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面接の悩み

圧迫面接とは?言動例や対処法、企業が行う目的・メリットを解説

内定

2025.02.06

この記事のまとめ

  • 圧迫面接とは、面接官が応募者に対して威圧的な質問や否定的な対応をする面接形式
  • 受験者の本当の姿や対応力、ストレス耐性などを知るために圧迫面接を行う企業もある
  • 悪質な圧迫面接はハラスメント的行為と捉え、内定を辞退する勇気も必要
  • 圧迫面接をクリアするには、「感情をあらわにしない」「無言にならない」を意識する
  • 面接を通して、企業のありのままの姿や本質を見ることが大切

圧迫面接とはどのような選考なのか、気になる方もいるでしょう。圧迫面接とは、受験者に対して面接官が否定的・批判的な質問をする形式の面接のことをいいます。一見するとハラスメントのような行為ですが、受験者の中には「圧迫面接でなぜか受かった」という人もいるようです。では、なぜ圧迫面接は行われるのでしょうか。このコラムでは、圧迫面接とはどういうものか、企業が行う理由や対処法などについてまとめていきます。

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目次

  • 圧迫面接とは
  • 企業が圧迫面接を行う4つの目的・メリットとは
  • 圧迫面接の具体的な言動例・特徴とは
  • 圧迫面接で気をつける3つの注意点とは
  • 圧迫面接の予防方法と対処方法
  • 圧迫面接への対応方法を具体的なケース別に紹介
  • 入社を考え直したほうが良い悪意ある圧迫面接とは
  • 圧迫面接で過度な精神的なストレスを抱えたときは

圧迫面接とは

圧迫面接とは、受験者に対して威圧感丸出しの質問や悪意のある質問を投げ掛けたり、否定的・批判的な意見で受験者の返答を伺ったりするなどの行為を面接で行うことをいいます。このような面接をする人たちのことを「圧迫面接官」と呼ぶこともあるようです。

圧迫面接といわれる内容は、態度や質問内容などさまざまなものがあり、真意の分からないことも多く見受けられます。圧迫面接の具体例は、「面接官が受験者に対して厳しい態度をとる」「関心のない返答をする」「答えづらい質問ばかりする」「追い詰めるような話をする」「大声で怒鳴る」などです。

なお、多くの企業の中にはこのような威圧的な言動を行う面接官が存在するのも事実ですが、現代社会ではハラスメントと捉えられるリスクも考えられるため、圧迫面接自体は減少傾向にあるといえるでしょう。

企業が圧迫面接を行う4つの目的・メリットとは

応募者側にとってはデメリットを感じてしまう圧迫面接ですが、企業側には圧迫面接を行う意味・目的やメリットがあります。一見圧力を掛けているように見えるため、緊張が原因で伝えたいことが言えなくなってしまう応募者は多いようです。圧迫面接を行うメリットを知り、企業側の目的や真意が分かれば、不安感や緊張感もやわらぎ、自分の意見を伝えやすくなります。以下で企業が圧迫面接を行う4つの目的・メリットを紹介するので、面接対策としてチェックしておきましょう。

1.受験者の本当の姿や本音を聞き出したい

受験者の本当の姿や聞き出したい本音、今後の仕事への対応力などを探るために、敢えて圧迫面接を実行しているケースもあります。応募者は、入念な面接対策を行っていることが多く、質問への回答も事前に用意されたものであることがほとんどです。
しかし、企業側としては、その回答が建前なのか本心なのか判断が難しいと感じています。そこで圧迫面接として応募者に圧力を掛けて感情を揺さぶることで、応募者の本音や本当の姿を見ようとしているのです。

2.コミュニケーション力を確認したい

圧迫面接で、面接官がわざと応募者が困るような態度や質問をするときは、そのような状況下でどのようにコミュニケーションをとるかをチェックしています。業務内容によっては、威圧的なクライアントの相手をする機会もあるため、似たような状況でどのように話せるかを確認したいと企業側は考えているのです。

具体的には、質問への回答や意見を否定されたときや、良い反応が得られないときの受け答え方や表情をチェックしています。

3.ストレス耐性を確認したい

すぐに辞める可能性はないか、すぐに弱音を言わない強い精神力があるかといったストレス耐性の確認も、圧迫面接を行う理由の一つです。クライアントからのクレームが多かったり仕事量が多かったりと心身にストレスがかかりやすい企業では、ストレスに強く、長く働き続けられるかをチェックしたいと考えます。
そこで、圧迫面接で実際に応募者にストレスを掛けることで、耐性の有無を確認しているのです。

4.問題解決力や対応力を見たい

企業では、「あなたは当社に向いていないんじゃないかな」「不採用になったらどうする?」などの質問をすることで応募者の対応力や問題解決力を分析しているといえるでしょう。こうした威圧的な質問では、その意図を推測し、どのように答えるか冷静に判断して受け答えられているかが問われます。その返答によって、実際の業務で臨機応変な対応ができそうかをチェックしているのです。

圧迫面接ではどのような反応をするか見ている

面接で緊張している中、突然威圧的な質問をされると、どう対応したら良いか分からなくなる人も多いでしょう。なかには、何も言えなくなる人や感情が態度に表れてしまう人、反論する人などもいるようです。
しかし、思わぬ質問に応答したときの受験者の姿こそが、面接官が見たい一面であるとも考えられます。最終面接であればなおさら、面接官は受験者の素顔を探っている可能性が高いでしょう。そのため、想定外の質問をされたときに真の自分を出すことも大切ですが、事前に圧迫面接の対策をしておくことが重要です。

企業が圧迫面接を行う理由は、「圧迫面接とは?実例や企業の意図・対策法を知って上手に切り返してみよう!」でも解説しています。質問例も紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

圧迫面接の具体的な言動例・特徴とは

圧迫面接の具体例として、否定的な発言や質問の畳み掛けをしたり、威圧的な態度をとったりといった言動や特徴が挙げられます。圧迫面接の具体的な言動例・特徴を把握しておけば、本番で「これは圧迫面接だ」と客観的に捉えられます。圧迫面接だと分かれば冷静に対応しやすくなるので、ここで具体的な言動例・特徴を確認しておきましょう。

否定的な発言ばかりしてくる

圧迫面接の特徴の代表例が、否定的な発言です。応募者の返答や経歴などを否定し、受け入れられるかを見ていると考えられます。以下は否定的な発言の具体例です。

  • ・この仕事に向いていないんじゃないですか?
  • ・そんな考えじゃ当社ではやっていけませんよ
  • ・あなたを採用して当社にメリットはありますか?
  • ・その考えには共感できません
  • ・その長所は社会人としてあって当然のものじゃないですか?
  • ・当社ではあなたが大学で学んだことは活かせませんよ
  • ・その志望理由なら当社でなく他社でも良いんじゃないですか?
  • ・なぜそんなことに取り組んだのですか?
  • ・もっとほかに役立つ長所はないんですか?

このように、強い口調で否定される場合は、圧迫面接であるといえるでしょう。ストレス耐性や対応力をチェックするため敢えて否定的な発言をしている可能性もありますが、応募者の返答が面接官の価値観や社風に合っていないためこのような否定をしているケースもあります。

質問をしつこく畳み掛けてくる

応募者の返答に対して、質問をしつこく畳み掛けてくる場合も、圧迫面接である可能性が高いです。具体的には、「それはなぜですか?」「ほかにありませんか?」「具体的な事例はありますか?」「根拠は何ですか?」といった質問が考えられます。

そこまで踏み込んだ回答を作っていないと、嫌な質問だと感じるでしょう。しかし、圧迫する意図はなく「応募者についてもっと知りたい」「詳細を知りたい」というポジティブな理由である可能性もあります。「圧迫面接をするなんて嫌な企業かも…」とネガティブに捉えてやる気を損ねることなく、質問に真摯に向き合いましょう。

返答に対しての反応が薄い

返答に対しての反応が極端に薄いのも、圧迫面接によくあるケースです。具体的には、以下のような例が挙げられます。

  • ・肘をついている
  • ・応募者の返答に対して眉を寄せる
  • ・難しい顔で首をかしげる

意図的に応募者を萎縮させ、その反応をチェックしている場合もあれば、そうした意図はなく面接官の普段の人柄が出てしまっている場合もあります。しかし、ただ声量の調整ができていなかったり、疲労の蓄積で疲れが顔に出ていたりといった可能性もあるので、慌てず落ち着いて対応しましょう。

相手を萎縮させる態度をとる

面接官が相手を萎縮させる態度をとるのも、圧迫面接の特徴です。圧迫面接では、応募者の返答に対して「ふーん」「へえー」などと無関心な様子が見られたり、反対に怒ったような大声を出したりするケースもあります。また、返答後に相槌さえも返さず、ストレス耐性や対応力を見極めようとする場合もあるようです。

携帯電話やパソコンを頻繁に触る

面接中に頻繁に携帯電話やパソコンに触れ、目を合わせようとしないのも圧迫面接の可能性があります。携帯電話やパソコンばかりに目を向けられると、応募者は「自分に関心がない」と感じ、不安やいらだちを感じるでしょう。そうしたストレス状況での対応をチェックしている可能性があるので、気を抜かずに対応するのが大切です。
 

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圧迫面接で気をつける3つの注意点とは

圧迫面接の実施方法は企業によって違うため、どのような質問をされるか予想することは困難です。そのため、質問に対する答えを用意しておくのではなく、どのような質問にも毅然とした態度や行動、自分らしさを損なわずに対応することが内定への近道といえるでしょう。以下では、圧迫面接に遭遇してしまったときの対処法をご紹介します。

1.感情的にならない

圧迫面接では、応募者の言動や表情を評価されている可能性が高いため、冷静に相手の言葉を受け入れることが大切です。間違っても、「どこがですか?」「履歴書で何が分かるんですか?」と詰め寄ったり、怒りをあらわにしたりしないように気をつけましょう。このような態度をとってしまうと、「感情のコントロールができない人」と判断されてしまいます。
圧迫面接でのNG行動については「圧迫面接とは?企業が実施する理由と遭遇したときの対処法」でも紹介しているので、さらに詳しく確認したい人はこちらもあわせてご覧ください。

2.沈黙しない

圧迫面接では、回答する意欲をなくすなどして、準備してした言葉が出ず、無言になってしまう人もいます。しかし、沈黙してしまうと、面接官には無視しているのか話す内容を考えているのか分かりません。
沈黙してしまうと、ストレス耐性がないと判断されたり、場合によってはさらに威圧的な態度をとられたりする可能性もあります。事前に用意していた回答が浮かばなくなって考え込んでしまいそうなときは、沈黙はせず「考えを整理したいため、少しお時間をください」と伝えてから考えるようにしましょう。

3.思ってもいないことを無理に回答しない

威圧的な態度をとられたり強い口調で質問をされたりすると、頭の中が真っ白になってしまうこともあるでしょう。用意していた回答が浮かばない中で、沈黙してしまわないようとっさに何か回答しようとすると、.思ってもいないことを口にしてしまう可能性があります。

面接ではただでさえ緊張する場であり、そのうえで圧力を掛けられると萎縮してしまうものです。普段どおりの回答が難しいと感じたら、無理に回答しようとせず、「考えを整理したいため、少しお時間をください」と伝えて、回答したいことを整理してから発言するように心掛けましょう。
圧迫面接の対処法については「圧迫面接とは?実例や企業の意図・対策法を知って上手に切り返してみよう!」でも紹介しているので、チェックしてみてください。

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圧迫面接の予防方法と対処方法

圧迫面接の特徴や具体例を知ると、実際の状況下で落ち着いて話すのは難しいと不安を感じる人は多いでしょう。面接官が意図せず圧迫面接にしてしまうケースにおいては、事前準備である程度の予防が可能です。

また、実際に圧迫面接にあたった際にどのように対処するのが良いかを知っておくことで、乗り越えやすくなります。以下にて詳しく紹介するので、面接を無事に終わらせるためにもチェックしておきましょう。

事前に圧迫面接のイメージトレーニングをしておく

圧迫面接だった場合のイメージトレーニングを事前にしておけば、実際に圧迫面接にあたった際に冷静に対処しやすくなります。質問に対する回答を考えながら「実際の圧迫面接ならこんな風に聞かれるかも」と考えてみましょう。また、用意した回答に対して「それで?」と深堀りできないか自問自答するのもおすすめです。

面接官の威圧的な態度は演技だと考える

圧迫面接で威圧的な態度をとっているからといって、その面接官が実際に威圧的な人であるとは限りません。「会社の採用方針として圧迫面接をせざるを得ないだけで、演技で威圧的な態度をとっている可能性がある」と考えれば、気持ちに余裕が生まれやすくなります。

口角を上げて笑顔を意識する

圧迫面接で高圧的な態度をとられたり、意地悪な質問をされたりすると、ネガティブな気持ちになってつい表情が暗くなってしまうものです。しかし、ネガティブな気持ちが顔に出てしまうと「ストレス耐性がない」と判断される恐れがあります。場合によっては、圧迫が一層増す可能性もあるでしょう。

そこで、口角を上げて笑顔で受け答えできるよう意識するのがポイントです。自分自身が「笑顔でいられるだけの余裕がある」という気持ちになれるだけでなく、場の雰囲気を和らげられる可能性もあります。また、「ストレス下でも明るく前向きに振る舞える」「忍耐力が高い」などの評価にもつながるでしょう。

面接官の指摘はいったん受け入れて回答する

面接官の中には、応募者を否定するような嫌な指摘をする人もいます。たとえば「コミュニケーション力の高さが長所」と伝えたところ「社会人なら当然ではないか」など指摘するケースです。嫌な気持ちになったとしても、反抗的な態度はとらず「ご指摘のとおりです」とまず受け入れましょう。それから、改めて意図に沿った回答を考えるのが大切です。

「転職回数が多いのは忍耐力がないから」などと言われた場合は、それを完全に事実と認めてしまうと不利に働く可能性があります。「転職回数が多いのは事実ですが、キャリアアップを目的としたものです」などと一度受け入れたあと、その理由を述べましょう。

質問の方向性を確認する

何度も質問する圧迫面接の中には、応募者の回答の意図が理解できなかったり、知りたいこととは違う返答をされたりして質問を返しているケースがあります。このケースの場合、「ご質問の回答になっていますか」「もう一度ご質問内容をお伺いしても良いですか」などと質問の方向性を確認したうえで、回答を考え直しましょう。

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圧迫面接への対応方法を具体的なケース別に紹介

ここでは、圧迫面接でよくある対応・態度や質問に対する対応方法を5つのケース別に紹介します。事前によくある例と対応方法を知っておくことで、実際に圧迫面接にあたった際も、落ち着いて冷静な対応をしやすくなるはずです。ここで紹介するケースを参考に、自分ならどのように答えるかシミュレーションしておきましょう。

経歴を否定された場合

経歴を否定された場合は、数年間続けてきたことへの成果や、その中で身についた辛抱強さや臨機応変さなどを伝えます。経歴はあくまでも書かれてあることしか相手には伝わりません。面接官は、経歴から身についたスキルをきちんと自分の口で説明できるかどうかを、質問を通して見ているといえるでしょう。そのため、企業の中で活かせそうな内容やポイントなどを絞り、自分の言葉で直接伝えることが大切です。

向いていないと言われた場合

面接で「仕事に向いていない」と言われたときは、その言葉をまずは受け止めることが大切です。そのうえで、「おっしゃるとおりかもしれません。しかし、私は向き不向きに関係なく、やる気と覚悟をもってこの仕事に取り組む所存です」といったように熱意を伝えます。また、やる気があることを主張するなら、「私はこれまでこの業界での経験はなく、向いているかどうかは正直分かりません。ですが、向いていると思っていただけるような成果を上げられるよう人一倍努力します」と前向きな思いを伝えると良いでしょう。

返答への反応が薄い場合

面接官の中には、「ふーん」「なるほど」「そうですか…」といったように、ほとんど反応を示さない人もいるようです。自分の回答に対して面接官の反応が薄い場合は、しっかりと顔を上げ、落ち着いて面接官の次の言動を待ちましょう。一生懸命に受け答えをしてもリアクションがないと戸惑いがちですが、動揺せず対応することが大切です。もし、面接官の返答が薄く、その後も会話が続かないようであれば、「なにか説明不足な点がございましたら補足いたします」と声を掛けてみても良いでしょう。

返答に対し追加の質問や「なぜ?」を繰り返す場合

返答に対して、次々に追加の質問をされたり「なぜ?」を繰り返されたりする場合は「自分に興味をもって話を深堀りしてくれているんだ」とまずはポジティブにえるようにしましょう。
しかし、中には「それで?」「だから?」「結局何を言いたいの?」のように威圧的な返し方をされるケースも考えられます。このような言い方をされると、自分の返答に自信を持てなくなってしまうかもしれませんが、落ち着いて明瞭な回答をするよう意識しましょう。もし、面接官の質問の意図が分からないようであれば、その旨を伝えて何を聞きたいのかを明確にすることも手です。

なお、予防策として「5W1Hを意識した返答をする」「エピソードはあらかじめ深堀りしておく」などの方法が挙げられます。これらを意識した回答をしていれば、不必要な質問や「なぜ?」といった問い掛けは減るはずです。

自分では意図が伝わると思っていても、相手には自分の言いたいことがあまり伝わっていないことはよくあります。事前に、家族や友人相手に用意した回答をチェックしてもらうのもおすすめです。

萎縮させるような態度をとる場合

萎縮させるような態度というのは、主に「肘をつく」「返答に対して顔をしかめる」「怒ったような質問をする」などが挙げられます。このような態度をとられた際は「自分だけではなく全員にこの手法で面接を行っているんだ」と考え、気持ちを落ち着けましょう。

面接官は、基本的にはあなたへ個人的に嫌がらせをしようとしてそのような態度をとっているわけではありません。意図的に萎縮させるような態度をとることで、仕事において同様の場面に遭遇した際、どのように対処するのかをチェックしています。そのことを念頭に置きつつ、一度深呼吸をして、口角を上げる意識をして、できるだけリラックス状態を作るよう心掛けましょう。

しかし、頭で分かっているつもりでも、いざ面接の場でそのような態度をとられたら、思ったような回答ができなくなってしまう人は多いでしょう。そのため、分かりやすい回答内容を用意するなど、事前に予防策をとっておくのが大切です。面接官の中には、何人もの応募者と面接を繰り返す疲労から相手を萎縮させる態度をとってしまう人もいます。そのような人は、質問の意図を理解していない回答や、分かりにくい返答にイライラして、態度に出してしまっていることも。そのため、できるだけ面接官に負担を掛けないよう、事前の回答の作りこみや質問の意図のすり合わせなどを行うのもおすすめです。

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入社を考え直したほうが良い悪意ある圧迫面接とは

圧迫面接であったからといって、ブラック企業とは限りません。しかし、中には実際の業務内容がストレスのかかりやすいため、それに耐えられる人材を探しているケースもあります。たとえば、クレームが多く顧客から怒鳴られることもあったり、業務量が多くプレッシャーがかかりやすかったりといった職場では、過度な圧迫面接を行う場合もあるでしょう。

それ以外にも、ストレス耐性や対応力をチェックする目的ではなく、単にモラルを欠いた面接官にあたるケースもあります。応募者にとって企業の顔ともなる採用担当者がモラルに欠ける場合、企業そのものの体質が悪い可能性も。入社してもミスマッチを起こして早期退職となる恐れもあるでしょう。

ここでは、入社を考え直したほうが良い悪意ある圧迫面接を紹介します。入社後に後悔しないためにも、ぜひチェックしてください。

悪意ある圧迫面接の態度例

大声を出したり怒鳴ったりして応募者を威圧するような態度を面接官がとる場合、悪意のある圧迫面接である可能性があります。また、机を叩いたり、書類や筆記用具などものを投げたりするといった態度をとっている場合、日常的にそのような態度をとっている可能性も考えたほうが良いです。

面接終了後は、ほかに引っかかる部分がなかったかを考えてみたり、第三者に相談したりして、本当にその企業でやっていけそうか落ち着いて考えてみましょう。

悪意ある圧迫面接の質問例

悪意のある圧迫面接では、応募者を突き放すような発言が見られます。たとえば「君にはどの会社も務まらない」「社会で通用しない」「話が下手」など応募者の人格や経験を否定する発言には注意が必要です。入社後にもそのような否定的な言葉を投げ掛けられる恐れがあります。

ほかにも「どうせすぐ辞めるんでしょ?」「自分で向いていないと思わない?」といった質問をしてくるケースも。嫌な気持ちになりますが、その場では冷静に返答するよう心がけましょう。

なお、面接で既往歴や現在の疾患、宗教や支持政党など 個人の思想、容姿に関する質問をするべきではないとされています。これらは就職差別につながる恐れがあるため通常質問されません。しかし、悪質な圧迫面接では、こうした本来踏み込むべきではない質問をしてくることもあるようです。答えたくない質問には「申し訳ございませんが、お答えできません」と断っても問題ありません。

なお、採用選考に必要のない個人情報の収集は、職業安定法違反となる可能性があるとし、厚生労働省からも「応募者の適性・能力に関係のない質問は違反です!」といった注意喚起がされています。

厚生労働省では「公正な採用選考の基本」として、選考においても基本的人権を尊重するよう発信しているにも関わらず、差別につながる質問をするのは悪質な面接である可能性が高いです。一つの質問だけで「悪意がある」と判断するのは早計ですが、総合的に考えて入社後に不安があるようであれば、辞退するのも一つの手でしょう。

参照元
厚生労働省
公正な採用選考の基本

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圧迫面接で過度な精神的なストレスを抱えたときは

応募者のストレス耐性などをチェックする目的とはいえ、圧迫面接で精神的なストレスを抱えてしまう人もいるでしょう。あまりにもつらい・きついと感じた場合は、無理に耐える必要はありません。ここでは、圧迫面接で過度な精神的なストレスを抱えたときの対応方法を紹介します。
人によって感じ方や抱えられるストレスの程度は異なるので、自分がどうしても無理だと感じた場合は我慢せずハローワークや大学のキャリアセンターに相談しましょう。

罵倒や人格否定などをされたら無理せず退室してもOK

企業側に圧迫面接をする理由があったとしても、罵倒や人格否定をするようであれば、無理せず退室してもかまいません。圧迫面接といっても、人権には考慮する義務があります。その企業で働くことに不安を覚えるのなら、退室しましょう。

また、新卒の方はその日のうちに大学のキャリアセンターに電話をし、悪質な圧迫面接があった旨を報告するのも手。どのような理由があっても、ハラスメントは許されることではありません。場合によってはキャリアセンターをとおして、公的な機関に相談することもできます。

面接官の態度がひどい場合は辞退するのも手

求職者としては「この企業で働きたい」という気持ちから圧迫面接に対して「我慢しなきゃ」「耐えなくちゃ」と思う人も多いでしょう。しかし、あまりにひどい態度の場合は、意図してストレス耐性や対応力を見ているのではなく、その態度が企業に根付いている可能性もあります。せっかく入社できても、社風や職場の雰囲気などでミスマッチを起こすケースも考えられるので、慎重に判断しましょう。

なお、選考の辞退は基本的に面接後に伝えるものです。面接中に「辞退しよう」と思っても、可能な限り終わるまでは辛抱しましょう。内定辞退の具体的な方法は、「内定の断り方やマナーとは?辞退を伝える電話やメールの例文をご紹介!」で解説しているので、必要な場合は参考にしてみてください。

周囲に相談する

圧迫面接では、応募者を責めるような言い方をされることがあります。そのため、相手が正しく、自分に問題があるような気持ちになってしまう人も多いです。とくに、身に覚えのある指摘であると、より傷ついてしまって、今後そのことが頭から離れず不安になってしまうこともあるでしょう。

一人で考え込んでしまうと、面接に対して恐怖心が生まれて当初のように離せなくなったり、自信をなくして自己アピールできなくなったりと、今後の面接に影響が出る恐れがあります。圧迫面接でストレスを抱えたら、友人や家族に相談するのも一つの手です。周囲の人に話してみると、励まされて気持ちがすっきりするでしょう。

悪質な圧迫面接に遭遇したら入社すべきか考え直そう

企業の中には、ハラスメントのリスクをもった悪質な圧迫面接を行っている企業もあるようです。そのような面接で聞かれやすい質問には、以下のようなものがあります。

  • ・人格の否定
  • ・家庭環境について
  • ・出身や血液型への批判
  • ・体型への口出し
  • ・経歴への文句 など

上記のような質問は結果的に企業の質が問われることになり、内定を辞退する人もいるでしょう。企業理念や仕事内容に問題がなく、「この会社で働きたい」と思っていたとしても、明らかに悪意を感じる面接に遭遇してしまった場合は、将来を見据えて内定辞退の判断をすることも一つの選択肢です。
面接官はその企業の顔でもあります。一つひとつの面接によって見えてくる雇用側の実態を見極め、自分自身でしっかりと判断を行い、正しい内定を手にしたいものです。

応募する企業で圧迫面接が行われているかどうかは受けてみるまで分かりません。新卒採用時に圧迫面接を行う企業が多いようですが、転職時に行われることもあるため、面接対策をしっかりと練っておきましょう。
もし、「どうしても面接で緊張する」「自分を出すことが苦手で考えをうまくまとめられない」「臨機応変に対応できる自信がない」という場合は、就職エージェントを活用してみるのも一つの手です。

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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
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