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ものづくりに携わりたい!製造業の志望動機の書き方や経験別の例文を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 志望動機は製造業への理解度や就職後のキャリアビジョン、製品への関心度が重要
- 製造業の特徴を把握するために企業研究を行うことが大切
- 志望動機には、採用担当者が着目するいくつかのチェックポイントがある
- 経験者や有資格者は、それを活かして何ができるかを明らかにしよう
- 待遇や給料面など、業務内容を無視した志望動機は避けよう
ものづくり・製造業の志望動機で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。志望動機を書くときのポイントは、これまでの経験やものづくりに興味を持ったきっかけを具体的にすることです。製造業に就職・転職する際にも、採用担当者に良い印象になる志望動機があります。このコラムでは、ものづくり・製造業の志望動機の書き方やポイントをはじめ、経験者・未経験者の例文などをご紹介。応募前の参考にしてみてください。
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ものづくり業界とは?
ものづくり業界とは、技術を持った人が製品を生み出して利益を得る仕事のことを指します。その業種は多岐にわたり、IT系やクリエイティブ系なども含まれているのが特徴です。
ものづくり業界の主な業種
上記で述べたようにものづくり業界にはさまざまな業種があります。以下で、それぞれどのような特徴があるのか把握して、自分が希望する業種を明確にしましょう。志望動機を書く際に役立つので参考にしてみてください。
製造系
製造系の仕事内容は、素材や部品を加工したり組み立てたりして製品にすることです。実際には自動車や食品、家電、衣料などのメーカーに勤めてそれぞれの製品に携わります。職種例は、製品を作るライン製造から、生産管理・品質管理・マーケティング・営業など幅広いのが特徴です。
建設系
建設系の仕事内容は、住宅などの建物や道路や橋、鉄道など国民の生活に関わる工事まで多岐に渡ります。仕事例としては、施設の設立や河川工事、上下水道整備、電気やガスの設備設置など。職種例は施工やその管理・安全管理・設計などです。
職人系
職人系の仕事内容は、技術を持つ人が食品や、芸術品、日用品を作ることです。仕事例としてはお菓子などの食品作りや彫刻、陶芸、伝統工芸などがあげられます。職種例は、パティシエや和菓子職人・彫刻師・陶芸職人などです。
IT系
IT系の仕事内容は、webサービスやシステムの開発から設計です。仕事例はアプリやソフトの開発、コンピュータ機器の製造などが挙げられるでしょう。職種はプログラマーやシステムエンジニア・営業・コンサルタントなど多岐にわたります。
クリエイティブ系
クリエイティブ系の仕事内容は、さまざまな媒体や制作物の企画、デザインなどです。仕事例としてはファッションやインテリアのデザイナー、コラムなど文章の執筆、広告デザインなどがあげられます。職種は企画や開発・デザイナー・ライター・ゲームクリエイターなどです。
製造業についてさらに知りたい方はこちら「製造技術の仕事」も参考にしてみてください。
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ものづくり・製造業に向いている人の特徴
ものづくり・製造業の業種はさまざまですが、向いている人には共通点があります。以下を参考に、自分がアピールできることは何か探してみましょう。
ものづくりに興味・関心がある
ものづくりをするうえでは興味・関心が欠かせません。興味・関心があれば、自分が担当する製品と向き合い、楽しみながら仕事に取り組むことができます。また、自分から積極的に成長していくことができるため、やりがいをもって仕事をすることができるでしょう。
丁寧で正確な作業ができる
消費者に製品を提供するために大切なことは、丁寧で正確な作業をすることです。検品時のチェック漏れや組み立てミスなどは、後々大きな問題になる可能性もあります。ものづくりにはスピードが求められることもありますが、丁寧に確認しながら作業ができる人はミスを軽減し、トラブルを防ぐことができるでしょう。
物事に集中して取り組める
製造業では1つのことをコツコツ行う仕事が多いため、集中力は必要不可欠です。ものづくりにおいて集中力がある人は、作業の中でミスを減らすことができるだけでなく、お客さまや会社からの信頼を得られるでしょう。
ものづくり・製造業の志望動機を書くときのポイント
製造業への就職活動の際、履歴書上や面接時に「志望動機」を聞かれるのは必至と言えるでしょう。説得力のある志望理由を書くときは、応募する企業の業務内容や特長を把握することが大切です。また、業務内容を理解しているということは、企業研究をしっかり行っている証拠にもなります。
下記のチェックポイントを押さえて魅力的な志望動機を作成しましょう。
結論を先に述べる
まず結論を述べることで相手がその後の内容を理解しやすくなります。はじめに「私が御社を志望する理由は△△です。」と応募先の企業を志望する理由を述べてから、その根拠となるエピソードや入社後の目標を続けて述べましょう。
ものづくりに携わりたい理由を端的に伝える
自分がものづくりに興味を持った理由となるエピソードや経験を端的に述べましょう。アピールしたいことが複数あっても一つに絞り、そのエピソードについて具体的に伝えることがポイントです。たとえば、製造業に興味をもった具体的な時期を述べたり、ものづくりに触れて自分はどう思ったのかを話したりと、自分の言葉を用いて伝えられると、より説得力が増すでしょう。
製造業の特徴を押さえる
製造業だけではなく、企業の特徴を押さえるには企業研究が欠かせません。製造業の業務内容は多岐に渡るため、それぞれの特徴や違いを押さえておくことによって志望動機も書きやすくなります。そのため、事前の企業研究はしっかりと行っておきましょう。
企業が求める人物像を把握したうえで強みを伝える
製造業の仕事内容やニーズ、求める人物などを押さえておくと、自分がもつスキルや強みと照らし合わせやすくなります。また、それらを志望先の企業でどう活かせるかも伝えられると、実際に現場で働く様子を面接官にイメージしてもらいやすくなるでしょう。
職種に関連する資格があれば伝えよう
資格を所有していると選考で有利になる場合があります。衛生管理者、管理栄養士、特殊自動車の運転免許など業務に役立つ資格がある場合は伝えておくと良いでしょう。資格に関してはこちら「ものづくりの仕事がしたい!業界・職種の種類や未経験からの挑戦に役立つ資格をご紹介」も参考にしてみてください。
ものづくり・製造業の志望動機の例文
次に、前項で述べたポイントを押さえた志望動機の例文を紹介します。経験者、未経験者の2パターンがありますので、書き方を参考にしてください。
製造現場での勤務経験者の場合
「前職では、△△製品の機械オペレーターとして製造ラインに、5年間携わっていました。今後は、機械操作のみではなく、生産管理やコスト管理に関する業務にも関わりたいと考えています。御社はテレビCMでも広く世の中に知られ、業界内でもトップクラスのシェア率を誇っており、社員のキャリアに対するチャレンジも支援する社風だと知りました。私も御社の環境で、キャリアを実現していきたいです。」
この例文は、前職での経験や自分のキャリアアップまで踏まえた回答です。また、しっかりとした企業研究をしている点もアピールできています。
製造現場での勤務未経験者の場合
「私は、子どもの頃から手先を使うことが好きで、高校時代は電子回路についての授業を受けました。大学へ進学してからは、精密機械技術者の資格を取得し、現在も勉強中です。部品から最終工程までのラインを設け、△△業界で日本トップシェアの御社で資格を活かしたいと思い応募しました。採用いただいた際には、さらに技術や知識を深めて、プロフェッショナルとして活躍したいと考えています。」
未経験ではありますが、自分が学んだことや資格をアピールした例文です。また、企業研究の結果や就職後のビジョンを述べると採用担当者へ良い印象となります。
どの業界でも言えますが、志望動機を伝える際は、自分の経験やスキルのほか企業研究をした結果得られた応募企業特有の要素、就職後のキャリアビジョンを伝えると良いでしょう。製造業の場合、その企業の製品の特徴や自分が使っていた経歴を添えるのもおすすめです。
志望動機の書き方に関する詳しい説明はこちら「志望動機の書き方はどうする?注意点やパターン別の例文も紹介」もあわせて参考にしてみてください。
ものづくり・製造業の志望動機で避けたい内容
続いて志望動機には、避けたほうが良い表現もいくつかあります。実際に志望動機を考える際には、下記のような点に注意しましょう。
抽象的な内容
志望動機では、明確な内容を心掛けましょう。どれだけ素敵な志望動機でも、具体的でないと採用担当者に納得してもらうことが難しくなってしまいます。「企業理念に共感したから」や「社風が合うと感じたから」だけで終わらせるのではなく、どのような部分に共感したのか、自分のどのような部分と社風が合うと感じたかなど、理由を深掘りして考えましょう。
ものづくりに興味があることだけを主張する
ものづくりが好き・興味があるという気持ちは重要ですが、それだけをアピールすることは避けましょう。「ものづくりが好き」なことはあくまでも前提であり、職種や企業を志望する十分なアピールにはつながりません。志望動機を伝える際には興味を持った理由や、その思いをどのように活かすか、どのような経験をしてきたのかまで回答するようにしてください。
応募する企業でなければならない理由を述べていない
他社にも当てはまる内容を志望理由として回答することは避けましょう。応募する企業を選んだ明確な理由がないと、採用担当者から「他の企業でも良いのではないか」と思われてしまう可能性があります。「志望する企業のどういったところに魅力を感じたのか」「自分と合うところは何か」など、その企業ならではの志望動機を伝えることが大切です。
待遇面のことばかり伝える
「休日が多い」「家から近かった」「未経験OKだから」など、福利厚生や給与などの待遇を理由にすることは避けましょう。採用担当者から、「業務内容に関心がないのではないか」「仕事内容が合わなければすぐに退職してしまうのではないか」と思われてしまう可能性があります。待遇面を気にすることは良いですが、志望動機として回答するのは適切ではありません。志望動機には、その企業で働きたいといった熱意が伝わるような内容にしましょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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