医薬品業界の仕事

医薬品業界の仕事の画像
こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事なんてあるのかな?
  • 避けたいことはあるけれど、
  • やりたいことが分からない・・・
私たちは「やりたいこと」から一緒に探します!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

さっそく診断START

医薬品業界とは

医薬品業界とは、医薬品の研究開発から製造、販売を手掛ける業界です。
医薬品メーカーが開発・販売する医薬品には、医師の処方箋が必要な「医療用医薬品」と、ドラッグストアなどで購入できる「一般用医薬品」があります。
「医療用医薬品」を扱うメーカーの中でも、新薬を製造するメーカーや、後発医薬品(ジェネリック)を取り扱うメーカーがあり、薬品の種類によって事業領域が違うのが医薬品業界の特徴のひとつです。
一般的には、製薬会社、治験会社、医療関連施設、調剤薬局、ドラッグストアでの仕事があります。

代表的な仕事

医薬品業界の仕事の種類は、大きく以下の3つに分けられます。それぞれを詳しく見ていきましょう。

製薬会社

製薬会社の仕事は、新薬の製造に関わる「研究」「開発」の仕事と、新薬の「営業」の仕事に大きく分かれ、業務内容はそれぞれ異なります。
新薬の製造に関わる「研究」「開発」の仕事は、専門的な知識が求められるため、薬学部や理系の修士・博士課程を修了していることがエントリーの条件となっている企業も多いでしょう。

一方で、製薬会社の営業の仕事は特定の資格や学歴は必須ではありません。ただし、自身の知識向上や医療関係者との信頼構築のため、公益財団法人MR認定センターが実施している認定試験を受けたうえで従事する場合が多いようです。

病院・薬局

医薬品業界における病院・薬局の役割は、医薬品の販売業務です。
主に薬剤師が「医療用医薬品」を取り扱う病院や調剤薬局に勤務し、医師からの処方箋に基づいた調剤や服薬指導を行います。

ドラッグストア

医薬品業界のドラッグストアでの主な仕事も、「登録販売者」「薬剤師」による医薬品の販売業務です。
ドラッグストアでは、薬局と違い調剤ができないため、医師の処方箋が必要ない「一般用医薬品」の販売がメイン。一般用医薬品の販売を行う登録販売者は、各都道府県が年1回実施する「登録販売者試験」を受験し、合格する必要があります。

また、近年ではドラッグストアに調剤薬局が併設されている場合も多く、薬剤師として勤めている方も増えているでしょう。ドラッグストア業界の仕事内容については「ドラッグストア業界の仕事」のコラムにて解説しているので、併せてご覧ください。

医薬品業界に関連する業界

医薬品業界に関連する業界として、製薬業界が挙げられます。
医薬品業界とは、主に医薬品メーカーが集まった業界として「医薬品業界」と呼ばれています。前述したとおり、医薬品の研究開発から製造、販売を手掛ける業界です。
そして、製薬業界も同じく医薬品の研究開発から製造、販売を手掛ける業界のことを指しています。呼び方に違いはありますが、どちらの業界も業務内容に大きな違いはないといえるでしょう。

医薬品業界に必要な資格やスキル

医薬品業界の仕事に就くうえで必要な資格は、職種によって異なります。
薬剤師を目指すのであれば、薬学部を卒業したうえで「薬剤師国家試験」に合格しなければなりません。登録販売者になるためには、「登録販売者試験」に合格する必要があります。また、必須ではありませんが、製薬会社の営業職(MR)は、公益財団法人MR認定センターが実施している認定試験に合格し資格を取得することで円滑に仕事を進められるでしょう。

医薬品業界では英語力が必要になる場合も

海外市場へ進出する医薬品関連企業の数は年々高まっているようです。研究職や開発職では、海外との共同研究や、研究開発を進める際に海外の文献や論文を読む必要もあり、一定の英語力が求められるでしょう。

また、製薬会社のマーケティング部門や、営業職(MR)、臨床開発モニター(CRA)などの職種も、海外の情報を収集する必要性や、海外のチームと関わる機会があるため、医薬品の基礎知識はもちろん、英語力も必要不可欠になります。「英語を使う仕事は未経験から挑戦可能?歓迎されるスキルや就職のコツを紹介」のコラムでは、仕事で求められる英語力の目安について解説。併せて参考にしてください。

医薬品業界の具体的な職種

前項の「代表的な仕事」では医薬品業界の3つの分類を紹介しましたが、担当領域や必要な技術に合わせ、職種はさらに細分化されていきます。この項では、代表的な職種とその仕事内容をまとめました。

製薬会社の社員

製薬会社には大きく分けて「研究」「開発」「営業」の3つの職種があります。以下で詳しく解説します。

研究職

研究職では、主に新薬の開発を行います。国内外の研究論文や最新情報などを参考に研究テーマを設定し、そのテーマに沿って化合物を創製・スクリーニングを実施。その後、スクリーニングを行って厳選された化合物は、動物実験の際に用いて、人間が服用しても問題ないかを確認(非臨床試験)します。

開発職

開発職では、主に研究職が非臨床試験などで効果が認められた製剤の臨床試験(治験)を行います。
この業務では、動物ではなく人間を被験体として製剤の臨床試験を行うため、被験者はもちろん、医療関連施設や専門医などへ協力を要請し厳しくチェック。臨床試験の後は、厚生労働省に申請を行います。

営業職(MR)

製薬会社の営業職は、MR(Medical Representatives)と呼ばれます。MRは、主に医療関連施設や医師に、開発した医薬品の安全性や有用性、副作用の有無など、医薬品に関する情報を提供し、販売を行う仕事です。
医療従事者に対する営業が主となるので、営業の中でも特に専門性の高いジャンルといえるでしょう。

薬剤師

薬剤師は、病院やクリニックなどで処方された薬を調剤する業務や、服薬指導などを行う職種です。主に調剤薬局やドラッグストア、病院などで勤務します。そのほかにも、治験を行う仕事に従事することも可能です。薬剤師になるためには、薬学部を卒業し、薬剤師国家試験に合格する必要があります。「薬剤師の年収はどれくらい?男性・女性別の平均や他職種との比較を解説!」では、薬剤師の年収について詳しく解説。薬剤師について気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

登録販売者

登録販売者は、主にドラッグストアで勤務し、医師の処方箋が必要ない「一般用医薬品」の販売や服薬指導を行います。登録販売者は、各都道府県が年1回実施する「登録販売者試験」を受験し、合格する必要があります。登録販売者試験は、論述問題や実技試験、年齢制限などは設けられていないため、医薬品業界未経験の方でも挑戦しやすい試験といえるでしょう。

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーター(CRC)は、病院で治験内容を被験者に説明し、ケアやサポートを行う仕事です。治験コーディネーター(CRC)は、薬剤師のほか、看護師や臨床検査技師といった医療系の資格を有していると就職に有利とされています。

臨床開発モニター(CRA)

臨床開発モニター(CRA)は、新薬が開発される際に治験が適切に行われているか監視(モニタリング)する仕事です。また、監視(モニタリング)だけではなく、症例データの収集や、全体の進捗管理を行うことも。臨床開発モニター(CRA)も治験コーディネーター(CRC)と同じく、薬剤師のほか、看護師や臨床検査技師といった医療系の資格を有していると就職に有利とされています。

未経験OK多数!求人を見てみる

医薬品業界の現状と課題

医薬品業界は、科学技術の進歩や、高齢化社会における医薬品需要を満たすため、日々発展を続けています。ただし、毎年の薬価引き下げに伴う問題点も。市場規模や業界の現状、課題について解説します。

医薬品業界の市場規模

厚生労働省の「令和4年薬事工業生産動態統計調査(P.7)」によると、令和4年における医薬品最終製品の国内での生産金額は9兆9,819億円とされています。前年の9兆1,747億円と比較すると、8,072億円(8.8%)の増加となっており、市場規模は年々拡大中といえるでしょう。

参照元
厚生労働省
薬事工業生産動態統計調査:結果の概要

医薬品業界の現状

高齢化社会の進行により、医薬品のニーズは年々高まっています。病気や怪我の治療が無くなることはないので、業界として一定の需要は望めるでしょう。ただし、円安により調達コストや製造コストが増大したことに加え、薬価改定が2021年から毎年行われるようになった影響から、国内での収益確保が難しい状況という問題点も。国内の収益確保が困難を極める中、打開策としてビジネスの焦点を海外に向ける企業も増えているようです。

医薬品業界の課題

前述したように、医薬品業界では、円安によるコストの増大や、薬価引き下げにより依然苦しい状況が続いているといえます。さらに、打開策としてビジネスの焦点を海外に向ける企業が増えることで、国内での医薬品の開発・販売を行わなくなってしまい、後発医薬品(ジェネリック)を中心とした供給が不安定になってしまうという新たな問題点も浮上。これにより政府は「薬事制度の改善」や「医薬品の適正化」など薬価制度の改革を議論し、国内での医薬品安定供給や、国内市場の魅力度向上を図ろうとしています。

医薬品業界の将来性

医薬品業界の仕事については、景気の影響を受けにくいものが多く、非常に将来性のある業界といえるでしょう。以下で詳しく説明します。
◯医薬品業界の今後の動向
先述したような課題があるとはいえ、好景気・不景気に関わらず、病気や怪我などの治療は必ず行うため、比較的安定して働ける業界と考えられます。特に、高齢化が進む日本社会において、医薬品や医療への関心は今後ますます高まることでしょう。新薬の開発なども一層の成長・期待がされています。また、医療費の抑制を目的として推進されている後発医薬品の製造・販売メーカーの需要も増していく可能性があるでしょう。

医薬品業界のメリット・デメリット

医薬品業界での仕事には、やりがいを感じられる、平均年収が比較的高いといったメリットの一方で、仕事で求められるスキルが高いというデメリットが挙げられるでしょう。医薬品業界の仕事の魅力と大変さについて紹介します。

医薬品業界の魅力とやりがい

医薬品業界の魅力は、開発・販売した医薬品が患者の手に渡り、多くの人を助けるといったやりがいにあるでしょう。また、仕事で求められるスキルが高い分、平均年収が比較的高い傾向にあります。医薬品の研究や開発には膨大なコストと時間がかかりますが、やりがいを感じながら安定した収入を得られることは大きな魅力です。

医薬品業界の大変なところ

医薬品業界の研究や開発、調剤といった専門職に進むためには、医学部や薬学部といった難関学部を卒業し、資格や知識を有した後に入社することになるため、相当する学力がなければ就職が困難になるでしょう。また、近年では海外メーカーによる新薬の開発もなされ、国内での開発の難易度が上がっているようです。

医薬品業界の志望動機

医薬品業界を志す人には、知識だけではなく、責任感を持って仕事に取り組む意欲や、柔軟なコミュニケーション能力などが必要といわれているようです。医薬品業界に向いている人の特徴とそれを踏まえた志望動機を紹介します。

医薬品業界に向いている人

医薬品業界の仕事は、自発的に学ぶ意欲や責任感などが求められるでしょう。それぞれの理由を以下にまとめました。

責任感を持って仕事に取り組める人

医薬品は生命に関わる製品です。医薬品業界のどの職種であっても、責任感を持って仕事に取り組み、医薬品の正しい知識を持つことが求められます。

コミュニケーション能力がある人

医薬品業界の仕事では、医療関係者や患者と関わる機会が多くあります。信頼関係を築きながら、製品の有用性を詳しく説明する必要があるため、「顧客との信頼関係を築くことができる能力」や「顧客のニーズを知り、それに合った製品の提案ができる能力」が求められるでしょう。

積極的に学んでいく意欲がある人

医薬品業界での技術は日々更新されていくため、自身の知識も継続して更新し続けることが求められます。研究職や開発職だけではなく、営業や販売などに関わる職種も、常に情報をキャッチする力が必要になるでしょう。

未経験者の志望動機

ここでは、異業界の営業職から医薬品業界の営業職(MR)へ転職を希望している人を想定して、未経験者の志望動機の例を紹介します。
未経験者の場合は、医薬品業界を志望するに至った理由と熱意をアピールするのが効果的です。また、製薬会社への就職・転職を希望する場合は、応募先企業の力を入れている製品の下調べも念入りに行うようにしましょう。

例文

「私は前職で△△の営業を担当しておりました。前職でお客さまと接するうちに、コミュニケーション能力や、提案力、交渉力などを身につけることができました。ただ、業務を経験していくうちに、身につけた営業のスキルを人々の健康に関わる医薬品業界で役に立てたいという思いが強まりました。今回貴社に応募させていただいたのは、〇〇という治療法や〇〇という有効成分を扱っており、強く興味を持ったのがきっかけです。貴社であれば、最先端の医薬品の知識を日々身につけながら、顧客と向き合う働き方ができるのではないかと考えています。異業界からの転職なので、まだ知識不足な点はあると思いますが、前職で培った営業スキルや経営知識を活かし、1日も早く貢献したいと思います。現在はMR認定試験のための勉強中です。」

経験者の志望動機

経験者の場合は、自分がどのような分野に携わってきたのか、なぜ他社に移ろうと思ったのかについて書くと良いでしょう。また、志望する会社の方針や特性を事前に調べておき、これまでに学んできたことや身についたスキルと照らし合わせながら、これからどうなりたいか、どのような仕事をしていきたいかを具体的に説明できると、志望動機の説得力が増します。「患者さまの病気治療のための手助けをしたい」という気持ちを伝えられるとより効果的です。以下では研究職、開発職経験者の志望動機の例を紹介します。

例文

「私は前職で△△の研究に携わり、新薬の開発に貢献してきました。その中でも特に〇〇を通して、自分自身の成長に繋がる経験を積むことができました。しかし、新しい環境への挑戦も必要だと感じ、貴社へ応募いたしました。貴社は、医薬品業界において、多くの実績を持ち、高い技術力を誇っています。また、貴社が掲げている「⊡⊡」の理念に向けた取り組みに共感いたしました。私は前職の△△で身につけたスキルを活かし、貴社のビジョンに貢献したいと考えています。」

志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」のコラムでは、志望動機の作成のポイントや注意点を詳しく解説しています。併せてご覧ください。

医薬品業界に関するFAQ

ここでは、医薬品業界の仕事に興味のある方に向け、よくある質問と回答をまとめています。

医薬品業界の年収はどれくらい?

医薬品業界の職種は幅広く、さらに保有資格や企業規模などによって年収は変わるので一概にはいえません。厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、医薬品業界の職種ごとの平均年収はそれぞれ、薬学研究者は703.9万円、医薬情報担当者(MR)は578.3万円、治験コーディネーター(CRC)は443.3万円、薬剤師は583.4万円、登録販売者は357.7万円となっています。求められるスキルが高い分、安定した給与を得られる職種が多いでしょう。

参照元 
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag

文系だと医薬品業界に転職するのは厳しい?

職種によっては、文系の方であっても医薬品業界への転職は可能です。製薬会社の営業職(MR)や、医薬品の登録販売者などの職種であれば、卒業した学部に関わらず就業できるでしょう。登録販売者の場合は、資格を取得する必要がありますが、特別な条件や年齢制限などは設けられておらず、合格率も40〜50%ほどのようです。製薬会社の営業職(MR)は必須で取得しなければならない資格は設けられていません。文系の大学で培った文章力やプレゼン力が活かせる職種といえます。

未経験者が医薬品業界に転職するにはどうしたらいい?

医薬品業界は専門的な知識や学歴が必要不可欠な職種が多く、未経験者向け求人の数は多いとはいえないのが現状です。ただし、製薬会社の営業や販売促進、事務職、ドラッグストアの登録販売者など、未経験からチャレンジしやすい職種も存在します。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、求人探しにお悩みの20代の方に向け、専任のアドバイザーがマンツーマンで求人のご紹介や就活のアドバイスを行っています。サービスはすべて無料。エージェントを利用したことがない方も、ぜひ一度ご相談ください

ハタラクティブ
のサービスについて

こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

業界一覧

職種一覧

ハタラクティブを利用すると…
ご相談はこちらから
これまでに就職したことはありますか?
  • はい
  • いいえ

RECOMMEND

おすすめ記事

みんなの就職エピソード

関連記事

ハタラクティブ 人気の記事一覧