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ハローワークを活用して正社員を目指すには?利用するメリットも紹介
この記事のまとめ
- ハローワークは誰でも利用可能であり、正社員就職を目指せる
- 自ら積極的に求職活動を行える人は、ハローワークでの仕事探しに向いているといえる
- ハローワークを活用して正社員就職を目指す場合、まずは求職申込みを行う必要がある
- ハローワークでは「専門的・技術的職業」「サービス職業」の正社員求人が多く見られる
- 条件や職業にこだわりがある場合は、エージェントの利用が適している可能性もある
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「ハローワークを活用して正社員を目指すにはどうしたら良いの?」と疑問に思う方もいるでしょう。ハローワークを通じて正社員を目指すには、求職申込みの手続きを行い、自分から積極的に求職活動に取り組む必要があります。
このコラムでは、ハローワークで正社員を目指す流れについてご紹介。ハローワークの求人に多い正社員の仕事や利用するメリット・デメリットも解説しています。正社員就職を目指す方は、ぜひご一読ください。
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ハローワークを利用して正社員就職できる?
ハローワークでは正社員の求人を数多く取り扱っています。そのため、ハローワークを利用して正社員就職を目指すことは可能です。
ハローワークは誰でも無料で利用でき、求人紹介だけでなく職業相談や模擬面接なども受けられます。ハローワークは全国に多数設置されているため、正社員就職を目指している方はハローワークの利用を検討してみるのも手でしょう。
経歴に不安がある場合も正社員を目指せる
「学歴に自信がない」「職歴が短い」など、経歴に不安がある場合もハローワークに相談して正社員就職を目指せます。詳しい理由について、以下で見ていきましょう。
退学や退職に関する情報は紹介状に記載されない
ハローワークでは紹介状が発行されますが、基本的に自分の評価がマイナスになるような情報は記載されません。「面接前に退学や退職に関する情報が応募先に伝わるのでは…」と心配になる方もいるかもしれませんが、紹介状に記載されるのは求職者の氏名や面接予定日、応募先企業などの情報です。選考に関する情報以外は基本的に記載されないので、退学や退職の経験に不安を感じている場合も安心して正社員就職を目指せるでしょう。
学歴・経験不問の求人も取り扱っている
ハローワークは、中卒や高卒の場合も応募できる幅広い求人を取り扱っているため、学歴に不安がある場合も正社員就職を目指しやすいでしょう。また、経験不問の求人も多数あるので、正社員として未経験の業界・職種に挑戦したい方も、スムーズに就職・転職活動を進められると考えられます。
学歴・経験不問の求人も取り扱っているハローワークであれば、経歴に不安がある場合も正社員を目指せるといえるでしょう。
正社員登用制度を利用できる非正規社員の求人もある
ハローワークでは、正社員だけでなくパート・アルバイトの求人も取り扱っています。なかには、正社員登用制度を設けている企業の求人がある場合も。ハローワークでパート・アルバイトの求人に応募し、入社後に経験を積んでから正社員登用制度を利用するのも一つの手です。正社員登用制度については、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムで詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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ハローワークで正社員就職を目指す流れ
ここでは、ハローワークで正社員就職を目指す流れをまとめました。以下を参考にしながら、ハローワークでの就職・転職活動を進めてみてください。
1.居住地を管轄するハローワークを探す
まずは自分の居住地を管轄しているハローワークを探しましょう。求人を探すだけであれば、どのハローワークでも問題ありませんが、失業保険の申請や職業訓練の申込みがある場合は、管轄区域のハローワークに行く必要があります。
ハローワークの設置数は地域によって異なるので、事前に確認が必要です。たとえば、東京都であれば17ヶ所、広島県は15ヶ所、大分県は8ヶ所にハローワーク(職業安定所)が設置されています。詳しくは、厚生労働省の「ハローワーク」に掲載されている「全国のハローワークの所在案内」からご確認ください。
2.求職申込みの手続きを行う
初めてハローワークを利用する場合は、求職申込みの手続きを行う必要があります。ハローワークに行き求職申込書を記入しましょう。
窓口での手続きが完了すると、全国で各種サービスを利用できる「ハローワークカード」が貰えます。手続き完了後、ハローワークで求人検索や職業相談をする際は訪れた際にハローワークカードの提示を求められるので、無くさないようにしっかり保管しましょう。
ハローワークカードについては、「ハローワークカードとは?作り方や紛失した場合の対処法を解説」のコラムで詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。
ハローワークインターネットサービスで行うことも可能
求職申込みの手続きは、スマホや自宅のパソコンでも行えます。厚生労働省の「ハローワークインターネットサービス」にアクセスし、必要な情報を入力して仮登録しましょう。ただし、仮登録後は、14日以内にハローワークの窓口で求職申込みを完了させなければならないので注意が必要です。
利用できるサービスは限られますが、仮登録の状態でも求人の検索や応募といった自主的な求職活動を行うことは可能です。時間が取れたときにハローワークを訪問して利用すれば、その制限も解除され、すべてのサービスが利用できるようになります。
3.仕事を探す
ハローワーク内にある求人検索機やハローワークインターネットサービスを使い、正社員の仕事を探しましょう。先述したように、仮登録までしてあれば、求職申込みの手続き前でもスマホや自宅のパソコンからハローワークの求人を閲覧することは可能です。事前に気になる求人を確認しておき、手続き時に印刷したものをハローワークに持っていくと、よりスムーズに就職・転職活動を進められるでしょう。
職業相談を活用するのも手
「職業相談」とは、ハローワークが実施しているサービスの一つです。職業相談を利用すれば、担当職員に就職の悩みや気になる求人についての相談が可能。また、自分に合う求人の提案を受けることもできます。職業相談を行いたい場合は受付で番号札をもらい、自分の順番がきたら窓口へ向かいましょう。
詳しくは、「ハローワークの職業相談とは?求職活動の実績作りになる?利用の流れを解説」のコラムでまとめているので、あわせてご確認ください。
4.ハローワーク側から企業への連絡や紹介状の発行をしてもらう
応募したい求人が見つかったらハローワークにその旨を伝え、企業へ連絡してもらいましょう。その後、発行された紹介状を受け取ったら、必要書類とともに応募企業に提出します。紹介状の提出は、面接時に手渡しする場合もあれば郵送するケースもあるので、事前に確認が必要です。
5.履歴書作成や面接対策のサポートを受ける
ハローワークでは、履歴書や職務経歴書といった応募書類の添削や、模擬面接を受けられます。就職・転職成功の可能性を高めたい場合は、こうしたサービスも積極的に活用するのがおすすめ。応募書類や面接の対策に関するセミナーを行っていることもあるので、開催されるイベント情報についてもチェックしておきましょう。
6.紹介状を持って企業に面接を受けに行く
面接の際に紹介状を提出する場合は、必要書類をすべて揃えたうえで、時間に余裕を持って企業に向かいましょう。面接の段取りは、基本的にハローワーク側で行ってくれます。日時や必要な持ち物を事前にしっかりと確認しておき、万全の体制で面接に臨みましょう。
なお、ハローワークの正社員求人は書類選考がなく、面接から選考が始まることもあるようです。書類選考の有無や選考の回数などは、あらかじめ確認しておくと安心でしょう。
7.合否が通知される
面接の場ですぐに伝えられることもありますが、一般的には1週間〜10日後に電話やメール、郵送などの方法で合否を通知されます。2週間ほど待っても企業から連絡がない場合は、ハローワークに相談してみましょう。
ハローワークを利用する流れは、「ハローワークを利用する流れは?求職者登録や失業保険の申請方法も解説!」のコラムでも解説しているので、あわせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
雇用
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ハローワークの正社員求人に多く見られる仕事
ハローワークでは、さまざまな仕事の求人を取り扱っています。そのなかでも、「専門的・技術的職業従事者」に分けられる職業や、「介護サービス職業従事者」「一般事務従事者」といった職業の求人数が多い傾向です。
ここでは、ハローワークが取り扱う求人数をまとめている厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について/参考統計表」を参考に、有効求人数1位~10位を大分類、細分類に分けてご紹介します。
【大分類】
順位 | 職業 | 有効求人数 |
---|---|---|
1位 | 専門的・技術的職業従事者 | 36万8,292件 |
2位 | サービス職業従事者 | 23万5,406件 |
3位 | 生産工程従事者 | 16万1,570件 |
4位 | 販売従事者 | 14万914件 |
5位 | 事務従事者 | 13万7,126件 |
6位 | 建設・採掘従事者 | 11万2,632件 |
7位 | 輸送・機械運転従事者 | 10万5,163件 |
8位 | 運搬・清掃・包装等従事者 | 7万2,017件 |
9位 | 保安職業従事者 | 5万5,900件 |
10位 | 農林漁業従事者 | 1万308件 |
参照:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について/参考統計表8-1」
【細分類】
順位 | 職業 | 有効求人数 |
---|---|---|
1位 | 介護サービス職業従事者 | 10万7,887件 |
2位 | 一般事務従事者 | 9万38件 |
3位 | 自動車運転従事者 | 8万1,350件 |
4位 | 社会福祉専門職業従事者 | 7万9,965件 |
5位 | 営業職業従事者 | 7万8,178件 |
6位 | 保健師,助産師,看護師 | 6万4,512件 |
7位 | 商品販売従事者 | 5万9,138件 |
8位 | 建築・土木・測量技術者 | 5万8,235件 |
9位 | 情報処理・通信技術者 | 5万4,570件 |
10位 | 飲食物調理従事者 | 4万6,428件 |
参照:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について/参考統計表8-1」
大分類の表を見ると、「専門的・技術的職業従事者」の求人数が最も多いことが分かります。「専門的・技術的職業従事者」のなかでも、「社会福祉専門職業従事者」「保健師、産師、看護師」「建築・土木・測量技術者」「情報処理・通信技術者」の求人数が上位であることが、細分類の表から分かるでしょう。
また、細分類の表では「介護サービス職業従事者」が10万7,887件、「一般事務従事者」が9万38件と求人数が多くなっています。これらの職業に興味がある場合、ハローワークを利用することで数多くの求人から自分に合う職場を選べるでしょう。
参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について
ハローワークで正社員の仕事探しをするメリット
ハローワークで正社員を目指すメリットは、「就職・転職に関する悩みを相談しながら就活を進められる」「誰でも就職支援サービスを無料で利用できる」などです。ここでは、ハローワークを利用するメリットを5つ紹介します。
ハローワークで正社員の仕事探しをするメリット
- 就職・転職に関する悩みを相談しながら就活を進められる
- 取り扱っている求人が豊富
- 役立つセミナーが多く開催されている
- 退職や退学といった事情があっても前向きに活動できる
- 誰でも無料で就職支援サービスを利用できる
1.就職・転職の悩みを相談しながら就活を進められる
ハローワークには相談員がおり、就職や転職に関する悩みを無料で相談可能です。「この求人の詳しい仕事内容が知りたい」「応募書類の書き方が分からない」などを無料で相談でき、悩みを解消しながら就活を進められる点はメリットといえます。また、ハローワークでは模擬面接も実施しているため、面接が苦手な方も安心して臨めるでしょう。
ただし、ハローワークでは自分専属の相談員がつくわけではないので注意が必要です。「毎回同じ人に相談したい」という場合は、専任のキャリアアドバイザーが一貫して就職活動をサポートしてくれる就職・転職エージェントの利用も検討してみてください。
2.取り扱っている求人が豊富
取り扱っている求人が豊富であることも、ハローワークのメリットの一つ。民間企業による人材紹介サービスは、企業から仲介手数料などをもらって運営しているのが一般的です。一方、ハローワークは利用料を取らないため企業が情報を掲載しやすく、結果的に多くの求人の取り扱いが可能になっていると考えられます。
地方の求人も取り扱っている
ハローワークは東京・大阪・福岡といった都市部だけでなく、幅広い地域に設置されています。地方の正社員求人も多く取り扱っているので、幅広い求人検索が可能です。そのため、地元で働きたい場合や遠方での正社員就職を目指している場合にも、ハローワークでの求人探しは適しているといえるでしょう。県外での求人探しについては、「ハローワークで県外の求人は探せる?就職・転職活動のコツや注意点を解説!」もチェックしてみてください。
都市部よりも地方の求人数のほうが多い傾向
求職者一人当たりの求人数は、大阪府・福岡県・神奈川県といった都市部よりも、福井県・山口県・香川県などの地方のほうが多い傾向にあります。厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)」をもとに、令和7年3月の有効求人数を上位・下位5県ずつまとめました。
順位 | 都道府県 | 有効求人倍率 |
---|---|---|
1位 | 福井県 | 1.84 |
2位 | 山口県 | 1.7 |
3位 | 香川県 | 1.69 |
4位 | 富山県 | 1.65 |
5位 | 石川県 | 1.59 |
45位 | 神奈川県 | 1.11 |
44位 | 沖縄県 | 1.08 |
45位 | 福岡県 | 1.08 |
46位 | 北海道 | 1.07 |
47位 | 大阪府 | 1.04 |
参照:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)(p.10)」
表を見てみると、福井県・山口県・香川県・富山県・石川県が上位となっており、地方の有効求人倍率が高いことが分かります。一方、都市部である大阪府・福岡県・神奈川県の有効求人倍率は低い結果に。これらから、求職者一人当たりの求人数は、都市部よりも地方のほうが多いといえるでしょう。
3.役立つセミナーが多く開催されている
ハローワークでは、応募書類の書き方やマナーの講座、模擬面接など、正社員を目指すのに役立つセミナーが多く開催されています。無料で受講でき、職業適性検査や業界研究などを行えることもあるようです。「初めての就活で何から始めたら良いのか分からない」「就職・転職がうまくいくか不安」など、就職・転職に関する悩みを抱えている方にとって、役立つセミナーを無料で受けられるのはメリットといえるでしょう。
4.退職や退学の経歴があっても前向きに活動できる
ハローワークは、何らかの事情を抱えて仕事を探している方を支援してくれる場所です。そのため、退職後にブランクがある場合も、担当者や周りの目を気にせずに求職活動に集中できる環境といえます。また、概ね35歳未満の場合は、「わかものハローワーク」をはじめとする若年層向けのサービスを受けられるのも魅力です。退職や退学といった事情があっても前向きに活動できるのは、ハローワークを利用するメリットでしょう。
なお、わかものハローワークについては「初めてのわかものハローワーク!対象年齢や利用する際の流れを解説」のコラムで詳しくご紹介しています。興味のある方は、あわせてチェックしてみてください。
5.誰でも無料で就職支援サービスを利用できる
ハローワークの就職支援サービスは、雇用保険の加入有無に関わらず、誰でも無料で利用できます。
ハローワークは公的機関であるため、誰に対しても平等に求人情報を公開しているのが特徴です。一般の求職者はもちろん、高齢者や障がいがある方など、どのような方に対しても分け隔てなく、以下のようなサービスを提供しています。
- ・窓口相談
- ・自己分析のサポート
- ・応募書類作成のサポート
- ・面接対策のサポート
- ・就活セミナーの案内
- ・職業訓練の相談
- ・雇用保険の手続き関連
求人情報の閲覧や応募、面接の指導などに料金が掛かることはなく、誰でも安心して利用できるのは大きなメリットといえるでしょう。なお、職業訓練については一部有料のものもあるため、受講を検討する際は事前に確認しておくのがおすすめです。
ハローワークで受けられる上記のサービスについては、「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムで詳しくご紹介しているので、ぜひご一読ください。
参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について
ハローワークで正社員の仕事探しをするデメリット
ハローワークを利用して正社員を目指す場合、「担当者によって求職活動の進み具合が変わる」「離職率の高い企業の求人も含まれる」などのデメリットも考えられます。ハローワークの利用を検討している方は、以下で紹介するデメリットも把握しておきましょう。
ハローワークで正社員を目指す際のデメリット
- 担当者次第で求職活動の進み具合が変わることもある
- 離職率の高い企業の求人もある
- 求人に記載されている内容と実状が異なる場合もある
- 自分で考えて動く必要がある
1.担当者次第で求職活動の進行が変わることもある
ハローワークを利用するデメリットの一つが、担当者によって求職活動の進み具合に影響が出る可能性があることです。ハローワークの相談員は「自分専属」というわけではないので、利用するごとに担当者が変わる可能性が高いといえます。そのため、ハローワークで正社員を探す場合、相性が合わない担当者にあたって求職活動がスムーズにいかないことも起こり得るでしょう。もし担当者の進め方にストレスを感じる場合は、変更を申し出るのも手です。
2.離職率の高い企業の求人もある
先述したとおり、ハローワークは求人数が豊富な点がメリットとして挙げられます。しかし、無料で求人を掲載でき、審査も比較的厳しくないことから、離職率の高い企業の正社員求人が含まれていることもあるのが実情です。窓口の担当者は企業の具体的な実情は分からないため、ハローワークの求人に応募する際は、自分でよく調べて判断するようにしましょう。
「ハローワークでのいい求人の見つけ方とは?メリットやデメリットも紹介」のコラムで、ハローワークで求人を見つけるコツを紹介しているので参考にしてみてください。
ブラックな求人を見極める方法は?
ブラックな求人を見極めたい場合は、以下のポイントをチェックしてみてください。
- ・給与が高過ぎる/低過ぎる
・休日が少な過ぎる
・残業や休日出勤が多い
・求人が掲載されている期間が長い
・仕事内容や待遇が曖昧になっている
3.求人の記載内容と実情が異なる場合もある
ハローワークは数多くの求人を取り扱っているため、「仕事の魅力や待遇が強調して記載されている」「古い情報が更新されていない」といったものが紛れ込んでいる場合も。求人に記載されている情報と、実際の仕事内容や職場の状況が異なる可能性があるのはデメリットといえます。
たとえば、「未経験歓迎」とあっても実際は即戦力が求められたり、「和やかな職場」とあっても人間関係が複雑だったりするケースです。また、給与や残業時間、具体的な業務内容が面接時や入社後に聞いていた話と違うといったことも。こうした求人の情報と実状の不一致は早期離職の原因になり得るため、応募前に企業の口コミサイトを確認したり、面接で具体的な質問をしたりして、自身で情報収集を行うことが重要です。
4.自分で考えて動く必要がある
エージェントを利用すると、何もしなくてもおすすめの求人を次々に紹介してくれますが、ハローワークの場合は自分で求人情報を調べる必要があります。「経験豊富なプロに導いてほしい」と考えている場合、ハローワークを利用して就活を進める際は基本的に自分から動かなければいけない点にデメリットを感じやすいでしょう。ハローワークの利用にデメリットを感じるなら、エージェントの利用を検討するのも一つの手。自分に合った方法で、正社員就職を目指しましょう。
ハローワークのメリットやデメリットについては、「ハローワークで就職先を探すメリットは?デメリットや仕事探しの流れも解説」も、あわせてご覧ください。
ハローワークでの仕事探しに向き不向きはある?
「自分から積極的に就活を進められる」「地元で働きたい」という方は、ハローワークでの仕事探しに向いているといえます。一方で、「専門性が高い仕事や特殊な職業に就きたい」「就活のスピード感を重視したい」と考えている場合は、ハローワークでの仕事探しが向いていない可能性も。以下でハローワークでの仕事探しが向いている人・向いていない人の特徴をそれぞれ紹介するので、参考程度にチェックしてみてください。
ハローワークで求人を探すのに向いている人の特徴
ハローワークで求人を探すのに向いている人の特徴として、以下の8つが挙げられます。
- ・自ら積極的に行動できる
- ・地元で働きたい
- ・中小企業を希望している
- ・学歴や職歴に自信がない
- ・非正規社員を視野に入れている
- ・失業保険を受け取りながら就活を進めたい
- ・職業訓練や職業相談を利用したい
- ・30代を超えている
先述したように、ハローワークは自分で求人を探したり、利用したいサービスを選んだりする必要があります。積極的に行動できる人であれば、ハローワークを利用することでより就職・転職活動をスムーズに進めやすくなるでしょう。
また、ハローワークは地元の企業の求人が多く集まる傾向にあるため、「地元で働きたい」「中小企業で働きたい」という方にもハローワークの利用は向いているといえます。
ハローワークで求人を探すのに向いていない人の特徴
ハローワークを利用して求人を探すのに向いていない人の特徴として、以下が挙げられます。
- ・専門的なスキルを活かして働きたい
- ・特殊な職業に就きたい
- ・スピード重視で就活を進めたい
- ・平日にハローワークに行く時間を作れない
- ・待遇にこだわった求人探しがしたい
- ・大企業への就職を目指したい
- ・ブラックな求人を見極める自信がない
ハローワークにはさまざまな求人があるものの、専門性が高過ぎたり、希望する職業が特殊だったりするものは取り扱っていないことも。また、ハローワークの営業時間は基本的に平日の午前8時30分〜午後5時15分のため、日中働きながら就活を行いたい方は利用しにくいでしょう。
これらのほか、「待遇を重視したい」「大企業に勤めたい」「求人を選んでほしい」という場合も、ハローワークを利用して求人を探すのは難しい可能性があります。直接企業のWebサイトから応募したり、エージェントを利用したりして就活を進めるほうが向いている可能性があるので、検討してみてください。詳細は次の項で解説します。
ハローワーク以外で正社員の仕事探しをする方法
正社員就職を目指す方法は、ハローワークを利用することだけではありません。ここでは、正社員就職を目指せる方法を4つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
求人サイトを活用する
求人サイトは多数存在しており、さまざまな業界・職種の求人を簡単に探せます。職種や勤務地、業務内容など、希望条件を細かく設定して求人を絞り込むことも可能なので、効率的に自分の理想の仕事を探せるでしょう。スマホでも検索できるため、通勤時間や仕事の休憩時間などの隙間時間に就職・転職活動を進められる点も魅力です。
求人サイトを活用する際は、「求人情報の見方とは?理想の職場へ就職するために見るべきポイントを解説!」のコラムも参考にしてみてください。求人情報の見方や、おさえておきたいポイントなどを紹介しています。
企業のWebサイトから直接応募する
企業のWebサイトから直接応募し、正社員就職を目指すのも方法の一つ。企業のWebサイトからの採用は、紹介料が発生しないことが多いようです。そのため、企業が採用活動に積極的になりやすく、就職成功につながる可能性が高まると考えられます。
また、企業のWebサイトに掲載されている求人には、社員インタビューや求める人物像といった詳しい情報が豊富に掲載されていることも。応募する前に、企業が自分に合っているかを見極めやすいのもメリットといえるでしょう。
家族や友人に仕事を紹介してもらう
正社員就職を目指している方は、家族や友人に仕事を紹介してもらうのも一つの手です。知人からの紹介で採用する仕組みのことを「リファラル採用」といいます。
自分のことをよく理解してくれている家族や友人からの紹介であれば、その仕事が自分の適性やスキルに合っている可能性が高いと考えられるため、入社後のミスマッチを防ぎやすいでしょう。また、企業側も「自社のことをよく知る社員が選んだ人材だから安心できる」と感じ、採用されやすいといえます。
ただし、自分のことを深く理解していない知人からの紹介の場合、「仕事内容や職場の雰囲気が合わない」と感じる恐れも。入社後のミスマッチや早期離職につながる可能性もあるので、リファラル採用についてはしっかりと検討することが重要です。知人にリファラル採用を頼む際は、相手の気持ちや状況を優先し、誠実な姿勢を心掛けましょう。
就職・転職エージェントを利用する
正社員就職を成功させたい場合は、就職・転職のプロであるエージェントに頼るのもおすすめ。エージェントは民間の就職支援サービスの一つであり、自分専任のキャリアアドバイザーがついて、求人紹介から内定後のサポートを一貫して行ってくれるのがメリットです。応募書類の添削や面接練習、仕事に関する悩み相談、企業とのやり取りを代行するなど、さまざまなサービスを無料で受けられるので、就活が不安な方や仕事選びに悩んでいる方も安心して就職・転職活動を進められるでしょう。
なお、「若年層の既卒やフリーターに特化している」「特定の業界や職種の就職・転職に強い」など、エージェントによってそれぞれ強みや特徴が異なります。そのため、正社員就職を成功させるには、自分に合うエージェントを選ぶことが重要です。
「正社員就職を成功させたい」「就職活動をサポートしてほしい」という方は、ぜひ就職・転職エージェントのハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは、正社員就職を目指す若年層の求職活動をサポートしています。専任のキャリアアドバイザーが丁寧なカウンセリングを実施し、一人ひとりの適性やスキル、希望条件に合った求人を複数ご紹介。自己分析をサポートしたり、1分程度で行える適職診断の結果を参考にしたりしながら、あなたに合う仕事をじっくり探すことも可能です。
また、応募書類の添削や面接練習、面接日・入社日の調整などにも対応しています。気になる企業の社風や詳しい仕事内容をお伝えすることも可能なので、就職活動に不安がある方もご安心ください。ハタラクティブへのご登録・すべてのサービスのご利用は無料ですので、ハローワークとの併用をご検討の方もお気軽にお問い合わせください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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