フリーターは賃貸契約の審査に通過できる?申込時のコツやかかる費用などを解説

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この記事のまとめ

  • フリーターも入居審査に通れば賃貸物件を借りられる
  • フリーターは月収の3分の1の賃料の物件なら審査に通りやすい
  • 収入面で安定している連帯保証人を立てれば、フリーターも賃貸契約を結びやすくなる
  • 賃貸契約を結ぶためには、フリーターから正社員になるのがおすすめ

「フリーターも賃貸物件の契約は可能?」「入居審査を通過できる?」といった不安を抱えている方もいるでしょう。このコラムでは、フリーターが賃貸契約をする際の注意点、審査に通るためのコツ、入居後に安定した生活を送るポイントなどをご紹介します。フリーターとして入居審査を通過し、賃貸物件に住むことは可能です。一人暮らしを始めたいフリーターの方は、ぜひ参考にしてください。

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フリーターも賃貸物件を借りられる!

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フリーターだとアパートやマンションなどの賃貸物件を借りることができないのでは?と心配されている方もいるかもしれませんが、入居審査を通過すればフリーターが希望の部屋に住むことは可能です。
雇用形態に関わらず、誰でも賃貸物件を契約する際には「入居審査」を受けるのが一般的。家賃の支払い能力や安定した収入をチェックされたのち、「安心して貸し出せる」と判断されると審査を通過して契約が結べます。

無条件で契約を結ぶことにはリスクがあるため、賃貸物件を借りるときには入居審査が行われます。最終的に賃貸物件のオーナーが「この人になら安心して部屋を貸すことができる」と判断すれば賃貸契約は成立し、非正規雇用の方もアパートやマンションなどを借りることが可能です。
フリーターが一人暮らしを始めるにはどうすればよいか知りたい方には、一人暮らしをするうえで注意すべき点などが書かれているコラム「フリーターの一人暮らしはきつい?審査や家賃の気になる疑問を解決!」がおすすめです。

フリーターが賃貸契約でチェックされる項目

フリーターが賃貸物件を借りるときの審査では、以下の項目がチェックされる場合が多いようです。

・家賃を十分に払える年収や貯蓄があるか
・万が一の場合に頼れる保証人(あるいは保証会社)はいるか
・態度や人柄に問題がないか

賃貸契約の審査では、支払い能力や保証人の有無だけでなく、人柄や応対態度も見られる傾向にあります。入居後にほかの住人とトラブルを起こす、部屋を粗雑に使用して破損するといった事態を防ぐためです。そのため、収入面だけでなく、手続きの際の対応にも注意をしましょう。

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フリーターが賃貸契約の審査に通る4つのコツ

以下に、フリーターが賃貸物件の入居審査に通るためのコツをご紹介します。事前に知っておけば効率の良い部屋探しを行えるでしょう。

1.収入に適正な家賃の賃貸物件を選択する

賃貸物件のオーナーが入居審査で最も気にする点が、入居者の支払い能力です。家賃は月収の3分の1までであればフリーターも審査に通りやすくなるので、家賃が低ければ低いほど求められる給与額のハードルは下がります。たとえば、毎月の手取り額が20万円のフリーターが3万円のアパートを希望した場合、家賃と月収の割合が6分の1以上になるため支払いが滞るリスクは低いと印象付けられるでしょう。

2.連帯保証人を立てる

安定した収入がある親族を連帯保証人に立てれば、賃貸物件のオーナーに安心感を与えられ、フリーターも入居審査に通りやすくなります。
近年は、連帯保証人に代わって賃貸契約を行う際には保証会社をつけることを必須としている物件が増えています。保証料を支払うことにより、保証会社が連帯保証人の代わりになって、万一のときに賃貸物件のオーナーのリスクをカバーできるようになっています。
フリーターの場合は保証会社も利用して、かつ定職のある安定した親族を連帯保証人にすれば、より審査に通りやすくなるでしょう。審査に不安がある場合は、あらかじめ不動産会社に尋ねてみることをおすすめします。

3.預貯金審査をしてもらう

賃貸物件の入居者審査に通れるか心配な方は、預貯金審査をしてもらうのもおすすめの方法です。貯金がなくてはできない方法ですが、一般的には家賃の2年分の貯金があることが証明できれば、審査に通る可能性が高くなります。家賃が5万円なら120万円、7万円なら168万円、10万円なら240万円が目安となります。

4.服装や手続きの際の態度に注意する

収入面だけでなく、服装や手続きの際の態度にも注意しましょう。「フリーターが賃貸契約でチェックされる項目」でも述べたように、賃貸契約の審査では入居後のトラブル防止のため人柄もチェックされる場合があります。そのため、手続きの際はスタッフの話をきちんと聞く、身だしなみを整える、スタッフが提示した物件の条件に文句を言わないなど、気配りのある対応を心がけましょう。

フリーターが賃貸契約を結ぶための手取り額の目安は?

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フリーターが賃貸契約を結ぶために必要な手取り額は、家賃の3倍だとされています。たとえば、家賃が5万円なら月収は15万円以上、家賃が7万円なら21万円以上、家賃が10万円なら30万円以上の手取りが必要です。
一人暮らしをすると、家賃のほかにも食費や水道光熱費、日用品などの固定経費がかかり、加えて接待交際費や趣味のお金も必要になります。そのため、家賃を月収の3分の1程度に抑えなければ滞納のリスクが高まるでしょう。
フリーターとして働いていると、何らかの事情でシフトが減ったり雇用契約が終了したりする可能性があるため、正社員に比べると毎月の給与は安定しない傾向にあります。生活費を考えれば最低でも15万円程度の安定した月収を確保できていなくてはいけません。したがって、毎月15万円を大きく下回る手取り額しかもらっていない場合、入居審査に通過できる可能性は極めて低いというのが現実です。

フリーターの生活費のイメージ

フリーターで賃貸契約をしたい人向けに、一人暮らしの収入と支出イメージを具体的にまとめました。フリーターで賃貸を借りたい人は、参考にしてみてください。

【月収18万円東京で一人暮らしをしている人の内訳】

項目金額
家賃7万円
生活費5万円
服飾費1~2万円
交際費2万円
雑費1万円
貯金1万円

東京でフリーターをしながら一人暮らしをしている人の収入と支出のイメージです。東京は全国的に見ても家賃が高いため、ある程度の収入が無いと賃貸を借りて一人暮らしをするのは難しいでしょう。フリーターが一人暮らしをはじめるときに何に注意すればよいか知りたい方には、一人暮らしの節約術なども紹介しているコラム「どれくらい厳しいもの?フリーターの一人暮らし」がおすすめです。

フリーターが賃貸契約する際の3つの注意点

ここでは、フリーターが賃貸契約を行うときの注意点をご紹介します。たとえ毎月家賃の3倍以上の安定した収入があったとしても、高額な初期費用が必要になるので準備しておきましょう。

1.賃貸契約をするときにはまとまったお金が必要

賃貸契約をするときには、家賃が5万円なら30万円、家賃が10万円なら60万円など家賃の6ヶ月分程度のお金が必要だといわれています。その内訳は、家賃や前家賃、礼金・敷金、保証料、保険代、鍵の交換費用などです。それ以外にも、家具・家電の費用や引越し代がかかる場合もあります。退去時に何もなければ敷金は返金されますが、それ以外は戻ってこないお金です。繰り返し引越しすることは困難であるため、部屋探しも慎重に行わなくてはいけません。

契約時の負担を減らすなら敷金・礼金や手数料の額を確認する

賃貸契約をする際の負担を減らしたい方は、敷金・礼金や仲介手数料の金額を確認しましょう。物件によっては、敷金・礼金がかからなかったり、割安だったりする場合もあるからです。また、仲介手数料も不動産屋によって異なるため、割安なところを選べば金銭的な負担を減らせるでしょう。

2.保証人がいなければ審査に通りにくい

安定した職業だと判断されにくいフリーターは、賃貸契約を結ぶときに連帯保証人を立てないと信用度が低くなり、入居審査に通りにくくなってしまう傾向にあります。貸す側は万が一家賃を滞納されたり無断で退去されたりするリスクを回避したいため、保証人が立てられないと賃貸契約は難しいでしょう。

3.東京は賃貸物件の家賃が高い

東京やその近郊の賃貸物件の家賃は、地方と比較すると高いのが現実です。地方でフリーターをしていたときには毎月15万円も稼げば余裕で貯金もできていたのに、東京に引越ししてきたら生活がギリギリになったという方も少なくないようです。ただし、東京都内でも地域によっては家賃相場が低いエリアもあるので、たくさんの情報を集めて部屋探しを行うことをおすすめします。
上京を検討しているなら「東京で就職したい!メリットは?新卒で上京するべき?後悔しない選択を」のコラムもおすすめ。事前に東京での仕事探しや生活についてリサーチしておきましょう。

フリーターが安定した賃貸生活を送る5つのポイント

下記では、賃貸物件を借りたフリーターが、その後安定した生活を送るためのポイントを7つまとめました。内容を参考にし、生活費を抑えましょう。

1.スマホやインターネット回線のプランを見直す

スマホやパソコンの通信料は、人によって大きな負担になります。現在使用しているキャリアやプランを変更するだけで、月に数千円安くなることもあるでしょう。たとえば、自分が毎月どれくらいの容量を使っているか確認し、少ない場合はその使用量に合った料金プランに変えてみるのがおすすめです。また、インターネットをよく使う方は、スマホとのセット割引がある回線を利用するのも有効でしょう。

2.外食を控える

外食はできるだけ避けて、自炊することを心掛けましょう。慣れるとそれほど難しいことではなく、料理を趣味にできればより節約効果がアップします。
また、食材は安く購入できる場所を選びましょう。たとえばコンビニで買い物をしている方は、スーパーに切り替えるのがおすすめです。コンビニはスーパーに比べて値段が高く設定されている傾向にあるため、スーパーでの買い物を中心にすれば食費の節約を実現できるでしょう。賃貸物件を選ぶ際に、近くにスーパーがあるかチェックするのをおすすめします。

3.水道光熱費の無駄をなくす

光熱費の無駄遣いをなくすのも、フリーターが賃貸で安定した生活を送るポイントです。電気・水道・ガスの使い方に注意するだけでも、年間を通せば大きな節約になります。たとえば、料理をする際に使う水の量を減らしてみる、追い炊きをしなくて良いようお風呂はすぐに入る、エアコンの温度を室温に近い設定にするなどの方法が有効です。

4.家賃の滞納はしない

安定した賃貸生活を送るためには、絶対に家賃の滞納をしてはいけません。何度も滞納を繰り返すと、立ち退き勧告をされる可能性が高くなります。勧告を無視していると強制的に鍵を変えられてしまうこともあるようです。さらに、連帯保証人がいる場合は、その人に連絡がいって迷惑をかけてしまいます。どうしても家賃を期日までに払えない場合は、事前に大家さんや管理会社などに連絡を入れて、支払が可能な日を伝えてください。

5.アルバイト先を頻繁に変えない

仕事を自由に変えることはフリーターの特権でもありますが、アルバイト先を転々とすると安定した生活を送りにくくなってしまいます。仕事を変えるときには失業期間が空かないように注意して、賃貸契約を維持することに努めましょう。

フリーターでは生活するのが難しいと感じている方には、将来安定した生活を送るためにどうすればいいかが書かれているコラム「フリーターでは生活できない?安定を得る方法とは」をおすすめします。
大学を卒業したけど、ずっとフリーターで今後が心配な方は、「大学卒業後のフリーター歴は就活に影響する?正社員未経験から就職するには」をチェックしてみてください。

安心して賃貸契約を結ぶなら正社員を目指そう

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フリーターであっても、工夫次第で賃貸物件の契約はできます。しかし、フリーターの雇用形態では契約や審査で不利になりやすいのが現状。安定した生活を継続したいのなら、正社員を目指すのがおすすめです。
現在は住みたい部屋に入居できたとしても、今後引っ越しを考えたときに同じように審査を通過できるとは限りません。また、フリーターとして年齢を重ねるほど社会的信用度が低くなってしまい、現在よりも契約が難しくなる可能性も。このようなデメリットを知ったうえで、将来の生活面について考えてみましょう。

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フリーターの賃貸に関するFAQ

賃貸に関するお悩みを抱えるフリーターの疑問に、Q&A形式でお答えします。「賃貸の審査に落ちたらどうしたらいいの?」「フリーターの一人暮らしにはどれくらいお金がかかる?」とお悩みの方は、参考にしてみてください。

フリーターが賃貸の審査に落ちたらどうすればいい?

「自分の収入に合った物件を改めて探してみる」「安定した収入がある親族に連帯保証人を頼む」「親族による代理契約をする」などの方法があります。代理契約を行う場合は、基本的に3等親までの親族に頼みましょう。このコラムの「フリーターが賃貸契約の審査に通る4つのコツ」でフリーターが賃貸契約の審査を通過するためのコツを解説しているので、参考にしてみてください。

フリーターの家賃の目安はどれくらい?

フリーターの家賃の一般的な目安は、手取り収入の3分の1程度といわれています。賃貸を借りたいと考えているフリーターの方は、自分の手取り収入の3分の1程度を目安にした際に、どれくらい家賃を払えるか考えてみると良いでしょう。フリーターの家賃の相場について詳しく知りたい方は、「フリーターの家賃相場はどのくらい?一人暮らしの生活費もご紹介」のコラムもあわせてご一読ください。

フリーターの一人暮らしはどれくらいお金がかかる?

家賃や光熱費、食費などの生活に必要な費用のほか、税金も合わせて12万~15万円ほどといわれています。フリーターが一人暮らしを望む場合は、通信費を抑えられるプランを選択する、食事は自炊にするというように、費用の見直しを行うのが得策です。「内訳はどうなっている?フリーターの生活費と節約方法」でも、フリーターの一人暮らしにかかる費用や節約方法について解説しているので、参考にしてみてください。

賃貸を借りるために月収アップしたいです

時給が高いアルバイトを探す、夜勤があるアルバイトを探す、掛け持ちをするなどの方法があります。ただし、雇用が不安定であることと、体力的に長く続けていくのは厳しい可能性があるため、正社員としての就職を目指すのがおすすめです。正社員なら月収だけでなく、賞与や昇給で収入アップを目指せる可能性があります。ハタラクティブでは、フリーターからの正社員就職を目指す方をサポートしています。ぜひ一度ご相談ください。

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