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学歴フィルターとは?ない企業の特徴や就活を成功させるコツ!
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この記事のまとめ
- 学歴フィルターとは、企業が大学名で就職希望者をふるいにかける工程のこと
- 採用活動の効率化のため、企業によっては学歴フィルターを採り入れる場合がある
- 学歴フィルターのない企業では、採用活動において人柄やポテンシャルが重視されやすい
- 就活では前向きな姿勢で仕事を進められる能力が学歴より重視される場合もある
- 学歴に不安がある方は、筆記試験の対策や意欲の伝わる履歴書の作成が重要
「学歴フィルターってなに?」「当たり前に存在するって本当?」と、学歴フィルターの実態について気になる方もいるでしょう。一部の企業では学歴フィルターが設けられている場合があるといわれていますが、学歴に不安があるからといって就活を諦める必要はありません。
このコラムでは、学歴フィルターの実態や就活への影響についてまとめました。企業が学歴よりも重視するポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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学歴フィルターとは?
学歴フィルターとは、企業が書類選考の段階で大学の名前や入学難易度によって就職希望者をふるいにかける工程のことです。学歴フィルターにかかると、企業の定める学歴以外の人は面接に辿りつけないといわれています。
就活に学歴フィルターは実在するのか
企業が自ら学歴フィルターの存在を公言することは、基本的にないでしょう。しかし、内々に採用の方針が決まっており、学歴フィルターによって初期段階で応募者の人数を絞り込むケースが存在するようです。
また、「学歴フィルターにかからない42校」と噂されている大学一覧も存在しますが、選考基準は企業によってさまざま。どこからかかるのか、はっきりした基準はありません。
企業が学歴フィルターをかける理由
企業が学歴フィルターをかける主な理由として、採用活動の効率化が挙げられます。企業は決められた期間で応募者の合否を出さなければいけません。そのためには、明確な判断材料があることが望ましいしょう。企業は学歴から「目標に向けて努力できる力」や「一定水準の思考力や判断力」などを推測している可能性があります。人気が高い企業では学歴フィルターを用いることで、一定の基準に満たない就職希望者を不合格とする場合もあるでしょう。
「高学歴だから採用する」は間違い?
「高学歴=仕事ができる」に結びつくわけではないため、高学歴だから必ず採用されるとは限りません。就職活動では、企業で活躍する姿をアピールすることが大切です。また、コミュニケーション能力や交渉力なども重視されるでしょう。学歴フィルターについて詳しくは「学歴フィルターとは?転職・就職時にどう影響するのか解説」で解説しています。気になる方は併せて確認してください。
学歴フィルターの就活への影響
学歴フィルターが影響するタイミングとして、イメージしやすいのが書類選考でしょう。しかし、実際の選考が始まる前にも、学歴フィルターの影響を受ける場合があります。以下で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
会社の説明会やセミナーに参加できない
学歴フィルターによって、企業の説明会やセミナーに参加できない可能性があります。たとえば、企業が特定の大学の学生に向けたイベントを実施している場合、ほかの大学の学生はイベントに参加できません。ほかにも、高学歴な学生を優先的に説明会へ案内するケースもあるようです。
選考を受ける前の段階ではありますが、説明会に参加できなければ高学歴の学生と比べて情報格差が生まれる可能性があります。また、説明会の時点で大学を絞っている企業は、実際の選考においても学歴フィルターを設けている可能性が高いでしょう。
OB・OG訪問ができない
学歴フィルターを設けている企業の場合、OB・OG訪問がしにくい場合があります。訪問したい企業があっても、そもそも自身の大学のOB・OGがいないケースがその一つです。また、OB・OGがみつかったとしても、多くの学生がアポイントを取ろうとすれば対応してもらえない可能性も高いでしょう。
学歴フィルターは、実際の選考が始まる前の説明会やOB・OG訪問などでも、就活中の学生に影響を及ぼすことがあるようです。
これからOB・OG訪問を行う予定の方は、「OB・OG訪問におけるマナーとは?好印象を与えるためのポイントを解説」のコラムもぜひ参考にしてください。
書類選考に受からない
学歴フィルターの就活への影響として代表的なのが、書類選考を通過できないことでしょう。学歴フィルターを採り入れている企業の場合、面接に進めないだけでなく応募書類にすら目を通していない可能性があります。特に大手企業や人気企業は応募者数が多いため、独自の選考基準を用いて書類選考を行っていることも考えられるでしょう。
学歴フィルターが採り入れられやすい企業の特徴はある?
先述したように、学歴フィルターの存在を公表している企業はありませんが、採用の参考にされるケースはあるようです。以下で、学歴フィルターが採り入れられやすい企業の特徴について詳しく解説します。
1.歴史のある企業
歴史ある企業の人事担当者や経営者には、「高学歴=優秀」という意識が根付いていることがあります。そのため、高学歴のほうが就職に有利に働く場合もあるでしょう。また、企業によっては、出身校に基づいて形成される学閥が慣習として存在することもあるようです。
2.知名度の高い企業
知名度の高い企業は、就職先としても人気です。就職希望者の多い企業では、書類選考の時点である程度人数を絞り込むために、学歴フィルターが導入される場合があるといわれています。採用活動を効率化する手段の一つとして考えられているようです。
3.レベルの高い仕事を求める企業
高い仕事のレベルや、処理能力が必要とされる企業では学歴を参考にしている場合があります。たとえば、投資会社や銀行、証券会社などです。顧客のお金を預かったり、大きなお金を動かす判断をしたりする仕事は、高学歴のほうが社会的な信頼を得やすいことが理由の一つとして考えられるでしょう。
市場を読む能力や分析能力など高度なスキルが求められる業界の場合、「難関大学出身者=学力が高い」というイメージから就職希望者の学歴にこだわる企業もあるでしょう。
学歴フィルターがない企業の特徴は?
人柄やポテンシャルを重視して採用活動を行っている企業は、学歴フィルターがない可能性が高いでしょう。また、経営者や人事担当者の方針で学歴不問を徹底している企業もあります。このような企業は、就職希望者の成長性を見ており、研修が充実している傾向にあるようです。さらに、社員に多様性を持たせる目的で、地方大学出身者の積極採用に乗り出している企業もあります。
企業が採用選考で重視するのは?学歴以外の評価ポイント
企業は、前向きな姿勢で円滑に仕事を進めてくれる人に就職してほしいと思うでしょう。人柄やポテンシャルなどは、学歴からは測れない能力。どのような部分を重視してみているのか、以下で解説します。
人柄・人間性
就職活動では、社風や会社の文化に合うかが重視されるでしょう。企業はそれぞれに理念や目標を持って事業に取り組んでいます。そのため、同じ方向を目指して努力してくれる人に入社してもらいたいと考える傾向にあります。また、企業ごとに社内の雰囲気は異なるもの。就職希望者の人柄が会社の文化に合うかも採用の重要な要素といえます。
ポテンシャル
企業が就職希望者のこれまでの経験や成長の可能性を考慮して採用することもあります。就職活動で自身のポテンシャルをアピールしたいときは、仕事への熱意を伝えることが大切。「どのような働き方をしたいのか」や「今後の目標」などキャリアビジョンを具体的に伝えることで、熱意が届きやすいでしょう。また、社会人経験がある方は、前職の経験から活かせることをアピールすると説得力が増します。
学歴を気にし過ぎると自分に合った求人を見逃す可能性も
学歴へのこだわりは就職先を狭める原因になる可能性があります。
大手や有名企業などでは応募者を絞り込むために一定の学歴を選考基準として設けている場合もありますが、学歴を重視しない企業も多く存在します。学歴に左右されず、視野を広げて自分の強みや学んだことを活かせる会社を探してみるのがおすすめです。自分に合った企業を見逃さなければ納得のいく就活につながるでしょう。自分に合う企業の選び方について詳しく知りたい方は、「自分に合う企業の選び方がわからない!目安となる基準やポイントをご紹介」のコラムも併せてご覧ください。
学歴に不安のある方が就活を成功させる方法
学歴に不安があっても自分の納得いく就職ができる可能性は大いにあります。企業とのコミュニケーションの中で、自分のスキルをアピールできるよう準備しておくことがおすすめです。
「就活の軸」を踏まえた企業選びをする
自分に合った企業を見極めるためにも、「就活の軸」を明確にしましょう。
就活の軸とは、企業の規模や文化、業務内容、給与、勤務場所など、自分が就活するうえで重視する条件のことです。就活の軸が明確でないと、企業のネームバリューや初任給など、分かりやすい条件だけで応募企業を選んでしまいがち。人気企業は応募者が多い分、学歴フィルターが設けられている可能性が高いでしょう。
就活の軸を明確にすることで、自分に合った企業が選びやすくなります。
学歴フィルターがない企業に応募する
就職希望者の人柄や熱意に重きを置く企業も存在します。学歴不問の企業を選べば、自分の経験を武器に就職活動を行えるはずです。コミュニケーション能力や問題解決能力など、ビジネスで使える能力は高評価を受けやすいので、身につけておくとアピールしやすいでしょう。
学歴以外でアピールできる実績を持つ
企業は学歴から「目標に向けて努力できる力」や「一定水準の思考力や判断力」をみている場合があります。しかし、それらは学歴以外でもアピールが可能です。たとえば、学生時代に取得した資格やスキル、スポーツやアルバイトでの実績も有効でしょう。
採用担当者に興味を持ってもらえそうな実績を持つことが大切です。学歴以外にアピールできる実績を作ることで、面接で自分の経験や人柄を伝えられる機会を増やしましょう。
筆記試験の対策を万全にする
筆記試験の対策を行うことで、学歴に自信がなくても教養をアピールできます。企業が筆記試験を行う目的は、「学力で就職希望者を絞り込むこと」や「履歴書では分からない情報を得ること」などです。
試験の基準点に達していないと不合格にされてしまうこともあるため対策は必須といえます。筆記試験には大まかな傾向があるため、繰り返し解くことで対策できるでしょう。「就職試験にはどんな問題が出る?SPI対策や面接準備のやり方をご紹介!」で筆記試験の内容や対策を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目を通してもらえる履歴書にする
採用担当者に入社意欲が伝わる履歴書を作成することも大切です。誤字脱字のある履歴書は、最後まで目を通してもらえない恐れもあるのできちんと見直しましょう。
また、丁寧に書くだけではなく、自己PRや志望動機で熱意を伝えることも重要です。どこの会社でも通用する内容だと入社意欲が採用担当者へ伝わらず、合否に関わります。なぜその会社なのか、独自の理由や経験を盛り込みましょう。
履歴書の書き方のポイントについては「履歴書に志望動機がないとダメ?書き方のポイントやマナーを紹介!」のコラムで詳しく解説しています。
面接の発言に説得力を持たせる
面接では根拠となるエピソードを交えながら、具体性を持たせることが大切です。たとえ学歴に自信があっても面接でしっかりとした受け答えができなければ、内定をもらうことは難しいでしょう。
面接での回答に説得力を持たせるためには、企業研究がおすすめ。企業研究から、就職したい会社の取り組みや社風を把握できます。そのうえで、自身の経験やスキルなどとマッチする部分を見つけましょう。企業理念に合ったエピソードを交えながら回答すると、採用担当者の印象に残る面接になるはずです。
学歴を重視しない優良企業を探すのに難しさを感じるときは、就職エージェントを利用してみましょう。就職エージェントでは無料で求人を紹介してもらえます。ハローワークや求人サイトなどとは異なり、企業の詳しい情報も入手できます。これは、エージェントと企業との間で情報のやり取りがあるためです。適性を見て求人を紹介してもらえるので、学歴とは別の角度から自分に合った就職先を見つけられるでしょう。
就職エージェントのハタラクティブでは、若年層向けの就職支援を行っています。学歴に自信がないけど優良企業に就職したい方や、スキルを活かして働きたい方はぜひ一度ご相談ください。学歴不問の求人や働きながらスキルアップできる求人などをご紹介いたします。すべてのサービスが無料なので、お気軽にお問い合わせください。
学歴フィルターに関するQ&A
ここでは、学歴フィルターに関するよくある質問をまとめました。ぜひ就活の参考にしてください。
文系と理系で学歴フィルターの基準は異なる?
文系、理系にかかわらず、学歴フィルター自体は存在する可能性が高いでしょう。しかし、理系は文系と比較すると、専門知識が必要な職種が多い傾向があります。そのため、理系の場合は出身大学だけでなく、専攻分野も重視される場合があるようです。
理系の就職先や文系との違いについては「理系の就職先はどんな職種?文系との違いや学部卒と院卒の差を解説」で解説しているので、参考にしてみてください。
国立大学は学歴フィルターにかからない?
国立大学だからといって学歴フィルターにかからないとはいいきれません。しかし、国立大学の学生はある程度の学力があると判断され、学歴フィルターにかかりにくい可能性は高いでしょう。
しかし、仮に学歴フィルターにかからなかったとしても、適性検査やエントリーシートの内容で書類選考を通過できないことがあります。書類選考の対策はしっかりと行いましょう。
書類選考を通過するコツについては「書類選考とは?企業側の目的と通過するコツを解説」もご参照ください。
高学歴だと就職活動で有利になる?
企業が求めているのは、入社後に活躍してくれる人だと考えられます。高学歴であれば仕事ができるわけではないため、学歴だけで判断することはないでしょう。仕事ができる人の特徴とはどのようなものかは、「圧倒的に仕事ができる人の特徴とは?基本姿勢や業務に取り組むコツを解説」で解説しています。企業が求める人の特徴を掴んで就職活動に活かしてください。
就職に学歴は関係ないって本当?
就職希望者の人柄や将来性を重視して採用活動を行っている企業は多くあります。その中には、学歴の有無を問わない企業も存在するでしょう。しかし、専門的な知識が必要な業界では学歴が採用基準になることがあります。業界ごとに求める人物像は異なるので、なにが求められているのか企業研究を行うことが必要です。「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」を参考に、気になる企業を調べてみましょう。
就職説明会でアピールする方法はある?
就職説明会では働くことを前提とした質問をすることがポイントです。業務内容やサービス、入社後のキャリアなどについて質問してみましょう。すぐに調べたら分かる内容を質問するのは失礼にあたるので、事前に企業研究をしておくことも大切です。また、質問をするときは「名前を名乗る」「最後にお礼を言う」といった基本的なマナーを守りましょう。
会社説明会に参加するメリットについては、「会社説明会に参加するメリットとは?服装や質問するときのポイントを解説」で詳しく解説しています。
学歴以外でアピールするにはどうすれば良い?
自己PRや志望動機で入社意欲をアピールすることがおすすめ。企業は熱意を持って一緒に働いてくれる人に就職してもらいたいものです。これまでの経験を基に、入社後のビジョンを伝えられると好印象を与えられるでしょう。
就活でアピールできる経験や強みが分からないという方は、ぜひハタラクティブへお問い合わせください。経験豊富なプロのキャリアアドバイザーが、一人ひとりに丁寧なカウンセリングを行い、あなたに合った求人をご紹介します。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。