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マーケティングの志望動機はどう書く?作成ポイントや例文をご紹介!
更新日
この記事のまとめ
- マーケティング職の志望動機は、企業が求める人材やスキルを把握したうえで作成しよう
- マーケティング職の志望動機で評価されやすいのは「トレンドを掴む力」「コミュ力」など
- マーケティング職の志望動機には、志望理由を裏付けるエピソードを盛り込むと良い
- 未経験者は、志望動機でマーケティングに興味を抱いた理由を説明するのがおすすめ
- 経験者は、志望動機でマーケティング業に関する前職の実績や経験をアピールしよう
就職・転職活動でマーケティング職の志望動機をどう書けば良いのか悩んでいる方もいるでしょう。マーケティング職の志望動機を作成する際は、志望先の企業が「どのような人材を求めているのか」を押さえておくことが大切です。このコラムでは、マーケティング職の志望動機を作成するポイントを詳しく解説します。マーケティング職の志望動機でアピールすると良いスキルや例文、志望動機の良くない作成例も紹介しています。
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マーケティング職の志望動機で評価されやすい8つのスキル
マーケティング職の志望動機で評価されやすいスキルは、トレンド情報をつかむ能力や企画を立案する能力、コミュニケーション力です。マーケティングは「顧客に価値を提供して、企業が利益を得る」ことを目的としています。そのため、マーケティングの仕事では、顧客にうまくベネフィットを伝え、購買行動につなげられるスキルが求められるでしょう。
マーケティング職の志望動機で評価されやすい8つのスキル
1.トレンド情報をつかむ能力
マーケティングの仕事には、売れる商品を企画することも含まれます。時代によって売れる商品や求められるものは変動するため、マーケティングの仕事ではトレンドへのアンテナを常に張り巡らせておくことが重要です。世の中の情報を幅広く集め、今の時代に合ったトレンドを見極める必要があります。
2.企画を立案する能力
常にアイデアを求められるマーケティングの仕事において、企画立案能力に長けていることは「強み」として評価されやすいでしょう。企画立案に至るまでの背景には、問題の発見や現状分析、企画制作があります。問題と現状分析を踏まえたうえでの企画立案ができると志望動機でアピールできれば、採用担当者からの関心を高められる可能性があるでしょう。
3.論理的思考力
マーケティング職においては、論理的思考力も必要です。マーケティング戦略は、「商品が売れる仕組み作り」と言い換えられます。もし、仕組み作りを担当者個人の感覚に頼ってしまうと、再現性が低いものになるでしょう。
市場調査データなどの分析結果から現状を判断した上で、筋道が立っている論理的なマーケティング戦略を立案する必要があります。また、マーケティング活動の成果を評価するためにも、データを分析し、筋道を立てて傾向や課題を把握しなければなりません。
4.マクロの視点
マクロの視点とは、社会全体や時代の方向性などの広い範囲で物事を見渡す視点のことです。企業が新しい商品を開発したり、販売経路を決めたりする場合には、マクロの視点から市場の需要や競合状況、消費者の傾向などを考慮する必要があります。効果的なマーケティング戦略を立てるためにも、マクロの視点は重要です。
5.知的好奇心
知的好奇心とは、社会状況や他者のことなど何でも知りたいと思う気持ちを指します。知的好奇心が少なければ、周りのものに関心を持つ機会は減ってしまうでしょう。さまざまなものに関心を持つことで、商品企画やユーザーニーズの把握などマーケティングに関する行動ができるようになってきます。
6.発想力
マーケティング職における発想力とは、新商品やサービスのアイデアを生み出したり、既存の商品やサービスを改善するためのアイデアを考えたりする能力のことです。ここで言う発想力は、「既存の情報やデータに基づいたもの」ということを覚えておきましょう。
情報に基づかない発想は、単なる思いつきで終わる可能性があります。顧客や市場のニーズを理解し、それに基づいて戦略を立てることが重要です。発想力のあるマーケティング担当者は、競合他社と差別化できる商品やサービスを開発し、成功するための戦略を立てることができます。
7.コミュニケーション力
マーケティングの仕事では、企画や開発、営業、宣伝など各部署との連携が必要です。商品化から販売までの工程を円滑に進めるためにも、コミュニケーション力は重要な要素の一つといえます。特に、企画や開発の担当者と商品コンセプトを共有するには、効果的な伝え方が求められます。
8.数字やデータを扱える能力
数字やデータを扱えるスキルが身についていると、採用担当者からの評価を得やすいはずです。マーケティングを行うには、対象ユーザーの数や価格帯、コストといったデータを精査・分析する必要があります。客観的な数値やデータを示したうえで企画立案ができれば、マーケティングの仕事での活躍が見込めるでしょう。
昨今拡大しつつあるWebマーケティング・SNSマーケティングに必要なスキルが知りたい方は、「未経験からWebマーケティング担当になる方法!向いている人と必要スキル」もチェックしてみてください。
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マーケティングの仕事とは
マーケティングとは、企業の商品やサービスを顧客に販売するための活動全般を指します。いくら企業側で売りたい商品があっても、市場や顧客のニーズに合わないものでは、売り上げを出すのは難しいでしょう。売りたい商品と売れる商品にギャップがあれば、商品は売れず企業は利益を上げられなくなります。
このようなことがないように、自然に商品が売れる仕組みを作ることが大事であり、これがマーケティングです。そのためマーケティング職に対しては、数多くのスキルが求められます。
マーケティングの仕事はビジネスの方向性を握る重要な役割ともいえるでしょう。詳しくは「マーケティングの仕事」で解説していますので、そちらもご覧ください。
マーケティング職の志望動機はどう書く?
マーケティング職の志望動機は、企業が求める人材やスキルを理解したうえで作成するのがコツです。以下に、基本的な流れを示したので参考にしてください。
・職種を志望する理由
・複数ある企業のなかから志望先を選んだ理由
・志望動機に結びつくスキルや経験
・入社してやってみたいこと
・企業への貢献意欲
志望動機を作成する際は、相手に伝わりやすい文章構成や分かりやすい内容を心掛けましょう。具体的な話を交えるなど、伝え方を工夫します。志望動機の作り方については「履歴書の志望動機の書き方とは?例文とともに転職時のポイントを解説」のコラムも役立ちますので、ご一読をおすすめします。
マーケティング職の志望動機を作成する4つのポイント
マーケティング職の志望動機を作成する際は、以下の4つのポイントを意識して効果的な伝え方をするのがおすすめです。
マーケティング職の志望動機を作成する4つのポイント
- マーケティング職の志望理由を明確にする
- 志望動機にまつわる具体的なエピソードを盛り込む
- 企業の採用ニーズに沿った志望動機を意識する
- 入社後、どのように企業に貢献できるかを明確にする
1.マーケティング職の志望理由を明確にする
志望動機を作成するにあたって、自分が「なぜマーケティングの仕事に就きたいのか」という志望理由を明確にしておくことが大切です。企業は志望動機から応募者の意欲や適性を確認しようと考えています。
志望理由が曖昧だったり分かりにくかったりすると、アピールが足りず、仕事へのやる気に懸念を抱かれる恐れも。企業の立場に立って伝え方を工夫しましょう。「志望動機が思い浮かばない…」という人は、まず自己分析や企業研究などを行いましょう。自己分析を行うことで、自分がなぜマーケティングの仕事を志望するのかをクリアにできます。
2.志望動機にまつわる具体的なエピソードを盛り込む
志望動機には、「マーケティング職を志望する理由」を裏付けるエピソードを盛り込むような伝え方を意識しましょう。単に志望動機を述べるだけでは具体性に欠けるため、応募先企業の採用担当者を納得させられません。
マーケティングに興味を持った理由や自分だけのエピソードを伝えて、志望動機に説得力とオリジナリティを加えアピールしましょう。「店舗の売り上げを前年よりも△△%アップさせた」「月の販売本数で1位を獲得した」など、数値や客観的なデータを掲示する伝え方もおすすめです。
3.企業の採用ニーズに沿った志望動機を意識する
志望動機を作成する際は、応募先企業の採用ニーズに沿った内容を意識すると良いでしょう。どれだけ素晴らしい志望動機を伝えても、仕事に対する考え方や方向性などが企業の求めるものと一致していなければ採用に至らない場合があります。
志望動機では、マーケティングの仕事に活かせる自身の強みや経験などを伝えたうえで入社意欲をアピールすると、採用担当者からの評価を高められるでしょう。マーケティング未経験で長期インターン経験者の場合、インターン時の実績とともに熱意が伝わるような伝え方をすることをおすすめします。
志望動機の作成方法が知りたい方は、「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」もぜひ参考にしてみてください。
4.入社後どのように企業に貢献できるかを明確にする
企業は、自社に貢献できる人を求めています。自分がどのように企業に貢献できるかを考える場合は、「スキル」と「実現したいこと」の両者を明確にすることが大切です。
この2つが明確になると、「入社後は、御社で△△△といった事業を行い、マーケティング事業に貢献したいと考えております」と応募先企業にアピールすることができます。実現したいことだけではなく、貢献できるためのスキルも伝えることがポイントです。伝え方は抽象的な表現ではなく、具体的な表現をするといいでしょう。
マーケティング職の志望動機の例文
ここでは、マーケティング職の志望動機の例文を紹介します。未経験者と経験者の2パターンに分けて例文を掲載しています。伝え方の表現を意識しながら、志望動機を作成する際の参考にしてみてください。
【未経験者向け】マーケティング職の志望動機の例文1
「消費者の声を反映した商品開発に携わることで人々の日常を豊かにしたいと考え、マーケティング職を志望しました。これまで勤めてきた販売職では、トレンドを常に追求すること、お客さまそれぞれのニーズを掴むことが重要とされていました。販売するうえで最も意識したことは、『この商品を購入後、お客さまはどのような価値を得られるか?』です。お客さまのニーズを考えたうえで商品を提案させていただき、満足の声をいただいたときの喜びは私のなかで心に残る経験でした。このことをきっかけに『マーケティング』に興味を持ち、マーケティングの基礎を独学で勉強しました。その結果、前職では売上数の実績でトップを実現でき、表彰されたことがあります。これからも持ち前の探究心を活かし、実践的な場面からもマーケティングの知識を吸収して、御社(貴社)の商品の売り上げ拡大に貢献したいです。」
【未経験者向け】マーケティング職の志望動機の例文2
「私がマーケティング職を志望したきっかけは、大学時代のアルバイトです。アパレルショップで数多くのお客様を接客し、コーディネートの提案を経験しました。お客様ごとの好みや希望を丁寧にヒアリングした結果、店舗の売り上げ△△%アップに貢献し、アルバイト先から表彰を受けたこともあります。このことがきっかけで、個人に限らず、店舗全体の売り上げを伸ばすためにはどうするとよいのかを深く考えるようになりました。そこで、店舗内のセールに関する企画を提案したところ、採用されたのです。実際の企画運営は社員の方と行ったのですが、『イベント企画もマーケティングにつながる』とのお言葉をいただきました。この経験から、マーケティングに興味を持ち、就職先でもマーケティングに携わりたいと考えるようになりました。アルバイトで培った、情報収集能力や企画運営力、コミュニケーションスキルを活かして、御社(貴社)に貢献したいです」
志望動機のコツ
未経験者の場合、マーケティングに興味を抱いた理由やきっかけを説明すると、採用担当者に仕事への意欲が伝わりやすくなります。また、マーケティング業務ではなくても、応募先の仕事で活かせる前職の経験やスキルは積極的にアピールするのがおすすめです。
たとえば、前職が販売職ならトレンドやニーズをキャッチする能力、営業職ならコミュニケーション力やプレゼンスキルなど、伝え方を工夫してアピールできます。「未経験の志望動機作成のポイント!転職時の書き方や例文を職種ごとに紹介」もぜひご参照ください。
【経験者向け】マーケティング職の志望動機の例文
「前職の経験を糧に、今後は別分野で自身のマーケティング力を活かしていきたいという思いから、御社(貴社)のマーケティング職を志望します。前職では3年間マーケティング業に携わってきました。そこでは、先輩のフォローと自身の探究心により、マーケティングの基礎をしっかり掴むことができたと自負しております。前職に勤めているとき、売上が伸び悩んでいた時期がありました。データの取り扱いが苦手だった私は、そこに原因があると考え、マーケティングに関する『数字』について猛勉強しました。身につけた知識をもとに、データ分析や現状を数字で読み取り、そこから費用対効果を期待できる商品の企画立案をしたところ、人気商品として会社の売上に大きく貢献できたのです。入社した暁には、前職で得た経験や知識をもとに、即戦力として御社(貴社)のサービス拡大に貢献したいと考えております。」
志望動機のコツ
経験者の場合、自身が持っている能力をアピールすることはもちろん、前職でどのような結果を出してきたかを伝えることが大切です。応募先企業が経験者に求めるのは「即戦力」なので、マーケティング業に関する実績や経験、スキルを示すなど効果的な伝え方をしましょう。
マーケティング職志望動機の良くない例
マーケティング職に対して理解が浅くイメージが先行している内容や、必要なスキルが示されていないものはアピール効果が弱くなる可能性があります。こういった志望動機は深みがなく表面的なため、伝え方を工夫してもアピールにならず、意欲が伝わりにくいでしょう。
マーケティング職志望動機の良くない例文
「私は新しいものが好きで、常にトレンドを追い求めてきました。マーケティング職も、常にトレンドを追い求めるという点では共通していると考え、マーケティング職を希望しました。御社(貴社)でマーケティングについて深く学び、新しいトレンドを作り上げたいと考え志望いたしました」
志望動機を伝えるときは、自分の価値観やスキルを明確にして、どのような貢献をしたいと考えているかを伝えることが重要です。また、「学ぶ」という言葉を用いることは避けた方が良いでしょう。
企業は利益を生み出す場所であり、従業員に成長の機会を与える場所ではありません。「学ぶ」という言葉を用いると、受け身の印象を持たれてしまう可能性があるので注意が必要です。
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マーケティング職の志望動機に関するQ&A
ここでは、マーケティング職の志望動機にまつわる疑問やお悩みにQ&A形式で回答していきます。
マーケティングの仕事とは?
マーケティングとは、簡単にいうと「商品(サービス)が売れる仕組み」を考える仕事です。具体的には市場の調査・分析を行ったり、消費者のニーズに合った商品を開発したりします。IT業界や飲食業界、アパレル業界など、どのような企業にも欠かせない仕事です。詳しくは、「マーケティングの仕事内容とは」をご覧ください。
マーケティング職の志望動機に役立つスキルは?
マーケティング職の志望動機では、「数字に強い」「ロジカルシンキングできる」「トレンドに敏感」などがアピールできます。「マーケティングに向いている人の特徴とは?仕事内容や目指す方法も解説」を参考に、マーケティング業務に活かせる自分の能力や性格傾向を掴みましょう。
マーケティング職の志望動機を作成するポイントは?
マーケティング職の志望動機を作成する際のポイントは、「志望理由を明確にする」「具体的なエピソードを伝える」「応募先企業の採用ニーズを意識する」などです。このコラムの「マーケティングの職の志望動機を作成する4つのポイント」で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
自分が考えたマーケティング職の志望動機に不安がある…
マーケティング職の志望動機を作ってみたものの、「この内容で問題ないか心配…」「この書き方はアピールになっているのか…」という場合は、第三者に意見を聞いてみるのが有効です。自分よりも人生経験が豊富な両親や先輩などに相談すれば、客観的で実のある意見がもらえる可能性があります。また、自分の強みなどの伝え方を第三者にフィードバックしてもらうことで伝え方の改善に繋がります。就職・転職エージェントのハタラクティブでも、就活のプロが応募理由を明確にするサポートや、志望動機の作成方法をアドバイスしているので、ぜひご活用ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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