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既卒の就職は無理ではない!難しいといわれる理由と就活ポイントをチェック
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この記事のまとめ
- 新卒の一括採用が一般的な日本では、既卒の就職が難しい場合もあるが無理ではない
- 既卒の就職活動は、できるだけ早く始めるのがポイント
- 就職を目指す既卒の方は、面接で自信を持って話すことが大切
- 既卒歓迎の求人を多く取り扱う就活サイトや就職エージェントの利用もおすすめ
「既卒の就職は無理?」と気後れしてしまい、なかなか就活に積極的になれない方もいるのではないでしょうか。しかし、既卒からの就職は無理ではありません。「できるだけ早く就職活動を始める」「採用担当者を納得させる空白期間の過ごし方を説明する」などをポイントに、就活を行うと良いでしょう。このコラムの既卒の就活ポイントやコツを参考にしてみてください。
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既卒の就職は無理?
既卒とは、学校を卒業してから一度も正社員として就職していない人のことをいいます。既卒の方の中には、「一度既卒になったらそのあと正社員になれないのでは...」「既卒になったら人生終了?」と不安に感じる方もいるでしょう。しかし、既卒からの就職は、無理ではありません。既卒なりの就職ポイントを押さえて就活をすれば、正社員になることは可能です。既卒からの就職を成功させるためのポイントを次項にまとめました。
「既卒の就活は厳しい?就職は無理?内定獲得のためにすべきことをご紹介」のコラムでも既卒の就職が無理ではないことを解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
既卒から就職を成功させるには?
既卒から就職を成功させるには、1日でも早く就職活動を始めることが大切です。また、既卒になった理由や空白期間の過ごし方を、会社の採用担当者を納得させられるよう準備もしておきましょう。
できるだけ早めに就職活動を行う
既卒の就活はできるだけ早めに行うことが成功へのポイントです。既卒期間が長ければ長いほど、就職するのが難しくなる傾向があります。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査「労働政策研究報告書No.213 『大都市の若者の就業行動と意識の変容』」によると、フリーター期間が1年以内で正社員になれた人の割合は、男女計で68.8%なのに対し、5年以上では32.3%まで下がっています。詳しい推移は、以下のとおりです。
フリーター継続期間 | 正社員になれた割合(男女計) | 正社員になれた割合(男性) | 正社員になれた割合(女性) |
---|---|---|---|
1年以内 | 68.8% | 74.7% | 64.6% |
1~2年 | 61.2% | 64.2% | 58.8% |
2~3年 | 56.6% | 68.9% | 47.5% |
3~4年 | 61.1% | 69.0% | 55.8% |
4~5年 | 37.9% | 51.4% | 28.8% |
5年以上 | 32.3% | 44.3% | 24.5% |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容 ―『第5回 若者のワークスタイル調査』図表4-33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合(p.128)」
上記のデータから、男女ともに、フリーターの継続期間が4年を超えると、正社員になれた人の割合が大きく下がることが分かります。
一方、厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」によると、政府は若年層の就業促進を目的に、「青少年雇用機会確保指針」を改正しました。これにより、企業側は、3年以内の既卒者は新卒として選考に参加できるように求められています。実際に、既卒を新卒枠で採用している企業もあるようです。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)
労働政策研究報告書No.213 「大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!
既卒になった理由を説明する
「なぜ新卒で就職しなかったのか」について自分で考え、面接で採用担当者の方に説明できるように準備します。その際に、明確かつ前向きな理由を伝えるのがおすすめです。たとえば、「大学卒業後に自分に合った仕事を見つけるために時間をかけた」や「自己成長のために資格取得やボランティア活動を行っていた」など、時間を無駄にしていないことをアピールしましょう。
焦って無理に就職活動を進めた結果、希望と合わない仕事に就くことを避けるため、慎重に活動していた旨を伝えることで、採用担当者からのポジティブな印象につながりやすいからです。
空白期間の過ごし方を説明する
正社員就職をしていない場合、学校を卒業してからの経歴は空白となるため、何をして過ごしていたかを自分なりに説明できるようにしておくと良いでしょう。採用担当者は、応募者が入社した場合を想定しながら採用を検討する傾向があります。
そのため、「趣味に没頭していた」「フリーターとして働いていた」など、事実だけを述べるだけでは、その会社で活躍できるかどうかを伝えられません。自分のことを少しでも理解してもらうためにも、空白期間をどのように過ごして何を感じ、何をきっかけにその会社に応募したのかを自分なりにまとめることがポイントです。
「空白期間を面接で聞かれたら?『何もしてない』はOK?答え方や例文を紹介」を参考に、採用担当者を納得させられる理由を用意しましょう。
就活サイトや就職エージェントを活用する
既卒の就職活動では、就活サイトや就職エージェントを積極的に活用するのもおすすめです。就活サイトでは、既卒者向けの求人情報をまとめて検索でき、求人検索機能が充実しているため、自分の希望する職種や業界に絞った求人を見つけやすくなります。また、既卒者向けの企業情報や、採用動向に関する詳細な情報が得られるため、応募する企業を選ぶ際に役立つでしょう。
「自分一人では良い求人がなかなか見つからない」と悩む方は、就職エージェントを活用するのも1つの手です。就職エージェントを活用することで、既卒向けの求人を紹介してもらえるだけでなく、自分の強みや適性に合った仕事が見つかります。
就職エージェント経由で就職したい方は、既卒者がエージェントを使うメリットを詳しく解説したこちらのコラム「既卒とは?いつまでを指す?新卒・第二新卒との違いや就活成功のコツを解説」をぜひ参考にしてみてください。
既卒の就職が無理といわれがちな理由
既卒の就職が無理といわれがちな理由の一つに、「新卒一括採用」があります。日本では新卒で入社するのが一般的のため、新卒入社をしなかった既卒の方に対して「なぜ就職しなかったのか」と懸念する企業もあるようです。以下で詳しく紹介します。
新卒一括採用が一般的だから
前述のとおり日本の大手企業では、新卒の一括採用を行う企業が一般的。そのため、既卒の方は「この枠に該当しない」と感じ、「もう新卒として応募できないから就職は難しいのでは」と不安に思うようです。
ただし、近年は既卒者を新卒採用に近い形でポテンシャルを評価してくれる可能性もあります。このコラムの「できるだけ早めに就職活動を行う」で伝えたように、卒業後3年以内の既卒者は新卒として応募できるようになりました。さらに、未経験から挑戦しやすい業界や職種を選ぶことで、就職のチャンスを広げることは十分可能です。
経験やスキルが少ないから
中途採用では即戦力となる人材が求められる傾向があり、ある程度の経験やスキルを持っていることを期待されるため、既卒の方は「就職するのは無理かも…」と不安になりがちなようです。新卒採用の場合は、企業が教育や研修を通じて時間をかけて育成する前提ですが、中途採用では「すでに基礎的な業務ができる」「短期間で戦力として活躍できる」ことが期待されます。
また、企業側は採用にコストをかけているため、できるだけ早く成果を出せる人材を求める傾向もあるようです。そのため、未経験の既卒の方が中途採用枠で応募する場合は、業務に関連するスキルを学んでおくか、未経験者歓迎の求人を探すのがおすすめです。
既卒の就職が難しいといわれる理由については、「既卒は就職できない?原因と内定獲得のための6つのポイント」のコラムでも紹介しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
既卒就活のコツは自信を持って話すこと!
既卒の人の中には、新卒の就活がうまくいかなかったことや、社会人経験がないことなどを理由に経歴に自信が持てず、面接で堂々と振る舞えない方もいるようです。しかし、既卒を歓迎している企業からは、ポテンシャルや仕事への熱意、やる気を見られる傾向があります。面接では、はきはきと明るく話すことで好印象につながり、「一緒に働きたい」と思ってもらえるでしょう。自信を持って話すには、面接で想定される質問への回答を準備しておくことがポイントです。
想定される質問の内容や回答例について詳しくは、「既卒の面接でよく聞かれる22の質問と回答例!就職成功のポイントも紹介」のコラムをご覧ください。
「既卒になったから就活に自信がない」と悩む既卒の方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、既卒・高卒・第二新卒・フリーターなどを中心とした若年層向けの就活支援サービスです。紹介する求人は、未経験歓迎のものや、人柄重視のものが多いため、「社会人経験がなくて自信がない…」という方も安心してチャンレンジできます。
また、経験豊富なキャリアアドバイザーがマンツーマンのカウンセリングを行います。一人ひとりの強み、アピールポイントを一緒に考え、応募書類の添削や面接対策を実施。そのほか、就職にまつわるさまざまな相談にも対応しています。サービスの利用はすべて無料です。一人での就活が不安な方は、ぜひハタラクティブにお問い合わせください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。