワークでは、自ら行動しないと就活が進まないため注意が必要です。ハローワークは求職者から希望があれば求人情報を提供しますが、ハローワーク側から積極的に求職者に求人情報を提供したり、就活の進捗を確認したりすることは基本的にありません。
就職を希望する高卒者の方は、就活状況を自己管理したうえで、自ら率先して行動に移していきましょう。なお、高校新卒生の場合は、まずは学校に相談することをおすすめします。
5.企業と自分のマッチ度が分かりにくい
仕事を探す高校生や高卒者の方がハローワークで求人を見つけても、自分に合う企業かどうかを判断するのは難しい可能性があります。
ハローワークの就職相談窓口は、「求職者」と「求職者が応募したい求人先の企業」を仲介するのが主な役目で、相談員側が求職者の適性に合う企業を積極的に提供してくれるわけではありません。そのため、数ある求人のなかから、自分の適性や要望に見合う仕事を自分自身で探し出す必要があります。
ハローワーク利用時の注意点やメリットは「ハローワークで就職先を探すメリットは?デメリットや仕事探しの流れも解説」でも解説しているので、ぜひご参照ください。
高卒者はハローワークと就職エージェントの併用がおすすめ
就職を希望する高卒者の方は、ハローワークにくわえて就職エージェントの利用も視野に入れてみてください。ハローワークでは、自分の適性にマッチする仕事や求人先企業のリアルな情報を掴んだうえで就活を進めるのが難しい場合もあるからです。就職エージェントを活用すれば、それらの課題を解消できる可能性があり、より効率的な就活が見込めるでしょう。
就活で就職エージェントを利用する4つのメリット
就活で高卒者の方が就職エージェントを利用するメリットには、「厳選された求人が多い」「専任のアドバイザーがつく」などがあります。以下をチェックして、ハローワークとともに就職エージェントの利用についても検討してみましょう。
就活で就職エージェントを利用するメリット
- 厳選された企業の求人が多い
- サポート体制が万全
- アドバイザーが担当制
- その人ごとに合う企業を紹介してくれる
1.厳選された企業の求人が多い
就職エージェントが紹介する求人は、厳選された企業が多いのが特徴です。就職エージェントを介して人材の採用が決まった場合には、登録企業側がエージェントに対して利用手数料を支払います。この仕組みから、登録企業は人材確保にコストを掛けられる会社だと分かるでしょう。
また、就職エージェント側は求人登録を希望する企業にヒアリングを行い、紹介する企業を厳選していることが多いです。そのため、求人の内容も保証されているといえます。
2.サポート体制が万全
就職エージェントでは、就活に詳しいアドバイザーが一人ひとりに寄り添いながらサポートをしてくれるのが魅力です。ハローワークと同様、面接日程を決める連絡も担当してくれるので、応募者が選考対策に専念しやすい環境作りもされています。
応募書類の書き方や面接対策のアドバイスも受けられるため、ビジネスマナーや面接の質疑応答に自信がない人、就活が初めての人も安心して利用できるでしょう。
3.アドバイザーが担当制
ハローワークと異なり、就職エージェントでは担当制が一般的です。そのため、相互の信頼関係を築きやすく相談しやすいのがメリットといえます。
担当者とマンツーマンで話し合えるので、「高卒で就活のやり方に慣れていない」「就職できるのか不安…」といったさまざまな悩みを解消しながら就活を進めていけるでしょう。
4.その人ごとに合う企業を紹介してくれる
就職エージェントでは担当のアドバイザーが面談でヒアリングを行い、求職者の要望やスキル、適性などを踏まえた求人情報を提供してくれる点も、ハローワークとは異なるメリットの一つです。豊富な就活ノウハウをもとにマッチングする企業を探してくれるため、より自分に合った就職先に出会える可能性があるでしょう。
就職・転職エージェントについてさらに詳しく知りたい方は、「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」も参考にしてください。
「ハローワーク以外でも第三者のサポートを受けたい」「高卒向けの自分に合った求人情報が見つからない」といった方は、ハタラクティブへご相談ください。
ハタラクティブは、若年層の就職支援に特化したエージェントです。高卒歓迎、未経験歓迎の信頼できる正社員求人を多数取りそろえ、経験豊富なアドバイザーが採用に向けて適切にサポートしています。あなたの希望や適性を丁寧にリサーチしたうえで、条件に合っている採用活動中の企業求人をご提案します。面接の練習や履歴書の添削なども、求職者一人ひとりに寄り添ってアドバイス。
サービスはすべて無料でご利用いただけます。ご相談だけでの利用も歓迎しておりますので、まずは気軽にお問い合わせください。
高卒者がハローワークを利用する際のお悩みQ&A
ここでは、ハローワークの利用を考えている高卒者からのよくあるお悩みをQ&A方式で解決していきます。
高卒者に向けたサポートはありますか?
ハローワークでは高卒者専門のサポートはありませんが、窓口での就職相談や職業訓練の実施など、さまざまな就職支援を行っています。
また、若年層向けサービスの「わかものハローワーク」では、通常のハローワークより手厚いサポートが期待できるでしょう。「わかものハローワークとはどんなサービス?利用内容や注意点を解説」のコラムでご確認ください。
ハローワークに大手企業の求人はありますか?
少ない傾向にあります。
大手企業は求人を出せば優秀な人材が集まるため、採用にコストをかけられます。ハローワークに全くないわけではありませんが、応募者が殺到する可能性が高く、内定をもらうのは難しい可能性もあるでしょう。
ハローワークには中小企業の求人情報が多く、転職サイトには掲載されていない求人情報を見つけられることもあります。「優良中小企業とは?就職・転職するメリットとホワイト企業の探し方を解説」のコラムでも説明しているように、中小企業にも働きやすい企業は存在するので、選択肢に入れてみましょう。
高卒だと就職に不利ですか?
そのようなことはありません。
ハローワークでは、若年層に向けた就職支援サービスを受けられます。社会人経験のない高卒者も受けることができるので、活用してみるのも良いでしょう。
「わかものハローワークとは?対象年齢や初めて利用する際の流れを解説!」では、若年層向けの就職支援の内容を詳しく紹介しているので、一度目を通してみることをおすすめします。
高卒者を歓迎している企業がなかった場合は?
ハローワークで希望に合った求人がなかった場合は、就職エージェントの活用がおすすめです。就活をより効率良く進められ、内定に近づくことができるでしょう。
ハタラクティブでは、キャリアアドバイザーがあなたに合った仕事を紹介し、採用まで全面的にサポートいたします。高卒者を積極的に採用してる企業も多数ありますので、まずはお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。