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フリーターの自己PRの書き方と例文を紹介!書けない場合の対処法も解説
更新日
この記事のまとめ
- フリーターが自己PRを書くときは、「結論→エピソード→成果」の順に話を展開する
- フリーターの方が自己PRのポイントを明確にするには、自己分析と企業研究を行う
- 自己PRが思いつかないときは、学生時代やフリーターで得た経験を思い返そう
- フリーターが面接で自己PRするときは声量や話の長さ、目線などに注意する
- フリーターが正社員面接で使える自己PRは、協調性やコミュニケーション能力
「履歴書や職務経歴書の自己PRが書けない」と悩むフリーターの方もいるでしょう。フリーターの方が魅力的な自己PRを作成するには、アルバイト経験で身につけたスキルを伝えるのがポイントです。このコラムでは、自己PRの書き方や強みを見つける方法を解説します。また、アルバイト経験をもとにした自己PRの例文や面接での注意点も紹介。正社員を目指すフリーターの方は、自己PR作成のコツを知り、就職活動を成功させましょう。
正社員を目指すフリーターの方へ!自己PRのポイント
この項では、自己PRを書く際の基本となる4つのポイントについて解説します。それぞれの詳しい内容について、以下をご覧ください。
自己PRを考える際のポイント
- 企業の求める人物像を知る
- 結論から伝える
- 具体的なエピソードを添える
- どのような結果が得られたのかアピールする
企業の求める人物像を知る
フリーターの方が自己PRを考えるときは、志望先企業が求める人物像に関連した内容にするのが重要です。企業側には応募者に求める人物像があります。
たとえば、求人の募集要項に「リーダーシップのある人」と書かれていたら、アルバイトでチームをまとめた経験がアピール材料になるでしょう。また、「チャレンジ精神のある人」を求めている企業なら、これまでに挑戦してきたことや積極的に取り組んだ経験を説明できると効果的です。
結論から伝える
自己PRは、結論から伝えると採用担当者が要点を掴みやすくなります。アピールポイントである強みをはじめに明示することで、印象づけられる可能性があるためです。
結論を述べないまま内容を記載すると、何を伝えたいのかが分かりにくくなる可能性があります。書き方に悩むフリーターの方は、「結論・根拠・今後の展望」の順に構成すると、読みやすい自己PRを作成できるでしょう。
具体的なエピソードを添える
自己PRの結論を裏付けるエピソードは、具体的に説明しましょう。自己PRに説得力が増すだけでなく、エピソードを通して自分の人柄や仕事への価値観を伝えられます。
アルバイト経験のみのフリーターの方は、業務を進めるうえで工夫したポイントや改善しようとした取り組みを自己PRに添えると、ほかの応募者にはない独自性のある自己PRを作成できるでしょう。根拠となるエピソードと結論がしっかり結びつくような書き方をすることで、フリーターとしての経歴がプラス評価につながるかもしれません。
どのような結果が得られたのかアピールする
自己PRでは、結論と根拠を踏まえたうえで、どのような結果が得られたのかをアピールしましょう。魅力的なエピソードを添えても、結果が出ていなければ強みとして判断してもらえないことも。フリーターの方は、アルバイト経験で学んだことや成長したことを意識して自己PRをまとめれば、効果的なアピールになるでしょう。「自分の強みを仕事でどのように活かせるか」を伝え、自分を採用するメリットを企業にイメージしてもらうことが大事です。
自己PRの書き方が分からないフリーターの方は、「自己PRの基本の書き方は?例文や新卒と転職での違いを紹介」のコラムも参考にしてみてください。自己PRを書く際のポイントや避けるべき例について触れています。
志望動機も自己PRと同じぐらい大切!
「自己PRで強みを伝えられれば問題ない?」 「志望動機をどう書くべきか分からない」と悩んでいるフリーターの方もいるかもしれません。しかし、書類選考や面接において、志望動機は自己PRと同じくらい重視される項目の一つです。企業は志望動機の内容から、応募者の志望度の高さや、採用するメリットなどを知ろうとしています。そのため、自己PRを完璧に仕上げても、志望動機がありきたりな内容だと「正社員ならどこの企業でも良いのでは」と思われてしまう恐れも。志望動機では他社との違いを明確にし「なぜその会社に入社したいのか」という熱意をアピールしましょう。
志望動機を書く方法やコツについては、「志望理由・動機の例文を解説!書き方の流れや作成時のポイントも紹介」のコラムで詳しく解説しています。具体的な例文も載せているので、ぜひ参考にしてみてください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
フリーターが自己PRが書けないときにやるべきこと
履歴書や職務経歴書の自己PRが苦手なフリーターの方は、自己PRがなぜ必要なのかを考え、理解することが大切です。また、自己分析と企業研究を行い、自分をアピールする材料を見つけることも必要でしょう。
ここでは、自己PRを書くためにフリーターの方が取り組むべきことを3つ解説します。
自己PRを書くためにやるべきこと
- 自己PRの役割を知る
- 自己分析を行う
- 企業研究を推進する
自己PRの役割を知る
履歴書に書く自己PRは、自分を採用するメリットを企業に知ってもらう役割があります。企業に自分を売り込む絶好のチャンスなので、これまでに培った経験や実績、能力などをアピールしてください。
フリーターやアルバイト経験のみの場合も、仕事に対する姿勢や実績を自己PRに盛り込むと、会社で活躍する姿をイメージしてもらいやすくなります。自己PRの内容と応募先企業が求める人物像がマッチすれば、採用に一歩近づけるでしょう。
「自己PRと長所をどっちも聞かれるのはなぜ?2つの違いや企業の意図を解説」のコラムでは、自己PRを聞かれる意図や長所との違いを解説しています。自己PRの考え方に迷うフリーターの方はあわせてご確認ください。
自己分析を行う
自己分析とは、自分の人生を振り返り、印象に残った出来事を掘り下げて自身の理解を深める作業です。自分の長所や短所、価値観が明確になるため、履歴書や職務経歴書に書く自己PRに説得力をもたせられます。フリーターの方が自己分析を行う際は、アルバイトや学生時代を振り返って、直近の経験を書き出してみましょう。
- ・アルバイト経験を通して学んだこと
・仕事をすることを大切にしていたこと
・学生時代に頑張ったことの成果
自分の得意分野や課題を洗い出すためには、アルバイト先を選んだきっかけや、頑張れた理由などを思い返すことが有効です。また、大変だったことや乗り越えられたことがあれば、具体的な行動を書き出してみましょう。たとえば「アルバイト中にトラブルが発生した際、原因を冷静に判断して迅速に対処をした」という経験があれば、状況判断能力があることをアピールできます。
自己分析の詳しい方法が知りたいフリーターの方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムもぜひご覧ください。就職活動で自己分析が求められる理由や、一人で取り組むのが難しい際の対処法にも触れています。
企業研究に取り組む
企業研究とは、企業説明会の参加やWebサイトの閲覧によって、志望先企業への理解を深めたり、求める人材像を把握したりすること。企業が求めている人材が分かれば、志望先にマッチした強みを自己PRとしてつなげられます。アルバイト経験のみの場合も、自分の特性やスキルを有効的にアピールできれば、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
企業について調べる場合は、具体的な事業内容や人員構成、掲げている理念、所在地などをチェックします。企業研究をきちんと行うことで、自分の強みを活かせる職場へ就職できたり早期離職のリスクを減らしたりできるでしょう。
企業研究の基本が知りたいフリーターの方は、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」をご確認ください。企業研究が必要な理由やどのような媒体を使って行えば良いかを解説しています。
フリーターが使える自己PRの4つの例文
ここでは、履歴書に書く自己PRの例文を紹介します。「自分の経験がなかなか自己PRに結びつかない…」とお悩みのフリーターの方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.コミュニケーション能力を活かした例文
コミュニケーション能力に自信のあるフリーターの方は、自己PRで以下のようにアピールして熱意を伝えましょう。
お客さまの服装について触れたり、声掛けのタイミングを人によって変えたりと、接客の方法を工夫することで上手くコミュニケーションが取れるようになりました。次第に商品を購入してもらえる機会も増え、個人の売り上げランキングは社内で3位以内をキープしていました。貴社では、コミュニケーション能力を活かし、社内外問わず円滑に業務を進行したいと考えております。」
コミュニケーション能力を自己PRでアピールする例文は、「大学中退者の自己PRの書き方を例文付きで紹介!面接での伝え方も解説」のコラムにも載せています。就職活動で避けるべき自己PR例も解説しているので、ぜひお役立てください。
2.課題解決能力を強みにした例文
以下は、課題解決能力をアピールする例文です。アルバイト経験のエピソードと結果を上手くまとめているので、フリーターから正社員就職を目指す方の自己PRとして参考にしてみてください。
「私の強みは、課題解決能力があることです。私は事務職のアルバイトとして、データ入力や書類作成の仕事を担当していました。入社したばかりのころはミスが多く、毎日残業をしていましたが、先輩に仕事のコツを聞いたり、取り組み方法を改善したりするうちにミスを減らせるようになりました。
次第に、後輩のミスに対しても『何が原因なのか』『どのようにしたら改善できるのか』を分析し、的確なアドバイスができるようになり、すべての仕事を勤務時間内に終わらせられるようになりました。貴社に入社後も、課題解決能力を活かして業務に貢献いたします。」
課題解決能力を自己PRとして伝えるなら、「折衝力とは?コミュニケーション能力との違いや鍛え方を解説」のコラムも参考にしてみてください。ビジネスの場において課題解決の駆け引きをする折衝力のアピール方法をまとめています。
3.協調性をアピールした例文
フリーターから正社員を目指す自己PRでは、アルバイト経験や転職経験から得た協調性をアピールすることも可能です。以下の例文を参考に、自分自身に当てはめて自己PRを作成してみましょう。
「私の強みは、カフェのホールスタッフで身につけた協調性です。新人のスタッフが多い店舗に勤務していたため、スタッフ同士の連携に慣れず、オーダーミスがよく発生していました。私は改善に向けて、些細な情報もスタッフ同士で共有するようにしました。一人ひとりが現場の状況を把握すれば、忙しい人のサポートをしたり、困っている人にすぐ声を掛けたりでき、ミスを減らせると考えたからです。
情報共有を徹底するようにしてからは仕事が円滑に進むようになり、オーダーミスをしなくなりました。貴社でも協調性を活かし、周囲と協力して業務を進めます。」
協調性をアピールする例文は、「協調性の意味をわかりやすく解説!ある人の特徴や自己PRの例文も紹介」でも紹介しています。協調性がある人の特徴や伝えるポイントにも触れているので、フリーターから正社員就職を目指す方は、自己PR作成時の参考にしてみてください。
4.行動力を強みにした例文
行動力をアピールする自己PRを作成する際は、以下の要領で強みを伝えましょう。
「私の強みは、行動力があることです。前職のドラッグストアで担当していた発注業務では、適切な発注量を見極められるように、『立地的にどのような客層が多く、どのようなニーズがあるのか』を調べ上げました。調査によって、利用者層のメインは一人暮らしの女性で、周辺では女性向け商品を扱っている店舗が少ないと分かったため、コスメやヘアケア用品の仕入れを増やしました。
また、店長の許可のもとポップやチラシの作成に取り組んだこともあります。結果として、私が発注する以前の水準と比べ、売り上げが1.2倍上がりました。このように、自分で考えて行動していく力を、貴社でも発揮したいと考えております。」
就職活動で求められる自己PRでは、例文のように成果に具体的な数値を取り入れると、強みが明確になり、履歴書や面接で効果的なアピールができます。自己PRにつながる成果が思いつかない…と悩むフリーターの方は、アルバイト経験を思い返してみましょう。
上記以外の自己PRの例文が気になるフリーターの方は、「自己PRの例文を自分流にアレンジ!面接で好印象のアピールとは」をご覧ください。企業側が自己PRで見ている要素や作成時の注意点を解説しています。
フリーターが正社員面接で自己PRを伝える際の注意点
フリーターが面接で自己PRを伝える際は、聞き取りやすい声量でハキハキと話し、内容を簡潔に伝えるのが大切です。転職活動の経験がないフリーターの方は、以下の注意点を押さえて、正社員面接の自己PRで自分の魅力を伝えましょう。
正社員面接で自己PRを伝える際の注意点
- 小さな声で発言しない
- 自己PRの内容は簡潔にする
- 自己PRと実際の行動が矛盾しないようにする
- 身だしなみや姿勢を意識する
小さな声で発言しない
就職活動の面接で小さな声になると、面接官からは自信がないように見えてしまいます。話すのが恥ずかしい場合も、熱意が伝わるように面接では堂々と発言しましょう。フリーターの経歴をマイナスと受け取られないためにも、自信に満ちた態度での自己PRが重要です。
友人や家族に自己PRの例文を聞いてもらったりエージェントと模擬面接をしたりして、本番を意識した発声で練習してみるのも良いでしょう。
自己PRの内容は簡潔にする
面接で自己PRをする際は、簡潔に話すことが大切です。回答が必要以上に長いとアピールポイントがぼやけてしまい、採用担当者や面接官から「話の要約ができない」「伝えたいことが分からない」と評価されることもあります。
自己PRを端的に説明したあとに、面接官が気になる部分を掘り下げるという流れが理想です。面接で自己PRを回答するときは、1分ほどに収めるようにしましょう。
自己PRと実際の行動が矛盾しないようにする
就職活動をするフリーターの方は、履歴書に書いた自己PRの内容と面接での行動が矛盾しないように気をつけましょう。たとえば、履歴書に「人とコミュニケーションを取るのが得意」と書いているにもかかわらず、面接で受け答えがしっかりとできていないと、自己PRの内容に疑問をもたれてしまいます。
また、実情とは違う自己PRをして採用された場合、仕事内容や社風とのミスマッチが生じてしまう恐れも。自分をよく見せたくても、本来の姿とかけ離れた自己PRをするのは避けるのが無難です。
身だしなみや姿勢を意識する
自己PRを話す面接では、身だしなみや姿勢にも注意が必要です。下を向いたままで面接官と視線が合わなかったり、ビジネスシーンにふさわしくない姿勢で受け答えしたりすると、入社意欲が伝わらないことも。「やる気がなさそう」「志望度が低いのでは」と判断される恐れもあるでしょう。
直接相手の目を見るのが苦手な場合は、面接官の眉間周辺を見るのがコツ。相手は目が合っているように感じるといわれています。
自己PRを含め、面接全体の注意点が知りたい方は、「フリーターの正社員面接でよくある質問は?ふさわしい服装についても解説」をご覧ください。フリーターの方が正社員面接で質問されやすい内容と、回答例文を詳細にお伝えしています。
自分の強みが見つからず自己PRを書く方法が分からないフリーターの方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、フリーターや第二新卒、既卒といった若年層に特化した就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、求職者の強みや適性を判断します。チャットでの相談や1分程度でできる適職診断も活用しながら、多角的に自分に合った仕事や求人を見つけられるでしょう。
また、履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策、企業とのやり取りなど幅広いサポートを実施しているため、転職経験がないフリーターの方も安心です。サービスはすべて無料なので、なかなか採用につながらない方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
フリーターの自己PRに関するQ&A
ここでは、自己PRを考えているフリーターの方が抱えやすいお悩みを、Q&A方式で解決します。自己PRできるポイントの探し方や面接でのアピール方法について、参考にしてみてください。
フリーターが自己PRを書くときのポイントは?
「結論」「具体的なエピソード」「成果」の順に話を展開することです。正社員の経歴がない場合は、アルバイト経験をもとに自己PRを作成しましょう。「成果」の部分に「△△%上昇」「△位」「△△個販売」などの具体的な数字を入れると、自己PRに説得力が増します。
「自己PRをより魅力的にする書き方とは?作成時のポイントや注意点を解説」のコラムも参考に、魅力的な自己PRを考えましょう。フリーターの方が参考になる自己PRの例文を、状況別に紹介しています。
フリーターも正社員の面接で自己PRを求められる?
フリーターの方も、面接では自己PRを求められる可能性があるでしょう。採用担当者は自己PRを通して、あなたの人柄や正社員就職への熱意、フリーター経験で身につけたスキルを知りたいと思っています。企業によっては、「△分間で自己PRをしてください」と時間指定してくる場合もあるので、回答のパターンをいくつか用意しておくのがおすすめです。
「面接の質問と回答例を例文つきで紹介!答え方のポイントと注意点とは」のコラムでは、志望動機や退職理由などの回答例をご紹介していますので、面接の参考にしてください。
フリーターが面接で自己PRするときの注意点は?
「小さな声で発言しない」「簡潔に話す」「身だしなみや姿勢に気をつける」などです。声が小さかったり姿勢が悪かったりすると、自信がない印象を与えてしまいます。また、話が長いと「要点がまとめられない人」と評価されてしまう場合があるので注意してください。
面接の自己PRを成功させたいフリーターの方は、「面接でどう自己PRする?好印象を与えるコツや例文もご紹介」のコラムをチェックしましょう。
フリーターの自己PRポイントの探し方は?
自己PRポイントが見つからないフリーターの方は、自己分析と企業研究を徹底してみてください。自己分析を通して自分の強みを明確にしたら、企業研究で求める人物像を把握しましょう。「自分の強み」と「企業の求める人材像」に共通点があれば、それが自己PRのポイントとなります。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。