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フリーターの就職活動に適した時期はいつ?就活しやすい月を具体的に紹介
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この記事のまとめ
- フリーターは就職を決断したら、できるだけ早い時期に行動を起こすことが重要
- フリーターには常に求人があるため、就職活動をする時期にこだわり過ぎなくても良い
- フリーターが就職活動をするなら、求人が増えやすい時期に合わせるのも一つの手
- フリーターは就職時期を問わず、未経験歓迎の求人に注目するのがおすすめ
- フリーターが就職活動をするなら、入社希望の時期を明確にして計画を立てるのがコツ
「フリーターが就職活動を始めるのに適した時期はあるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。既卒のフリーターは年間を通じて採用のチャンスがあるため、思い立ったタイミングですぐに行動するのがおすすめです。このコラムでは、フリーターが就職活動をするのに適した月や、就活を始める時期選びのコツを解説します。フリーターから正社員を目指す場合に必要な期間の目安も紹介するので、計画的に進めて就職を叶えましょう。
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フリーターが就職活動を始めるのに適した時期
フリーターから正社員就職を目指す既卒者の採用は、基本的に一年を通して随時行われています。ただし、就職活動を行う時期によって、求人状況や企業の採用目的は異なるのが現状です。求職に適した時期を知り、就職活動を始めるタイミングを決めれば、より有利に進められるでしょう。
1月~3月:新年度に向けて採用が活発化する時期
1月〜3月は企業が新年度に向けて新たな人材の確保を積極的に行うため、求人数が増加しやすい時期です。フリーターが就職活動を開始するには理想的なタイミングといえるでしょう。3月は求人数が大幅に増加して競争が激化しやすいため、3月以前に準備を始めるのがおすすめです。
2月から3月にかけて内定を獲得した場合、新卒社員と同じ4月入社になります。新卒社員と同じタイミングで研修を受けられ、社会人としての基礎を同時に学べることもメリットです。ただし、求人数が増える一方で求職者も多くなるため、競争が激化しやすい側面もあります。周囲より一歩早く行動することが成功のポイントになるでしょう。
7月~9月:新卒採用後の追加募集をする時期
7月~9月も就職活動に適した時期として挙げられます。4月に入社した新卒社員の退職や、年度後半に向けた人員補充の必要性などが生じ、採用活動が活発になりやすい時期です。タイミングが合えば、10月入社を狙えるでしょう。
新卒社員に代わる人材を求める求人も見込まれるため、フリーターのポテンシャル採用が期待できる時期ともいえます。夏の賞与支給後に退職者が出たポジションに対して、中途採用の募集をかける企業も増えやすい時期です。新卒募集の時期に内定を得られなかった場合、再チャレンジにより良い結果が得られることもあるでしょう。
10月~12月:年度末を見据えて人材を確保する時期
10月〜12月は、年度末を見据えた人員補強を目的として、企業の採用意欲が高まりやすいタイミングです。次年度に向けた計画を立てるのに伴い、先行して採用活動を行う企業もあるため、フリーターの就職活動にも適した時期といえるでしょう。
年内で退職する人も多いため、欠員補充の求人が増える傾向もあります。早い段階で採用活動を進め、新年度からの体制づくりをスムーズに進めたいと考える企業も少なくありません。特に中小企業では、年明けの採用競争を避けるため、年内に募集をかけるケースも見られます。年明け前に就活を積極的に行うことで、新卒との競争を避けて内定を獲得するチャンスを広げられるでしょう。
就職時期を問わず「未経験歓迎」の求人に注目
フリーターから正社員を目指す場合、就職時期を問わず、未経験者を積極的に受け入れている求人に注目しましょう。未経験歓迎の求人は、特定のスキルや経験がなくても応募できるため、職歴なしのフリーターの人にも適しています。営業職や事務職など、多くの業界で未経験者向けの求人が増えており、選択肢も豊富です。まずは自分の興味や適性に合う求人を見つけ、積極的に挑戦しましょう。
フリーターが就職を成功させるための時期選びのコツ
フリーターが正社員就職を叶えるには、適切な時期に就職活動をすることが大切です。計画的に行動を進めることで選択肢を広げ、内定獲得の可能性を高められるでしょう。フリーターが就職活動を行う時期を決めるときのポイントと、成功につなげるためのコツを紹介します。
フリーターの就職は早めのスタートがカギ
フリーターが就職活動を成功させるためには、できるだけ早くスタートすることがポイントです。労働政策研究・研修機構が行った「若者のワークスタイル調査(128p)」における「フリーター継続期間と正社員になれた割合」の結果を見ると、フリーター期間が長くなるほど正社員への移行率が低くなっているのが分かります。
引用:労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容「第5回 若者のワークスタイル調査」から(128p)」
期間別に詳しく見ると、フリーター歴3年〜4年の期間のみ正社員就職への移行率が持ち直しているものの、全体的に見ると低下の一途をたどっています。フリーター歴が4年を超えると、さらに正社員就職へのハードルが高くなることは、データから見ても明らかです。
厚生労働省が「青少年雇用機会確保指針」を改正したことにより、学校卒業後3年以内であれば、既卒者を新卒枠で受け付ける企業が増えています。フリーターから正社員就職を目指すなら、卒業後3年までを目処に、できるだけ早く行動を起こすのがおすすめです。フリーターの就職難易度について知りたい方は「フリーターの期間が長いと正社員への就職は難しい?」をご参照ください。
参照元
独立法人 労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容
就職の難易度は時期に左右されない
就職活動を始めるタイミングが遅れても、大きな不安を感じる必要はありません。確かに求人数が増える時期は存在しますが、年間を通じて一定数の求人があります。フリーターにとっては、自分に合った企業を見つけられるチャンスが常にあると考えましょう。
フリーターから正社員を目指すなら、思い立ったタイミングで行動を始めることが大切です。タイミングよりも、行動を継続する意欲や、自分をしっかりアピールすることが成功のポイントになります。時期に縛られず、継続的に情報収集して選考に臨むことで、理想的な職場を手に入れる確率を高められるでしょう。
入社希望時期を明確にして計画を立てる
就職活動を始める際には、まず入社を希望する時期を明確に設定することが大切です。目標とする入社時期を明確に決め、ゴールから日程を逆算すれば、就活を始める時期の目安が見えてきます。就活を始める時期は、希望する入社時期の2〜3ヶ月前が目安です。内定をもらっても、入社は翌月以降のケースが多いため、入社時期を見越して計画を立てましょう。
たとえば、4月入社を希望する場合は、1月ごろから就職活動を本格化させるのがおすすめです。自己分析や求人情報の収集、応募書類の作成、面接準備といった作業には時間がかかるため、早めに取りかかれば余裕を持って進められます。逆算して計画を立てることが、就職活動をスムーズに進めるためのコツです。
フリーターが就職活動を始めるタイミングは「就職活動を始めるタイミングはどれくらいが望ましい?」のコラムでも詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。
就活のスケジュールは自分で立てよう
新卒の場合、就職活動における大枠のスケジュールは毎年ほぼ同じです。企業が採用情報を解禁する時期や選考を開始する時期は、政府によって決められています。すべての企業が政府の要請に従うとは限りませんが、基本的な流れがあるため、就活のタイミングで悩むことは少ないでしょう。
一方で、既卒のフリーターは、自分でスケジューリングをする必要があります。就活のやり方や全体的な流れが掴めない方は「フリーターの就活の流れが分からない人へ!手順や就職成功のコツを解説」のコラムでまとめているので、ぜひ参考にしてください。
フリーターからの就職活動に必要な期間の目安
フリーターが正社員として就職するためには、事前に就職活動の流れと必要な期間を把握し、計画的に行動することが大切です。就活における各ステップと必要な期間の目安を紹介します。
自己分析と業界研究:2日~2週間が目安
就職活動の第一歩は、自己分析と業界研究です。自己分析では、自分の強みや興味、キャリアの目標を明確にすることが重要といえます。「どのような分野で働きたいか」「将来どう成長していきたいか」といったビジョンを考えることで、目指す職種や業界が絞り込めるでしょう。
次に、業界研究を行い、自分の興味やスキルがどの業界で求められているかを調査します。業界や職種の需要を理解することで、具体的な就職先を効率よく選べるようになるでしょう。自己分析と業界研究は早ければ2〜3日で終わりますが、1〜2週間かけてじっくり取り組むのがおすすめです。
求人探し:1週間~10日が目安
自分が目指す職種や業界が定まったら、実際に求人探しを行います。求人を選ぶ際には、自分の希望条件を具体的に決めることが大切です。たとえば、以下のような条件があります。
- ・安定した収入が得られる職場
・自己成長できる環境
・働きやすい時間や場所の柔軟性
自分が働きたいと思う条件や優先順位を明確にすることで、求人情報の取捨選択がスムーズになり、自分に合った職場を見つけやすくなります。約1週間〜10日ほどあれば、希望に合う求人を見つけられるでしょう。ただし、就職活動を行うタイミングによっては、希望する条件に合う求人が少なく、1ヶ月以上かかる場合もあります。
履歴書・職務経歴書の作成:1~2週間が目安
履歴書や職務経歴書は、自分をアピールするための重要な書類です。アルバイトやボランティアなどの経験を整理し、自分の強みやスキルをしっかり伝えられる内容に仕上げましょう。応募する企業が求める人物像に合わせて内容を調整する必要があるため、完成までに1〜2週間を見積もるのがおすすめです。
応募先の企業に貢献できることをしっかりアピールできる内容にできれば、好印象を与えられる可能性が高まります。正確で魅力的な内容に仕上げるために、第三者の添削を受けるための時間も考慮しましょう。
面接対策:1週間以上が目安
履歴書と職務経歴書を提出したら、面接に備えて面接対策を行います。面接対策では、企業ごとに想定される質問への回答を準備し、模擬面接を繰り返して本番に備えましょう。フリーターから正社員就職を目指す場合、フリーターになった理由や正社員を目指す理由などの質問への回答を準備しておく必要があります。
志望動機や自己PRを簡潔に伝えるスキルも重要です。入室から退室までの立ち居振る舞いをしっかり身につけておく必要もあります。面接練習を繰り返すほど自信を持てるようになるものです。面接までに時間的な余裕がある場合は、1週間以上かけて丁寧に取り組みましょう。
フリーターから正社員就職を目指す場合の面接対策をする際には「フリーターの正社員面接でよくある質問は?ふさわしい服装についても解説」のコラムもチェックしておきましょう。よくある質問と回答例を紹介しています。
入社準備:1~2週間が目安
面接が成功して内定の連絡を受けたら、次は入社準備です。入社日の調整や必要書類の提出、健康診断などをスムーズに進めましょう。加えて、新しい職場で求められるスキルや知識を事前に学んでおくと、入社後の不安を軽減できます。
必要書類の準備は、1〜2週間以内を目安にできるだけ早く対応するのがマナーです。業務内容の確認や必要な知識の習得は、入社までの時間を有効に活用して対応しましょう。フリーターが就職するまでの基本的な流れを詳しく知りたい方は「フリーターの就活の流れが分からない人へ!手順や就職成功のコツを解説」もあわせてご覧ください。
年の途中で正社員になる場合の注意点
既卒のフリーターが就職活動を始めるタイミングは、いつでも問題ありません。ただし、入社する時期によっては確定申告が必要だったり、新入社員と一緒に研修を受けたりする可能性があります。あらかじめ把握したうえで就職活動の時期を検討しましょう。
所得税の確定申告が必要になるケースがある
入社時期によっては、所得税の確定申告が必要です。アルバイトを辞めて、年の途中に正社員として入社した場合、前職の源泉徴収票とまとめて年末調整をしてもらえる可能性があります。源泉徴収票は辞めてから1ヶ月以内に発行されるので、前職のアルバイト先からもらっておきましょう。
ただし、「源泉徴収票の用意が間に合わなかった」「年末調整の時期を過ぎて入社した」という場合は、自分で確定申告が必要です。特に、年末調整の作業が行われる10月〜1月に入社する場合は、早めに担当者に確認しておくことをおすすめします。
新卒社員と一緒に研修を受ける可能性がある
会社の年度始めから働き始める場合は、新卒社員と入社のタイミングが重なります。企業によっては、既卒者も新卒社員と一緒に研修を受けることになる場合があるでしょう。
気にならない場合は、特に時期をずらす必要はありません。先述のとおり、新卒向けの研修で社会人としてのマナーなどを学べるのは大きなメリットといえます。しかし、新卒と一緒に研修を受けるのが気になる方は、入社時期を調整するのも一つの手です。新卒・既卒を問わず、入社後は柔軟に研修やOJTを受けられる企業を探すのもおすすめできます。
もし1人で就活のスケジュールを立てて進めることに難しさを感じる場合は、フリーター向けの就職支援サービスを活用してみるのも良いでしょう。就職支援サービスのなかには、無料で利用できるものもあります。働きたいエリアが限定されている場合には、ハローワークを利用するのも一つの手です。就職支援サービスを上手に活用すれば、スムーズに就職活動を進められます。
フリーターなどの若年層に特化した就職支援サービスをお探しの場合は、ぜひハタラクティブまでご相談ください。ハタラクティブでは、プロのアドバイザーが求人紹介や応募書類の添削、面接対策などをすべて無料で行っています。企業とのやり取りを代行するサービスもあるため、電話やメールのビジネスマナーに自信がないフリーターの方にもおすすめです。就職活動でお悩みの場合は、ぜひお気軽にお問合せください。
フリーターの就職活動に関するFAQ
フリーターの就職活動に関する疑問にQ&A形式で回答します。
フリーターから就活をするのは厳しいですか?
フリーターから就活を始めても、正社員になれる可能性は十分あります。
若手の人材が欲しい企業にとって、既卒のフリーターは魅力的な存在です。即戦力になるスキルがなくても、意欲を評価してもらえることがあるため、諦めずに就活を続けましょう。
「既卒は正社員採用されないって本当?その理由や求人の探し方を解説!」のコラムも参考にしてみてください。
フリーターや既卒が正社員を目指しやすい業界は?
介護業界やIT業界、飲食業界などがおすすめです。
どの業界も人手不足により、未経験者歓迎の求人を出している傾向があります。介護業界で働くには資格が必須というイメージがあるかもしれませんが、働きながらの取得も可能です。既卒のフリーターは未経験者歓迎の求人を中心に探し、教育制度が充実している職場を選ぶと良いでしょう。
フリーターから正社員を目指しやすい業界については「フリーターが就職しやすい職種とは?おすすめの職業と業界を紹介」のコラムでも紹介しています。あわせてご覧ください。
既卒のフリーターは総合職の正社員になれますか?
既卒のフリーターが総合職の正社員になることは可能です。
総合職は特定の職種を指すのではなく、企業の中枢業務を担う将来の幹部候補生というポジションを意味しています。入社後は多様な部署や職種で経験を積めるため、バリバリ仕事をこなし、キャリアアップしたい方に向いているといえるでしょう。
詳しくは「フリーターから総合職の正社員になれる?おもな職種や仕事内容を紹介」のコラムも確認してみてください。
就活はフリーターを辞める何ヶ月前から始めるべき?
フリーターを辞める2〜3ヶ月前が一つの目安です。
しかし、アルバイトと就活を両立できるなら、内定をもらった後に辞めるのが望ましいでしょう。なかなか内定がもらえなかったり、予想よりも選考に時間を要したりした場合、収入が途絶えてしまう可能性があるためです。就活期間はあくまで目安とし、余裕を持って計画を立てましょう。
既卒のフリーターが就職活動でするべきことは?
目指す仕事が決まっていなければ、自己分析と業界研究を行いましょう。自己分析では自分の価値観や適性を明確にし、業界研究で適性や希望条件に合う業界を探します。知っている業界のなかから求人を探すと視野が狭まり、向いている仕事を見落としかねません。書籍やWebサイトで広く情報収集し、求人を探す前段階の準備を整えましょう。
自己分析や業界研究を行っても「自分に合った仕事が分からない…」という場合は、就職・転職支援サービスの「ハタラクティブ」までお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。