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面接で最近のニュースについて聞かれたときのおすすめの答え方や注意点
更新日
この記事のまとめ
- 面接で最近のニュースについて質問される理由は、「情報に対する感度を知りたい」など
- 面接で最近のニュースについて答える際は、企業に関係のある話題に触れるのがポイント
- 面接では、最近のニュースについて自分の意見をしっかり述べられるようにしておこう
「面接で最近のニュースを聞かれた場合に、うまく答えられるか不安」という人もいるでしょう。時事関連の質問にスムーズに回答するためには、日頃からアンテナを張って事前に対策しておくことが大切です。このコラムでは、面接で最近のニュースについて質問されたときの答え方やポイント、回答する際の注意点などをご紹介します。
面接で最近のニュースについて聞かれる理由は?
就職・転職活動の面接時に最近のニュースについて聞かれる主な理由として、以下のようなことが挙げられます。
・応募者の情報に対する感度を知りたい
・応募者の興味の方向性や価値観を知りたい
・応募者がニュースに対して自分の意見を持っているかを知りたい
・時代の流れを読む力やビジネスセンスがあるかどうかを知りたい
上記のように、企業側は社会情勢を読み解く力や興味を持つ話題、それに対してどのような意見を持っているのかなどをチェックしていると考えられます。
面接で最近のニュースについて答える際のポイント
面接で最近のニュースに関する質問をされた場合、どのような点に気をつけると良いのでしょうか。以下で、回答する際のポイントをご紹介します。あらかじめ確認し、回答の準備をしておきましょう。
新しいニュースを選ぶ
時事関連の質問をされた場合は、できるだけ新しいニュースを選ぶようにしましょう。もし、古いニュースばかりを挙げると、「最近のニュースに対して興味がない」「世の中の流れに疎い」など、マイナスな印象を与えてしまう可能性があります。「最近のニュース」について質問された場合は、過去1年以内に起こったものの中で気になる話題を選ぶようにすると良いでしょう。
企業に関連する話題を挙げる
業界や競合他社、関連企業のニュースなど、なるべく志望する企業の事業領域に関する話題を挙げましょう。そうすることで、「自分が応募先の企業でどのような仕事をしたいのか」「どのようなことに興味を持っているのか」などを知ってもらえる可能性があります。「どのようなことに挑戦したいか」など、将来の展望についても同時に述べることで、自己PRに繋げやすいというメリットもあるでしょう。また、「(そのニュースに対して)御社ではどのような展望を掲げていらっしゃるのでしょうか」と質問することで、企業の取り組みなどについて詳しく聞き出せる場合もあります。以下では、企業の特徴別におすすめのニュース例を紹介するので、参考にしてみてください。
アパレル企業を志望する場合
「アパレル企業のA社が海外展開」や「世界的なファッションショーが開催」のように、アパレルに関連するニュースを取り上げると良いでしょう。
海外展開している企業を志望する場合
「国際情勢の最新動向」や「海外メーカーの新市場参入」など、ワールドワイドなニュースを取り上げるのがおすすめです。
公務員を志望する場合
「地域や自治体の取り組みで話題のもの」や「日本の社会が抱える課題」など、社会的な話題に関するニュースを取り上げるのがおすすめです。
建設業界を志望する場合
「オリンピック開催地の道路・施設の整備」や「天災による建設物の被害」など、建設業界に関連するニュースを取り上げると良いでしょう。
経済全体のニュースを取り上げる
もし、志望する企業と関連性の高いニュースがない場合は、経済・ビジネスのカテゴリから業界問わず、影響が大きいニュースを選びましょう。
例
「近年、〇〇に観光客が集中しているが観光目的は何か」「新しい商業施設の経済効果は」「海外ブランドが日本に上陸」のような、国内外の経済ニュース など
取り上げるニュースに対する自分の意見も用意しておこう
面接官から深く追求されてもしっかり答えられるように、取り上げるニュースの概要を前もって整理しておくと良いでしょう。また、「そのニュースに対して今後どうなると思うか」「どうしていきたいか」など、自分の意見を用意しておくことも大切です。面接での最近のニュースに関する質問への答え方
最近のニュースについての質問に対しては、以下のような流れで回答すると良いでしょう。
1.気になるニュースの概要を述べる
まず最初に、気になっているニュースの概要を述べましょう。前述のとおり、志望する企業に関連する話題、もしくは経済全体のニュースを取り上げるのがおすすめです。
2.そのニュースに関心を持った理由を説明する
次に、取り上げたニュースに関心を持った理由を簡潔に説明しましょう。企業側はこの質問で、「どのような感性を持っているか」「なぜそのニュースに関心をもったのか」という部分をチェックしていると考えられます。そのため、自身の経験談や募集職種を志願するきっかけとなった話などを交えて説明すると良いでしょう。
3.ニュースを受けてどう感じたかなどを述べる
最後に、「このニュースを受け、私は〇〇と感じました」「今後は〇〇となっていくのではないかと思っています」など、取り上げたニュースに対する意見を述べます。このとき、「〇〇と感じたので、御社では△△に挑戦したいと思います」のように、志望する会社でどのような仕事をしたいかなど、将来の展望につなげて具体的に述べると良いでしょう。
ニュースについて詳しく答えられるようにしておく
面接官はたくさんの応募者と面接を行っているので、人の意見を真似て話したり、付け焼き刃の知識を話したりすると見抜かれてしまう恐れも。また、面接官からその話題に対して深く追求された際、回答に詰まってしまうことも考えられます。取り上げるニュースについての質問に対してきちんと答えられるように、事前にしっかり準備をしておきましょう。面接で最近のニュースについて回答する際の注意点
取り上げたニュースに対する意見に正解や不正解はありません。そのため、自分が感じたことを素直に話しましょう。ただし、ニュースに対して過激な意見を述べたり、誰かを侮辱するなどの非常識な内容に傾いてしまったりすると、マイナスな印象を与えてしまう可能性があるので注意が必要です。
政治や宗教、芸能界のゴシップなどの話題は避けよう
政治や宗教、スポーツなどについては、面接官の考えと一致しない可能性があります。万が一、面接官の意見と食い違いが起こった場合、空気が悪くなったり、マイナスな印象を与えてしまったりすることも考えられるので、避けた方が無難です。また、「芸能人の不倫報道」のような芸能界のニュース・ゴシップや特定企業の不祥事など、ビジネスとかけ離れたニュースもあまりおすすめできません。前述のとおり、面接で取り上げるニュースは企業の雰囲気や特色を考慮した話題を選び、常識の範囲を超えた過激な内容にならないように注意しましょう。
あらかじめ質問のニュースが設定されている場合もある
企業によっては、「〇〇のニュースについてどう思いますか?」など、あらかじめ質問されるニュースが設定されていることがあります。この場合、誰もが知っているような大きなニュースを取り上げるケースが多いようです。面接でどのニュースについて質問されても答えられるように、新聞やメディアなどで大々的に取り上げられている話題は日常的にチェックしておきましょう。もし、質問されたニュースを知らなかった場合は、「勉強不足でした」「今後勉強いたします」のように、正直に面接官に伝えます。知ったかぶりやほかの人の意見を真似た答え方をするのは避けましょう。面接官から深く追求された際に上手く答えられず、かえって悪い印象を与えてしまう可能性があります。面接での注意点については、「面接のNGワードを大公開!間違った言葉遣いや行動、逆質問にも注意しよう」のコラムでも解説しているので参考にしてください。
日頃から情報収集をしておくことが大切
前述したように、就職・転職活動の面接では、企業側が応募者のパーソナルな部分を知るために時事関係の質問をすることがあります。企業によっては、「今朝のニュースで気になったことは?」と、面接日当日のニュースに限定して質問をされるケースも。そのため、現在の社会情勢や流れについていつでも答えられるよう、日頃からニュース番組や新聞、インターネットから情報を収集し、常にアンテナを張っておくことが大切です。普段、あまり新聞を読む習慣がない場合は、「転職・就活に役立つ新聞の読み方。効率的で効果あり!」のコラムもチェックしてみてください。
就職試験で時事問題が出題されることもある
筆記試験を設けている企業であれば、一般常識テストで時事関係の問題が出題されることもあるようです。一般常識テストは、新卒採用だけでなく中途採用の場合も行われることがあります。出題内容は、時事関係やビジネスマナー、主要5教科(国語・数学・理科・社会・英語)など。就職試験については、「就職試験の一般常識問題には何が出題される?例題と対策方法をご紹介します」のコラムで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。情報収集する際は
インターネットを介して情報を収集する際は、注意が必要です。「収集元の媒体によって情報の食い違いがないか」「筆者独自の批評や推測が織り交ぜられていないか」「間違った情報が書かれていないか」などを確認しましょう。事実確認が難しい場合は、新聞社などが提供している信頼性の高い情報源を利用すると安心です。通勤・通学時間などで簡単にニュースをチェックしたいときは、スマートフォンなどのニュースアプリを利用するのもおすすめ。ニュース番組やテレビ局、新聞社のSNSアカウントをフォローし、情報を収集しても良いでしょう。もし、情報収集にあまり時間をかけられない場合は、ニュースのトピックの中から気になる話題をピックアップし、そのニュースについて詳しく調べるのも1つの方法です。
専門誌を活用するのもおすすめ
インターネット媒体のほかにも、経済誌や業界誌など、特定の専門分野についての記事が掲載されている専門誌を活用してみるのも良いでしょう。専門誌には、その業界ならではの論文や用語解説などが分かりやすく書かれていることもあり、勉強になる可能性があります。また、最新の業界動向をチェックしておくことは、逆質問を考える際にも役立つでしょう。「最近読んだ本」を聞かれたときは?
就職・転職活動の面接では、最近読んだ本について質問されることもあるようです。このような質問をする企業側の意図としては、応募者の価値観や学習習慣、人柄、興味の方向性などを知るためであると考えられます。最近のニュースについての質問と同様に、応募者のパーソナルな部分をチェックしているといえるでしょう。このような質問を受けたときは、最近読んだ本の中から興味を持っていることや好きなものなど、自分の感性に合う分野を取り上げて回答しましょう。本のジャンルは、ノンフィクションやミステリー、純文学、経済学など、基本的に自由です。なお、漫画や雑誌は、「ビジネスに関係ない」と考える面接官がいる一方で、出版業界やエンタメ業界などでは良い印象を与えられる可能性もあります。ビジネスシーンに合った書籍を、志望する企業に合わせて臨機応変に選ぶようにしましょう。
自分に合った内容の本を選ぶのがポイント
もし、「何を読めば良いか分からない」という場合は、経済学の本や自己啓発本、芥川賞や本屋大賞などを受賞した本などを選んでみるのもおすすめです。大切なのは「本を読んだことでどのような影響を受けたのか、また何を感じたのか」ということ。背伸びをして難しい本を選ぶ必要はありません。読書の習慣がない場合は、就職・転職活動期間中は最低でも2~3冊読んでおき、人に内容を紹介できるようにしておくと良いでしょう。最近のニュースに関する質問以外に、自己PRや志望動機など就職・転職活動の面接での悩みがある場合は、ハタラクティブにご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。