「やりたいことの見つけ方が分からない」「向いてる仕事が探せない」とお悩みの方もいるでしょう。やりたいことの見つけ方で重要なのは、自己理解を深めること。また、興味のあることをとにかくやってみるのもおすすめの方法です。

このコラムでは、やりたいことが見つからない原因や本当にやりたいことの見つけ方をご紹介します。自分のやりたいことを見つけて納得のいく進路を選択できるよう、ぜひ参考にしてみてください。

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やりたいことの見つけ方で大切なこと

やりたいことの見つけ方で大切にすべきポイントの一つは、自己理解です。自分の性格や行動の傾向、物事への価値観を理解しておかないと、「自分のやりたいことが分からない」「本当にしたい仕事って何だろう」と悩む原因になりかねません。

自分が将来やりたいことを知るためにも、これまでの自分について深く理解することから始めてみてみましょう。

やりたいことが明確だと、目標に向かって前向きに行動できるようになります。迷いや不安があっても、「これがやりたい」という気持ちがあれば乗り越える力になるでしょう。

また、目指すべき方向性がはっきりしていることで、仕事選びにも一貫性が生まれ、納得のいく就職・転職が叶えやすくなります。

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実際に行動を起こすことは、自分に合った働き方へ近づくための大切な一歩です。しかし、何から始めればよいのか分からなかったり、一人ですべて進めることに不安を感じたりする方も多いのではないでしょうか。

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仕事でやりたいことが見つからない原因

やりたいことを見つけるために大事なのは、その原因を明らかにすることです。自分に当てはまる点がないか、以下で確認してみましょう。

自己分析ができていない

自己分析ができていないと、やりたいことや向いている仕事が見つけられない可能性があります。自己分析は自分の特性を理解して適性を見極める作業で、就活をスムーズに進めるための重要な要素です。

自己分析で過去の経験を振り返ると、自分がどのようなことに意欲を感じるのかが見えてきます。そうした気づきが、やりたいことを見つける手掛かりになるでしょう。また、自分の長所や強み、性格を客観的に理解しておくことで向いている仕事も見つけやすくなります。

自己分析のやり方は、これまでの人生を振り返り、自分に対する質問を繰り返す方法が一般的です。自己分析が難しいと感じる場合は、自己分析シートを利用したり他己分析をお願いしたりする方法もあります。

仕事に対するネガティブなイメージをもっている

仕事に対してネガティブなイメージを抱いていると、やりたいことが見つかりにくくなります。「自分にはできない」「仕事で失敗したらどうしよう」といった不安な気持ちから、次の行動に移れない場合もあるようです。

仕事に対してポジティブなイメージをもつためには、過去に楽しかった業務や、誰かに感謝された経験に注目して、やりがいや喜びを思い出してみましょう。「自分に合った仕事であればやりがいを感じやすい」「仕事で評価されれば将来の選択肢が広がる」といった仕事に関するプラスの要素を洗い出すことが、やりたいことを見つけるうえで大切です。

やりたいことが多過ぎる

好きなことや興味のあることが多過ぎると、かえってやりたいことを絞れない場合もあります。本当にやりたいことを絞りきれないまま就活を始めると、途中で進路変更をすることになったり、ミスマッチな仕事を選んでしまったりする可能性もあるでしょう。

このような場合は、やりたいことに優先順位をつけると、「何から始めるべきか」を把握しやすくなります。

完璧主義で失敗したくないと考えている

完璧主義になり過ぎて、「自分のやりたいことに向き合うのが怖い」と感じる方もいるでしょう。特に、挫折経験が少ない場合、新しいことへの挑戦に恐怖心を抱くことがあるようです。

その結果、成功できる範囲でやりたいことを見つけようとして、「本当にやりたいことが見つからない」状態になってしまう可能性があります。

しかし、失敗や挫折は、自分の向き不向きや足りない部分に気づかせてくれる貴重な経験の一つです。失敗や成功にこだわらず、「自分が本当にやりたいことは何か」を見つめ直してみましょう。

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仕事におけるやりたいことの見つけ方7つのステップ

やりたいことの見つけ方が分からないときは、以下でご紹介する7つのステップを踏むのがおすすめです。自分の行動の傾向や価値観を棚卸しして自己理解を深め、解決の糸口を見つけましょう。

ここでは、仕事でやりたいことを見つける方法を解説するので、ぜひチェックしてみてください。

1.興味があることを書き出す

やりたいことを見つけたい場合、まずは興味があることや、楽しいと感じることを書き出してみましょう。旅行や映画鑑賞など、趣味に関する内容でも構いません。多過ぎて分からないという方は、「どれを優先すると、心から満たされると感じられそうか」という観点で考えてみてください。

興味や関心を振り返るときは、SNSを見返すのも有効な方法です。自分の投稿だけでなく、リアクションをしたほかの人の投稿を分析すれば、好きなものや興味があるものの傾向が見えてくる可能性があります。

2.大切にしているものに順位をつける

次のステップとして、自分が生活をするうえで大切にしているものに順位をつけてみましょう。やりたいことを見つけるには、「人間関係」「知識・スキル」「時間」「お金」など、さまざまなカテゴリーのなかから、自分が大切にしているものを明確にすることが重要です。

人生や仕事において、自分が譲れるものと譲れないものを選別しましょう。大切にしているものが分からなければ、第1ステップで書き出した興味のあることに順位をつけてみるやり方もあります。

3.自己分析で好きなことや得意分野を知る

やりたいことの見つけ方の3つ目のステップは、「自己分析をすること」です。幼少期の習い事や学生時代の部活、アルバイトといった経験から、楽しかったことや嫌だったこと、成功と失敗体験などを洗い出しましょう。

一つひとつのエピソードに対して「何を感じたか」「なぜそう感じたか」「どのような行動をとったか」の3つの視点から深掘りすることが重要です。

掘り下げたエピソードから、「仲間がいると頑張れる」「単純な作業に集中できる」「長時間同じことをするのが苦手」などの自分の特徴や傾向を見つけましょう。その結果、長所（得意分野）と短所（苦手分野）が明確になり、自分への理解を深めやすくなります。

4.「したくないこと」も洗い出す

就活におけるやりたいことの見つけ方には、したくないことから洗い出す方法もあります。以下のように、苦手なことやできるだけ避けたいことを、具体的に書き出してみましょう。

• ・不規則な生活を送りたくない
• ・ルーティン業務が苦手
• ・知らない方とコミュニケーションをとるのが苦手
• ・スーツを着たくない
• ・通勤に長時間をかけたくない

したくないことを除外すれば、自分がやりたいことや向いている職種、企業を絞りやすくなります。

5.自分が「幸せ」だと思う人生史を作る

やりたいことを見つけるために、自分の未来を想像しながら「理想のライフプラン」の表を作成するのもおすすめです。仕事における成長や収入、プライベートの時間など、1年後・3年後・5年後でそれぞれがどのような状態が理想かを以下の表のように考えてみてください。

会社での立ち位置や収入、プライベートなどの目標を先に設定すれば、やりたいことがクリアになります。

目標を実現するために「今の自分は何をしなければならないのか」という観点を突き詰めると、やりたいことも見つけやすくなるでしょう。

6.自分の「仕事に対する価値観」を明確にする

やりたいことの見つけ方の6つ目のステップは、「仕事に対する価値観を明確にすること」です。

仕事の価値観は、「仕事を通して実現したいこと」から考えると見つけやすい場合もあります。以下の例を参考に、「仕事を通して何を実現したいか」「仕事は自分にとって何か」を導き出してみましょう。

仕事に対する価値観は人によって異なります。人生経験やライフステージによっても変わることがあるため、固定観念にとらわれず、今の自分が仕事をどのように捉えているかを考えてみましょう。

7.「興味があること」をとにかくやってみる

興味のあることや「楽しい」と感じることを「とにかくやってみる」のも、やりたいことの見つけ方です。「そこまで興味がないかも…」という場合も、行動に移してみると自分の適性に合っている可能性があります。

やってみるうちに人から評価され、徐々に「これが自分のやりたいことだった」と実感できるようになる場合もあるでしょう。

【年代別】やりたい仕事の見つけ方

やりたい仕事の見つけ方は、年代によって異なる側面もあります。20代は可能性を広げる時期、30代はスキルや経験を活かす時期、40代以降は自分の強みを活かせるような選択が必要な時期といえるでしょう。以下で、年代別のやりたい仕事の見つけ方をご紹介するので、ぜひご一読ください。

20代の仕事の探し方

20代は、経験よりも伸びしろを重視した採用が多い傾向にあります。そのため、純粋にやりたいことを追求できる年代です。

仕事を探す際は、これまでの経験で楽しかったことや前向きになれたことを思い出し、「もっとやってみたい」と感じる方向を探してみましょう。

30代の仕事の探し方

30代になると、企業からは即戦力としての実績やスキルを求められることが増えてきます。そのため、今あるスキルや経験を活かしながら、自分のやりたいことに近づける仕事を選ぶのがおすすめです。

キャリアチェンジを目指す場合は、「できること」と「やりたいこと」の重なる部分を探してみましょう。

40代・50代の仕事の探し方

40代・50代の転職活動では、専門的なスキルやマネジメント経験など、自分ならではの強みをどうアピールするかが重要になります。即戦力としての期待も高まる年代のため、ほかの応募者と差別化できるポイントを明確にし、自分の価値を伝えられるように準備しておくことが成功のカギとなるでしょう。

やりたいことの見つけ方のコツ

やりたいことの見つけ方のコツは、自分の幸せを考えることです。誰かの意見にとらわれず、自分が本当にやりたいことを考えてみましょう。

そのうえで、「1人ではできなくても、誰かと一緒ならできるかも」と思えることを見つけるのもおすすめ。いずれにしても、「できない」というネガティブな考えから離れて、「本当にやりたいかどうか」に焦点を当てることが重要です。

ここでは、やりたいことを見つけたいときにおすすめな方法をご紹介します。「やりたいこと」を見つけるための参考にしてみてください。

1.自己の幸せを追求する

やりたいことの見つけ方が分からないときは、「どうすれば自分が幸せになれるか」を優先して考えてみましょう。自分にとって楽しいことや大切なことは、必ずしも誰かのためである必要はありません。

他人のことばかりを考え過ぎると、自分がやりたいことを見失う可能性もあります。やりたいことを探す際に必要なのは、「人の役に立つかどうか」「周囲にどう思われるか」という観点ばかりではありません。自分の幸せを第一に考えることで、「やりたいこと」が見つかる可能性があります。

2.周囲の言葉や状況にとらわれない

周囲の言葉や状況にとらわれないことも大切です。「□□が○○と言っていた」「□□が○○をしていた」と周囲の言動をすべて真に受けると、自分を見失う可能性もあります。

ほかの人に合っていることが、必ずしも自分に適しているとは限りません。客観的な意見をアドバイスとして受け入れて、自分に合うかを検討することが大切です。

3.「誰かと一緒ならやりたいこと」も視野に入れる

「誰かと一緒ならやりたいこと」を視野に入れるのが、やりたいことの見つけ方として有効です。就職後は、自分の力で何かを成し遂げる場面もありますが、チームとして周囲の方と協力し合う場面もあります。

「周囲の方と協力できる状況であればしてみたいことはあるか」という観点から考えてみるのも、自分のやりたいことを探し出す手段といえるでしょう。

4.ネガティブ思考は捨てる

「自分には何も向いていない」といったネガティブ思考を捨て、気持ちを切り替えることも大事です。将来の選択肢を狭めずに「自分に適性があるか否か」といった判断をするためにも、「自分には才能がないから…」と考えるのは避けましょう。

やりたいことの見つけ方で効果的な5つの問いかけ

ここでは、やりたいことの見つけ方として効果的な問いかけを5つご紹介します。自問自答することで自分の関心分野や思考を理解するきっかけになるため、「やりたいこと」を探るヒントにしてみてください。

1.「人生で最も印象に残っている出来事は？」

今までで最も印象に残っている出来事は、自分の興味がある分野である可能性があります。その出来事の「何が印象的だったのか？」「なぜ印象に残ったのか？」を深掘りしてみましょう。

自分が興味を抱きやすい要素がクリアになり、仕事や人生における「やりたいこと」が見つかる場合があります。

2.「過去に熱中したことはある？」

やりたいことを見つける際は、今までに熱中したことやハマったことを洗い出してみましょう。一度でも熱中できたことは、自分の好きなことや得意である要素を含む可能性があります。

たとえば、子どものころに夢中になった遊びや学生時代の部活動などでも問題ありません。自分が熱中できる要素を探し出せれば、向いている仕事ややりたいことに出会いやすくなるでしょう。

3.「抱えているコンプレックスは何？」

自分が抱えているコンプレックスには、実は自分がやりたいことやしたいことが隠れている可能性もあります。「人とうまく話せない」「パソコン操作がスムーズにできない」といった悩みやコンプレックスの場合、「人とうまく話せるようになりたい」「パソコン操作をスムーズにしたい」などの願望があるとも考えられます。

4.「社会課題で関心のあることは？」

やりたいことを見つけたいときは、自分が関心をもっている社会課題に注目してみるのも一つの方法です。日ごろからニュースなどで感じている問題点を思い返し、「解決方法はあるか？」「自分はどうしたいのか？」を自問自答してみましょう。

実現したい社会を思い描いて、そのために自分が貢献できることや頑張りたいことを明らかにすれば、やりたいことが見つかる可能性があります。

5.「自分なりのポリシーは？」

やりたいことは何かを考えているときは、人生における自分なりのポリシーがあるかを自問自答してみましょう。ポリシーとは、「方針」や「信念」といった意味合いをもちます。ポリシーをもとに人生や仕事の方向性を模索すれば、「やりたいこと」に辿り着ける可能性があるでしょう。

視野を広げてやりたいことを見つける方法

「自分のやりたいことは何か？」と頭のなかで考えても分からない場合は、幅広い情報や客観的な意見を取り入れるのも一つの方法です。ここでは、自分の視野を広げてやりたいことを見つける方法をご紹介します。

多様なジャンルの本を読む

やりたいことを見つけるために、普段好んで読む本とは違うジャンルの本を読み、世の中にある仕事を知って視野を広げるのもおすすめです。

「やりたいことが見つからない」理由として、まだやりたいことに出会っていない可能性もあります。自分の視野を広げてみることで、人生や仕事における多様な選択肢を見つけやすくなるでしょう。

自分探しの旅に出る

視野を広げてやりたいことを見つける方法として、旅に出て人生を見つめ直すのもおすすめです。自分が住んでいる場所から出ることで「新しい価値観に出会える」「自分を客観視できる」など、物事に対する考え方を変えられる可能性があります。

第三者に相談する

やりたいことの見つけ方として、友人や家族、大学のキャリアセンター、就職・転職エージェントなどの第三者に相談してみるのもおすすめです。第三者にアドバイスを求めれば、自分の考え方とは違う意見をもらえる場合があります。

新たな職業や企業について知ることで視野が広がり、新しい興味が生まれて「やりたいこと」が見つかる可能性があるでしょう。

【まとめ】やりたいことを見つけて自分に合った仕事に就こう

やりたいことを見つけるためには、焦らずに自分と向き合い、興味のあることや得意なことを手掛かりとして行動を起こすのが大切です。やりたいことが明確になれば、仕事で困難なことがあっても乗り越えやすく、モチベーションを高めながら働けるでしょう。

「やりたいことの見つけ方って？」「自分が本当にしたい仕事が分からない…」と悩んでいる場合は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、一人ひとりの適性や要望に合った求人をご紹介します。

また、自己分析や企業研究のやり方をはじめ、応募書類の添削や面接対策などもプロの視点からサポートします。所要時間1分程度でできる、性格から分かる適職診断もおすすめです。サービスはすべて無料で利用可能なので、仕事探しに悩んでいる場合はぜひお気軽にハタラクティブへご相談ください。

やりたいことの見つけ方に関するQ&A

ここでは、「やりたいことの見つけ方が分からない」という方に向けて、やりたいことを見つける方法に関するよくある疑問にお答えします。

やりたいことが分からないときの対処法を知りたいです

やりたいことが分からないときは、少しでも興味のある分野に取り組んでみるのがおすすめです。少しでも「やりたい」と思ったことに取り組めば、自分の視野が広がったり意外な適性が見つかったりして、新たな発見の機会を得られるかもしれません。仕事につながるかどうか分からないことでも、とりあえず挑戦してみるのも一つの手です。

「やりたいことは仕事にならない」って本当？

自分の適性に合っていなかったり、厳しい実力主義の仕事だったりすると、やりたいことでも続けるのが難しい場合があります。
ただし、「やりたいこと＝仕事にならない」と決めつける必要はありません。まずは、譲れない条件や必要なスキルを調べることから始めてみましょう。

やりたい仕事を探すのに診断ツールは効果的？

「仕事で何がしたいか分からない」というとき、適職診断を活用するのも一つの方法です。ただし、「適職診断の結果＝やりたいこと」とは限りません。診断結果は参考意見として受け止め、最終的には自分で判断することが大切です。

やりたいことの見つけ方を教えてください

やりたいことを見つけるには、「したくないことを洗い出してみる」のも有効です。自分が何をしたくないかを理解しておくことで、向いている職業を見つけやすくなる場合もあります。

また、プロのアドバイスを受ければ、やりたいことを見つけられる可能性があります。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが丁寧にアドバイスをしますので、進路に悩んでいる方はぜひご相談ください。

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