第二新卒が転職の面接で聞かれることは?よくある質問や注意点を解説!

この記事のまとめ

  • 第二新卒が面接の質問を通して見られるのは、やる気とポテンシャル
  • 第二新卒が面接の質問でアピールするべきポイントは前職のスキルや経験
  • 第二新卒が面接でよくされる質問は、前職で大変だったことや退職理由
  • 第二新卒が内定を獲得するには、志望動機や退職理由の伝え方を工夫する


「第二新卒は面接でどんな質問をされるの?」「第二新卒が面接で気をつけることは?」と悩む人も多いでしょう。このコラムでは第二新卒だからこそ聞かれる6つの質問をご紹介。第二新卒が面接でアピールするべきポイントや己紹介・自己PRの答え方も解説しています。第二新卒の面接では、退職理由や志望動機といった重要な質問に加え、よくある質問を想定して、前もって回答を準備しておきましょう。
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第二新卒が面接の質問を通して見られるものとは

第二新卒を面接する際に、採用担当者が注目する点は、やる気とポテンシャルです。

第二新卒は卒業後、3年以内に転職した人材を指します。そのため、第二新卒を採用する際に経験やスキルを重視されることは少ないといえるでしょう。その分、採用担当者はやる気とポテンシャルがあるかどうかを採用を決めるポイントのひとつとして見ています。どれだけの熱意を持って仕事に取り組めるのか、今後成長する人材かどうかを面接の質問を通して判断しているのです。

また、すぐに辞めないか、ビジネスマナーが身についているかも面接でチェックされています。せっかく採用しても、またすぐに辞められてしまうと困ってしまうので、採用担当者は第二新卒の退職理由にも注視しているのです。新卒と第二新卒の違いは社会人経験があるかないか。社会人経験がある第二新卒を採用すれば、すでにビジネスマナーが身についているので教育を行わなくてすみます。そのため、面接では、どの程度のビジネスマナーが身についてるのか見られていることも意識して面接に臨みましょう。

第二新卒が面接でアピールするべきポイント

第二新卒が面接でアピールするべきポイントは、「前職で身につけたスキルや経験」「社会人経験を通して学んだこと」「経験をどういかしていくのか」の3つです。以下で詳しく解説しています。



前職で身につけたスキルや経験


同じ若手層のライバルとなる新卒と差をつけるために、第二新卒ならではの利点を面接で積極的にアピールすることが大切です。しかし、前職で身につけたスキルや経験は第二新卒以外の転職者と比較すると心もとない部分もあるので、専門性の高さよりはどんな仕事経験があるかをアピールする程度にとどめておく方が無難です。もちろん、専門的な知識やスキルがある場合は、面接で積極的にアピールするとより内定獲得の可能性が高まります。



社会人経験を通して学んだこと


第二新卒は社会人経験を通して学んだことをアピールするのも効果的です。たとえば、挨拶や言葉遣い、立ち振る舞いなどは第二新卒ならではの強みになります。また、挨拶や立ち振る舞いがしっかりできていると採用担当者からの印象も良くなるでしょう。



これまでの経験をどう活かしていくのか


第二新卒が新卒と差をつけるためにも、これまでの経験をどう業務に活かしていくのかアピールすることが重要です。働いたことがない新卒と違い、第二新卒は経験を元に、より具体的にどのように業務に貢献していきたいのか述べることができます。採用担当者に同じ職場で一緒に働くイメージをしてもらえるほど、内定を獲得できるチャンスは高まるといえるでしょう。そのためにも第二新卒は前職の経験を面接での質問で伝えられるように回答します。第二新卒の面接でのポイントを解説しているコラム「第二新卒が面接で見られるポイントやよくある質問は?」も合わせてご覧ください。

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第二新卒だからこそ面接で聞かれる6つの質問

ここでは第二新卒だからこそ面接でよく聞かれる6つの質問と答え方のポイントを解説しています。内容を参考に、自分が質問されたらどう答えるか考えてから面接に臨みましょう。



1.現職・前職で学んだことは?


この質問に対し、第二新卒は、専門性をアピールしようとするよりも、仕事の進め方やどのような意識で仕事を行ってきたかなど、仕事への取り組み方をアピールするのがポイントです。

先述したように、採用担当者は前職のや現職でどのようなことを学び、その経験を自社で活かせるかチェックしています。面接でこの質問に答えられることで、ポテンシャルもアピールできるでしょう。



2.現職・前職で大変だったことは?


大変だったこと、苦手だったことに対する解決策をどのように講じたのかをチェックする質問です。ただ「〇〇が大変でした」「〇〇が苦手でした」で終わるのではなく、それに対して、何をどのようにして対策を考案し、結果はどうなったのかまで答えられるようにしましょう。また、この質問は、自己能力の把握がどれほど客観的にできているのか判断する材料にもなります。



3.志望した動機は?


第二新卒の志望動機のポイントは、仕事に対するやる気やポテンシャル、人柄をアピールしつつ、企業の業務・魅力に絡めることです。前職の不満を理由にするのは避けましょう。志望動機は第二新卒かどうかに関わらず、必ず面接でされる質問です。しっかりと答えを考えておく必要があります。

第二新卒は前職を3年以内に退職していることが採用の際にネックになるので、採用担当者の不安を解消するためにも入社意欲が強いことを伝えましょう。



4.現職・前職を辞めた理由は?


第二新卒は転職に該当するため、前職の退職理由はポジティブに変換することが重要です。ネガティブな退職理由をそのまま伝えるのは良くありません。「また同じような理由で退職してしまうのではないか」「協調性のない人なのではないか」と思わせるので避けるべきです。転職する以上、必ず聞かれる質問のため、 退職理由と志望理由に一貫性を持たせられるよう、退職理由から志望理由への流れをあらかじめ考えておくと良いでしょう。また、待遇や人間関係の不満などのネガティブな退職理由だったとしても、仕事内容での退職理由にするのが望ましいといえます。たとえば、「新しいスキルを身につけたい」「前職の状況を踏まえて今度の職場ではこうしたい」など、前向きな理由につなげましょう。コツは退職理由と志望理由を一貫させることです。

前職の仕事内容が思っていたものと違っていたために退職した場合は、「企業研究が不十分だったために早期退職したが、今度は企業研究を念入りに行い、御社を希望した」という内容にすると良いでしょう。



5.あなたの長所と短所は?


自分を客観的な視点で見ることができるかを評価する質問です。 長所と短所を選ぶ際には、応募先の業務内容に合わせ、アピールに効果的なものを選びましょう。短所を説明するときには、短所のまま終わらせずに、改善するためにとった行動を加えて書くのがポイントです。



6.仕事に求めるものは?


「仕事に対してどのような姿勢で取り組むのか」についての質問です。 応募者がどのような面で仕事へのやる気を出すのか、仕事でどのようなことを学んだのかについて知りたいと考えています。同時に人柄も判断されるので、独りよがりな姿勢を感じさせたり、協調性がなさそうに感じさせたりする内容は避けたほうが無難です。また、会社の社風と合う人材かどうか見ていることもあるので、あまり企業理念や方針にあまり当てはまらない回答は避けましょう。



第二新卒と新卒の質問の違いについて解説している「面接質問、新卒と第二新卒でどう違う?」も合わせてチェックしてみてください。

第二新卒や若手が面接でされやすい質問例

第二新卒や転職者が面接でされやすい質問を紹介します。言い回しを変えて聞かれる場合もあるので、質問の文にとらわれず本質に合った返答をしましょう。



新卒時には第一志望の会社に就職しましたか


採用した際にまたすぐに辞めてしまうことにならないか、どのように仕事をとらえているのかについて知るための質問です。 第一志望の会社に就職していた第二新卒の方は、「仕事をしているうちに本当にやりたいことが見つかった」という流れにすると良いでしょう。前職が第一志望でなかった場合には、「応募先企業が志望企業だった」という回答が自然な流れです。その際には、企業は前職での経験を経て、求めている人材になっているかどうかを知りたいと考えているので、経験をもとにスキルをアピールしましょう。



ほかに選考を受けている企業や業界はありますか


この質問では、志望している企業に一貫性があるかどうか確認するものです。業界や職種に一貫性がないとあなたの仕事に対する姿勢が伝わらず、「この業界、ひいては自社に興味がないのでは」とやる気を疑われてしまうことも。

「別の企業を受けていると不採用になるかもしれない」と不安に思うこともあるでしょうが、ほかに選考を受けているからといって採用に不利になることはありません。



最近関心のあるニュースを教えてください


採用担当者は、第二新卒の転職者に対して情報収集を積極的に行っているか、世の中の出来事にどのくらい関心があるのかについて知りたいと思っています。志望先企業の業界に関するニュースであれば、仕事に意欲的という印象を与えることも。 また、「最近のニュース」とはどのくらい前までOKなのかという点がありますが、1年以内であれば最近といっても良いでしょう。

面接での質問では、なぜ興味を持ったのか、人となりが伝わるようなニュースを選ぶのが重要です。しかし、全く仕事に関係ないものではなく、仕事に結び付けられるような話題を選びましょう。



なにか質問はありますか


業務や職場の様子を聞く以外にも、「熱意があり、企業の今後を担ってくれそうだ」と感じさせるような質問を面接終了時にすると、ほかの求職者と差をつけられる可能性があります。


ほかにも、面接でどんな質問をされるのか気になる人は「転職の面接はどんな質問をされる?効果的な自己紹介の仕方や逆質問の答え方」も合わせてご覧ください。

第二新卒の面接での自己紹介・自己PRの答え方

第二新卒の面接での自己紹介・自己PRの答え方を解説します。



自己紹介


第二新卒の自己紹介では、学校を卒業してから今に至るまでを簡単に説明します。自己紹介の一般的な項目は「氏名・卒業した学校名と専攻 ・卒業後に入社した企業名 ・業務内容 ・配属部署 」です。



例文

「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇と申します。◯年に〇〇大学〇〇学部を卒業し、株式会社△△に入社いたしました。人材派遣業を行う会社で、〇〇部に配属となり、2年半勤務してまいりました。」



自己紹介をする前か後に、面接の時間を設けてもらったお礼を述べます。自己紹介の内容は簡潔にして、詳しい内容は志望動機や面接中の質問で答えるのが一般的です。



自己PR


自己紹介に続いて簡単な自己PRをしましょう。

自己PRは「結論・経験・結果」の順で伝えるのがポイントです。結論は一番アピールしたい強みや長所のこと。経験では、その強みや長所が自分にあると思ったエピソードを話し、内容の裏付けを行います。この経験談が具体的であればあるほど効果的です。結果は、その経験から自身がどう成長したのか、どのような成果があったのか伝えます。経験から学んだことで、今後企業でどのように貢献できるのか、キャリアプランなどに絡めると良いでしょう。

第二新卒が自己PRをする場合は、学生時代やアルバイトでの経験を話すよりも、前職での経験を話すことで新卒者との差別化ができます。

第二新卒が面接で質問の答え方以外に注意する点

第二新卒が面接で質問の答え方以外に気をるけるべき点は、服装、髪型、態度です。以下で詳しく解説します。



服装


第二新卒でも、服装はリクルートスーツで構いません。 しかし、ビジネススーツを持っている場合はそちらを着用したほうがより良い印象を与えます。また、女性の場合、リクルートスーツの中に淡い色のブラウスやカットソーを着用すると「社会人としてのTPOをわきまえている」という印象を与えられるでしょう。



髪型


第二新卒も新卒と同じく、男性はすっきりとした髪型で、襟足が肩に着かないくらいの長さが適しています。女性は前髪が目にかからないようにして、髪はまとめておきましょう。


しかし、志望している業界によって好印象を与える髪型はさまざまです。面接で重要なのは清潔感があること。お辞儀をした際に髪の毛がこぼれないようにまとめておくと良いでしょう。



態度


挨拶や言葉遣い、声の出し方など態度から与える印象は合否に大きく影響するといっても良いでしょう。面接では、相手の顔をしっかり見て話します。緊張してしまう人は眉間あたりを見るようにしましょう。


第二新卒で転職活動を久しぶりにした方のなかには、入室から着席の流れ、座り方など基本的な面接のマナーを忘れてしまっているという方もいるのではないでしょうか。マナーがしっかりできているだけで態度もよく見えます。今一度、面接のマナーをおさらいしておきましょう。

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