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儲かる資格の具体例とは?選び方や取得に役立つ勉強の進め方を解説
更新日
この記事のまとめ
- 儲かる資格を選んで取得するには、専門性があるかどうかを基準に選ぶのがおすすめ
- 儲かる資格は社会的に需要のある仕事に関連している傾向がある
- 儲かる資格だとしても、キャリアプランに合わなければ継続的な収入アップになりにくい
- 資格を選ぶ際は、合格するメリットだけでなく現実的に取得可能かも確認するのが重要
- 資格取得する際は、勉強方法の違いを知ったうえで自分に合うやり方を選ぶのが大切
「儲かる資格の具体例が何か分からない」と疑問に感じる方もいるでしょう。儲かる資格の具体例は働く職種により異なるものの、国家資格のような取得を通して専門性を高められる資格が挙げられるでしょう。
このコラムでは、収入アップに役立つ資格の選び方や合格を目指すのに役立つ勉強の進め方をご紹介します。高収入を目指すのに役立つ資格取得がしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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儲かる資格の具体例とは?【国家資格18選】
儲かる資格の具体例は、職種や企業によって異なるものの、自身の市場価値を高めやすい国家資格が挙げられるでしょう。
ここでは、高収入を目指せる国家資格18種類をご紹介します。「収入アップに役立つ具体的な資格が思い浮かばない」とお悩みの方は、ぜひご一読ください。
1.公認会計士
「公認会計士」は、主に財務諸表のチェックといった監査業務を行うのが仕事です。監査は独占業務であるため、資格取得をすることで、専門性のある貴重な人材として重宝されやすいでしょう。
2024年の合格率 | 7.4% |
平均年収 | 約746.7万円 |
公認会計士の資格試験は受験資格の指定はなく、合格により、監査法人や税理士法人、会計事務所などへの就職が可能です。監査業務の経験を積めば、将来的に独立も目指せるでしょう。
また、公認会計士に必要な知識やスキルは経営コンサルタントとしての業務にも活かせます。監査業務以外の収入源となれば、さらなる高収入の獲得につながるでしょう。
2.中小企業診断士
「中小企業診断士」は、中小企業に対して経営上の問題分析・課題解決を行う職業の一つ。受験資格がないため、経歴や学歴に関係なく挑戦可能です。
2024年の合格率 | 0.275 |
平均年収 | 約947.6万円 |
試験に合格後は、「3年以内に実務補修の受講」または「15日以上の診断実務の従事」することにより中小企業診断士として働けます。主な就職先は、中小企業支援機関やコンサルタント会社、一般企業などです。
中小企業診断士は、コンサル業務に役立つ国家資格として知名度があるため、取得していることでクライアントからの信頼を得やすくなります。より多くの案件を獲得でき、高収入を実現できる可能性があるでしょう。
3.税理士
「税理士」は、税務に関する相談や書類作成・手続きの代理などの独占業務が可能な仕事です。そのほか、会計業務やコンサルティング業務を行うことも。活躍の場としては、税理士事務所や一般企業、市役所などが挙げられるでしょう。
2023年の合格率 | 18.8% |
平均年収 | 約746.7万円 |
税理士試験は、「学歴」「実務経験」「そのほかの試験の合格」の指定された条件のいずれか一つを満たした場合に受験が可能です。11の受験科目があり、そのうちの5科目を合格する必要があります。難易度が高いため、5科目合格するまでに数年掛かる場合もあるでしょう。
試験に合格後は、2年以上の会計に関する事務の実務経験を経て税理士として働けます。
税理士は、大手の税理士法人で働いてスキルを磨いたり、独立したりすることで高収入につながりやすいでしょう。
4.社会保険労務士
「社会保険労務士」の独占業務は、手続き代行や帳簿作成などです。
資格試験を受けるには、学歴・実務経験・指定の国家資格のいずれかの条件をクリアしている必要があります。
試験に合格したら、事務講習の受講、または2年以上の実務経験を積むことで、社会保険労務士として働くことが可能です。
2024年の合格率 | 0.069 |
平均年収 | 約947.6万円 |
社会保険労務士の主な就職先は、社会保険労務士事務所や一般企業の人事部や法務部などが挙げられます。
高収入を目指すためには、社会保険労務士としての経験を積むことが大切です。知識やスキルを磨くことで、キャリアアップにつなげたり、より高収入の企業へ転職したりできる可能性を高められます。
独立して高収入を目指すのも方法の一つですが、社会保険労務士としての信頼を得るためにも、案件の数を積む必要があるでしょう。
5.弁理士
「弁理士」は、独占業務である産業財産権の取得や、同権利の紛争解決、コンサルティングなどを行います。主な就職先は特許事務所で、弁護士事務所や一般企業の知財部に勤める場合もあるでしょう。
2024年の合格率 | 0.06 |
平均年収 | 約1121.7万円 |
試験に必須の受験資格はなく、合格後は、実務修習を修了することで弁理士として働けます。
自身の仕事における成果が収入に反映しやすく、経験を積み重ねて実力を磨いたり、専門性を高めたりすることで高収入を目指せるでしょう。
6.弁護士
「弁護士」は、法律の専門知識を用いて民事事件・刑事事件を扱い、依頼者の利益を守るために弁護活動を行う仕事です。主な就職先は法律事務所ですが、企業や国、地方公共団体などの弁護士として働く方法もあります。
2024年の合格率 | 0.421 |
平均年収 | 約1121.7万円 |
弁護士になるためには、まず法科大学院にて、「3年または2年の学習過程」を修了し、司法試験へ合格することが必要です。さらに、1年間の司法修習を受け、終了試験に合格すれば、弁護士として働ける法曹資格を取得できます。
弁護士は好待遇の傾向がある仕事ですが、さらなる収入アップを目指すためには、在籍する場所でスキルや専門性を磨き、弁護士としての市場価値を高めることが大切です。
7.司法書士
「司法書士」の代表的な業務には、商業登記や不動産登記などがあります。就職先には司法書士事務所や一般企業の法務部が挙げられるでしょう。
司法書士試験に受験資格はなく、合格後は、新人研修の受講が必要です。
2024年合格率 | 0.053 |
平均年収 | 約1121.7万円 |
司法書士は企業に所属して働くことで高収入を得られる傾向があります。経験を積み重ねたうえで独立すれば、さらなる高収入の獲得も期待できるでしょう。
8.行政書士
「行政書士」は、官公署への提出書類の作成・代理などを行うのが主な仕事です。そのほか、予防法務の専門家やコンサルタントとして活躍する場合もあるでしょう。
試験合格後の就職先には、行政書士事務所や企業などが挙げられます。
2023年合格率 | 0.1398 |
平均年収 | 約551.4万円 |
行政書士として収入をアップさせるには、在籍する職場でキャリアを積み重ねることがポイント。独立して案件を積み重ねることも、収入アップにつながる方法の一つです。
9.FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士
ファイナンシャル・プランニング技能士とは、合格することで「ファイナンシャルプランナー」として働くことが可能な名称独占資格のこと。1~3級に分けられ、実務に役立つ知識を習得するには、2級以上を目指す必要があります。
3級は、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」であれば受験可能ですが、「1級」「2級」は、指定されている試験の合格や実務経験の条件を満たさなければいけません。
2024年合格率 | 1級:82.4%(実技) 2級:47.1%(学科)、56.5%(実技) 3級:86.2%(学科)、85.8%(実技) |
平均年収 | 約947.6万円 |
ファイナンシャルプランナーの業務内容は、顧客の相談を受けて、資産設計や提案を行うことです。
主な活躍の場は、「金融業界」「保険業界」「不動産業界」などが挙げられます。
業務における実績が収入に反映しやすい職種であり、高収入を目指すためには経験を積み重ねてスキルを磨くことが大切です。
10.ITストラテジスト
ITストラテジストとは、資格取得によって情報処理に関する知識やスキルを証明できます。
必須の受験資格はなく、ITに関する分野への就職・転職を検討している方におすすめの試験として挙げられるでしょう。
2024年合格率 | 0.158 |
平均年収 | 約684.9万円 |
ITストラテジストは難易度の高い資格ではあるものの、「ITコンサルタント」で働くために必要な知識を得ることが可能です。
ITコンサルタントとは、企業のITに関わる課題解決をサポートする仕事のこと。企業に在籍したり、独立開業したりして実績を積むことで、収入アップにつなげやすいでしょう。
11.システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験は、システム開発に関する知識を証明できる資格です。システムエンジニアやシステムアーキテクトやなどの就職・転職活動で効果的なアピールにつなげられるでしょう。
必須の受験資格はありません。
2024年合格率 | 15.0% |
平均年収 | 約684.9万円 |
システムエンジニアやシステムアーキテクトは、どちらもIT分野におけるシステムの設計・開発を行うのが仕事です。業務で携わる範囲に違いがあり、システムアーキテクトのほうがより高度な知識とスキルを求められるでしょう。
高収入を目指すためには、システムエンジニアとしてスキルを磨いてから、システムアーキテクトへキャリアチェンジするのも手です。
12.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャー試験は、IT分野におけるプロジェクトをマネジメントするために必要な知識を習得できます。受験資格はなく、「プロジェクトマネージャー」で働き、年収をアップさせたい場合に役立つでしょう。
2023年合格率 | 0.135 |
平均年収 | 約684.9万円 |
プロジェクトマネージャーの主な就職先は、IT分野のシステム開発に関連する企業が挙げられます。システム開発に関する専門知識も必要となるため、システムエンジニアで経験を積んでからプロジェクトマネージャーへキャリアチェンジする方法も。
プロジェクトマネージャーとして経験を積み重ねれば、管理職への昇進を目指すことも可能です。
13.一級建築士
一級建築士はすべての建物の設計に携われることを示す資格であり、試験の難易度も高いため、資格取得をしている人材は重宝されやすいでしょう。受験するためには学歴か下位資格の取得のいずれかに加え、一定期間の実務経験が必要です。
一級建築士の資格を取得している場合は、「建築設計技術者」として、設計事務所や工務店、ハウスメーカーなどに就職できます。
2023年総合合格率 | 9.9%(学科16.2%、製図33.2%) |
平均年収 | 約632.8万円 |
建築業界における自身の市場価値を高められる資格のため、好待遇の職場を選べることも。より収入を上げるためには、一級建築士として、設計の経験を積みながらスキルを磨き、評判を得ることが大切です。
一級建築士の資格を取得する方のなかには、将来独立して高収入を目指す方もいるでしょう。
14.宅地建物取引士
宅地建物取引士とは、不動産の取引全般に関わる仕事です。不動産の契約を進める際に必要となる、「重要事項の説明」を独占業務として行えます。必須の受験資格はありません。
宅地建物取引士として働くには、不動産業の経験が2年以上ある方を除き、試験合格後に登録実務講習の受講、修了試験の受験が必要です。
2024年合格率 | 17.2% |
平均年収 | 約579.5万円 |
宅地建物取引士の資格取得により習得した知識は、「不動産業界の営業」として働く際に役立ちます。営業職は歩合制の傾向があるため、成果を上げることで、収入アップにつなげられるでしょう。
15.土地家屋調査士
「土地家屋調査士」は、独占業務として土地や建物などの登記に関する手続きを行うのが仕事です。受験資格がなく、どなたでも受験できますが、難易度が高い傾向があります。
主な就職先は、土地家屋調査士事務所が挙げられ、大規模の土地や建物に関する業務に携われる事務所を選ぶと、より高収入を目指せるでしょう。
2023年合格率 | 9.66% |
平均年収 | 約1121.7万円 |
企業で土地家屋調査士として働きながら、知識やスキル、知名度を上げることで、将来独立開業も目指すのも手です。独立開業だと収入の上限はないため、自身の実力次第でさらなる年収のアップも期待できるでしょう。
16.土木施工管理技術検定
土木施工管理技術検定は、合格することで「土木管理技術士」として、工事現場の施工計画の立案や監督を行うことが可能です。
1級と2級があり、それぞれの試験を受けるためには、指定の経歴や学歴、そのほかの試験の合格などの受験資格の条件を満たさなければいけません。
2023年合格率 | 1級:一次検定49.5%、二次検定33.2% 2級:一次検定43.0%、二次検定62.9% |
平均年収 | 約603.9万円 |
土木施工管理技士の主な活躍の場は、建築会社やゼネコンなどです。
試験に合格していれば、より高度な知識を求められる現場に携われるようになるため、昇給や昇進が実現しやすくなるでしょう。
17.給水装置工事主任技術者試験
給水装置工事主任技術者の仕事は、配管工として給水設備に関する工事現場の計画や監督を行うことです。
受験資格が「給水装置工事に関する3年以上の実務経験があること」であるため、すでに建築業界で働いていて、収入アップをさせたい場合におすすめの資格といえます。
資格をもった人材が所属していることで、給水設備に関する工事が可能となるため、建築業界の企業で重宝されやすいでしょう。
2023年合格率 | 34.5% |
平均年収 | 約512.5万円 |
給水装置工事主任技術者の資格を用いて高収入を目指す際は、スキルを磨いてキャリアアップを目指したり、規模の大きな工事に携われる大手企業を働く場所に選んだりするのをおすすめします。
18.知的財産管理技能検定
知的財産管理技能検定に合格すると、知的財産管理に関わる業務に必要な知識やスキルを証明することが可能です。
資格取得により、「知的財産コーディネーター」として、企業の法務部門・コンテンツ制作部門、特許事務所などの業務に携われるでしょう。
2023年合格率 | 1級:(特許)学科16.88%、(コンテンツ)実技30.76% 2級:学科30.53%、実技52.44% 3級:学科65.87%、実技 |
平均年収 | 約551.4万円 |
1~3級の階級があり、2級以上は実務経験がなければ受験できません。資格取得を通して業務に役立つスキルがあることを示すためには、2級以上の受験が理想です。
また、知的財産管理技検定は弁理士の資格試験に共通する内容もあります。弁理士の試験対策に役立ててダブルライセンスを目指せば、収入アップにつながるでしょう。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト jobtag
未経験から挑戦しやすい将来儲かる資格
収入アップに役立つ資格のなかには、必須の受験資格がなかったり、講習を受けることで受験資格を得られたりするものも。ここでは、「未経験から挑戦しやすい、高収入を目指せる資格」の具体例をご紹介します。
TOEIC
TOEICとは、英語におけるコミュニケーション能力を測定する試験のことです。
試験の点数により、英語が必要である職種への就職・転職活動で効果的なアピールにつながる場合もあります。
受験資格がなく、マークシート方式のため、挑戦しやすい資格といえるでしょう。
日常的に英語が必要となる職種の場合は、700点以上の点数を取得できていると、評価されやすいのが一般的です。点数が高いほど、優れた英語力を示せるため、英語が必要な企業で好待遇を受けられたり、キャリアアップにつながったりする可能性があります。
TOEICを受験するメリットは、「TOEICは就職に有利?目指す点数やアピール方法も解説」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
日商簿記検定
日商簿記検定は、日本商工会議所・各地商工会議所が実施している資格であり、経理や会計に関する知識やスキルを証明できます。資格取得することで、企業の経理部門や税理士・会計事務所などの業務に役立つでしょう。
1~3級に分けられ、2級以上だと経理業務に必要な知識を習得できるため、昇給やキャリアアップにつながることも。簿記2級以上を取得するメリットは、「簿記2級は転職に活かせる!資格が評価される職種やアピールのコツを解説」のコラムでも解説しているので、ご参照ください。
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントとは、労働者の職業選びに関する相談に応じて助言や指導を行う専門家のことです。国家資格であり、試験に合格していないと、「キャリアコンサルタント」として名乗れません。
実務経験やそのほかの試験の合格といった指定の受験資格はあるものの、指定の講習を受講することでも受験が可能になります。講習日程は平日だけでなく、土日や夜間の受講も可能なため、働きながら挑戦しやすいでしょう。
キャリアコンサルタントとして収入を上げるには、経験を積んでスキルや専門性を高めたり、上位資格のキャリアコンサルティング技能士を取得したりして自身の市場価値を高めるのが大切です。
儲かる資格を選ぶ際にチェックする5つのポイント
儲かる資格を選ぶ際には、「取得によって将来どのように収入に影響するか」をイメージしてみましょう。
ここでは、儲かる資格を選ぶ際にチェックする5つのポイントをご紹介します。「収入を上げるために資格に挑戦したいものの、選び方が分からない」と疑問を感じる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.専門知識やスキルを得られるか
収入アップにつながる資格を選ぶ際は、取得過程を通して専門知識やスキルを得られるかどうかをチェックしてみましょう。
応募する企業や職種によっては、専門知識やスキルがなければ携われない業務があることも。専門性のある業務に必要な知識やスキルが備わっていれば、企業に欠かせない人材として重宝され、収入アップにつながる場合があるでしょう。
また、専門性のある資格があると、就職・転職活動で効果的なアピール材料にすることが可能です。高収入の仕事へ挑戦する際にも、資格によって専門知識やスキルを証明できれば、「企業への貢献が期待できる人材」として捉えられ評価される可能性があります。
2.社会的に需要のある仕事に役立つか
収入を増やすための資格を選ぶ際は、社会的に需要のある仕事に役立つかどうかも確認するのが大切です。
社会的に需要のある仕事は、企業としての成長や経営の安定が期待できます。経営が安定している企業を選べば、好待遇を受けやすくなり、収入アップにつながる可能性も高まるでしょう。
特に、業務に役立つ資格がある人材は、「企業に貢献できる人材」として評価されて、昇給・昇進となる場合も。安定して高収入を得られるポジションで働ける場合もあるでしょう。
3.希望のキャリアプランに合うか
取得する資格は「希望のキャリアプランに合うもの」を選びましょう。
キャリアプランに合わない資格を選んでしまうと、収入アップにつながったとしても、希望と異なる働き方を求められる場合も。希望の働き方ができなければ、ミスマッチを感じて、離職につながる恐れがあります。
継続的に高収入を得るためにも、希望のキャリアプランを実現するのに役立つ資格なのかを見極めましょう。
4.資格手当を得られるか種類なのか
資格手当を得られる種類の資格を選べば、確実に収入アップすることが可能です。「資格試験に合格したものの、収入に反映しない種類だった」と後悔するのを防ぐためにも、応募先の資格に関する制度や待遇を確認しておきましょう。
「資格手当」の対象となる資格は、求人情報や企業のWebサイトに記載されている場合があります。
また、資格手当が支給されるタイミングは、「合格時のみ」「毎月」など、資格の種類により異なることも。資格取得によって収入をどれくらい上げられるのかを把握するためにも、事前にチェックしておくことをおすすめします。
資格手当の相場は、「資格手当とは?相場はどのくらい?注意点とあわせて資格別一覧でご紹介」のコラムでご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
5.現実的に取得できる可能性があるか
効率的に収入を上げるためには、現実的に取得できる可能性がある資格を選ぶことが大切です。
高収入を得られる資格は、難易度が高い傾向があります。
なかには、指定の学習過程を修了しなければ受験資格が得られないことも。合格までに長期間必要な種類を選ぶと、そのぶん必要な労力も増えます。働きながら資格取得に挑戦する場合、仕事と両立するのが難しくなり、途中で受験を諦めてしまう可能性も否定できません。
スムーズに資格取得をして収入アップにつなげるためにも、現実的に合格が望める種類のものを選びましょう。
教育訓練給付金制度の対象の資格を選ぶのも手
資格取得の際は、教育訓練給付金制度の対象のものを選ぶのもおすすめですよ。ハローワークインターネットサービスより、教育訓練給付金とは、「働く人の主体的な能力開発の取組み、または中長期的なキャリア形成を支援するために、教育訓練受講に支払った費用の一部を支給する制度」であることが記載されています。
支給されるためには、雇用保険の加入期間の条件を満たしていたり、厚生労働大臣が指定している講座を受講したりする必要があるものの、取得過程に掛かる費用を抑えるのに役立つでしょう。
詳しくは、「教育訓練給付金とは?種類や受給方法など制度について詳しくご紹介」のコラムで、給付金の対象となる資格や受給の仕方を解説しているので、ぜひご覧ください。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
参照元
厚生労働省
教育訓練給付制度の対象となる講座の受講を希望される方
儲かる資格の取得に役立つ勉強の進め方
儲かる資格をスムーズに取得するためには、勉強方法の進め方に注目してみましょう。
ここでは、儲かる資格の取得に役立つ勉強の進め方を解説します。勉強方法による進め方の違いを確認して、自分に合うやり方を考えるのにお役立てください。
独学の場合
独学の場合は、モチベーションを維持するために自分に合った勉強方法で進めることが大切です。自分のペースで学習を進められるぶん、勉強の習慣化が難しい場合も。継続して勉強を進めるためにも、自身の使いやすい問題集や参考書を選んで使用したり、1日のうちで必ず勉強に取り組む時間を決めたりして、自分に合うやり方を見つけましょう。
1日や1週間ごとに目標を立てながら勉強を進めると、達成感を得られて、モチベーション維持にも役立つのでおすすめです。
スクールに通う場合
スクールに通うと、過去の試験の出題内容に考慮したカリキュラムで勉強を進められるため、効率的に合格を目指せるでしょう。
ただし、受講料が必要となるため、独学に比べると費用が掛かりやすいデメリットがあります。合格の可能性を高めて、資格取得に掛かる費用を最小限に抑えるためにも、勉強で生じた疑問は、積極的に講師へ質問して理解を深めるようにしましょう。
スクールの場合、同じ資格の取得を目指す生徒とコミュニケーションを取れるため、モチベーションを維持しながら勉強を進めやすいのも魅力的なポイントです。
通信講座を利用する場合
通信講座の場合、資格取得に特化した内容のテキスト・過去問題集を用いながら自宅で勉強を進められます。勉強に掛ける時間の目安が設定されていたり、添削によるサポートを受けられたりするのもメリットです。
通信講座は通学する必要がなく、「スクールへ行く時間の確保は難しいものの、一人で勉強を進めるのには不安がある」と感じる場合におすすめの勉強方法といえます。
独学と同様、自宅で勉強を進めることから、モチベーションを維持するための目標設定や勉強時間の使い方を考える必要があるでしょう。
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儲かる資格に関するFAQ
ここでは、儲かる資格に関する疑問に対する回答をご紹介します。
副業に活かせる儲かる資格はある?
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ただし、なかには本業の生産性への影響を懸念して副業を禁止している企業もあるため、就業規則を確認することが大切です。
企業が副業を禁止する理由は「なぜ副業禁止の企業があるの?具体的な理由と法律的な側面を解説」のコラムで解説しているので、チェックしてみましょう。
儲かる資格のなかでも簡単に取得できるものは?
受験資格の条件がなく、合格率が高い資格は、スムーズに合格を目指せる可能性があるものの、必ずしも「簡単に取得できる」とは限りません。資格試験の合格率を高めるためには、具体的に学習計画を立てて、継続して勉強に取り組むことが大切です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。