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自己分析の方法9選!就活や転職を成功させるためのやり方を解説
更新日
この記事のまとめ
- 自己分析の目的は、自分のことを詳しく知り見つめ直すこと
- 自己分析の方法は、自分史やモチベーショングラフ作りなどさまざまある
- 自己分析の方法として、1つの出来事を深掘りするというやり方や他己分析もある
- 他己分析をしてもらうときは、良い面だけでなくマイナス面もしっかりと聞いておこう
- 自己分析の方法を間違えると、本来の自分とは違う結果になるので要注意
求職者にとって自己分析は、就職や転職を成功させるために企業研究と同様に大切です。自己分析を行うと自分の強みや弱み、価値観を知ることができ、企業選びの軸が形成されます。さらに自己PRや志望動機の質が高まるため、選考通過率が高まることも期待できるでしょう。この記事では自己分析の目的や具体的な方法、自己PRの例文までご紹介しているので、就職や転職を成功させたい方はぜひ参考にしてください。
自己分析の方法9選
自己分析のやり方はいくつかありますが、ここでは9つの方法をご紹介します。自分にあった方法を選択して、新しい一面を見つけてみてください。
自分史を作る
自分史を作るのは、自己分析のなかでもっともポピュラーな方法といえるでしょう。自分がこれまで歩んできた自分の人生を、一つひとつ丁寧に振り返ります。小学生、中学生、高校生、大学生それぞれにおいて印象深いこと、悲しかったこと、頑張ったことなどを書いていきます。
印象深いこと | 楽しかったこと | 悲しかったこと | 頑張ったこと | |
小学生 | ||||
中学生 | ||||
高校生 | ||||
大学生 |
上記のように、表にして「年代」「内容」それぞれでまとめると分かりやすいのでおすすめ。書いていく中で共通点があれば、追記しておきます。
モチベーショングラフを作る
モチベーショングラフは、自分が過去に過去に感じた、「心の動き」をグラフ化したものです。年齢を横軸、心の動きを縦軸にすると分かりやすいでしょう。年齢ごとの印象深い出来事を書き出し、そのときの心の動きを点数化してグラフに点を打ち、点をつないで曲線にします。
このとき、印象深い出来事や点数に加えて、そのことに関するあなた自身の想いや感想を書くことをおすすめします。個人の想いを書くことで、「自分はどんなときに心が動くのか」「どのように感じるのか」が見やすくなり、より有益な自己分析になるでしょう。
がんばった思い出を深掘りする
過去の人生で、一番がんばったと思う出来事を1つ出してみてください。下記のような問いに答える形で、出来事をどんどん深掘りしていきましょう。
- ・がんばったと思う出来事は?
・その活動を選んだ理由は?
・どうしてがんばることができたのか?
・続けられたのはなぜ?
・どのような問題に取り組んだのか?
・壁に直面したときに選んだ対処法は?
・どうしてその方法を選んだのか?
・結果は?
・結果から感じたことは?
・活動を通して学んだことは?
ポイントは、事細かく思い出すことです。がんばった思い出に焦点をあてることで、1つのストーリーとして客観的に過去の自分の行動を見つめ直すことができます。
他人に自分のことを聞いてみる
自己分析方法の1つとして、他人の意見を参考にするのもよいでしょう。これは、他己分析と呼ばれる方法です。他の人から見た自分というのは自分から見た自分とのギャップが大きい場合もあります。違う視点から自分自身を見つめ直すという点でも、有用な自己分析方法といえるでしょう。他己分析を行うときは、数人にお願いして、さまざまな視点から自分自身をリサーチするのがおすすめ。なお、他人に聞くときには、以下のような質問を行います。
- ・私の長所、短所は何ですか?
・第一印象はどうでしたか?
・性格はどんなタイプだと思いますか?
・どんな仕事が向いているように見えますか?
・印象に残っている出来事は?
・他の人にどんな風に紹介しますか?
他己分析をしてもらうときに注意したいのは、良い面ばかりを聞かないことです。マイナス面もしっかりとヒアリングして自分の立ち位置を確認しておきましょう。長所も短所も含めて自分を知ることが大切です。
マインドマップをつくる
マインドマップは、紙やデジタルツールを使って自分の思考を視覚化し整理する方法です。まず中心にテーマとなるキーワードを設定し、それに関連するアイデアや言葉を「なぜ?」という問いを繰り返して深掘りながら放射状に広げていきます。
マインドマップは思考の幅を広げ、自分でも気づかなかった考えや価値観を引き出すことが可能です。また、見返すだけで深く掘り下げた内容を簡単に把握できる点も大きなメリットです。
ジョハリの窓をつくる
ジョハリの窓は、「自分から見た自分」と「他者から見た自分」を比較して自己理解を深める手法です。自分と他者の視点から以下の4つの領域に分けて分析し、自分と他人の認識の違いを発見することを目指します。
- ・「開放の窓(自分と他者が知っている自分)」
・「盲点の窓(他者は知っているが自分は気づいていない自分)」
・「秘密の窓(自分は知っているが他者は気づいていない自分)」
・「未知の窓(誰も知らない自分)」
この分析は他人からフィードバックを得ることで、客観的な自己理解を促進し、認識のギャップを埋める効果があります。複数人で行うのが効果的ですが、紙やアプリを使うことで1人でも実施することができます。
自己分析テストを利用する
性格を客観的に知りたいなら、インターネット上にある自己分析テストをすることもおすすめです。インターネット上には、自己分析を深める診断や自分の客観的な性格だけでなく、向いている仕事の傾向を知れる診断などさまざまな自己分析テストがあります。客観的に自分を知れるため自分の強みや弱みをより深く理解でき、就職活動で役立つでしょう。
自己分析サイトを正しく使って自己分析を行いたい方は「自己分析サイトの正しい使い方は?自分を知って就活や転職を成功させよう」のコラムも参考にしてください。
褒められたことだけを思い出してみる
褒められた経験を振り返ると、他人が認めた自分の強みや得意な分野を再確認できます。自分の強みに気づくのはなかなか難しいですが、褒められた経験を思い出すことで自分が自然に発揮できる長所や優れたスキルが明らかになります。
褒められた内容には自己評価では見落としがちな他人からの肯定的なフィードバックが含まれるため、自己認識を深めるために非常に有益です。さらに、自分の長所を知ることで自信を持って自己アピールができ、キャリアの方向性を考える際にも役立ちます。
団体行動のときの自分のポジションを再確認する
団体行動における自分の役割や立ち位置を再確認することは、自分の社会的な性格や行動パターンを理解するきっかけになります。団体の中で自分がリーダー的な役割を担っていたのか、サポート役に回ることが多かったのか、仲介役だったのかを振り返ることで、どのような環境で力を発揮しやすいのかが見えてきます。
この方法は、職場やチームの中で自分がどのように貢献できるかを知るためのヒントとなり、キャリア選択や仕事の進め方において自己理解を深める助けになります。
ノートを使う自己分析方法もおすすめ
自己分析の方法として、ノートを使ったやり方もおすすめです。ノートに書き出すと目に見える形で思考や感情を整理できるため、客観的に自分を見つめなおすことができます。
また、自己分析は一度ではなく何度も行うことが大切です。ノートは見返すことができるため過去の自己分析を振り返りが簡単にでき、変化や成長の比較がしやすいのもポイント。また、自己分析だけでなく就活全体の情報を一か所にまとめることができるため効率的に就職、転職活動ができるようになります。
ノートを使った自己分析や就職・転職活動について詳しく知りたい方は「就活ノートとは?記載する内容や作成のメリットを解説」をご覧ください。
自己分析とは
自己分析とは自分の特徴や考え方などを分析し、強みや弱みを再認識することです。過去の経験や感情、行動を振り返ることで、将来に向けた行動の指針を得ることができます。自己分析を通して自己理解を深めることは、仕事選びの軸の決定、就職活動で求められる自己PRや選考突破に役立つため、就職・転職活動を成功させるために重要です。
就活生や転職活動中の人が自己分析をする目的
就活生や転職活動中の人が自己分析をする目的は、自身に適した職場を見つけ、選考通過率を高めるために自分の特徴をしっかりと把握することです。自己分析をすることにより、以下のことが分かります。
- ・自分の長所と短所
・得意分野
・自己PRの材料
・適職
・性格(個性)
自分を改めて見つめ直すことで、「自分が仕事で重視するポイント」「仕事に求めるもの」などが分かり、将来の仕事選びの指針として後悔のない選択ができます。また、自己分析を活かして、就活時に特徴のある自己アピールをすることも可能です。自分の人となりを採用担当者に的確にアピールすることによって、印象に残る人物になれるでしょう。
自己分析とはなにかもっと詳しく知りたい方は「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムも参考にしてください。
自己分析を行うタイミング
自己分析を行うタイミングに正解はありません。新卒の場合は、一般的に就職活動が本格化する大学3年生の3月ごろまでを目安に行うと、余裕をもって選考に臨むことができるでしょう。ただし、自己分析は一度だけやれば良いものではなく、何度も行うのがおすすめです。例えば1年に1回や、新たな経験をしたときなどに振り返りを行うと、自分の新たな魅力や価値観を見つけることができます。
転職や就活を成功させるためのスケジュール調整については「転職活動はスケジュールが大切!一連の流れや注意点を紹介」のコラムも参考にしてください。
転職時も自己分析は重要
「転職なら自己分析はしなくていい」と考える方もいるようですが、学生時や新卒時と転職時では年齢や社会人としての経験が違うため、物事に対する考え方や仕事に対する意識が変わっている可能性が高いです。にもかかわらず新卒時の自己分析結果を使ってしまうと、ミスマッチを起こす可能性は高くなるでしょう。自己分析をするメリット3選
自己分析を行うと、自分自身の理解が深まります。その結果自分に合った企業選びや、面接で魅力的な自己PRが可能になるでしょう。入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がるため、早期退職の防止やキャリア形成のためにも自己分析は重要です。ここでは、自己分析を行うメリットを3つ紹介します。
自分の価値観がわかり企業選びの軸が明確化する
自己分析を行うと、自分の価値観や目指す姿が明確になり、企業選びの軸を形成することができます。軸があることで業界や企業選びの際に一貫した基準で判断できるようになり、志望理由に説得力が増すでしょう。また、自己分析により自分が活躍できる環境や将来像を把握することで、キャリア選択の成功にもつながります。
自分に合う企業を選びやすくなりミスマッチを防げる
自己分析が不十分なまま就職・転職活動をすると、入社前後のギャップにより早期退職につながってしまうかもしれません。自分に合った企業へ就職するためも、自己分析は重要です。
自己分析をすると自分の強みや価値観が明確になるため、自分の特性と求めるものが合致している企業を選ぶことで入社後のギャップやミスマッチを避けることができます。
自己PRや志望動機の質が高まり選考に通りやすくなる
自己分析を行うと自分の強みや弱み、価値観が整理されるため自己PRや志望動機に一貫性を持たせることができます。就職、転職活動における面接は、自分の魅力をアピールし企業に自分を採用するメリットを伝える場です。自分自身を深く理解していると、具体的なエピソードを用いた自己PRができるため、より効果的に自分の魅力を伝えられます。その結果、自己PRや志望動機の質が上がり選考通過率が高まることが期待できます。志望動機をまとめるコツを詳しく知りたい方は「面接の志望動機の長さはどれくらいが良い?上手くまとめるコツを紹介」も参考にしてください。
自己分析をするときに注意することは?
自己分析は、やり方を誤ってしまうと、本来の自分とは全く違う人物像になってしまう可能性があります。自分自身をしっかり把握するためにも、多少の時間をかけて一つひとつ丁寧に考察していくことが大切です。
自己分析をするときに注意すること
- 偏った見方をしない
- 企業が求める人物像を意識しすぎない
- 分析に時間を使いすぎない
- 簡単に済ませない
偏った見方をしない
自己分析では、短所ばかりを探したり、「自分は△△だ」など、偏った分析や根拠のない思い込みをしたりしないことが大切です。偏った意見を持ったまま自己分析を行っても、それは正しい結果とはいえないでしょう。自分を客観視しづらければ、紹介したように第三者に分析を依頼することも検討してください。
企業が求める人物像を意識しすぎない
自己分析の目的は自分自身を深く理解することであって、企業の求める人物像に合わせることではありません。入職したい気持ちが大きいと、どうしても好印象を与えたいという思いから無意識に自己分析の結果が「企業の求める人物」に寄ってしまいます。しかし、これも本来の自己分析結果とは異なる可能性があるでしょう。自己分析はまず自分自身の本質をフラットな状態で探り、その後で志望企業の求める人物像と一致する点を見つけ出すのが理想です。
分析に時間を使いすぎない
自己分析をするときは、時間や期限を決めて取り組みましょう。自己分析には十分な時間と労力をかけることが重要ですが、あくまでも就活や転職の準備の一環です。自己分析に時間を使いすぎてしまうと、ほかの対策の時間が足りなくなったり応募が締め切られたりしてしまうこともあります。就活では、業界・企業研究、書類対策、Webテスト対策、面接対策など、多岐にわたる準備が必要なため、自己分析にだけ時間を費やさないように注意しましょう。
簡単に済ませない
自己分析は時間をかけすぎてはいけないものの、簡単に済ませたり一度で終わらせたりするのも良くありません。簡単に済ませてしまうと自分の強みや適性が把握できないまま応募することになり、志望動機に説得力がなくなってしまいます。
自己分析で自分を見つめ直そう!
自分のことを詳しく知り、見つめ直すために行う自己分析。自分に合っている職種や企業を探すためにも、就活や転職活動においては欠かせない活動の1つです。
就職後、企業と自分との間にミスマッチに気づき、「就活前に自己分析をしておけばよかった」と後悔する人も多いと言われています。このように後悔をしないためにも、早いうちに自己分析を行うことをおすすめします。自分自身ときちんと向き合ったあとは、仕事選びが待っています。自己分析で見えてきた自分の一面に触れながら、自分の強みや適性に合う仕事・求人を探しましょう。
「自己分析はできたけど、向いている仕事がわからない…」という人は、プロの就活アドバイザーに相談してみましょう。就職エージェントのサービスを利用すると、企業紹介はもちろん、企業研究の方法や面接対策、エントリーシート欄や履歴書の書き方など、さまざまな支援を受けることが可能です。
ハタラクティブでもサービスを提供しており、非公開求人のご紹介も行っています。自己分析を参考にしながら、あなたに適したお仕事をリサーチいたします。
自己分析の方法に関するFAQ
自己分析については、方法や分析結果の活かし方など、疑問点が数多くあります。こちらでは、よくある質問3点にお答えしております。
いわゆる「自己分析サイト」や「自己分析ツール」を使っても問題ないですか?
自己分析サイトやツールは、いくつかのデータを入力するだけで簡単に結果が出るので、利用される方も多いでしょう。しかし、ツールの結果だけでは正確な自己分析を行えない可能性もあります。ツールは補助として使い、この記事でご紹介した方法で、自己分析することをおすすめします。
第二新卒の場合も自己分析は必要ですか?
第二新卒の方の中には、「以前にも自己分析を行っているので、今は必要ない」と考えている方もいるかもしれません。しかし、第二新卒の方は「社会人経験」が新たに加わっており、新卒時の就活とは考え方が変わっている可能性が大きいです。出来る限り、再度の自己分析をおすすめします。「第二新卒に自己分析は必要?転職時や採用面接に活用できるやり方を紹介」のコラムも参考にしてださい。
自己分析を行ったら短所ばかり目についてしまいました
自己分析では、長所だけではなく短所も浮き彫りになるでしょう。
そこで自己嫌悪に陥ってしまうこともあるようですが、自己分析で大切なのは、「分析結果をどう生かすか」です。もし短所が目についてしまったら、短所をどう克服するかを考えたり、短所を長所に言い換えたりするとよいでしょう。「自己分析で自己嫌悪に陥ったときの対処法を解説!」でも詳しく書かれていますので、合わせて読むことをおすすめします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。