面接後に連絡が来ない場合は不採用?問い合わせの方法も紹介

面接後に連絡が来ない場合は不採用?問い合わせの方法も紹介の画像

この記事のまとめ

  • 面接後に連絡が来ないからといって、不採用とは限らない
  • 採用か不採用かの連絡が面接後に来ないときは、選考に時間がかかっている場合がある
  • 面接後に連絡が来ないときは、不採用の場合に備えて次の応募先を決めておく
  • 面接後に連絡が来ない場合は、2~3週間をめどに企業に問い合わせると良い
  • 選考結果を問い合わせる際は、合否ではなくいつ連絡が来るのかを尋ねる

「面接後すぐ連絡が来ないけど不採用なの?」と不安に思う方もいるでしょう。選考結果の連絡はさまざまな事情により遅れる場合があるため、連絡が来ないから不採用とは限りません。このコラムでは、選考結果の連絡が来ない理由や企業への問い合わせ方を紹介。また、企業からの連絡を待っている間にしておくと良いこともまとめています。このコラムを参考に不安な点を解消して、気持ちよく次の行動に移れるようにしましょう。

面接後にすぐ連絡が来ないと不採用?

面接後に連絡がなかなか来ないのは、不採用に決まったからとは限りません。面接を受けた企業にもさまざまな事情があり、連絡が遅れてしまう場合もあります。少なくとも1週間は待ち、面接日から2~3週間経っても連絡がない場合は、問い合わせを検討しましょう。

面接後の合否の連絡については「サイレントお祈りは失礼じゃない?企業に結果を問い合わせても良い?」のコラムも参考にしてみてください。

不採用とは限らない?面接後にすぐ連絡が来ない原因

不採用とは限らない?面接後にすぐ連絡が来ない原因の画像

ここでは、面接後に企業からなかなか連絡が来ない原因を紹介します。そもそも連絡が来ないのは、不採用者には連絡をしない企業というケースも考えられるでしょう。
しかし、選考が長引いていたり企業が忙しい時期だったりすると、合否に関わらず連絡が遅くなる場合があるようです。以下で5つの原因を解説しているので、参考にしてみてください。

面接後にすぐ連絡が来ない原因

  • 選考が長引いている
  • 合否を判断する最終責任者が不在である
  • 採用担当者あるいは企業自体が忙しい
  • 合格者から優先的に連絡をしている
  • 企業が不採用者に連絡しない方針をとっている

1.選考が長引いている

面接後に連絡が来ない場合、選考そのものに時間がかかっている可能性が考えられます。応募人数が多かったり、応募者それぞれを細かく評価していたりすると、どうしても結果が出るまでに時間がかかるものです。

選考が続くうちは合否も決まらないため、早く面接を終えた人ほど連絡までの待ち時間が長くなるといえます。自分が面接を受けたときの状況を思い返し、大規模な面接だった場合はしばらく待ちましょう。

2.合否を判断する最終責任者が不在である

応募者の合否を判断する最終決定者が出張やイレギュラーな業務などで不在の場合、選考には時間が必要です。採用担当者がある程度選考を進めても、最終的な決定を下す人が不在だと結果の連絡はできません。

このような場合は、責任者が対応できるようにならなければ合否が決まらないため、問い合わせても結果が分からないことがほとんどのようです。

3.採用担当者あるいは企業自体が忙しい

採用担当者や面接を受けた企業自体が忙しい場合は、面接の結果が出るまでに時間がかかります。採用に関する業務は、人事部が行う企業がほとんどです。人事部は、在籍している従業員の労務管理や人事異動といった業務も並行して行っているため、時期によっては採用業務だけに集中できない可能性があります。

また面接を受けた企業全体が忙しいと、採用の決定権を持つ役職者がなかなか時間を取れないため、合否の決定に時間が掛かるようです。合否の連絡がなかなか来ない際は、採用担当者や企業の事情も鑑みて、問い合わせするかどうか決めましょう。

4.合格者から優先的に連絡をしている

企業は内定者から優先的に連絡をしているため、不採用者への連絡がなかなか来ないという場合も考えられます。合格者が結果通知までにほかの企業を選んでしまうのを防ぐ目的で、内定者から優先的に連絡し、不採用者への連絡は後回しにする企業も多いようです。内定者が多ければそのぶん連絡が来るのは遅くなるでしょう。

5.企業が不採用者に連絡しない方針をとっている

企業が、不採用者には連絡なしという方針を取っている可能性も考えられます。就活生の間では「サイレントお祈り」と呼ばれているもので、採用担当者の負担を減らすために、不採用者への連絡を省略する企業も多くあります。

なお、この場合は「内定者のみに連絡をします」「不採用の場合は連絡しません」と面接時に伝えられるケースがほとんどです。ただし、「△日までに連絡が来ないと不採用」という日程が不明瞭な場合は、面接から2~3週間後に問い合わせても問題ありません。

面接後にすぐ採用・不採用の連絡が来ない理由については「面接の結果が遅い=合格?企業に問い合わせる際の注意点を解説」のコラムも参考にしてみてください。

面接後の連絡が来ないときの対応

面接後の連絡が来ないときの対応の画像

面接後に連絡が来ないとしても、すぐに企業に問い合わせるのはマナー違反です。採用・不採用どちらの結果が出てもすぐ行動に移せるよう、以下を参考に準備しておきましょう。

面接後の連絡が来ないときの対応

  • 事前に伝えられた期限までは待つ
  • 迷惑メールフォルダや留守番電話を見落としがないかチェックする
  • 内定だった場合に確認したい事項を整理しておく
  • 不採用に備えて次の選考先を決めておく

事前に伝えられた期限までは待つ

面接後に採用・不採用の連絡が来なくても、伝えられている期限まで問い合わせは避けましょう。面接時に「△日の△時に連絡します」と伝えられているのであれば、結果が気になる気持ちを抑え、期限まで待つのがマナーです。

連絡期限が伝えられていなかったり過ぎていたりする場合は、面接日から2~3週間ほどを目安に問い合わせてみてください。

迷惑メールフォルダや留守番電話の見落としがないかチェックする

企業に面接結果を確認する前に、本当に連絡がないのかチェックする必要があります。
メールで連絡が来ていても、迷惑メールフォルダに分類されている可能性が。また、電話での連絡なら留守番電話の伝言を見逃している場合も考えられます。

早とちりで相手企業に連絡してしまわないように、定期的にフォルダや履歴をチェックするのがおすすめです。面接から2~3週間経ったり指定された期日を過ぎたりした場合は、再度確認したうえで連絡しましょう。

内定だった場合に確認したい事項を整理しておく

合否の連絡を待っている間は、内定だった場合に備えて、確認すべき事項の整理をおすすめします。内定を得た企業に入社するのか、ほかの企業の面接を受けるのか、あらかじめ決めておくとスムーズです。
入社を決めた場合も、勤務地や手続きなど考えることはたくさんあります。あとで慌てないように、頭の中でシミュレーションをしておきましょう。

内定後の流れについては「内定の返事の仕方は?いつまでに行う?保留や辞退する場合の例文も紹介」のコラムで紹介していますので、ぜひご覧ください。

内定後すぐに結論を出さなくてはならない場合も

なかには、内定後は入社の決断をすぐにしなくてはならない企業もあるようです。ただし、時間がないからといって焦って決断してしまうのは良くありません。
焦って志望度の低い企業に入社の決断をしたり、逆に断ったりすると、後々後悔してしまう恐れも。焦らず、正しい判断をするのが大切です。

不採用に備えて次の選考先を決めておく

面接後は不採用に備えて次の応募先を決めておきましょう。内定を得る自信があるからと何も準備をせずにいると、万が一不採用だったときに焦ったりショックを受けたりしてしまい、次の行動に移れない可能性があります。

連絡が来るまでの時間に、興味のある応募先を探したり面接の練習をしたりすると、気持ちに余裕が出やすいでしょう。

ほかの企業から連絡が来た際は慎重に検討する

第一志望の企業からの面接の連絡を待っている間にほかの企業から内定が出た場合は、慎重な判断が必要です。第一希望以外の企業への入社の返事をしたあと、第一希望の会社から内定通知が来たら後悔する可能性も。ほかに受けた選考の結果が出るまで返答を待ってもらえる場合もあるため、焦って結論を出さないようにしましょう。
内定の保留機関については、「内定を待ってもらうにはどうする?メールや電話での対応や保留期間を紹介!」のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

面接後に連絡が来ないときの問い合わせ方

面接後に連絡が来ないときの問い合わせ方の画像

ここでは、面接後に採用・不採用の連絡が来ないときの問い合わせ方の例文を紹介します。企業に良い印象を与えられるよう、メールや電話のマナーを守って問い合わせるのが重要です。

なお、面接を受けた企業に選考結果を問い合わせる場合は「私は採用でしょうか?」と、採用・不採用を直接確認するのは避けるべき。企業の担当者を困らせるだけでなく、マナーがなっていないと思われる可能性があるからです。企業に問い合わせる際は、結果の連絡が来る日程だけを確認しましょう。

メールによる面接結果の問い合わせ方法

面接結果の問い合わせには、基本的にメールを使用します。メールであれば採用担当者が都合のいい時間に対応でき、手を煩わせる可能性が低いためです。

ビジネスメールなので要件を端的にまとめ、メールの文面はもちろん、誤字・脱字がないかも必ずチェックしましょう。

メールで面接結果を問い合わせるときの例文

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
件名:選考結果の問い合わせ(名前)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本文:
△△株式会社 人事部 △△様
お世話になっております。先日面接の機会を頂戴した(氏名)と申します。
先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

本日は、選考結果のご連絡をいただける時期について確認したく、
ご連絡させていただきました。
お忙しいなか恐れ入りますが、ご連絡いただける目安の時期について、
ご教示頂けますと幸いです。

連絡の行き違いやこちらの確認漏れなどがありましたら、大変申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
氏名
メールアドレス
電話番号
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

電話による面接結果の問い合わせ方法

電話による問い合わせでは採用担当者と直接話すため、言葉遣いやマナーに注意が必要です。

電話で面接結果を問い合わせるときの例文

自分:「平素よりお世話になっております。先日面接選考を受けさせて頂いた△△と申します。選考結果についてお伺いしたいことがありご連絡させて頂きました。採用担当の△△様はいらっしゃいますか?」

企業の担当者:「お電話代わりました。採用担当の△△です」

自分:「お忙しいところ申し訳ございません。△日に面接をして頂いた△△と申します。先日はお時間を頂戴しありがとうございました。本日は、選考結果のご連絡時期について確認したくご電話をさせて頂きました。選考結果の連絡をいつごろに頂けるのかをお伺いしてもよろしいでしょうか」

企業の担当者:「ご連絡が遅れまして申し訳ございません。△日の15時までにはご連絡差し上げます」

自分:「承知いたしました。お忙しいところご対応ありがとうございました。失礼いたします」

面接結果の問い合わせについては「面接結果はメールで確認しても良い?結果が遅い際の対処法や例文を紹介」も参考にしてみてください。

電話をかける際は時間帯に考慮する

面接結果を電話で問い合わせる際には、電話をかける時間帯も考慮しましょう。たとえば、12時から13時までの間は昼休憩の企業が多いため、電話してもつながらない可能性があります。また、9時前や18時以降は就業時間外に設定している企業も少なくありません。
企業へ電話をかけても良い時間帯はいつ?知っておきたいマナーと注意点」のコラムでも、企業に電話をかける際の注意点をまとめています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

不採用通知を受け取ったあとの仕事探しで悩んでいる方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは若年層に特化した就職・転職エージェントで、経験豊富なキャリアアドバイザーがマンツーマンで求職活動をお手伝いいたします。
丁寧なヒアリングを行ったうえで一人ひとりの適性や希望に合った求人情報をご紹介するので、仕事探しに不安のある方も安心です。チャットでの相談や1分程度で適職候補が分かる適職診断も活用できるため、じっくりと自分に合った仕事や求人を見極められるでしょう。
また、応募書類と面接の対策なども行い、就職・転職活動をトータルサポート。企業とのやり取りもすべて代行いたしますので、忙しい在職中の転職活動も効率的に進められるでしょう。
サービスはすべて無料のため、ぜひ気軽にお問い合わせください。

面接の結果連絡に関するQ&A

面接の結果連絡に関して、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。連絡がない場合の対処法や辞退できるかどうかについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

面接後の結果連絡がない場合は自分から確認しても良い?

企業側が指定していた期間を過ぎても連絡がない場合は、こちらから問い合わせてみましょう。
電話で確認する場合は営業時間内に行い、相手企業に迷惑をかけない配慮が大切です。連絡する際は、このコラムの「面接後に連絡が来ないときの問い合わせ方」を参考にしてみてください。

採用結果が通知される前に辞退しても問題ない?

面接の結果を待っている状態でも辞退は可能です。辞退を申し出る際は、なるべく早く採用担当者に連絡するのがマナー。企業が内定を決めてしまってからでは迷惑が掛かってしまう可能性があります。可能な限り営業時間内に電話し、辞退を伝えると良いでしょう。
詳しくは、「採用辞退を伝える方法とは?転職で円満に内定を断る方法を解説」もチェックしてみてください。

面接結果の連絡は土日には来ない?

相手企業の営業日が平日5日間の場合は、土日には連絡が来ない可能性が高いでしょう。
面接結果の連絡までの期間はカレンダーの日数ではなく、営業日で数えるケースが多くあります。そのため、土日休みの企業から面接結果は7日後と伝えられた場合、土日は考慮せず面接から7営業日以内の連絡になるケースがほとんどです。

「不採用の場合は連絡なし」といわれました…

企業によっては、採用担当者の負担を減らすために選考通過者や内定者のみに連絡をしているところもあります。その場合は選考の前に通知されることが多いため、期日を過ぎても連絡が来ない場合は気持ちを切り替えて次の選考対策に取り組みましょう。
就職・転職エージェントでは、応募企業に合った対策ができるだけでなく、不採用の場合は理由や改善点を聞くことが可能です。効率的に求職活動を進めたい方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。

ハタラクティブ
のサービスについて
こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

目次