- 「ハタラクティブ」トップ
- 記事トップ
- 「経歴別」の記事一覧
- 「フリーター」についての記事一覧
- 「フリーターの就職活動」についての記事一覧
- フリーターの就職に適した時期とは?就活に必要な準備や期間も紹介!
フリーターの就職に適した時期とは?就活に必要な準備や期間も紹介!
更新日

この記事のまとめ
- 時期に関わらず、フリーターから就職することは可能
- フリーターから就職するには、時期を問わず早めの行動開始がカギ
- フリーターが就職活動をするなら、入社希望の時期を明確にして計画を立てるのがコツ
- フリーターが就職活動にかける期間は2~3ヶ月が目安
- 就職活動が長期化することが不安ならエージェントの利用がおすすめ
就職したいと考えているフリーターの方で、「就職に適した時期はあるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。基本的には時期に関わらずフリーターから就職することは可能なので、思い立ったタイミングですぐに行動するのがおすすめです。
このコラムでは、フリーターが就職活動をするのに適した月や、就活を始める時期選びのコツを解説します。フリーターから正社員を目指す場合に必要な期間の目安も紹介するので、計画的に進めて就職を叶えましょう。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
時期に関わらずフリーターの就職は可能
フリーターから正社員就職を目指す既卒者の採用は、基本的に一年を通して随時行われています。そのため、時期に関わらずフリーターの方が就職することは可能です。
早めに動き出せばその分面接対策や書類準備に時間をかけられたり、同世代のライバルより先に採用される可能性があったりするメリットも。また、年齢が若いほうが、スキルがなくても将来性や熱意に期待する「ポテンシャル採用」の枠を狙えるので、基本的にできるだけ早く就職活動を開始するのがおすすめです。
ただし、就職活動を行う時期によって、求人状況や企業の採用目的は異なります。以下では、時期ごとの企業の採用目的を解説するので、就職活動開始のタイミングを決める参考にしてみてください。
【1~3月】新年度に向けて採用活動が活発化する
1〜3月は、企業が新年度に向けて新たな人材の確保を積極的に行う時期です。そのため、フリーターの方が就職活動を開始するのに適しているタイミングといえるでしょう。
2月から3月にかけて内定を獲得した場合、新卒社員と同じ4月入社になります。新卒社員と同じタイミングで研修を受けられ、社会人としての基礎を同時に学べることもメリットです。
ただし、求人数が増える一方で求職者も多くなるため、競争が激化しやすい側面もあります。周囲より一歩早く行動することが成功のポイントになるでしょう。
【5~6月】新入社員採用後の追加募集をする
7~9月は、4月に入社した新卒社員の退職や、年度後半に向けた人員補充の必要性などが生じ、企業の採用活動が活発になりやすい時期です。新卒社員に代わる人材を求める求人も見込まれるため、フリーターのポテンシャル採用が期待できる時期ともいえます。
また、夏の賞与支給後に退職者が出たポジションに対して、中途採用の募集をかける企業も増えやすい時期です。新卒募集の時期に入社できなかった場合、再チャレンジにより内定を獲得できることもあるでしょう。
【9~10月】10月入社の社員や異動の時期と重なる
9~10月は企業の異動や人事の動きが活発になり、10月入社を見越して新たな人材を採用する企業が増える時期です。正社員の欠員補充や組織再編によるポジションの増加などの理由で求人が増えることがあるため、就職のチャンスが広がるタイミングといえます。
年末に向けて組織体制を整えたいと考える企業側もあるため、比較的スピーディーに選考が進むこともあります。できるだけ早く就職したいフリーターの方は、スムーズに入社できる可能性が高まるでしょう。
ほかの時期に就職してもOK
もちろん、上記でご紹介した時期以外に就職するのもOKです。「時期に関わらずフリーターの就職は可能」でお伝えしたとおり、年齢が若いほど就職しやすい傾向があります。そのため、フリーターの方が「就職したい」と思ったら、できるだけ早めに行動を開始しましょう。フリーターが就職するには時期を意識することも大切
フリーターが正社員就職を叶えるには、適切な時期に就職活動をすることが大切です。計画的に行動を進めることで選択肢を広げ、内定獲得の可能性を高められるでしょう。フリーターが就職活動を行う時期を決めるときのポイントと、成功につなげるためのコツを紹介します。
時期を問わず早めのスタートがカギ
フリーターが就職活動を成功させるためには、できるだけ早くスタートすることがポイントです。労働政策研究・研修機構が行った「若者のワークスタイル調査(128p)」における「フリーター継続期間と正社員になれた割合」の結果を見ると、フリーター期間が長くなるほど正社員への移行率が低くなっているのが分かります。
引用:労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容「第5回 若者のワークスタイル調査」から(128p)」
期間別に詳しく見ると、フリーター歴3年〜4年の期間のみ正社員就職への移行率が持ち直しているものの、全体的に見ると低下の一途をたどっています。フリーター歴が4年を超えると、正社員就職へのハードルがさらに高くなることも、データから予想できるでしょう。
厚生労働省が「青少年雇用機会確保指針」を改正したことにより、学校卒業後3年以内であれば、既卒者を新卒枠で受け付ける企業が増えています。フリーターから正社員就職を目指すなら、卒業後3年までを目処に、できるだけ早く行動を起こすのがおすすめです。
フリーターの就職難易度について知りたい方は、「フリーターの期間が長いと正社員への就職は難しい?」をご参照ください。
参照元
独立法人 労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容
就職の難易度は時期に左右されない
冒頭でお伝えしたように、時期によって求人が増える時期はありますが、就職の難易度自体は時期に左右されません。フリーターの方にとって、自分に合った企業を見つけられるチャンスは常にあると考えましょう。フリーターから正社員を目指すなら、思い立ったタイミングで行動を始めることが大切です。時期に縛られず、継続的に情報収集して選考に臨むことで、理想的な職場に就職できる可能性を高められるでしょう。
入社希望時期を明確にして就活の計画を立てる
就職活動を始める際には、まず入社を希望する時期を明確に設定することが大切です。目標とする入社時期を明確に決め、ゴールから日程を逆算すれば、就活を始める時期の目安が見えてきます。就活を始める時期は、希望する入社時期の2〜3ヶ月前が目安です。内定をもらっても、入社は翌月以降のケースが多いため、入社時期を見越して計画を立てましょう。
たとえば、4月入社を希望する場合は、1月ごろから就職活動を本格化させるのがおすすめです。自己分析や求人情報の収集、応募書類の作成、面接準備といった作業には時間がかかるため、早めに取りかかれば余裕を持って進められます。逆算して計画を立てることが、就職活動をスムーズに進めるためのコツです。
フリーターが就職活動を始めるタイミングは「就職活動を始めるタイミングはどれくらいが望ましい?」のコラムでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
入社希望時期の3ヶ月前から準備を始めるのがおすすめ
フリーターの方が就職活動をする際は、入社希望時期の3ヶ月前から準備を始めるのがおすすめです。十分な準備期間があることで、自己分析や業界研究、履歴書・職務経歴書の作成、面接対策などに余裕をもって取り組めます。応募から内定までには一定の時間がかかるため、焦らず自分に合った企業を探すためにも、計画的に就職活動を行いましょう。
フリーターが始める就職活動のやり方と期間の目安
フリーターの方が正社員として就職するためには、事前に就職活動の流れと必要な期間を把握し、計画的に行動することが大切です。以下では、就職活動における各ステップのやり方と期間の目安を紹介します。
【自己分析・業界研究】2日~2週間が目安
就職活動の第一歩は、自己分析と業界研究です。自己分析では、自分の強みや興味、キャリアの目標を明確にすることが重要。「どのような分野で働きたいか」「将来どう成長していきたいか」といったビジョンを考えることで、目指す職種や業界が絞り込めるでしょう。
次に、業界研究を行い、自分の興味やスキルがどの業界で求められているかを調査します。業界や職種の需要を理解することで、具体的な就職先を効率よく選べるようになるでしょう。自己分析と業界研究は早ければ2〜3日で終わりますが、1〜2週間かけてじっくり取り組むのがおすすめです。
【求人探し・応募】1週間~10日が目安
自分が目指す職種や業界が定まったら、実際に求人探しを行います。求人を選ぶ際には、自分の希望条件を具体的に決めることが大切です。たとえば、以下のような条件があります。
- ・安定した収入が得られる職場
- ・自己成長できる環境
- ・働きやすい時間や場所の柔軟性
自分が働きたいと思う条件や優先順位を明確にすることで、求人情報の取捨選択がスムーズになり、自分に合った職場を見つけやすくなります。約1週間〜10日ほどあれば、希望に合う求人を見つけられるでしょう。ただし、就職活動を行うタイミングによっては希望条件に合う求人が少なく、1ヶ月以上かかる場合もあります。
就職時期を問わず「未経験歓迎」の求人に注目
フリーターから正社員を目指す場合、就職時期を問わず、未経験者を積極的に受け入れている求人に注目しましょう。未経験歓迎の求人は、特定のスキルや経験がなくても応募できるため、職歴なしのフリーターの人にも適しています。営業職や事務職など、多くの業界で未経験者向けの求人があり、選択肢も豊富です。まずは自分の興味や適性に合う求人を見つけ、積極的に挑戦しましょう。【履歴書・職務経歴書の作成】1~2週間が目安
履歴書や職務経歴書は、自分をアピールするための重要な書類です。アルバイトやボランティアなどの経験を整理し、自分の強みやスキルをしっかり伝えられる内容に仕上げましょう。応募する企業が求める人物像に合わせて内容を調整する必要があるため、完成までに1〜2週間を見積もるのがおすすめです。
応募先の企業に貢献できることをしっかりアピールできる内容にできれば、好印象を与えられる可能性が高まります。正確で魅力的な内容に仕上げるために、第三者の添削を受けるための時間も考慮しましょう。
【面接対策】1週間が目安
履歴書と職務経歴書を提出したら、面接に備えて面接対策を行います。面接対策では、企業ごとに想定される質問への回答を準備し、模擬面接を繰り返して本番に備えましょう。フリーターから正社員就職を目指す場合、フリーターになった理由や正社員を目指す理由などの質問への回答を準備しておく必要があります。
また、志望動機や自己PRを簡潔に伝えるスキルや、入室から退室までの立ち居振る舞いを身につけておくことも大切です。面接練習を繰り返すことで自信をもちやすくなるので、丁寧に取り組みましょう。
フリーターの方が面接対策をする際は、「フリーターの正社員面接でよくある質問は?ふさわしい服装についても解説」のコラムもチェックしておきましょう。よくある質問と回答例を紹介しています。
【面接(2~3回)】2~3週間が目安
就職活動における面接は2~3回行われ、面接にかかる期間は2~3週間が目安です。一次面接・二次面接・最終面接では、それぞれの段階で目的が異なるため、聞かれる内容も変わってきます。
一次面接では、応募者の人柄や基本的なコミュニケーション能力、就職への熱意などを中心に見られるでしょう。志望動機や自己紹介、これまでのフリーターとしての経験といった、応募者の第一印象や誠実さを確認する質問が多い傾向があります。空白期間がある場合は、その理由についても聞かれるでしょう。
二次面接では、実務に近い視点の質問が増えてきます。職場での適応力や仕事への理解、長く働けそうかといった点を見極めるため、「これまでのアルバイトで学んだこと」や「チームで働いた経験」、「困難な状況をどう乗り越えたか」といったエピソードを聞かれる可能性があるでしょう。
最終面接では、企業の経営層や役員が面接官になることもあり、会社とのマッチ度や将来のビジョンなどが問われる傾向があります。「自社でどのようなキャリアを築きたいか」「入社後に挑戦したいことは何か」といった質問を通して、志望の本気度や長期的に働く意欲を見られるでしょう。
ただし、企業や業界によってはあまり一般的ではない独自の質問をされたり、応募した仕事に関連する専門的な内容について聞かれたりすることも考えられます。応募する企業や業界の傾向を調べて、柔軟に面接対策をしておきましょう。詳しくは、「面接官が変わった質問をする意図とは?回答例や注意点を解説」のコラムも参考にしてみてください。
面接結果の通知には数日~2週間程度かかる
面接結果の通知が届くまでには、数日~2週間程度かかることがあります。社内での選考に時間がかかったり、ほかの候補者との比較を慎重に行っていたりすることもあり、即日や翌日に返答が来ることは少ないでしょう。結果が来るまでの間は不安になるかもしれませんが、焦らずに待つ姿勢が大切です。【入社日の決定・準備】数日~2週間が目安
内定の連絡を受けたら、次は入社準備です。入社日の調整や必要書類の提出などをスムーズに進めましょう。加えて、新しい職場で求められるスキルや知識を事前に学んでおくと、入社後の不安を軽減できます。必要書類の準備は、1〜2週間以内を目安にできるだけ早く対応するのがマナーです。業務内容の確認や必要な知識の習得は、入社までの時間を有効活用して行いましょう。
フリーターが就職するまでの基本的な流れを詳しく知りたい方は、「フリーターの就活の流れとは?やり方がわからない方向けに手順を解説!」もあわせてご覧ください。
フリーターが就職活動にかける期間は2~3ヶ月が目安
フリーターが就職活動にかける期間は、一般的に2~3ヶ月が目安とされています。「フリーターが始める就職活動のやり方と期間の目安」でご紹介したように、自己分析や企業研究、書類作成、面接を経て内定をもらうまでには、ある程度の時間が必要です。もちろん個人差はありますが、計画的に動けば2~3ヶ月あれば十分に内定を得られる可能性があります。
特に初めての就職活動であれば、焦らず丁寧に準備を進めることが、納得のいく結果につながります。
就活の長期化が不安な人はエージェントの利用がおすすめ
就職活動の長期化が不安なフリーターの方は、エージェントの利用がおすすめです。就職エージェントは、応募者の希望や適性に合った求人を紹介してくれるだけでなく、履歴書や職務経歴書の書き方、面接の対策なども丁寧にサポートしてくれます。自己分析や企業選びに自信がない方や、就職活動自体に慣れていない方にとって、心強い味方となるでしょう。
フリーターなどの若年層に特化した就職支援サービスをお探しの場合は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、プロのアドバイザーが求人紹介や応募書類の添削、面接対策などをすべて無料で行っています。企業とのやり取りを代行するサービスもあるため、電話やメールのビジネスマナーに自信がないフリーターの方にもおすすめです。就職活動でお悩みの場合は、ぜひお気軽にお問合せください。
フリーターの就職活動に関するFAQ
フリーターの就職活動に関する疑問にQ&A形式で回答します。
フリーターが就職活動をするのは厳しいですか?
そのようなことはありません。フリーターの方が正社員になれる可能性は十分にあります。たとえ未経験であっても若い社員や熱意のある社員が欲しい企業にとって、フリーターは歓迎される人材です。即戦力になるスキルがなくても、意欲を評価してもらえることがあるため、あきらめずに就活を続けましょう。
フリーターから始める就活が不安な方は、「既卒は正社員採用されないって本当?その理由や求人の探し方を解説!」のコラムも参考にしてみてください。
フリーターや既卒が正社員を目指しやすい業界は?
IT業界や建設業界、飲食業界などがあります。いずれの業界も、人手不足により未経験者歓迎の求人を出している傾向があります。そのため、未経験者歓迎の求人を中心に探し、教育制度が充実している職場を選ぶのが望ましいでしょう。
なお、建設業界で働くには資格が必須というイメージがあるかもしれませんが、働きながらの取得も可能です。
フリーターから正社員を目指しやすい業界については、「フリーターからなれる職業16選!未経験から就職を目指せるおすすめの仕事」のコラムでも紹介しています。あわせてご覧ください。
フリーターから正社員になるときの注意点はありますか?
入社時期によっては、所得税の確定申告が必要なことがあります。ただし、正社員として入社した会社で前職の源泉徴収票とまとめて年末調整をしてもらえる可能性もあるので、源泉徴収票を前職のアルバイト先からもらっておきましょう。
また、会社の年度始めから働き始める場合は、新卒の社員と入社のタイミングが重なります。気にならない場合は問題ありませんが、年の離れた新卒と一緒に研修を受けるのが気になる方は、入社時期を調整するのも一つの手です。
就活はフリーターを辞める何ヶ月前から始めるべき?
フリーターを辞める2〜3ヶ月前が一つの目安です。
しかし、アルバイトと就活を両立できるなら、内定をもらったあとに辞めるのが望ましいでしょう。なかなか内定がもらえなかったり、予想よりも選考に時間を要したりした場合、収入が途絶えてしまう可能性があるためです。就活期間はあくまで目安とし、余裕をもって計画を立てましょう。
既卒のフリーターが就職活動でするべきことは?
目指す仕事が決まっていなければ、自己分析と業界研究を行いましょう。自己分析では自分の価値観や適性を明確にし、業界研究では適性や希望条件に合う業界を探します。知っている業界のなかから求人を探すと視野が狭まり、向いている仕事を見落としかねません。書籍やWebサイトで広く情報収集し、求人を探す前段階の準備を整えましょう。
自己分析や業界研究を行っても「自分に合った仕事が分からない…」「面接でアピールできる自信がない」という場合は、就職・転職エージェントのハタラクティブにお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。