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理学部の就職におすすめの仕事は?就活成功のポイントや資格も解説
この記事のまとめ
- 理学部で学べる分野は専門性が高いため、学んだ知識を活かせる仕事に就職にするのがおすすめ
- 大学院に行かず就職するメリットは、進学した同世代よりも早く給与を得らる
- 理学部で学んだ知識を活かせる就職先には、メーカーやIT業界などがある
- 理学部卒業生は就職活動時に専攻や研究内容を分かりやすく説明できるようにしておこう
- 就職エージェントをはじめとする支援サービスを利用すれば、就活の成功率をより高められる
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「理学部の学生や卒業生が就職するのは難しい」というイメージをもつ方や、選べる就職先に不安を感じる方もいるでしょう。結論からいうと理学部だから就職が難しいということはなく、十分に就職は可能です。このコラムでは、「就職と進学はどちらが良いのか」についても触れながら、理学部生に人気のある就職先をご紹介します。就職活動をする際のポイントもお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
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理学部を卒業しても就職が難しいって本当?
理学部を卒業しても就職できない・就職が難しいということはありません。ただし、理学部で学べる分野は専門性が高く、就職先によっては実務に直結しにくい面もあるため、大学で学んだ知識や自分の強みを活かせる仕事を明確にすることが重要です。以下で詳しく解説します。
自分の専攻に合った仕事を選ぶことが大切
理学部で学ぶ知識は専門性が高いため、進路が理工系や研究職などに偏る印象をもつ方もいますが、データ分析や問題解決力、論理的思考といった理学部ならではの強みは多くの業界で求められています。大切なのは、自分の専攻内容をどのように仕事に活かせるかを意識し、専攻に関連した分野や自分の得意分野を伸ばせる仕事を選ぶことです。専攻と進路が結びつけば、理学部卒ならではの強みを武器にキャリアを築くことができるでしょう。
理学部の新卒者が文系の仕事に就職することも珍しくない
理学部の新卒者が文系の仕事に就職することも珍しいことではありません。理学部で培った論理的思考力や課題解決力、データを扱う分析力などは、営業や企画、金融、コンサルティングといった文系職種においても活かせます。理学部出身だからといって就職先が理系職に限られるわけではなく、志望する業界や仕事内容によっては文系のフィールドでも幅広い活躍の場があるでしょう。
大学院に進学する人はどれくらい?
学校基本調査の「令和6年度 高等教育機関 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(大学)」をもとに大学院への進学率を算出したところ、理学部の進学率は約46.05%でした。一方、全学部を合計した場合の進学率は約11.74%で、理学部の進学率は高いといえるでしょう。就職と進学のどちらにもメリットがあるため、自分に合った道を選択することが大切です。
就職するメリット
大学院に進学せず就職すれば、進学の道を選んだ同世代よりも早く給与を得られます。大学院に進学した人のなかには研究が忙しく、生活が厳しくてもアルバイトする余裕がないという人も。そのため、就職して安定した給与を得られることをメリットと感じる人もいるでしょう。
また、社会人経験が積めることも就職するメリットです。専門分野以外の業務に触れたり、社会人として必要なビジネスマナーを研修や実務から学べたりします。実務経験を積むことで自身の成長のスピードを上げられることもあるでしょう。
大学院進学のメリット
研究を続けたい人や専攻を深掘りしたい理学部生の場合、より専門的な内容を学べる大学院進学を選んだほうがメリットは多いです。研究者などの専門的スキルが必要な進路を考えている人は、専門性を高めることで、就職に有利になるというメリットもあります。
参照元
文部科学省
学校基本調査-令和6年度 結果の概要-
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【学科別】理学部で学んだ知識を活かせる職種や業界
理学部を卒業したあと専攻を活かせる研究職・技術職を目指す道もあれば、IT業界やコンサル、教育関係といった分野に進む場合などもあり、就職先の選択肢はさまざまです。ここでは、理学部で学んだ知識を活かせる職種や業界の例を学科別にご紹介します。
数学科の場合
数学を学んだ方の主な強みは、物事を論理的に分析する力を持っていることといえます。目の前にあるものや起こっている現象を解決する際、明確な根拠に裏打ちされた論理を展開できる方も多いです。理学部の数学科出身者が就職し活躍している職種には、以下のようなものがあります。
IT業界
理学部出身者のなかには、数学や統計の知識を活かしIT業界にプログラマーやエンジニアとして就職する人もいます。そのなかでも近年注目されているのが「アルゴリズム開発者」と「データサイエンティスト」といった職種です。アルゴリズム開発者は、コンピュータが情報を処理するための計算方法や問題解決の手順を構築します。データサイエンティストは、業務システムやインターネットのアクセスログといった膨大なデータから必要な情報を取り出して分析し、企画や経営への有益な情報を提案するのが仕事です。
保険・金融業界
それほど多くはありませんが、理学部を卒業したあと、金融や保険関係に就職する人もいます。ローンや保険製品の開発、投資などに携わる「アクチュアリー」や「アナリスト」として活躍する人もいるようです。アクチュアリーは、保険加入者のリスクを分析したり、保険料率の算定をしたりするなど、保険と金融に関するさまざまなことをシミュレーションします。アナリストは、市場動向や企業を調べ、経営リスクや業績などを分析。その見解を基に、投資家に提案を行う仕事です。
情報通信業
情報通信業では、データ解析やアルゴリズム設計、統計的手法を用いたシステム開発など、数学的な思考力や論理的な問題解決能力が求められる仕事が多くあります。たとえばビッグデータの解析や機械学習、ネットワーク最適化などの業務では、数学の知識が直接役立つことが少なくありません。また、ソフトウェア開発や情報処理の分野では、理論的な理解を基に効率的なプログラム設計や分析手法を構築できるため、数学科で培った論理力や計算力を活かしやすい業界といえます。
アクチュアリー
数学科出身者にとって、アクチュアリーは理学部で培った知識を直接活かせる代表的な職種です。アクチュアリーは主に保険や年金、金融業界でリスクの計算や統計モデルの構築を担当し、確率論や統計学、数理解析のスキルが必須となります。保険料の設定や将来のリスク予測、資産運用の最適化など、数字に基づいた意思決定をサポートする役割を担うため、論理的思考力やデータ分析能力がそのまま業務に直結します。数学科で培った理論的な知識を活かしながら、高い専門性を求められる業務に挑戦できる点が大きな魅力です。
物理学科の場合
物理学科の場合、大学で学んだ専門知識のほかにも論理的思考力や数値解析力などを活かし、幅広い職種や業界で活躍できるでしょう。たとえば、光学設計や電気・半導体メーカー、コンサル業界などが挙げられます。
光学設計
物理学科で培った光学の知識は、光学設計の分野で大いに活かせます。カメラや望遠鏡、顕微鏡といった精密機器のレンズ設計から、レーザーや光通信機器、さらには医療用機器や自動運転技術に用いられるセンサーまで、光学の専門性が求められる場面は多岐にわたるでしょう。理論に基づいて光の性質を理解し、シミュレーションや試作を繰り返しながら最適な設計を導き出すスキルは、研究職だけでなくメーカーやハイテク企業の開発職でも高く評価されるでしょう。
電気・半導体メーカー
電気・半導体メーカーでは、電子回路や半導体素子の設計・開発、材料特性の解析などに物理学の知識が活かされます。特に固体物理や電磁気学、量子力学の理解は、新しい半導体材料の開発や高性能デバイスの設計に不可欠です。また、製造プロセスの最適化や品質管理の場面でも、物理的な現象を正確に把握し分析する能力が重宝されます。理論を実務に応用し、最先端技術の開発に関わることができるため、物理学科出身者にとって魅力的な選択肢の一つです。
コンサル業界
物理学科出身者にとって、コンサル業界も理学部で培った知識やスキルを活かせるフィールドの一つです。物理学で養った論理的思考力やデータ分析力、問題解決能力は、企業の経営課題や技術戦略の分析に非常に役立ちます。特に製造業やエネルギー、半導体分野など理系領域に特化したコンサルティングでは、専門知識を背景にした精緻な分析や提案が求められます。さらに、複雑な現象をモデル化し、定量的な根拠に基づいた意思決定を支援できる力は、クライアントにとって大きな価値となるため、物理学科の専門性を活かしつつ幅広い業界で活躍できる職種といえるでしょう。
生物学・生命科学系学科の場合
生物学・生命科学系学科では、生物の生態系や遺伝子レベルといった専門的な知識を習得することから、理学部の中でも大学院へ進学する割合が多い学科です。ただし、大学卒での就職も可能で、学んだ知識を活かせる職種には研究開発職や臨床検査技士などがあります。
研究開発職
理学部の生物・生命科学系学科からは化学系メーカーの研究開発職が人気のようです。工業薬品や化粧品、医療品、洗剤など、生活と密接に関わりのある化学製品の研究と開発に携わります。
臨床検査技士
医療機関や検査センターで患者の健康状態を調べるのが仕事で、国家資格が必要です。主に、脳波や心音図、心電図などのデータを計測する生体検査と、体液や血液などを分析する検体検査を行います。
化学科の場合
理学部の化学科を卒業した方は、化学系メーカーや品質管理といった仕事で活躍できる可能性があります。また、免許を取得すれば専門知識を活かして教師になるという道もあるでしょう。
化学系メーカー
化学科出身者が理学部で学んだ知識を活かせる職種や業界の代表例として、化学系メーカーがあります。この業界では、材料開発や製品設計、品質管理、分析業務などに化学の専門知識が直接役立つでしょう。たとえば、新しい化学製品の合成や改良、環境負荷を抑えた製造プロセスの構築、化学反応の最適化など、理論と実験の両面で化学の知識が求められます。また、研究開発だけでなく、生産現場でのトラブルシューティングや新技術の応用にも化学的な理解が重要。化学科で培った分析力や論理的思考力を活かしながら、実務に直結する研究・開発の現場で活躍できる点が、この業界の魅力です。
品質管理
化学科出身者にとって、品質管理の職種は理学部で学んだ知識を活かせる分野の一つです。製造された化学製品や素材が規格通りの性能を満たしているかを確認するため、化学の分析手法や試験技術が欠かせません。例えば、成分分析や反応性の検証、物性測定など、化学的な知識を応用して製品の安全性や品質を保証する業務に直結します。問題が発生した際には原因を特定し、改善策を提案する能力も求められるため、理論的な理解と実務的な分析力を両方活かせる職種です。
教師
化学科出身者にとって、教師という職種も理学部で培った知識を活かせるキャリアの一つです。中学・高校の理科教育や大学での化学教育では、専門的な化学知識をわかりやすく伝える力が求められます。化学の理論や実験の原理を正確に理解していることは、生徒に科学的な思考力や問題解決力を身につけてもらううえで重要なポイントです。また、実験の指導や教材作りなど、理論と実践を結びつける能力も必要になります。
地学科の場合
理学部の地学系学科を卒業後、地質調査の知識を活かし、環境計画・都市計画を伴う土木建設や環境エネルギーの領域で活躍する人もいます。測量士や地盤調査など、専門性の高い業務に携わることが多いようです。
インフラ業界
地学科出身者にとって、インフラ業界は理学部で学んだ知識を活かせる分野の一つです。地質調査や地盤解析、災害リスク評価など、土木や建設プロジェクトの計画・設計に地学の専門知識が役立ちます。例えば、道路や橋梁、ダムなどの建設現場では地盤の性質や地質構造を正確に把握することが、安全で安定したインフラ整備の基盤となります。また、災害予測や環境影響評価など、地球科学的な視点からの分析や提案も求められるため、理論と実務を結びつけながら社会に貢献できる職種として、地学科出身者に適したキャリアといえます。
測量士
測量法に沿った安全な工事計画となるよう、あらゆる建設工事の測量を行う仕事です。測量士になるには、国家資格の取得が必要となります。
地盤調査
地盤調査とは、建設予定地の地盤の状態を調査し分析する業務です。数値やデータ、環境から見えてくるものを緻密に分析します。理系センスが発揮される業務だといえるでしょう。
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理学部からの就職に役立つ資格
大学で学んだ知識を社会で活かすために、専門性を証明できる資格を取得しておくと就職活動で有利になる場合があります。ここでは理学部からの就職に役立つ資格をいくつかご紹介するので、資格取得を視野に入れている方は参考にしてみてください。
理学部からの就職に役立つ資格
- ITパスポート
- 危険物取扱者
- 教育職員免許状(教員免許)
- 毒物劇物取扱責任者
ITパスポート
理学部の学生や卒業生が就職活動を有利に進めるために取得しておきたい資格のひとつに「ITパスポート」があります。ITパスポートは、情報処理やITリテラシーに関する基礎知識を幅広く学べる国家試験であり、文系理系を問わず社会人として役立つスキルを証明できる資格です。理学部で学んだ専門知識はもちろん強みになりますが、それだけでは就職先の選択肢が狭まることもあります。その点、ITパスポートを持っていれば、企業に対して「IT分野の基礎を理解している人材」としてアピールでき、研究職以外にも事務系やIT関連職など幅広い道が開けるのが大きなメリットです。
危険物取扱者
危険物取扱者の資格は化学系の専攻を学んでいる人にとって特に相性が良く、取得しておくことで化学メーカーや製造業、エネルギー関連の企業など幅広い業界で評価されやすくなります。危険物取扱者は、ガソリンや薬品などの危険物を安全に管理・取り扱うための国家資格であり、工場や研究施設で必要とされる場面も多い資格です。理学部で学んだ知識を実務に活かせるだけでなく、「安全管理に関する基礎知識を備えている人材」としてアピールできるため、研究職志望の人だけでなく、技術職や品質管理職を目指す人にとっても大きな武器になります。
教育職員免許状(教員免許)
教育職員免許状は、大学在学中に所定の単位を修得することで取得可能です。理学部で培った専門知識を直接教育現場で活かせるのはもちろん、教職課程を履修する中で得られる教育法やコミュニケーション能力は、教員以外のキャリアにも役立ちます。また、教育職員免許状を持っていることで「指導力がある」「専門分野をわかりやすく伝える力がある」といった評価を受けやすく、企業の研修担当や教育関連企業への就職にもつながる可能性があります。
毒物劇物取扱責任者
毒物劇物取扱責任者は化学系の知識が必須とされる資格であり、製造業や化学メーカー、研究機関など、毒物や劇物を取り扱う可能性のある職場では特に重宝されます。この資格を持っていることで、法令を遵守しながら安全に化学物質を管理できる人材であると証明できるため、企業からの信頼度が高まります。また、理学部で学んだ基礎化学や実験経験を活かしやすく、履歴書に記載することで専門性をアピールする強力な武器となります。研究職や技術職だけでなく、品質管理や安全管理の分野を志望する際にも有利に働く資格といえるでしょう。
理学部の新卒が就活を成功させるポイント
理学部の学生や卒業生が就活を成功させるポイントは、「自己分析で自分の強みを見つける」「専攻内容を説明できるように準備しておく」「学業への姿勢をアピールする」などが挙げられます。それぞれ解説するので、就活を進めるうえで参考にしてみてください。
理学部の新卒が就活を成功させるポイント
- 計画的に就活を進める
- 自己分析で自分の強みを見つける
- 専攻内容を説明できるように準備しておく
- 学業への姿勢をアピールする
- OB・OG訪問をする
- 気になる企業のインターンに参加する
- 就活支援サービスを利用する
計画的に就活を進める
理学部の新卒が就活を成功させるためには、計画的に就活を進めることが大切です。研究や実験に時間を取られることが多いため、気づいたときには周囲と比べて出遅れてしまうケースも少なくありません。そのため、まずは就活のスケジュールを把握し、自己分析や企業研究、エントリーシートの準備、インターンや説明会への参加などを段階的に進めることが大切です。計画を立てて取り組めば、慌てることなく一つひとつの準備に集中でき、選考の場でも自信を持って臨むことができます。
自己分析で自分の強みを見つける
理学部の新卒が就活を成功させるためには、まず自己分析を通じて自分の強みを明確にすることが欠かせません。大学で培った専門知識や研究経験はもちろんのこと、課題解決力や論理的思考力、実験を通じて身につけた粘り強さなど、理学部ならではの能力は多岐にわたります。これらを整理し、自分はどんな場面で力を発揮できるのかを具体的に言語化することで、面接やエントリーシートで説得力をもってアピールできます。強みを理解していれば、自分に合った企業や職種を選びやすくなり、結果として納得のいく就職につながりやすくなるのです。
専攻内容を説明できるように準備しておく
理学部の方が就活をするときは、面接で「専攻の勉強内容」を聞かれると思って準備しておきましょう。説明の際は単に専門用語を並べるだけでなく、学んだ知識がどのように応用できるのか、問題解決や分析にどう結びつくのかを具体的に示すことがポイントです。自分の研究経験や成果をわかりやすく伝えられれば論理的思考力や応用力のアピールにもつながり、企業から評価される可能性が高くなるでしょう。
学業への姿勢をアピールする
企業は採用にあたって、応募者のコミュニケーション能力や基礎学力、積極性、責任感などを求める傾向にあります。理学部の方の場合は、「どのように研究に取り組んできたか」をアピールするのがおすすめです。研究のために自ら考え行動したことや改善したこと、チームとして研究を進めるために取り組んだことなど、アピールできる要素を整理してみてください。
OB・OG訪問をする
実際にその業界や企業で働いている先輩からOB・OG訪問で話を聞くことで、インターネット上の情報や求人票だけでは分からないリアルな職場環境やキャリアの実態を知ることができます。理学部出身者は、専門性を活かした職種から一般企業まで幅広い選択肢があるため、自分の進路を考えるうえで貴重な参考になるでしょう。また、先輩からのアドバイスや就活体験談は具体的な行動のヒントとなり、人脈作りのきっかけにもつながります。
気になる企業のインターンに参加する
理学部の新卒が就活を成功させるためには、気になる企業のインターンに参加するのもおすすめです。実際に企業で働く体験を通じて、仕事内容や職場の雰囲気、自分の専門知識がどのように役立つのかを体感できます。また、インターンで得た経験は選考時の志望動機や自己PRにも具体性を持たせられるため、面接で説得力のあるアピールが可能になります。さらに、企業側にとってもインターン参加者は意欲の高い学生として好印象を持たれやすく、採用につながる可能性も高まります。
大学の専攻にこだわりすぎないことも大切
大学で専攻したことや研究したことをダイレクトに活かせる会社は限られています。条件を絞り過ぎると内定を取りづらくなる可能性があるため、幅広い視野で就職活動を進めていくと良いでしょう。理学部卒業生は、論理的思考や計画性など仕事に活かせる要素を多く持っている傾向にあります。それらを活かした仕事にも目を向けて求人の選択肢を増やしておくと、就職の可能性を高められるでしょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
就活支援サービスを利用する
就活支援サービスを活用することも、就活を成功させるポイントです。求人サイトや大学のキャリアセンターはもちろんですが、就職エージェントを利用すれば専門のアドバイザーから応募書類の添削や面接対策を受けられるため、就職活動の成功率をより高められます。また、非公開求人や理系人材向けの企業情報を得られる場合もあり、効率的に選択肢を広げられる点もメリットです。
就職活動に不安がある理学部卒業生は、就職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、求人の紹介だけでなく、面接対策や履歴書の添削なども行っています。プロからアドバイスを得ることで、自分では気づけなかった視点を得られたり、有益な情報を得られたりすることもあるので、上手に活用するのがおすすめです。サービスはすべて無料でご利用いただけます。まずは、お気軽にご相談ください。
理学部の就職に関するQ&A
ここでは、理学部の就職に関してよくある疑問にQ&A形式で回答していきます。
理学部で人気のある就職先はどこですか?
理学部で人気な就職先は学科により異なりますが、主にメーカーやIT業界が人気です。数学・物理系学科であれば、保険や金融業界に就職する人もいます。このコラムの「【学科別】理学部で学んだ知識を活かせる職種や業界」では、学科ごとに人気な就職先を詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
理学部女子の就職におすすめの仕事はありますか?
女性の方が就職する際も、大学で学んだ専門分野を活かせる仕事がおすすめです。たとえば研究職なら、理学部で学んだ知識やデータ処理能力を活かせるでしょう。また、IT業界やシステムエンジニアなどの職種も、論理的思考力や数学的素養のある理学部の方に向いている傾向があります。自分の興味やライフスタイルに合った分野を選ぶことが就職成功のポイントといえるでしょう。
研究ばかりしていたのでガクチカが弱いです。大丈夫でしょうか?
研究も深堀りすれば、立派なガクチカになります。「研究にはどんな苦労があったのか」「どうやって乗り越えてきたか」「研究をとおして何を学べたか」などを具体的に書き出していくと、考えを整理しやすいです。
理学部卒の就職で高収入を狙える仕事はありますか?
理学部卒の就職で高収入を狙える仕事はいくつか存在します。代表的なのは、金融業界で活躍するクオンツやアクチュアリーのような高度な数学的知識を必要とする職種です。統計学や数理モデルを扱える人材は希少性が高く、成果に応じて高い報酬が期待できます。また、製薬業界や化学メーカーでの研究職も専門性が高いぶん待遇が良い企業もあり、成果次第では管理職や専門職として高収入を得る道も開けるでしょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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