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販売職は「きつい」?理由や対処法とあわせて仕事のやりがいを紹介
更新日

この記事のまとめ
- 休みや勤務時間が不規則なため、販売職が「きつい」と感じる場合がある
- 販売職が「きつい」と感じたら、リフレッシュする時間を作ること
- 販売職には、「マナーが身につく」「店舗の売り上げに貢献できる」などの魅力がある
- 販売職に向いている人の特徴は、「人と話すのが好き」「柔軟な対応が得意」など
- どうしても販売職が「きつい」と感じて悩むときは、転職も検討してみる
このコラムでは、販売職が「きつい」と感じる理由のほか、仕事のやりがいや向いている人の特徴について紹介していきます。悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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販売職を「きつい」と感じる理由
販売職とは、店舗に来店したお客さまに対して自社の商品を販売する仕事です。接客対応だけでなく、商品の品出しや在庫管理なども行います。お客さまのニーズに応えるやりがいや、商品の販売で店舗の売り上げに貢献できるのは、販売職の魅力といえるでしょう。
しかし、「シフト制で休みや出勤時間が不規則」「立ち仕事で体力が必要」などの理由で、販売職の仕事を「きつい」と感じる場合もあるようです。ここでは、販売職の仕事が「きつい」と感じる理由を一例として解説していきます。
休みや勤務時間が不規則
企業によるものの、一般的に販売職の仕事はシフト制の勤務体制です。勤務時間や休日がバラバラになるため、生活が不規則になりやすいでしょう。また、土日や長期休暇になると店舗に来店するお客さまが増えるため、混雑が見込まれる日は休みづらい傾向にあります。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」では、18歳から29歳のフリーターと正社員を対象に、「仕事で一番大切にしている価値観」の調査を行いました。調査の結果は、以下の表にまとめています。
順位 | フリーター | 正社員 |
---|---|---|
1位 | プライベートを大切にできること(40.1%) | プライベートを大切にできること(36.9%) |
2位 | 人間関係の良い職場環境で働くこと(19.6%) | 人間関係の良い職場環境で働くこと(15.9%) |
3位 | 自分らしい生活ができること(16.5%) | 自分らしい生活ができること(12.9%) |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2025『2-5. 仕事で一番大切にしている価値観』」
フリーターと正社員のどちらも「プライベートを大切にできること」が1位にランクインしました。また、「自分らしい生活ができること」が3位のため、働くうえでプライベートの充実や自分らしさを重視していると分かります。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
体力を求められる
販売職は基本的に立ち仕事のため、長時間立った状態で接客対応をします。季節に合わせて店舗で販売している商品を入れ替えたり、バックヤードで保管している商品を整理したりなど、体力を求められる作業もあるでしょう。ときには重い商品も運ぶことから、体力的に「きつい」と感じる場合もあるようです。
仕事で体力がもたないと悩んでいる方は、「仕事で体力が持たない場合の対処法とは?原因や業務効率化のポイントを解説」のコラムも参考としてご覧ください。
転勤や異動がある
勤めている企業の店舗が幅広い地域に展開していると、転勤や異動の辞令が出ることもあるでしょう。今の店舗に慣れてきたタイミングで辞令が出ると、また初めから雰囲気を掴んだり人間関係を構築したりする必要があります。また、遠方の場合は引っ越しも伴うため「きつい」と感じる方もいるでしょう。
なお、全国転勤や異動がない「地域限定採用」を行っている企業もあるので、慣れ親しんだ地域で働きたい方は、採用方法に着目して検討するのもおすすめです。
クレーム対応がある
販売職は、直接お客さまと接する仕事です。ときには、仕事中にお客さまのクレーム対応をする場合もあるでしょう。商品の不具合や接客対応などの店舗側の原因だけでなく、理不尽な内容でお客さまからクレームを受けることも。
さまざまなクレームに対して、柔軟な姿勢で対応しなければならず、精神的に「きつい」と感じる場合があります。
ノルマが設けられている
企業や店舗によって、販売のノルマを設けているところもあります。「今月は季節の商品を△△個売り上げる」「店舗の売り上げ目標は△△%」のように目標を決められるため、達成に向けて頑張ろうと思う人もいれば、ノルマにプレッシャーを感じて「きつい」と捉える人もいるでしょう。
販売職が「きつい」と感じて辞めたいときの対処法
販売職の仕事を続けるか悩む場合はリフレッシュする時間を作ったり、「きつい」と感じる理由を明確にしたりするなど、対処法を試してみましょう。以下で対処法について紹介します。
リフレッシュする時間を作る
販売職の仕事が「きつい」と感じたら、リフレッシュする時間を作ってみましょう。仕事が終わったあとや休日を利用して、プライベートの時間を満喫してみてください。ストレス解消法の例を以下にまとめました。
- ・美味しい物を食べる
- ・軽い運動をする
- ・友人と出掛ける
- ・趣味に集中する
- ・好きな本を読む
- ・旅行する
リフレッシュすると疲れやストレスが解消されて、「また頑張ろう!」と前向きな気持ちになれるでしょう。なお、ストレス解消法は人によって異なるため、自分に合った方法を見つけることが大切です。
「仕事のストレスがやばい…会社に行きたくないときの理由や対処法」のコラムでは、仕事のストレスを解消する休日の過ごし方を紹介しています。気になる方は、あわせてご覧ください。
「きつい」と感じる理由を明確にする
販売職の何に対して「きつい」と感じるのか、思いつく理由を具体的に挙げてみてください。「きつい」と感じる理由が明確になれば、解消に向けてどのように対応すべきか考えやすくなります。
たとえば、クレーム対応が「きつい」と感じるなら、休日を満喫してストレス解消法を試してみましょう。また、お客さまに買い物を楽しんでもらえるよう丁寧な対応を心掛けるなど、自分のスキルを磨いてステップアップする方法もあります。
「きつい」だけじゃない!販売職のやりがいとは
「コミュニケーションスキルやマナーが身につく」「自分の好きなブランドや商品の販売に携われる」のように、販売職にはさまざまなやりがいがあります。ここでは、販売職のやりがいを解説しているので、どのような魅力があるのか確認してみてください。
ビジネスマナーが身につく
販売職は、お客さまと直接関わりをもつ接客の仕事です。仕事でさまざまなお客さまとコミュニケーションを取るため、あいさつやコミュニケーションの仕方など、働きながら丁寧な言葉遣いやマナーは身につけていけるでしょう。
「社会人の立ち振る舞いのマナーとは?仕事や就活でのポイントを紹介」のコラムでは、立ち居振る舞いのマナーを詳しく紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
お客さまに直接感謝されることがある
販売の仕事は、お客さまのニーズに応えるため商品の提案も業務の一つに含まれます。お客さまに対して親身に寄り添い、求めている商品の提案ができると、「ありがとう」と直接感謝される場合もあるでしょう。
ほかにも、「△△さんのおかげで欲しい商品が見つかった」「△△さんにまた相談したい」など、お客さまから言葉を掛けてもらえると、やりがいを感じて仕事に対するモチベーションもアップする可能性があります。
自分の「好き」を仕事にできる
自分の好きなブランドや商品の販売に携われるのは、販売職だからこその魅力です。販売職として働くことで、プライベートでは知り得なかった商品知識に出会える可能性もあるでしょう。自分の「好き」を仕事にできるので、やりがいを感じながら楽しく働けると考えられます。
店舗の売り上げに貢献できる
提案した商品をお客さまに購入していただけると、店舗の売り上げもアップするでしょう。自分の販売スキルや工夫によって、店舗の売り上げに貢献できるのは販売職として働く魅力の一つです。
たとえば、提案力や接客対応がお客さまに評価され、リピーターとなり再び商品を購入してもらえるかもしれません。自分の頑張りが店舗の売り上げの貢献につながるため、仕事に対するモチベーションも高まるでしょう。なお、企業によっては売り上げに貢献すると、インセンティブが支給される場合もあるようです。
販売職で年収アップを目指す方法
収入をアップさせたいなら、昇進を目指す方法がおすすめです。売り上げに貢献したり、スキルや経験を身につけたりして活躍すると、店舗の責任者として店長を任せてもらえる場合があります。通常業務のほかにマネジメント業務が加わるものの、店長に昇進すると年収もアップするでしょう。また、さらなるキャリアアップにより、スーパーバイザーやエリアマネージャー、本社勤務(バイヤー/広報/人事/総務など)の職種を目指すことも可能です。ただし、昇進するためには仕事で結果を残し、自分の実力を評価してもらう必要があります。年収をアップさせたい方は、昇進を目指す方法も選択肢の一つとして検討してみてください。
販売職を「きつい」と感じづらく向いてる人の特徴
販売職の仕事は、コミュニケーションスキルや臨機応変な対応が求められます。「日ごろから人とコミュニケーションを取るのが得意」「イレギュラーな状況が発生しても冷静に対応できる」のような特徴をもつ場合、販売職に向いている可能性があるでしょう。以下で解説していきます。
人とコミュニケーションを取るのが好き
販売の仕事は店舗で働くスタッフだけでなく、さまざまなお客さまと関わりながら仕事をしていきます。店舗がターゲットにしている客層によるものの、老若男女問わずさまざまなお客さまと関わるでしょう。
人とコミュニケーションを取るのが好きで、初対面の人に対しても緊張せず積極的に話せる方は、販売職の仕事に向いている可能性があります。
「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムでは、コミュニケーションスキルを鍛える方法を紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
物事に対して柔軟に対応できる
冷静に物事の状況を受け入れて判断し、柔軟に対応できる方は販売職に向いているでしょう。店舗には毎日さまざまなお客さまが来店されるため、求める商品の種類も人によって異なります。ときには、マニュアルに載っていない質問をされる場合もあるので、お客さまに寄り添い、ニーズに応えられるよう対応する姿勢が求められるでしょう。
広い視野をもっている
販売職は営業中の店舗がどのような状況になっているか、的確に把握しながら働かなければなりません。商品について聞きたいと思っているお客さまがいないか、レジの対応を待っているお客さまがいないかなど、状況を把握する力が求められるでしょう。
視野が広く、周囲の状況を細かく把握できる方は、販売職に向いていると考えられます。
販売職に向いてない人に見られる特徴
「心配性でプレッシャーを感じやすい」「初対面の人と話すのに苦手意識がある」などの特徴をもつ場合、販売職に向いていない可能性があります。たとえば、店舗でノルマを設けている場合、目標の達成に向けて仕事に取り組まなければなりません。お客さまに商品を購入してもらうため積極的に新商品を紹介したり、ニーズに応えて購入に繋がるれるよう商品の提案をしたりするなど、コミュニケーションを取りながら接客する必要があるでしょう。
ただし、販売職に求められるコミュニケーションスキルや柔軟性などは、仕事をしながら身につけることができますよ。向いていない人に見られる特徴に当てはまるからといって販売職を諦めず、目指したい方は就活に向けて対策や準備を行いましょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
どうしても販売職が「きつい」と感じるなら転職も検討しよう
販売職の仕事が合わず、どうしても「きつい」と感じて悩む場合は転職も検討してみてください。ただし、転職する際は「なぜ転職したいのか」を明確にしたうえで、「転職の軸」を定めて転職活動を始めることが大切です。
ここでは、転職活動に向けたポイントを紹介していきます。
転職活動を始める際のポイント
「どのような働き方をしていきたいか」「希望する仕事は、販売職で身につけたスキルや経験を活かせるか」など、転職活動を始める際に押さえておきたいポイントがあります。深く考えずに転職活動を進めると、「業務内容が想像と違った」「自分の適性に合わない」のように、入社してからギャップを感じる恐れがあるので注意が必要です。
働き方で重視するポイントを明確にし、転職に向けて対策を行いましょう。
勤務体制の希望を考える
まずは、転職したらどのような勤務体制で働きたいのか考えましょう。販売職は基本的に「シフト制」のため、変動した勤務体制です。以下の表で、勤務体制におけるメリットとデメリットを紹介します。
勤務体制 | メリット | デメリット |
---|---|---|
シフト制 | ・プライベートの都合に合わせてシフト申請がしやすい ・深夜勤務があれば、給与のほかに手当がつく ・平日休みの日に混雑を避けて旅行を楽しめる | ・シフトが確定するまで予定を立てにくい ・生活が不規則になりやすい ・希望どおりのシフトにならないこともある |
固定制 | ・生活リズムが整いやすい ・先の予定も立てやすい ・土日休みの場合、周囲と予定を合わせやすい傾向にある | ・固定日以外は休みづらい ・カレンダーどおりの休日だと、銀行や役所の手続きが難しい ・土日休みはどの場所も混雑しやすい |
自分のライフスタイルに合わせて、「シフト制」と「固定制」のどちらを希望するのか、検討してみてください。
転職先の業界や職種で活かせるスキルや経験を整理する
転職活動では、販売職で身につけたスキルや経験を「転職先でどのように活かせるか」企業に評価されるでしょう。希望する業界や職種の情報収集を徹底して、「仕事で経験した△△の出来事は□□の職種でも役立ちそう」のように販売職の仕事を振り返りつつ、スキルや経験した出来事を整理してみてください。
自分一人で転職に向けた対策を行う自信がないときは、エージェントを活用してサポートを受ける方法もあります。エージェントに相談すると、キャリアアドバイザーが転職活動のサポートをしてくれるため、初めて転職する方や自信のない方も安心です。
エージェントについて詳しく知りたい方は、「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く活用するコツ」のコラムもご覧ください。転職エージェントの使い方を、基本的な流れに沿って解説しています。
「販売職がきついから辞めたい」「自分に合った仕事を見つけたい」と考えている方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代を中心とした若年層の就職・転職活動サポートに特化しているエージェントです。キャリアアドバイザーが就活の悩みや希望のヒアリングを行い、あなたの適性に合った求人を厳選してご紹介します。
また、履歴書やエントリーシートの応募書類を添削するだけでなく、一人ひとりに合わせた面接対策も行っているので、サポートを受けながらスムーズに就職・転職活動を進めていけるでしょう。
ハタラクティブの登録や利用はすべて無料です。ご相談をお待ちしています。
販売職は「きつい」に関するQ&A
ここでは、販売職は「きつい」に関してよくある質問をQ&A形式にまとめました。販売職の仕事が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
販売職に求められる能力を教えてください
お客さまと接する仕事のため、販売職にはコミュニケーションスキルが求められます。ほかにも、取り扱う商品に関する深い知識や、お客さまのニーズに応える柔軟な対応も必要でしょう。
お客さまのニーズは、人それぞれ異なります。対応したお客さまのニーズを把握するとともに、身につけた商品知識を活かして、満足いただけるよう提案していく力もあると、仕事をするうえで役に立つでしょう。
「販売員に資格は必要?業界ごとに必要なスキルを解説」のコラムでは販売員に役立つ資格の解説をしているので、気になる方はあわせてご覧ください。
販売職から転職できる異業種はありますか?
転職を目指せる異業種に営業や事務、IT系の技術職などが挙げられます。たとえば、営業の仕事は販売職で身につけたコミュニケーションスキルを活かせるでしょう。取り扱う商品やサービスの魅力を伝える提案力と、ニーズに応える柔軟な対応も役に立つと考えられます。
異業種を目指す場合は自己分析や企業研究を行い、転職の軸を定めたり情報収集を徹底したりすることが大切です。面接官に自分の強みや身につけたスキル、これまでの経験を「どのように仕事で活かしていけるか」アピールしましょう。
販売職がきつく、ノルマなしの仕事に転職したいです
転職を決意したら、エージェントを活用して転職活動を進めていくのも選択肢の一つです。エージェントでは、転職したい求職者のサポートを行っています。求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策など、包括的に転職のサポートをしているのが魅力です。
不安なことがあってもキャリアアドバイザーに悩みを相談できるため、アドバイスを受けながら安心した気持ちで転職活動に取り組めるでしょう。
エージェントのサポートを受けながら就職・転職活動を進めたい方は、ハタラクティブへお気軽にご相談ください。あなたの希望に寄り添い、キャリアアドバイザーが丁寧にサポートいたします。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。